外貨預金と外貨定期預金のデメリット〜/FXで円高でも利益を出すには?

外国為替証拠金取引の特徴は?

外国為替証拠金取引(FX)の特徴としては、次のようなことがあげられます。

 

少ない資金で大きく運用できます
・例えば、10万円を証拠金として預けると、そのおよそ10倍にあたる1万ドルの取引も可能なので資金効率がいいです。なお、この倍率(レバレッジ)はFX業者によって異なります。

 

外貨を買いからも売りからも取引できます
・外貨預金や外貨建てMMFでは、外貨を買うのみという一方向の取引なので、円安のときにしか儲けるチャンスがありません。それに対して、FXでしたら、外貨を買いからも売りからも取引できますので、円安のときでも円高のときでも、為替差益を得るチャンスがあります。

 

為替手数料が安いです
・1ドル当たり片道、おおむね0〜10銭程度です。

 

為替レートの更新が常時
・24時間リアルタイムレートです。

為替差益とは?

為替差益というのは、外貨を購入したときと、売却したときのレートの差によって生じる利益のことをいいます。

 

為替差損というのは、外貨を購入したときと、売却したときのレートの差によって生じる損失のことをいいます。

 

◆FXの取引時間は?
FXでは、パソコンや携帯電話を使用して、24時間リアルタイムで外貨を売買することができます。

 

なお、市場の動きに合わせて、取引レートもリアルタイムで更新されるので、一瞬のチャンスも逃さずにトレードすることが可能です。

 

◆外貨預金の隠れたコストとは?
外貨預金というのは、外貨投資の代表的なものなので、外貨で資産運用しようとする人がまず思いつく金融商品です。

 

しかしながら、実際に外貨預金をやってみると思いのほか儲けがでないことに気づくはずです。これは、外貨預金の手数料が高すぎることが、1つの要因になっています。

 

具体的には、例えば、銀行で1万ドルの外貨預金をするとします。

 

あなたは、テレビのニュースで、現在1ドル=110円と言っていたので、今1万ドルを買って111円のときに売れば、1万円の儲けになると考えました。

 

しかしながら、銀行ではニュースの為替レートと同じレートでは、円とドルを交換してくれるわけではありません。

 

といいますのは、銀行では、毎日午前10時に公示レートをもとに、各通貨の仲値※を決めていて、銀行で顧客が外貨を買うレートというのは、この仲値を基準にして為替手数料を上乗せしたものになるからです。

 

米ドルの場合ですと、通常1円が上乗せされます。

 

つまり、仲値が1ドル=110円のときにドルを買う場合には、仲値にプラス1円された1ドル=111円が購入レートになりますので、1万ドル分買うには、111万円が必要となるのです。

 

そして、その後当初売ろうと思っていた1ドル=111円になったときに、あなたは銀行に行って1万ドルを売ろうとします。

 

すると今度は、仲値から1円を差し引いた1ドル=110円でないと売ることができません。

 

この結果、円で戻ってきたのは110万円ということになり、1円の円安により利益を出すどころか、△1万円(110万円−111万円)の損失を出してしまったことになるのです。

 

これはどういうことかと言いますと、外貨預金の場合は、2円以上円安にならないと、儲けが出ないということになるのです。

 

※取引の基準レートのことです。

 

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外貨定期預金のデメリットはどのようなものですか?

外貨定期預金は、外貨預金の代名詞とも言える金融商品ですが、次のような盲点がありますので注意が必要です。

 

決められた外貨転換期日
・外貨定期預金は、ほとんどの場合、円から外貨に転換する期日があらかじめ決まっています。なので、その期日に2円以上の円安にならないと儲けが出ません。また、1日前だったら利益が出ていたのに、期日の今日になったら損失になってしまった、などということもよくありますので注意が必要です。

 

キャンペーン金利
・銀行のポスターなどで、「豪ドル7%」とか「米ドル12%」とかいう魅力的な金利をよく目にすると思います。

 

しかしながら、多くの場合、この金利が適用されるのは、1〜3か月程度の期間のみで、その後ははるかに低い通常金利に移行してしまいますので注意が必要です。

 

つまり、多少の円高は金利でカバーできるからと考えていたところが、結果的にはまったく利益が出なかったということもあるということです。

FXでいう2つの利益とはどのようなものですか?

