FXの利益と必要経費の税金・確定申告〜/ユーロ、英ポンド、豪ドル、NZドルの通貨の特徴...

FXの取引コストは?

通常、資産運用にはさまざまなコストがかかるものですが、FX(外国為替証拠金取引)のコストというと、まずは為替手数料があります。

 

ちなみに、最近では、為替手数料が無料のFX会社も登場しています。確かに、投資家にとって安い手数料というのは魅力的です。

 

しかしながら、FXにはもう1つの重要なコストが存在します。

 

安い為替手数料に目を奪われてFX会社を選択してしまうと、実はトータルのコストでは割高だったなどということもありますので注意が必要です。

もう1つのコストとは?

もう1つのコストというのは、スプレッドのことです。FXの場合は、売値と買値の開きであるスプレッドをコストとして考えなければなりません。

 

◆スワップポイントは各社で異なる?
FXでコストを考える際には、スワップポイントにも気を配らなければなりません。

 

というのは、スワップポイントは、FX会社によって異なるのですが、ポジションを保有する期間が長くなればなるほど、このスワップポイントの多寡が運用結果に大きく影響してくるからです。

 

よって、FX会社を選択する際には、為替手数料だけでなく、スプレッドやスワップポイントも含めてトータルのコストで検討することが重要です。

 

◆ファンダメンタルズ分析とは?
ファンダメンタルズ分析というのは、ニュース、政府発表の指標や報告書など、経済・政治情報に基づいて、相場変動の特定要因を研究することをいいます。

 

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確定申告とは?

確定申告というのは、個人が自分の納めるべき税金の額を計算・確定し、それを税務署に届け出ることをいいます。

 

また、、所得税というのは、個人の所得に対して課税される税金のことで、1月1日から12月31日までの1年間に発生したすべての所得がその対象となります。

 

なので、個人はその1年間に得た所得の額を自分で確定し、その所得に対する税金の額を計算して、翌年の2月中旬から3月中旬までに税務署に申告する必要があるのです。

 

◆FXで得た利益の税金は?
FX(外国為替証拠金取引)によって得た利益については、「雑所得」の扱いになりますので、課税の対象になります。ちなみに、外貨預金の為替差益も同様に「雑所得」となります。

 

ただし、外貨預金の利子については税率20%の源泉分離課税なので注意が必要です。

 

◆雑所得とは?
雑所得というのは、次のようなもので、他の9種類の所得※に該当しない所得と定義されています。

 

■外国為替証拠金取引(FX)によって得た利益
■外貨預金による為替差益
■年金や恩給などの公的年金
■副収入として受け取る原稿料・印税・講演料
■友人への貸金の利子...など

 

※利子所得、配当所得、事業所得、不動産所得、給与所得、退職所得、譲渡所得、山林所得、一時所得のことです。

 

◆確定申告は雑所得20万円超?
確定申告の際の計算では、雑所得はすべてひとまとめにして計算するようにしてください。

 

もし、昨年1年間に、原稿料や外貨預金の為替差益を得ているのであれば、それらもFXによる売買益やスワップ益と合算しなければなりません。

 

ただし、株の売買による損益は雑所得ではなく「譲渡所得」になりますので、仮に株で損が出ていても、FXによる利益とは合算することはできませんので注意してください。

 

そして、このように合算した収入金額から必要経費を差し引いた雑所得の金額が20万円を超える場合には、確定申告が必要になります。

 

なお、20万円超の利益が出た際に確定申告が必要なのは、「給与所得者」の場合で、また、38万円を超える利益が発生した場合には、配偶者控除の適用は受けられませんので、こちらについても注意してください。

 

◆FXの必要経費として認められるのは?
FXで必要経費として認められている費用としては、次のようなものがあげられます。

 

■為替手数料
■プロバイダー使用料などの通信費
■セミナーの受講料やそこに行くまでの交通費
■参考書籍代...など

 

ただし、必要経費として認められる費目については、税務署の管轄によってことなるケースがありますので、詳しくは最寄の税務署に問い合わせるようにしてください。

基軸通貨の米ドル

米ドルは、世界最大の経済大国であるアメリカの通貨です。

 

また、米ドルは、アメリカ国内だけでなく、石油や金など世界中で取引されているさまざまな商品の決済通貨として使用されています。

 

