スワップ狙いの通貨ペア〜/ストップロス(損切り)とマージンコール、ロスカット...

FXのスワップと株の配当金

FXと株の配当金は似ているところがあります。株の場合は、「配当金」を会社から儲けの分け前を受け取ることができます。これは、株を売るまで毎年もらえます。

 

ただし、その間に会社の株価が下落すると、配当の儲けなどは吹き飛んでしまいます。一方、FXの場合は、スワップを受け取ることができます。

 

このスワップは、持ち続けている限り受け取ることができますが、為替変動が大きいと、スワップ分の儲け以上の損失を出してしまうおそれもあります。

スワップ狙いの通貨ペアは?

スワップ狙いの通貨ペアは、次のような基準で選ぶようにします。

 

「○○/円」を買う取引であること
・日本と同様に低金利のスイスフラン以外でしたら、そこそこのスワップ金利を受け取れると思います。

 

今後、為替レートが円高方向へいかない通貨ペアであること
・円安に向かうと予想される通貨ペアであれば、スワップ金利だけでなく、為替差益も得られ一石二鳥です。

 

また、仮に、為替レートが往来相場で損も得もしないような場合でも、スワップ金利はしっかり稼げます。

 

◆通貨ペアとは?
FXというのは、一方の通貨を売って、一方の通貨を買う取引のことです。通貨ペアというのは、こうした売りと買いの通貨の組み合わせのことをいうのです。

 

ちなみに、通貨ペアの種類が多いほど、通貨分散が行いやすくなりますが、どのような通貨ペアを取り揃えているのかについては、FX取扱会社によって異なります。

 

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円高と円安の判断は?

円高というのは、、米ドルやユーロなど対象通貨に対して、円の価値が上がることをいいます。例えば、1ドル=120円から110円になったときには円高といいます。

 

反対に、1ドル=110円から120円になったときは円安といいます。

 

円高と円安の判断で迷ってしまうのは、数字が120円から110円に減っているのに、「円高」というからだと思います。

 

しかしながら、これはドルの方を基準にするとわかりやすいです。つまり、1米ドルが120円から110円になったということはドル安(円高)ということです。

 

◆1ドル=100円から105円になった場合は円高・円安?
1ドル=100円から105円になった場合というのは、例えば、1ドル札を買うのに100円出せばよかったものが、105円出さないと買えなくなってしまったということです。

 

つまり、ドル紙幣が高くなったのですから、ドル高(円安)ということになります。

為替差益(差損)とは?

為替差益というのは、為替相場の変動によって生じた利益のことです。また、為替差損というのは、為替相場の変動によって生じた損失のことをいいます。

 

例えば、1米ドル=100円で米ドルを購入後、1米ドル=120円まで円安ドル高が進むと、1米ドルにつき20円の為替差益が生じます。

 

反対に、1米ドル=120円で米ドルを購入後、1米ドル=100円まで円高ドル安が進むと、1米ドルにつき20円の為替差損が生じます。

 

◆2WAYプライスの見方は?
FXで表示される為替レートというのは、外貨の売値と買値が同時に表示されているのですが、これを2WAYプライスといいます。

 

例えば、「米ドル/円 100.15 100.20」という表示だったとします。この場合は、ドルを買う時は100円20銭で、ドルを売る時は100円15銭で買ってくれるということを意味しています。

 

ちなみに、この買値(ビッド)と売値(アスク)の差のことをスプレッドというのですが、これは、FX取引会社に支払う手数料になります。

 

なお、スプレッドはFX会社によっても異なるのですが、FX会社を選ぶ際には、売買手数料と合わせて小さいところを選ぶようにしましょう。

FXの注文方法の種類は?

FXの注文方法には、次のようなものがあります。

 

■成行注文
■指値注文
■逆指値注文(ストップ注文)
■リアルプライス注文
■プライス注文

 

◆スプレッドとは?
スプレッドというのは、買値(ビッド)と売値(アスク)の差のことをいいます。わかりやすくいうと、スプレッドとは取引会社に支払うコストです。

 

例えば、為替レートが「100.15‐100.20」という表示の場合は、スプレッドは4銭ということになります。

 

◆成行注文とは?
成行注文というのは、注文を出して、FX会社にその注文が届いた時点における価格で約定する注文方法です。

 

この成行注文の場合は、自分が注文を出す際には、実際にいくらで約定するのかわからないというデメリットもありますが、相場が急変してすぐに買いたい(売りたい)という場合には便利です。