FXでは、次の2つの方法で利益を狙えます。

 

為替差益を得る方法
・為替レートの変動を活用して、安く買って高く売る、あるいは、高く売って安く買うことにより為替差益を得る方法です。

 

スワップポイントを得る方法
・通貨間の金利差であるスワップポイントを得ることにより、安い金利の通貨を売って、高い金利の通貨を買うと、金利調整分を受け取ることができます。

 

◆スワップポイントとは?
スワップポイントというのは、通貨間の金利差を調整したものですが、定期預金に利息がつくのと同じように、FXのポジションには、スワップポイントの受け取りや支払いが発生します。

 

例えば、米ドル1万ドルを購入したとします。米ドルは円よりも金利が高いですから、この1万ドルには毎日自動的にスワップポイントがつきます。

 

◆なぜスワップポイントが発生するのですか?
世界各国の金利をみると、国によって金利水準に大きな開きがあります。その中でも、現在は日本の超低金利が突出しています。このため、2つの通貨を交換(スワップ)する場合には金利差が発生しますので、その分を調整することが必要になるのです。スワップポイントというのは、この金利調整分のことをいうのです。

 

◆スワップポイントの支払いとは?
例えば、円と米ドルを交換するケースを考えてみましょう。FXによって米ドルを買ったまま保有している状態というのは、金利の安い円を借りてきて、金利の高いドルを保有していることになります。

 

これは、安い金利を支払って、高い金利を受け取っていることと同じことですが、これがスワップポイントの受け取りです。

 

反対に、米ドルの売りポジションを保有している取引では、金利の高いドルを借りてきて、金利の安い円ほ保有していることになります。

 

つまり、高い金利を支払って、安い金利を受け取っていることになりますので、スワップポイントの支払いが発生します。

 

FXでは、円より金利の高い通貨を売る場合には、このスワップポイントの支払いに注意する必要があります。ちなみに、実際のスワップポイントは、金利の変動などで変動します。

 

◆スワップポイントで儲けるとは?
スワップポイントで儲けるには、基本的に、高金利通貨を買う取引を行うことになります。

FXで利益を出すには?

FXで利益を出すために最も重要なことは、取引のタイミングになります。

 

これは、為替レートが日々刻々と変化しているため、同じ日に買った米ドルも、売るタイミング次第では、利益になったり損失が生じたりするからです。

 

◆FXで円高でも利益を出すには?
外貨預金や外貨建てMMFというのは、基本的に外貨を買う取引のみです。なので、円安にならないと為替差益は得られません。

 

これに対して、FXでは、「買い」だけでなく「売り」からも取引を開始できるのが大きな特徴です。

 

この取引を用いれば、為替レートがたとえ円高に動く場合でも、利益を得るチャンスがつかめるのです。

 

つまり、「しばらくは円高傾向が続きそうだ」と考えるのであれば、FXならドルの売りから取引を開始して、円高になったところで買い戻せばよいのです。

 

◆なぜ、持っていない外貨を売れるのですか?
FXで売りから開始できるといわれても、では、なぜ保有していない外貨を売ることができるの?と疑問に思うかもしれません。これは、予約販売をイメージするとわかりやすいです。

 

例えば、あるショップでは、11月20日に予約販売でクリスマスケーキを販売した後、12月20日にクリスマスケーキを仕入れ、それを24日にお客に引き渡していると考えます。

 

ここでは、ケーキがない状態にもかかわらず、予約販売という形式で先にケーキを売り、後からケーキを仕入れて、そこから利益を確定します。

 

つまり、これが売りから開始する取引ということです。FXでも同様に、まず手元に保有していない米ドルを売って、円高になったところで米ドルを買い戻すことで取引が完了します。

 

ちなみに、この売りからの取引を使用すると、円高でも利益を得られます。

 

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マージンコールとは?

