FXの注文方法とストップロス〜/レバレッジとスワップポイント〜/ドル円を動かす要因...

FXにはどのような注文方法があるの?

FXの基本的な注文方法には、次のようなものがあります。

 

成行注文
・成行注文は、値段を指定せずに、現在マーケットに表示されているレートで売買する注文方法です。また、この成行注文は、通常、すぐに取引を成立させたいときに使う注文方法です。
・なお、買う場合には「Offer(オファー)」のレートで、売る場合には「Bid(ビッド)」のレートで、注文を受け付けた際の値段で取引が成立します。

 

指値注文
・指値注文は、値段を指定して注文する方法です。わかりやすく言うと、ここまで高くなったら売る、あるいは、ここまで安くなったら買うという注文方法のことです。
・なお、指値注文は、為替レートが注文の値段まで達したところで成立します。

 

逆指値注文(ストップ注文)
・逆指値注文(ストップ注文)は、ある値段より上がったら買う、あるいは、ある値段より下がったら売るという注文方法です。
・なお、逆指値注文(ストップ注文)は、ポジションを保有した後、ロスカットをする際にも使用されます。

IFD注文とは?

IFD注文というのは、新規注文と決済注文を一度に出すことができる注文方法のことをいいます。

 

◆OCO注文とは?
OCO注文というのは、決済注文の一つで、指値と逆指値の注文を同時に出すことのできる注文方法のことをいいます。

損切り(ロスカット)とは?

FXでは、不必要な損失を抱えないための方法として、ストップと呼ばれる損切り(ロスカット)が多々行われます。

 

人間の心というのは弱いものなので、一旦損失が発生してしまうと、「もうそろそろ反転するのではなか…」などと迷いが生じて冷静な判断ができないことがあります。

 

そのようなときに損失が拡大しないようにするために、あらかじめ一定のルールを設定しておくのです。

 

◆FX会社のストップロスとは?
FXはレバレッジを使うことによって、保証金に対して大きな利益が狙える一方、大きく為替レートが変動したときなどは、大きな損失を抱えてしまうリスクもあります。

 

そのような場合に、何もせずに評価損をほうっておくと、保証金そのものがゼロになり、最悪の場合にはマイナスになってしまうことあり得ます。

 

なので、多くのFX取扱会社では、投資家の損失拡大を防止するために、あらかじめ一定の水準に損失確定の逆指値注文を設定し、その水準に達した場合には、逆指値注文が執行されてポジションが決済されるシステムを採用しています。

 

とはいえ、このストップロスは、あくまでも最悪のケースの場合と考えた方がよいです。

 

できれば、こうした事態にならないように、自分で一定のルールを設定して損切りを行っていくことが望ましいです。

 

◆評価損益と実現損益とは?
評価損益というのは、一般的には決済を行う前の損益のことをいいます。また、実現損益というのは、決済を行った後の損益のことをいいます。

 

当然ですが、評価益は、利益確定の反対売買を行わない限り、口座から引き出すことはできません。

 

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レバレッジとは?

FXではレバレッジという言葉がよく使われます。このレバレッジというのは、「テコの原理」のことです。

 

つまり、FXは少額の資金で多額の資金を動かせることから、「テコの原理」を使うように、小さな力で大きな石を持ち上げるという意味で使われます。

 

ちなみに、FXでは、通常レバレッジ○倍というように、倍率で表されます。

 

なお、どの程度の保証金が必要で、どれくれいのレバレッジがかけられるのかというのは、FX会社によって異なります。

 

具体的には、例えば、今、為替レートが1ドル=100円で、1万ドルを買うのに必要な証拠金が1万円だとします。

 

このとき、本来であれば1万ドルを買うには、100万円(100円×1万米ドル)が必要となります。

 

しかしながら、1万円の証拠金のみでよいということなので、これは100倍の資金効果があるといえます。ここからレバレッジ100倍という表示がされているのです。

 

ちなみに、為替レートは常に変動している一方で、保有しているポジションの通貨単位は変わらないので、倍率自体は常に変動しているということがいえます。

 

◆レバレッジが低ければ安全ですか?
レバレッジが低ければ、それだけ自動ストップロスまでの値幅は拡大しますが、ロスカット注文が執行された場合には、損失額は大きくなります。

 

なので、たとえレバレッジが低くても、求められるリスク管理というのは同じであるということには注意が必要になります。

スワップポイントとは?

