外国為替取引・外貨預金・外貨MMFの手数料〜/流動性の高い通貨ペアは?

外国為替取引の手数料は?

外国為替取引の場合は、株式のネット取引よりも、さらに手数料などのコストは割安になっています。とはいえ、外貨建て金融商品によっても異なりますので注意が必要です。

 

◆外貨預金の手数料は?
外貨預金の為替手数料は、まだ非常に高いです。

 

例えば、米ドルの外貨預金に預けるために、手持ちの円を米ドルに替えるのに必要な為替手数料というのは、大手銀行などでは片道1円です。

 

これは、仮に1ドル=100円だとすると、外貨の買いと売りの往復で2円の為替手数料がかかりますので、これだけでも2%の手数料率になります。ちなみに、外国債券も似たようなものです。

外貨MMFの手数料は?

外貨MMFの手数料は、外貨預金よりはやや安めになっていて、往復の為替手数料は米ドルで1円です。

 

なお、ネット銀行やネット証券会社が扱う外貨建て金融商品ですと、もう少しコストは割安になります。

 

◆スプレッドとは?
FXの為替レートは、通常は2WAYプライスといって、外貨の売値と買値の両方が提示されます。例えば、米ドル/円の場合には、「100.50−100.53」というように、2本値が提示されます。

 

ちなみに、これは、ドル/円を100.50円で売ることができます、100.53円で買うことができます、という意味です。

 

つまり、ドル/円を100.53円で買ってすぐに売ろうとした場合、売値は100.50円になりますので、1ドルにつき3銭の損失を被ることになります。

 

これは、売値と買値との差額が、投資家にとってのコストになるということですが、これが「スプレッド」といわれるものです。

 

なお、スプレッドの料率は、FX会社によって異なりますが、なかには、為替手数料を無料にしていてもこのスプレッドが大きいところもありますので、FX会社を選ぶ際には、このスプレッドについてもしっかり確認するようにしてください。

 

◆FX手数料は?
FX(外国為替証拠金取引)のコストは、外貨預金や外貨MMFよりさらに割安です。

 

FXの場合には、例えば、米ドルでは為替手数料は2〜10銭程度で、FX会社によっては手数料無料のところもあります。

 

ただし、FXの場合には、スプレッドという、為替手数料以外のコストがかかってきますので注意が必要です。

 

◆株式の手数料は?
金融商品を選択する場合には、次のような選択基準があります。

 

■コスト
■信用リスクの問題
■リターンとリスクの度合い
■売却や中途解約のしやすさ

 

株式売買のコストは、1998年に株式の委託手数料が、小口取引部分も含めて完全に自由化され、以前よりは競争により随分と安くなっています。

 

例えば、以前は、取引金額で100万円以下の部分に適用されていた委託手数料率は、1%程度でしたので、1単位の取引金額が100万円の株式を売買する場合には、片道で1万円の手数料が取られていました。

 

しかしながら、現在は完全に委託手数料が自由化されましたので、ネット証券会社で1単元100万円の取引金額の株式を売買するとした場合には、片道1,000円程度の手数料で済むようになっています。

 

売り買いの往復でも2,000円ですから、この差は非常に大きいです。デイトレードが成り立つのも、こうした手数料が安くなったおかげなのです。

 

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FXと株式投資の信用取引との違いは?

株式投資の場合、単元株制度により、少ない資金でも比較的多くの会社への投資が可能になりました。

 

とはいえ、それでも20万円とか50万円とかいう資金が必要になってきます。また、信用取引を行うとなれば、やはりある程度の資金を証拠金として預ける必要が出てきます。

 

信用取引というのは、その投資家に対してお金や株券を貸して取引させるものですから、その人の信用を確認するという意味においても、多少の資金を積んでおく必要があるからです。

 

FXの場合は、基本的な仕組みについては株式の信用取引と同様ですが、取引する際に預ける証拠金の額は、株式の信用取引よりも少額で済むのが特徴です。

 

◆FXと株式投資のレバレッジの違いは?
株式の信用取引の場合は、レバレッジは信用倍率によって表示されます。

 

信用倍率というのは、証券会社に預けてある証拠金を担保にして、その何倍まで建玉ができるのかということです。

 