さらに、その取引量は世界の通貨の中でも一番多く、世界の基軸通貨とされています。

 

ちなみに、アメリカの政治・経済の情報というのは、他国と比較すると入手しやすいので、もしFX初心者の方で、どの通貨から取引しようか迷っている場合には、米ドルから始めるとよいと思います。

 

◆アメリカの政策金利は?
アメリカでは、経済や物価動向を安定させるために、中央銀行のFRBが政策金利の調整を行っています。

 

政策金利の上げることを利上げ、反対に、政策金利を下げることを利下げといいます。一般的に、利上げはドル買い、利下げはドル売りにつながるケースが多いです。

 

◆米ドルに影響する要人発言とは?
アメリカの為替政策が米ドルの動向に影響することも多いですから、アメリカ財務長官やFRB議長、理事などの為替に関する発言には注意が必要です。

 

◆米ドルに影響を与える経済指標は?
注目すべき経済指標としては、次のようなものがあげられます。

 

■非農業部門雇用者数 ■ISM製造業景況指数 ■小売売上高
■貿易収支 ■GDP...など

 

上記の指標がよければドル買い、悪ければドル売りになりやすいです。

 

なお、アメリカ経済は世界経済への影響も非常に大きいですし、これらの主要な経済指標は、政策金利と同様、発表される時間は決まっていますので、インターネットなどで確認するようにしましょう。

ユーロという通貨の特徴は?

ユーロの流通が実際に開始されたのは、2002年からですが、現在では、ユーロ/ドルの取引量は世界で最も多く、米ドルに次いで第2の基軸通貨となっています。

 

それゆえ、投資家が米ドルを買うときはユーロが売られ、米ドルを買うときはユーロが買われることが多く、ユーロは米ドルと逆の動きになりやすいといえます。

 

なお、ユーロは対米ドルや対円で上昇を続けているので下落するリスクはありますが、政策金利は米ドルよりも高いですし、取引数量も米ドルに次ぐ規模なので情報量も多く、比較的取引しやすい通貨といえます。

 

◆ユーロの金融政策は?
ユーロというのは複数の国で使用されていますが、その管理は、欧州中央銀行(ECB=European Central Bank)と各国の中央銀行から構成される欧州中央銀行制度が行っています。

 

各国の中央銀行は紙幣や硬貨の印刷流通を行いますが、欧州中央銀行だけは金融政策の策定をまかされています。

 

ユーロ圏全体の金利は、欧州中央銀行で決定された政策金利となりますから、ユーロに投資する場合には、欧州中央銀行の金融政策などをニュースなどで確認しておきたいところです。

 

また、ユーロの加盟国の中でも、特に経済規模の大きいドイツやフランスの失業率やGDPといった経済指標もチェックしておきましょう。

 

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英ポンド(イギリスポンド)の特徴は?

イギリスは、欧州連合(EU)には加盟していますが、欧州単一通貨であるユーロには参加していません。なので、イギリスの通貨は、独自の英ポンド(イギリスポンド)になります。

 

ちなみに、現在は米ドルが基軸通貨ですが、第二次世界大戦までは英ポンドが基軸通貨でした。

 

◆イギリスの金融政策は?
イギリスはユーロを導入していませんので、ユーロ圏各国の経済状況に気を配る必要はありません。

 

なので、中央銀行にあたるイングランド銀行(BOE)が、イギリス国内の事情のみで金融政策を実施しています。

 

ちなみに、BOEは2006年からは、インフレ懸念から政策金利を徐々に引き上げ、2008年には5.00%と高い水準となりました。これにより、FXでも英ポンドが人気の高い通貨になっています。

 

◆英ポンドの為替変動は?
英ポンドは、値動きの激しい通貨でもあるので、スワップポイント狙いの中長期の投資だけでなく、為替変動からの収益を目的とした短期投資にも向いています。

 

ただし、値動きが激しいということは、それだけリスクもあるということですので、取引を行う際には、過度に高いレバレッジを効かせるのは危険です。

 

◆英ポンド相場の変動要因は?
英ポンドに影響を与える為替相場の変動要因としては、経済指標や要人発言などがあります。

 

また、イギリスは北海油田を所有する世界第9位の原油輸出国でもありますので、英ポンドは原油価格の変動の影響も受けます。

 

英ポンドは、資源国通貨であるということも頭に置いておきたいところです。

豪ドル(オーストラリアドル)の特徴は?