マージンコールというのは、損失の警報にあたるものです。例えば、FX会社の口座に証拠金として10万円を入金して、1ドル=100円のときに1万ドルを買ったとします。

 

その後、為替レートは予想とは反対に動き1ドル=95円になり、5万円の損失が発生しました。

 

このとき、証拠金から損失を差し引いた有効証拠金額は5万円になりますが、この当初の証拠金に対する有効証拠金額が50%※を下回った時点でマージンコールが発生します。

 

※FX会社によって、この割合は異なります。

 

◆ロスカットとは?
ロスカットというのは、有効証拠金が証拠金の20%※を下回ると、すべてのポジションが自動的に決済されて、取引が終了されることをいいます。

 

為替相場では、相場の急変によりレートが急激に動くということもよくありますので、こうした場合に、このロスカットというのは、損失を最小限にするための安心の仕組みといえます。

 

とはいえ、マージンコールやロスカットは、できるだけ避けたいですので、余裕を持ってFX取引のするためにも、レバレッジを低くして、証拠金に余裕を持たせるようにしたいところです。

 

※FX会社によって、この割合は異なります。

ポジションとは何ですか?

ポジションは、損益が確定していない買い注文、あるいは売り注文のことです。例えば、FX会社の口座に入金後、パソコンから1万ドルの買い注文を出したとします。

 

この注文が成立した後、購入したドルは、刻々と変動する為替レートによって評価額も変動していきます。ポジションというのは、このように損益の確定していない注文のことをいいます。

 

ちなみに、ポジションの損益というのは、為替レートの変動によって常に変化していますので、こまめにチェックして、利益獲得のチャンスを逃さないようにしたいところです。

株取引による資産運用は?

資産運用としてまず思い浮かぶものとして、株取引があります。次のような事由によって、株取引に関心を持ったり、あるいは実際に取引を行っている個人投資家も急増しています。

 

■インターネット取引の普及
■手数料の無料化
■売買単位の小口化...など

 

しかしながら、日本の株式市場が開いている時間帯というのは、午前9時から午後3時までのおよそ6時間のみです。

 

これでは、日中働いているサラリーマンなどには、市場を見守りながら取引するのは厳しいものがあります。

 

このような事情もあって、最近では、株式投資に専念するために会社を辞める人もいるようですが、そういった転身にはかなりのリスクがつきまといます。

FXの取引時間は?

FX(外国為替証拠金取引)の大きなメリットは、世界の市場が開いている月曜日の朝から土曜日の朝までの平日24時間、いつでも取引できることです。

 

◆FXはサラリーマンに有利?
外国為替市場は、東京市場が終わる前の午後5時頃からロンドン市場が開きます。そして、日本時間の夜10時頃にニューヨーク市場がオープンし、取引の中心が移行します。

 

このように、外国為替市場が最も活発になるのは、日本時間の夕方からとなっていますので、FXなら日中忙しいサラリーマンが自宅に帰った後でも、マイペースで取引に専念できます。

 

実際、帰宅後の2〜3時間など時間を限定して、デイトレードを行っている個人投資家も増えているようです。

FXのデイトレードとはどのような取引のことをいうのですか?

最近、サラリーマンなどの間で、帰宅後にFXのデイトレードを行う人が増加しています。

 

このデイトレードというのは、その日に買った(あるいは売った)ポジションを、ニューヨーク市場が閉じる日本時間の午前7時頃※までに売って(あるいは買って)決済することをいいます。

 

※サマータイムのときには午前6時頃になります。

 

◆デイトレードのメリットは?
FXでデイトレードをする場合、多くのFX会社では取引手数料の優遇措置をとっています。

 

また、スワップポイントがつきませんので、高金利通貨を売る場合にも、スワップ支払いの心配がありません。

 

◆リアルタイム注文とは?
リアルタイム注文というのは、Askレート(買値)とBidレート(売値)を同時に提示しているものです。このように表示しているFX会社というのは、透明性が高く、顧客に良心的といえます。

 

◆AskとBidとは?
Askというのは、外貨を買うときのレート、Bidというのは、外貨を売るときのレートのことです。

 

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