スワップ狙い・短期トレードに最適な通貨ペア〜/人民元と香港ドル...

FXでスワップポイントを狙うとは、どういった取引ですか?

外国為替証拠金取引(FX)のスワップポイントというのは、金利の高い通貨を買って、金利の低い通貨を売った時に日々発生し、受取ことのできる金利差調整分のことをいいます。

 

例えば、今、日本の金利が0.5%、ユーロの金利が4.0%とします。このとき、ユーロ/円を買う(円売り・ユーロ買い)と、両者の金利差である3.5%が金利差調整分となります。

 

ちなみに、スワップポイントは、2国間の金利差のことですから、金利の高い方がさらに上昇し、低い方がさらに低下すれば、金利差が拡大しますので、スワップポイントの額も大きくなることになります。

高金利通貨にはどのようなものがありますか?

個人投資家に人気の高い高金利通貨には、NZドル、豪ドル、英ポンドなどがあります。

 

その通貨国の金利水準が高いので、特に日本のような超低金利国との金利差は大きく、対円との通貨ペアに人気が集まっています。

 

ただし、金利が高いということは、必ず何らかの理由があるので注意も必要です。つまり、インフレであったり、資金調達難に陥っている場合もありますので、一概に有利と判断するのは危険です。

 

◆スワップ狙いの通貨選択は?
スワップポイント獲得のための通貨選びとしては、値動きに着目するとよいと思います。

 

基本的に高金利通貨というのは、値動きが荒いですから、中長期投資のスワップポイント狙いということでしたら、むしろなるべく値動きの安定した通貨を選択した方が、精神的にも安心といえます。

 

高金利通貨でなくても、レバレッジを2〜3倍にすれば、少なくとも円建ての預貯金よりははるかに高いリターンが期待できますので、リスクを低くしつつ、着実にスワップポイントを積み重ねるのもよいと思われます。

 

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FX(外国為替証拠金取引)とはどのようなものですか?

FXというのは、Foreign Exchange の略です。もともとは、外国為替の意味で用いられていた略称だったのですが、最近では、外国為替証拠金取引のことをFX(エフエックス)と呼ぶことが多くなっています。

 

また、外国為替証拠金取引を扱っている会社のことを「FX会社」と呼ぶこともあります。

 

ちなみに、基本的にFXを扱っている会社は、証券会社や商品取引会社であるケースが多く、FX専業の会社はどちらかといえば少数となっています。

 

◆ポジションとは何ですか?
ポジションというのは、今現在、買い持ちにしている、あるいは売り持ちにしている通貨のことをいいます。

 

例えば、1万ドル相当分を買って、そのまま保有している場合には、「1万ドルの買いポジションを持っている」というように表現されます。

 

また、1万ドル相当分を売っている場合には、「1万ドルの売りポジションを持っている」と表現されます。

 

一般的に上手にトレードする人は、常にポジションを持っているのではなく、必要な時にのみポジションを取っているようです。

 

◆ボラティリティとはなんですか?
ボラティリティというのは、予想変動率のことをいいます。例えば、ボラティリティが大きいという場合には、価格の値動きが大きいことを意味します。

 

そして、この状況のときには、ハイリスク・ハイリターンということでもあり、うまくタイミングが合えば、大きな利益を獲得することになりますが、反対に、予測と逆方向に相場が動いた場合には、損失額も大きくなります。

 

よって、安定した運用をしたい場合には、できるだけボラティリティの高い通貨での運用は避けた方がよいということになります。

FXにもデイトレードはあるのですか?

デイトレードというのは、基本的には、その日のうちに取引を決済し、翌日にポジションを持ち越さない投資法のことをいいます。

 

なので、この意味からすると、FXにデイトレードというのは当てはまらないともいえます。

 

というのも、外国為替市場というのは、時差をおいて世界中で取引が行われるので、日本時間で見れば、夜中も含めてほぼ24時間取引が行われているからです。

 

つまり、翌日にポジションを持ち越さないといっても、そもそも取引の区切りがないからです。

 

ちなみに、FXの場合は、株式市場に比べて流動性が高いので、短期トレードをするのであれば、株式取引よりも適しているといえます。

 

◆短期トレードに最適な通貨ペアはありますか?
株式投資において銘柄選びが重要であるのと同じで、FXでも「通貨ペア」選びが重要になります。

 