スワップポイントというのは、通貨ペアの金利差から生まれるポイントのことをいいます。

 

つまり、通貨には、それぞれ一定の金利が定められていて、円には円の金利が、ドルにはドルの金利があるのですが、この金利差のことをスワップポイントと呼ぶのです。

 

なので、金利の高い通貨と金利の低い通貨のペアを売買した場合には、スワップポイントが発生することになります。

 

ただし、高金利通貨の買いポジションなどはとても魅力的ですが、為替相場の変動は金利差以上に大きいので、十分に注意する必要があります。

 

◆ロング・ショートのスワップポイント
買いポジション(ロング)の場合には、スワップポイントが受け取れますが、金利の高い通貨の売りポジション(ショート)の場合には、スワップポイントを支払うことになります。

 

ちなみに、スワップポイントは、米国東部時間17時をまたいでポジションを持ち続けるための保有コストと考えるとわかりやすいです。

 

◆スワップポイントの計算は?
スワップポイントの計算は、FX取引会社が行ってくれますので、各FX会社のホームページなどで確認するとよいでしょう。

 

多くの場合、日割りで計算されていて、生じるプラスマイナス分の金額については、自動的に評価損益に増減される仕組みになっています。

 

◆スワップポイントの有利な取引方法は?
「外貨買い/円売り」の外国為替取引については、円を借入れ、それを元手に購入した外貨を預けるのと同じ効果があります。

 

例えば、現在の金利差において、「ドル買い/円売り」を行ったとすると、米ドルの金利の方が円の金利よりも高いですから、日米間の金利差を受け取ることができます。

 

◆スワップポイントが受け取れるのは?
スワップポイントは、日曜・祝日関係なく365日毎日受け取ることができます。

 

なお、スワップポイントの金額については、FX会社によって微妙に異なりますので、FX会社を選ぶ際には、ホームページなどでよく確認した方がよいです。

デモ取引とは?

デモ取引というのは、いきなり取引するのは少しばかり不安…という人のために用意された架空の取引を行えるシステムのことです。

 

多くのFX会社では、トレード画面を使って、実際の取引とほぼ同様の体験をすることができます。FXをこれから始める方は、まずは外国為替取引の世界に慣れることが大切です。

 

◆デモ取引で確認するところは?
デモ取引では、ぜひ次のようなことを確認しておいてください。

 

■スワップポイントは、どこにどのように表示されるのか
■ポジションを保有した後、為替レートの変動によって、どのように保証金に反映されていくのか

 

◆リアル取引で確認するところは?
実際にFX取引を始めたら、次のようなことは小まめに確認しておきたいところです。

 

■出す注文の内容が間違っていないか
■出したまま取消しを忘れている注文がないか
■損益や保証金残高は、自分の計算と合っているか...など

 

◆スプレッドとは?
スプレッドというのは、売る場合の値段である「Bid(ビッド)」と買う場合の値段である「Offer(オファー)」との差のことをいいます。

 

このスプレッドは、通貨や取引会社などにより異なります。

 

ちなみに、スプレッドがあるので、FXではポジションを作った後、仮にまったく為替レートが変動しないとすると、必ず損益はマイナスからスタートすることになります。

 

FXで利益を出すためには、必ず、このスプレッド以上の評価損益を決済する必要があるのです。

 

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米ドルの特徴は?