 

◆指値注文とは?
指値注文というのは、この値段で売りたい、この値段で買いたいというように、価格を指定して出す注文のことをいいます。

 

例えば、1ドル=105.30円の時に、もう少し安い値段で買いたいと考えるのであれば、105.10円で指値注文を出すことができます。

 

この場合は当然ですが、105.10円にならないと注文は約定しません。

 

◆リアルプライス注文とは?
リアルプライス注文というのは、自動更新されていく価格を見ながら、ここで買いたい(売りたい)という時にボタンをクリックするという注文方法です。

 

なお、リアルプライス注文の場合、押した瞬間での価格で約定します。

 

◆プライス注文とは?
プライス注文というのは、注文を出すとまず、現在の価格を決められた秒数の間固定して表示します。

 

そして、その価格に納得がいったところで、買い(売り)の注文ボタンをクリックする注文方法になります。

 

このプライス注文のメリットとしては、とりあえず数秒間は価格が変わりませんので、その間にこの価格でよいのかということを考えることができるということがあげられます。

 

もちろん、納得がいかなかった場合には、リロードボタンを押して価格を更新することも可能です。

 

◆ビッド・アスクとは?
ビッドというのは、プライスを提示する側の「買値」のことをいいます。

 

よって、提示された側は、その値段で売ることになります。また、アスクというのは、プライスを提示する側の「売値」のことをいいます。

 

よって、提示された側は、その値段で買うことになります。通貨を売買するときには、一方が「売値」と「買値」を提示し、もう一方がその値段が妥当だと考えれば売買に応じます。

 

◆逆指値注文(ストップ注文)とは?
逆指値注文というのは、指値注文の逆です。

 

指値注文というのは、今の値段よりも安く買いたい、あるいは、今の値段よりも高く売りたいという場合に、値段を指定して注文する方法でした。

 

しかしながら、逆指値注文というのは、値段を指定するのは同じなのですが、今の値段よりも高く買いたい、あるいは、今の値段よりも安く売りたいという注文方法なので、少々違和感があるかもしれません。

 

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今の値段よりも高く買いたい場合とは?

では、今の値段よりも高く買いたい、あるいは、今の値段よりも安く売りたいと考えるのは、どのような場合なのでしょうか。

 

為替相場というのは、比較的一方向へ向かいやすいという特徴を持っています。

 

いったん下降し始めると、しばらくその傾向が続き、いったん上昇し始めると、その傾向が続くのです。

 

なので、下降し始めた場合には、きっとさらに下降するだろうから早めに売っておきたいという需要が起きるのです。

 

また、反対に、上昇し始めた場合には、きっとさらに上昇していくだろうから早めに買っておきたいという需要が起きるのです。

 

このような場合に、逆指値注文を使って、ここまで下がるのは(上がるのは)上昇(下降)力の強い証拠であると判断できるポイントに、売り(買い)注文を出しておけば、その後の下降(上昇)で利益を出すことができます。

損切りのルールとは?

損切りは、FXで最も重要なルールになります。つまり、損を最小限に限定させるために、損切り(ストップロス)を徹底するということです。

 

FXは、負けを小さく勝ちを大きくすれば、2勝3敗でもトータルでは勝てると言われていますが、そのためには損切りが必須です。

 

ちなみに、すでに保有中の通貨に対しては、ストップ注文を活用して、常に損切りの注文が出してある状態にしておくと安心です。

 

◆損切りとは?
損切りというのは、含み損を清算して損を確定させることをいいます。

 

相場が自分の予測した方向と反対に動くと、どうしても「もう少し待てば戻ってくるのではないか」などと希望的観測を持ってしまいがちです。

 

しかし、そうなるとどんどん損切りのタイミングが送れてしまい、最終的には相場から退場しなくてはならなくなるおそれもあります。

 

よって、こうならないためにも、最初の注文を出す際に、同時に損切りの注文を出してしまうのがよいと思います。

 

◆ストップ注文とは?
ストップ注文というのは、上記の上昇トレンド、あるいは下降トレンドの波に上手く合わせて利益を上げる注文方法です。

 

◆ストップロス(損切り)とは?
ストップロス(損切り)というのは、損失を確定させる決済取引を行うことをいいます。

 

わかりやすく言うと、相場が予想とは反対の方へ動いてしまった場合に、「これ以上、損失を膨らませたくない」と損を承知で取引を終了させることです。

 

外国為替市場には、株式市場のような「ストップ高」や「ストップ安」の仕組みがないので、このストップロス(損切り)は非常に大切なものとなります。

 

例えば、1998年10月にアメリカのヘッジファンドが破綻した時には、ドル円は2〜3日の間に30円も円高になりましたが、そのような相場が急変した場合にも、ストップロスができれば、損を一定額に限定させることができます。

マージンコールとは?