仮に短期トレードをメインにFX取引をするのであれば、やはり値動きの大きな通貨ペアを選択した方が、より短期間で利益を得られやすいと思われます。

 

個人投資家にも人気がある代表的な通貨ペアといえば、やはり英ポンド/円や英ポンド/ドルといった、ポンド絡みの通貨ペアでしょう。

 

また、基軸通貨でない通貨ペアを軸にしたものということで南ア・ランド/円といった通貨ペアも値動きは大きいです。

 

◆米ドルやユーロは短期トレードにはどうですか?
米ドルやユーロというのは、市場規模が極めて大きいので、値動きが比較的緩やかに動く傾向があります。

 

一方、英ポンドや南ア・ランドになりますと、市場での流通量が米ドルやユーロに比べると小さいものとなっていますので、値動きが荒くなりやすいといえます。

 

とはいえ、外国為替市場の場合には、流通量が少ないからといっても、株式のように全く売り手や買い手がいないなかで、気配値のみが乱高下するような状況にはなりにくいです。

 

外国為替市場では、よほどのことがない限り、売り手と買い手が存在し、レートが形成されています。

 

よって、流通量の小さい通貨ペアを短期トレードの対象にしても比較的安心といえるのです。

FXのレバレッジ効果とはどのようなものですか?

FXというのは、レバレッジといって、手持ち資金以上の金額で取引ができます。これについては、株式の信用取引の経験がある人なら、イメージがつかみやすいかもしれません。

 

信用取引の場合、委託保証金率が33%ですと、現物取引で100万円必要な取引を、33万円で行うことができます。

 

レバレッジ効果というのは、このように保証金という仕組みを用いることによって、少ない資金で大きな取引ができるようになることをいうのです。

 

◆FXと株式のレバレッジの違いは?
FXが株式と大きく異なるのは、FXのレバレッジは非常に高いということです。

 

このレバレッジについては、FX会社によっても異なるのですが、最大で400倍までレバレッジをかけられるところもあります。

 

ただし、高レバレッジでの取引は、非常にリスクの高いものとなりますので注意が必要です。

 

◆レバレッジ400倍というのはどれくらいですか?
レバレッジ400倍ということは、証拠金が10万円の場合には、4,000万円相当の外貨を取引していることになります。

 

自分の予測どおりに相場が動けば、大きなリターンを得ることができますが、反対に動いたときには極めてリスクの高いものとなります。

 

よって、超短期トレードであれば、ある程度レバレッジを高めに設定するとともに、ロスカットをしっかり設定するという方法も考えられます。

 

しかしながら、中長期で投資を行おうと考えている場合には、レバレッジ2〜3倍で取引する方が無難といえるでしょう。

 

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FXで成長国の通貨を買って高いキャピタルゲインを得るのは?

株式投資には、グロース投資や成長株投資といった、将来的に大きく成長する企業の株式に投資するという方法がありますが、外国為替取引においても、大きく成長する可能性のある国の通貨に投資して、高いキャピタルゲインを得るという方法があります。

 

◆成長国通貨の見方は?
ただし、成長国通貨といっても、それには次のような2つの見方があります。

 

■人民元・韓国のウォン・南アフリカのランドなどエマージング通貨
・エマージング通貨というのは、中国や南アフリカ、韓国のように、これから高い経済成長が続くと思われる国の通貨のことをいいます。

 

■豪ドル・カナダドルなど
・これらの国の通貨は、資源価格が上昇していくなかで経済そのものが潤い、通貨高につながる可能性があるというものです。

エマージング国とは?

エマージング国というのは、新興成長市場、つまり将来高い経済成長が期待できる国々のことをいいます。

 

代表的な国としては、中国、インド、ブラジル、ロシアなどのBRICs諸国があります。

 

ただし、これらの国々は、高い経済成長が期待されていますが、その一方でファンダメンタルズ面に脆弱な部分もあり、通貨危機や経済危機などに見舞われやすいという見方もあります。

 

そういった際に、為替レートが大暴落するケースもありますので、こういった国に投資するときには、余裕資金の一部を充てるようにしたいところです。

株式投資の場合の割安とは?