例えば、信用倍率が3倍ということであれば、証拠金として100万円を預けた場合には、300万円までの建玉が可能になるということです。

 

一方、FXの場合は、会社によっては200〜400倍までのレバレッジで取引できるところもありますから、レバレッジという面から見ると、株式の信用取引のほうが自由度が高いといえます。

 

◆適切なレバレッジは?
FXでは、レバレッジを利用して少額資金でもハイリターンが狙えるメリットがありますが、レバレッジについては、自分の許容範囲で選択するのが理想的です。

 

一般的に、スワップポイントという金利差調整分を狙うことを目的に、長期保有するというスタイルで投資するのであれば、レバレッジは2〜3倍程度に抑えておくのが望ましいといえます。

 

反対に、ロスカットなどのリスク管理をしっかり行って短期売買を行うのであれば、レバレッジは10倍以上まで高めて投資をした方が効率的といえます。

レバレッジに応じた追証・強制ロスカットとは?

FXでレバレッジをかけて取引する際には、レバレッジに応じて、どこまで損失が膨らんだら追証になるのか、あるいは強制ロスカットになるのか、ということを把握しておくことが大切です。

 

◆ロスカットとはどのようなものですか?
ロスカットというのは、損切りのことをいいます。

 

例えば、100万円の資金を投じて買った通貨が値下がりし、評価損が50万円となった場合に、これ以上損失が膨らまないように、ある程度で見切りをつけて、損失覚悟で売却をすることをいいます。

 

◆強制ロスカットとは?
強制ロスカットというのは、例えば、証拠金維持率が25%以下となったら、強制ロスカットが発動されるというFX会社の場合には、証拠金が10万円だとすると、損失が75,000円になると有無を言わせずポジションを反対売買され決済されてしまうということです。

 

◆ロスカットのポイントは?
ロスカットのポイントとしては、できるだけ損失が増えないうちに損切りすることによって、次の投資チャンスのときに動かせる資金を残しておくことになります。

 

そのためにも、ロスカットのルールを自分なりに作っておくとよいと思われます。

外国為替市場の取引高は?

東京株式市場の1日あたりの取引高というのは、売買金額ベースで見るとおよそ2兆円です。

 

これに対して、2007年の1日あたりで見ると、世界中の外国為替市場で取引されている通貨の額は、合計で350兆円ほどと、一国の株式市場など比較の対象にならないくらい大きな金額が取引されています。

 

◆外国為替市場の流動性は?
外国為替市場の取引金額が大きいということは、流動性が高いということを意味します。

 

流動性というのは、売り買いの注文を出した時に、確実にそれが約定(成立)するかどうかということです。

 

◆最も流動性の高い通貨ペアは?
外国為替市場は、株式市場と比較すれば高い流動性を持っていますが、それは通貨によっても異なりますので、注意が必要です。

 

通貨ペアで考えると、最も流動性が高いのは、米ドル/ユーロの取引になります。これは、世界の基軸通貨である米ドルと、第二の基軸通貨といわれるユーロのペアだからです。

 

◆マーケットごとの取引高は?
2007年の日銀・BISサーベイによると、次のようになっています。

 

ロンドン市場
・取引高が最も大きく、全体のシェアは34.1%となっています。

 

米国市場
・ロンドンに次に大きく、全体のシェアは16.6%となっています。

 

東京市場
・2007年時点では6.0%となっており、2004年と比較すると2.3%の減少となっています。東京市場の注目度は低くなってきているといえます。

 

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流動性が低いとどうなるのですか?

流動性の高いマーケットであれば、売買注文が常に成立するだけの市場参加者がいるといえます。

 

しかしながら、流動性の低いマーケットでは、自分が買いたい、または売りたいと思っても、その注文に応じることのできる市場参加者がいなければ、買うこともできない、売ることもできない状況に陥ってしまいます。

 

しかも、買いたいという注文に応じるだけの売り注文がないと、価格はどんどん上昇していってしまいます。

 

反対に、売りたいという注文に応じるだけの買い注文がないと、価格はどんどん下落していってしまいます。

 

このように、流動性が高いということは、マーケットの価格形成を安定させるうえでも非常に重要なことなのです。

 