マージンコールやロスカットというのは、FX会社側で、口座にある保証金以上に損失が発生しないように、投資家を保護するための仕組みを設けているものです。

 

まず、マージンコールというのは、保証金に一定の損失が発生した場合に、FX会社が顧客に対して知らせるものです。

 

通常、FX会社によって保証金維持率※が決まっていて、その維持率を割り込むとお知らせメールが来るようになっています。

 

もう少しわかりやすく言いますと、このマージンコールというのは、「為替市場からの退場ではないですが、危険水準ですよ」というサインのようなものです。

 

具体的には、マージンコールの細かい仕組みについては、各FX会社によって異なります。

 

例えば、保証金維持率50%のFX会社で、10万円を口座に振り込んで保証金とし、1ドル=100円のときに、1万ドルを買ったとします。

 

この後、含み損が保証金額の50%(5万円)に達するとマージンコールが発生します。

 

この場合、1ドル=94.90円まで円高になると5万円を超える含み損になり、マージンコールが発生します。

 

なお、マージンコールが発生した場合には、決められた期日までに口座にお金を振り込んで保証金の額を増やすか、または、取引を一部決済して維持率を高めることで解決できます。

 

※担保の残りの余力を示す数字です。

 

◆ロスカットとは?
ロスカットというのは、マージンコールが発生した場合に、何もしない状態で、損が拡大した場合に行われるものです。

 

このロスカットは、FX会社が、顧客の意思とは関係なく、ポジション(取引)を自動的に決済、つまり、強制的に反対売買するものです。

 

ロスカットはもちろん、マージンコールについても、それが発生するまで放っておくのではなく、事前にしっかりストップ注文などを設定しておいて、損失が拡大しないようにしておくことが望ましいです。

 

ちなみに、FX会社によっては、マージンコールがなくて、ロスカットのみのところもありますので注意が必要です。

保証金維持率とは?

保証金維持率というのは、FX取引をする際に、維持しなければならない保証金の割合のことをいいます。

 

例えば、1ドル=100円のときに、保証金10万円で1万ドル(必要保証金は10万円)を買ったとすると、その後、為替レートが1円下落すると、1万円の損失が生じます。

 

このとき、必要保証金に対して残高は9万円なので、次のような算式により、保証金維持率は90%となります。

 

⇒ 90%=9万円(口座残高)÷10万円(必要証拠金)×100%

 

◆損切りラインとは?
損切りラインというのは、損切り注文を入れる価格帯のことをいいます。

 

ちなみに、損切りラインをどこにするかというのは、特に決まりがあるものではなく、チャートなど過去の値動きを参考にします。

 

例えば、1日の値動きの幅から割り出したり、チャート上の節目となるポイントに損切りラインを入れたりする方法があります。

低レバレッジで長期保有する場合のポイントは?

低レバレッジで長期保有する場合のポイントとしては、次のようなことがあげられます。

 

○○/円の通貨ペアを買うようにする
⇒ 日本の超低金利が続いている間は、○○/円の通貨ペアを買うようにします。ただし、なるべく安いときに買うのが重要です。

 

多少の為替差損は、スワップ金利があるので気にする必要はないのですが、それでも為替差損が増えてくると精神的にもつらいので、チャートを参考にタイミングを見て買うようにします。

 

レバレッジは1〜3倍にする
⇒ レバレッジを高くしすぎると、為替レートが少々下げただけでも大きな損失になってしまいますので、長期保有することが困難になってしまいます。

 

例えば、レバレッジを10倍にすれば受け取れるスワップ金利も10倍になりますが、為替の変動も10倍激しくなると考えた方がよいです。

 

というのは、為替相場が1%変動すると、資金的には10%変動したことになるからです。

 

為替で1%というのは、通常のノイズとして変動するレベルですので、長期保有の場合には、こうしたノイズに惑わされないように、レバレッジは下げるようにします。

 

ちなみに、豪ドル、NZドル、南アフリカランドなどの高金利通貨は、比較的変動が大きいですので注意が必要です。

 

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