豪ドル(オーストラリアドル)はオージーとも呼ばれますが、政策金利が高く、ニュージーランドドルや英ポンドと同様に代表的な高金利通貨です。

 

また、オーストラリアは、石炭や鉄鉱石などの世界最大の産出国であることから、インフレや原油高に強く資源国通貨とも呼ばれています。

 

◆豪ドルのトレンドは?
豪ドル/円は、1999年から下落トレンドに入り、2000年11月には対円で1豪ドル=55円台まで下落しました。

 

その後、健全な経済状態や景気回復を背景に反発し、経済成長と金利差に着目した豪ドル買いも増え、長期的な上昇トレンドに入りました。

 

こうしたことを理由に、FXでもスワップ狙いの個人投資家からの人気が高い通貨となっていました。

 

しかしながら、2007年後半以降は、サブプライム問題により再び急落し下落トレンド入りしています。

 

ちなみに、米ドルやユーロと比較すると、市場規模が小さく通貨の取引量が少ないので、相場が一時的に大きく変動するリスクもありますので注意が必要です。

 

◆豪ドル相場に影響を与えるのは?
オーストラリアは、鉱物資源に恵まれています。石炭や鉄鉱石だけでなく、ボーキサイトや金などの輸出額が全体の40%程度を占めています。

 

なので、豪ドル相場は、これら天然資源の輸出状況や原油、貴金属などの商品相場の影響を受けます。

 

また、相場の動向を探るためには、オーストラリアの金融政策をチェックすることも大切になりますので、常にニュースなどで確認するようにしたいところです。

 

なお、オーストラリアの政策金利というのは、オーストラリアの中央銀行であるRBAが毎月第1火曜日に金融政策会議で決定しています。

 

◆豪ドル(AUD)とは?
豪ドル(AUD)というのは、オーストラリアの通貨単位ですが、為替情報では「豪ドル」とか「AUD」と表示されることが多いです。

 

また、豪ドルは、高金利通貨の代表格であるとともに、オーストラリアは、鉱産物等の豊富な天然資源の輸出が盛んなため、資源国通貨の1つでもあります。

 

そのため、原油や金などの商品市況が好調な場合には、豪ドルも連動して上昇する傾向があります。

ニュージーランドドル(NZドル)の特徴は?

ニュージーランドドルは、NZドルと表記されますが、この通貨は、ニュージーランドに生息している鳥にちなんでキウイと呼ばれることもあります。

 

NZドルは、政策金利が高く、豪ドルと並んで高金利通貨の代表格です。また、1NZドルの値段が安いので、比較的少ない資金から取引できるというメリットがあります。

 

ただし、NZドルも豪ドルと同じように、米ドルやユーロと比較すると市場規模がかなり小さく、通貨の取引量も少ないので、相場が一時的に大きく変動するリスクがある点には注意したいところです。

 

◆NZドル相場に影響を与えるのは?
ニュージーランドの主な輸出品目は、肉類や酪農品などの農産物です。なので、NZドル相場は、豪ドルのように、原油や貴金属などの商品相場の影響は直接には受けません。

 

しかしながら、ニュージーランドは、最大の輸出先であり輸入先でもあるオーストラリアへの依存度が高いので、両国の通貨は似たような動きをする傾向にあります。

 

◆NZドル相場の変動要因は?
NZドル相場についても、経済指標や要人発言が主要な変動要因となりますので、これらについてはニュースなどで確認することが必須です。

 

また、NZドルは豪ドル相場との連動性も非常に強いので、オーストラリアの経済動向にも注目する必要があります。

 

◆オセアニア通貨の特徴は?
オセアニア通貨(豪ドル・NZドル)は、地理的にテロや戦争などの影響を受けにくく、また、経済も安定していて高金利なので、FXでは、中長期で投資するスワップポイント狙いの個人投資家に人気が高いです。

経常収支とは?

経常収支というのは、他国との経済取引を体系的に記録した統計のことで、次のものを合計したもののことです。

 

■貿易収支
■サービス収支
■所得収支

 

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