◆通貨ペアごとの流動性は?
例えば、代表的な高金利通貨である英ポンド/円、豪ドル/円、ニュージーランド・ドル/円などのマイナー通貨ペアは、米ドル/円やユーロ/円といった通貨ペアと比較すると、流動性の面では劣ることになります。

 

なので、このようなマイナー通貨の価格変動は、米ドル・円やユーロ/円といった通貨ペアよりも大きくなる傾向があります。

 

◆流動性が高いメリットは?
流動性が高いということは、比較的価格が安定しているということがいえます。

 

よって、為替レートが乱高下して、自分が考えていなかったようなレートで約定されてしまうというようなリスクを負わなくてすむというメリットがあります。

 

◆FXは夜取引した方がよいというのは?
FXは、仕事から帰ってきてから取引した方がよいといわれます。

 

これは、外国為替取引が24時間開いているということもありますが、それだけでなく、ロンドン市場をはじめ、欧州、米国での取引が活発になる時間帯の方が、市場参加者も多いので、取引が活況になるからです。

インカムゲインとは?

インカムゲインというのは、次のような株式や債券、預金など、特定の資産を保有することによって、そこから安定的に得られる現金収入のことをいいます。

 

■株式の配当金
■債券の利子
■預金の利息

 

ちなみに、マンションのオーナーであるという人の場合には、家賃収入もインカムゲインといえます。

 

◆FXのインカムゲインとは?
FXのインカムゲインは、外貨預金の利息に似ていますが、根本的な性質は違います。

 

FXのインカムゲインのことをスワップポイントといいますが、これは、買った通貨と売った通貨の金利差に相当するものです。

 

例えば、米ドルの金利が3%で、日本円の金利が1%だとすると、日本円を売って米ドルを買った場合には、2%相当分の金利を受け取ることができます。

 

反対に、金利の高い通貨を売って、金利の低い通貨を買った場合には、スワップポイントを支払うことになります。

 

つまり、スワップポイントというのは、常に受け取れるという性質のものではなく、どの通貨を売って、どの通貨を買うのかによって、受け取れる場合もあれば、支払う場合もあるというものなのです。

 

◆株式のインカムゲインとは?
株式のインカムゲインといった場合には、配当金を意味します。

 

配当金というのは、その会社が前回の決算から今回の決算まで経営を行った結果、得られた利益の一部を、株式を保有している株主に対して還元するものです。

 

つまり、配当金とはその会社の利益の一部と考えてよいと思います。

 

ちなみに、利益だ出ずに、赤字となってしまった場合には、配当金が減額されたり、支払われなかったりすることもあります。

FXのスワップポイントと株式の配当金との違いは?

まず、FXのスワップポイントについては、ここでは金利の高い通貨を買って、金利の低い通貨を売った場、すなわちスワップポイントを受け取れる場合を前提として比較してみます。

 

スワップポイントが株式の配当金と大きく異なる点として、毎日受け取れるということがあります。

 

株式の配当金というのは、企業が決算を迎えたところではじめて、その額というものが明らかになり、投資家は一定期間のうちにそれを受け取れることになります。

 

一方、スワップポイントは、株式の配当金のように、決まった時期に受け取れるというものではなく、ポジションを保有している限り、原則として毎日受け取ることができます。

 

例えば、1万米ドルあたりのスワップポイントが50円だとしたら、1万米ドルの買いポジションを保有している限り、毎日50円のスワップポイントを受け取ることができるのです。

 

ただし、スワップポイントは一定額ではありません。

 

◆なぜスワップポイントは一定額ではないのですか?
スワップポイントの額というのは、買った通貨と売った通貨の金利情勢次第で、日々変動しているからです。

 

なので、日米金利差が縮小すれば、スワップポイントの額は少なくなりますし、反対に日米金利差が拡大すれば、スワップポイントの額は多くなります。

為替差益とは?

為替差益というのは、為替レートが変動することによって得られる利益のことをいいます。

 

例えば、1ドル=100円のときに米ドルを買い、1ドル=120円になったときに売却すれば、1ドルにつき20円の為替差益が得られます。

 

また、反対に、1ドル=120円のときに米ドルを売り、1ドル=100円まで円高が進んだところで米ドルを買い戻せば、これも為替差益になります。

 

当然ですが、相場が逆に動けば、為替差損を被ることになります。

 

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