ほぼすべての通貨に影響を与えるのが米ドルです。といいますのは、現在の世界の基軸通貨が米ドルだからです。

 

通貨の価値というのは、その国の国力そのものを表しているわけですが、米ドルが基軸通貨になっているというのも、まさにその圧倒的な国力にあります。

 

◆米国の国力は?
米国のGDPは世界のGDPの3分の1を占めるほど大きいものです。国力というのは、経済的な側面だけではなく、政治や軍事などあらゆる面における総合力が問われます。

 

よって、米ドルの価格というのは、これらすべての要素によって動いていくと考えてよいといえます。

 

◆米ドルの価値を決めるのは?
米ドルの価値を決めるものとしては、次のようなものすべてが関係しているといえます。

 

■金融政策
■米国経済の状態
■米国の軍事戦略
■他国との関係や影響力
■米国内の政治情勢...など

 

◆イラク戦争後の米ドルは?
米ドルは、巨大な国力によって、基軸通貨としての存在感を維持してきましたが、現在、それがゆらぎはじめています。

 

といいますのも、世界の警察を自認する米国の政策が、イラク戦争を機に世界から疑問視されるようになったからです。

 

◆サブプライムローン問題後の米ドルは?
また、サブプライムローン問題に端を発した資本市場の混乱が、これに追い討ちをかけています。

 

つまり、米ドルに対する基軸通貨としての信頼が損なわれてしまったということがいえるのです。

 

現状は、今後、米ドルが基軸通貨としての威信を取り戻せるかどうか、内政、外交を含めて、世界中が注目しているところです。

FRBの影響とは?

米ドルの価値を決めるものには様々な要因がありますが、その中でも特に金融政策の中心的な役割を担う、米国の中央銀行であるFRB(連邦準備制度理事会)の動向は、為替レートに大きな影響を与えます。

 

FRB議長の発言ひとつで、世界の為替レートが動いてしまうほど、その影響力は強いものです。

 

◆FRBの動向で注意することは?
FRBの動向で最も注意するべきことは、政策金利の決定です。世界の基軸通貨である米ドルの金利動向は、最重要といっても過言ではありません。

 

これは、たとえわずか0.1%の金利の変化であっても、それは世界中のニュースになり、為替相場を動かす原動力となり得るからです。

 

◆米国の政策金利の動向は?
ITバブル崩壊と、米同時多発テロにおける景気後退を下支えするために、2003年には政策金利は1.00%まで段階的に引き下げられています。

 

その後、住宅ブームもあり、2006年には5.25%まで引き上げられていますが、サブプライム問題による市場の混乱を抑制するために、再度引下げの方向にあります。

 

◆米国の主要産業は?
米国の主要産業は、次のようなものです。

 

■工業 ⇒ 全般
■農業 ⇒ 小麦、トウモロコシ、大豆、木材...など
■金融保険不動産業
■サービス業

 

◆米国の人口・面積・首都は?
米国の人口・面積・首都は、次のとおりです。

 

■人口 ⇒ 約2億8100万人(2000年)
■面積 ⇒ 962.8万km2
■首都 ⇒ ワシントンD.C.

ドル円のレートの動向は?

ドル円レートは、第二次世界大戦の1945年から1971年までは、固定相場制だったので、1米ドル=360円と決められていました。

 

このおかげで、日本は円安による輸出振興策により、年率10%前後の高度経済成長を遂げています。

 

しかしながら、1971年以後は変動相場制に移行したため、ドル円レートは長期円高トレンドに入っていきました。

 

特に、1985年のドル高是正のためのプラザ合意が締結された後は、1年という短期間に、240円台から150円台まで急激に円高になりました。

 

そして、この円高は1995年に1ドル=79円台のピークをつけた後、1998年には再び147円台にまで円安となり、さらにその後はこのレベルより円高水準で推移しています。

 

◆ドル円を動かす円の要因は?
ドル円は、米国の影響を受けるとともに、円独自の要因にも左右されます。

 

例えば、日本では、現在超低金利政策をとっていますが、これによって他通貨との金利差が拡大し、これが円売りの材料となったりしています。

 

これは、1500兆円とも言われる日本の個人金融資産が、自国内のマーケットだけではなく、海外や外国通貨への投資に向かうインセンティブになることを意味します。

日銀の介入がドル円に与える影響は?

日本は海外への輸出が多いので、円高に対する根強いアレルギーがあると言われます。

 

このため、日本政府が円高を阻止する目的で、日銀を通じて為替市場に介入するという、通貨当局による操作が行われてきました。

 

とはいえ、外国為替市場の大きさを考えれば、日銀がいくら介入したところで、円高の流れを変えるのは難しいと考えるべきなのですが、実際に介入が行われる場面においては、為替レートは大きく動きますので注意が必要になります。

 

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