株式投資において、割安株投資やバリュー投資という場合には、一般的に次のようなモノサシを参考に、現在の株価が割安なのかどうかを判断します。

 

PBR(株価純資産倍率)
・PBRというのは、その企業が持っている純資産に対して、現在の株価が割安かどうかを判断するための指標です。なお、PBRが1倍以下であれば割安といえます。

 

PER(株価収益率)
・PERというのは、税引き後利益に対して、現在の株価が割安かどうかを見るものです。なお、PERが10倍程度であれば割安と判断できます。

 

◆割安な通貨というのはあるのですか?
為替の場合には、割安かどうかを判断する基準というものはありません。

 

ファンダメンタルズに対して割安であると考えられそうですが、このファンダメンタルズ自体がはっきりしないものなので、なかなか困難であると思われます。

 

といいますのも、通貨の価値というのは相対的なものですので、例えば、米ドル/円で円高が進んでいても、日本経済が強いことを理由に、円が買われているわけではないケースもあるからです。

 

サブプライムローンショックの際には、米国経済に対するリスクの高まりから米ドルが売られましたが、結果的にファンダメンタルズの面からすると、実力以上の円高になったことなどは、記憶に新しいところです。

 

ただし、人民元に対して香港ドルは割安であるというような例外はあります。

人民元と香港ドル

中国の人民元と香港ドルを比べた場合には、香港ドルの方が割安といえます。人民元と香港ドルは、これまではドルペッグ制※でした。

 

これは、米国を最大の貿易相手にしているので、為替変動で大きな損失を被りたくないという考えからです。

 

そして、為替差損を被らないためには、米ドルに対して、常に一定の為替レートを維持させるべく、介入により調整を続ける必要がありました。

 

しかしながら、中国の人民元については、近年ドルペッグ制の影響により、実力以上に人民元安になっているのではないかという批判が高まり、自由化に向けて動き出したのです。

 

その結果、人民元についてはドルペッグ制が廃止され、いまは一定のレンジ相場のなかで人民元高が続いています。一方、香港ドルはいまだドルペッグ制を採用し続けています。

 

よって、現状では、中国の人民元と香港ドルを比べた場合には、香港ドルの方が割安と判断されるのです。

 

※自国通貨を米ドルに対して固定させることです。

 

◆ドルペッグ制とは?
ドルペッグ制というのは、基軸通貨である米ドルに自国通貨を連動させる制度のことをいいます。

 

ドルペッグ制を採用することにより、経済基盤の不安定な国は、自国の通貨の乱高下によって発生する為替差損を少なくすることができます。

 

また、ドルペッグ制を採用している国では、米ドルと自国通貨を連動させるために、為替市場で介入し、米ドルと一定の水準で固定させています。

 

ちなみに、日本円やユーロなどは、変動相場制を採用しているので、米ドルなどの通貨に対しては、需給バランスにより為替レートが変動しています。

FXの24時間取引のメリット

FX(外国為替証拠金取引)というのは、プロの取引環境を個人でも対応できるようにしたものです。なので、当然、24時間取引することができます。

 

他の外貨建て金融商品の場合には、取扱金融機関が開いている時間内でしか取引できませんが、FXなら24時間取引できるというメリットがあります。

 

◆夜間取引の株とFXとの違いは?
これから株式市場でも夜間取引が盛んになっていく可能性はありますが、各証券会社が行っているPTSの取引高を見ても、昼間の取引と比較すると、取引高の面では見劣りします。

 

取引高が少ないと、どうしても流動性の問題が発生しますので、頻繁に売買したり、大きな金額で取引したりといったことは難しくなってきます。

 

これに対して、外国為替取引の場合は、日本時間の夜間がむしろ本番です。

 

日本時間の午後5時以降はロンドン市場がオープンし、さらに午後10時以降にはニューヨーク市場がオープンします。

 

ユーロや米ドルの取引というのは、このような欧州市場や米国市場が最も活発になりますし、米国の重要経済指標により為替レートが大きく動くのも、このような時間帯になります。

 

◆FXでの中長期投資とはどのようになりますか?
FXでの中長期投資の基本は、積極的にキャピタルゲインを狙うというよりも、着実にスワップポイントを狙っていくことになります。

 

ちなみに、FXのレバレッジというのは、スワップポイントにもかかってきますので、例えば、レバレッジをかけない状態でスワップポイントの年率換算が3%だったとしても、3倍のレバレッジをかけることによって、9%(3%×3倍)のスワップポイント利回りが獲得できる計算になります。

 

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