IFD注文とOCO注文、IFO注文の使い方〜/為替リスクとスワップポイント...

IFD注文とは?

IFD注文というのは、If done order の略です。「If」は、もし取引が成立したら、という意味で、「Done」は、取引成立の意味です。

 

つまり、もし取引が成立した場合に有効となる利益確定の決済注文や、ストップロスオーダーを前もって出しておく注文ということになります。

 

また、IFD注文は、最初の注文が約定したかどうかを、こまめに確認しないで済みますので非常に便利です。

利益確定のためのIFD注文とは?

例えば、上昇トレンドが非常に強いときに、IFD注文を利益確定のために使いたいという場合を考えます。

 

この場合には、1ドル=108円でのドル買い注文が約定したら、110円での売り指値注文が有効になる形式のIFD注文をだせばよいということになります。

 

◆IFDの便利な注文方法は?
IFDのおすすめの使用法としては、指値注文と同時に損切りの逆指値注文(ストップロスオーダー)を出しておく注文になります。

 

例えば、為替レートが1ドル=110円のときに、もう少し安く買いたいので、1ドル=108円で買い指値注文を出すとします。

 

通常は、108円に約定したことを確認した後で、逆指値注文を出すわけですが、指値注文がいつ約定するかわかりません。

 

重要経済指標や要人発言などの際に約定してしまい、確認したときには、大暴落して大きな含み損を抱えているかもしれません。

 

かといって、約定するまで何度も確認するのはとても面倒です。このようなときにIFD注文を利用するのです。

 

つまり、108円のドル買い注文と、それが約定したら107円の逆指値注文決済が有効になるという形式のIFD注文を出すのです。

 

こうしておけば、108円で注文が約定した後、もしドルが急落して100円になるような事態になったとしても、107円の逆指値注文にかかって、107円で売り決済されますので、損失を膨らませる事態に陥らずにすむのです。

 

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OCO注文とは?

OCOというのは、One cancels the other order の略でW指値注文ともいいます。

 

OCO注文では、あらかじめ2つの注文を同時に出しておいて、一方が約定したらもう一方はキャンセルすることができます。

 

なお、OCO注文は、新規注文でも決済注文でも使えます。

 

◆OCO注文の使い方は?
OCO注文では、現在のレートよりも「円安になれば利益確定の売り」、あるいは「円高になれば損失限定の売り」の注文を同時に出しておくことによって、為替がどちらに動いても自動的に決済注文がなされます。

 

また、例えばいま1ドル=112円のときに、50万ドルの買いポジションというように、複数枚の買いポジションを持っているような場合には、そのうち20万ドルについてだけ、115円の利益確定売りと、113円の逆指値注文をOCOで出すというような注文の仕方もあります。

 

◆OCOの決済注文は?
例えば、いま1ドル=110円で10万ドルの買いポジションを持っているとします。その後113円になり30万円の利益が出ています。

 

ここで決済注文を出してもいいのですが、「まだドルは上昇しそう、さらに利益が出そうな気がする」と考える反面、「でもせっかく30万円の利益が出ているのに、110円に戻ってしまったらもったいない」とも考えたとします。

 

このようなときにOCO注文を使うと便利です。つまり、現在のレートの1円下である112円に逆指値注文を入れ、それと同時に115円に利益確定の指値注文を入れるのです。

 

こうしておくと、もし円高が進んで110円までレートが戻ってしまっても、112円の逆指値注文が約定して、112円で利益20万円が確定します。

 

そして、115円での利益確定の指値注文は、112円で逆指値注文が約定した時点で、自動的に無効になります。

 

反対に、その後円安が進んで115円になれば、115円の利益確定の指値注文が約定して50万円の利益が確定します。

 

そして、それと同時に112円の逆指値注文は、115円で指値注文が約定した時点で無効となります。

 

◆IFO注文とは?
IFO注文というのは、IFDとOCOを組み合わせた注文方法のことです。つまり、ある値段で約定すれば(IFD)、その後OCOによる決済注文が出されるというものです。

 

例えば、「現在の値段よりもう少し安く買いたい」、そして、もし買えたら「その値段より少し高い値で利益確定の売り注文」と「買値の1円下に逆指値注文(ストップロス注文)」を前もって出しておきたいという場合に使います。

 

IFOについては、FX会社によっては利用できない場合がありますが、非常に便利な機能ですから、ぜひ使い方をマスターして利用していきたいところです。

 

◆IFO注文とトレンド
IFO注文を使う際には、相場のトレンドに注意する必要があります。というのは、上昇相場でIFO注文を使うと、損切りにかかる率が少なくなりますので、利益を出す確率が高くなります。

 

反対に、下降相場でIFO注文を使うと、ストップロス注文(逆指値注文)にかかってばかりで、なかなか利益が出ないということもあるからです。

 

よって、IFO注文を使う際には、相場がいまどちらの方向を向いているのかということを、常に意識しながら使うようにすると上手くいくと思います。

ストップオーダーとは?

ストップオーダーというのは、損切りなどで使う逆指値のことをいいます。

 

◆リミットオーダーとは?
リミットオーダーというのは、指値注文のことをいいます。

 

◆IFO注文はどのように使うの?
例えば、いま1ドル=115円とします。もう少し安い値段で買いたいと考え「114円で買い指値注文」を出したいと考えました。

 

さらに、114円で買えれば、「116円で利益確定する決済注文(指値注文)」と「113円に損失を限定するストップロス注文(逆指値注文)」のOCO注文を出したいと考えています。

 

このようなときに、上記の2つの注文を同時に出せるのがIFO注文です。

 

もし、113円までレートが下がれば、「113円に損失を限定するストップロス注文(逆指値注文)」が約定し1円の損で損失が限定されます。

 

また、レートが116円まで上昇すれば、「116円で利益確定する決済注文(指値注文)」が約定し、3円の利益確定となります。

 

FXの基本は、損小利大(損は小さく、利益は大きく)ですから、利益幅は損切りの2〜3倍が適当かもしれません。

 

なお、自分で色々と値幅を試してみて、利益率の高い組み合わせを見つけられれば、自動売買でどんどん利益を上げることが可能になります。

 

ちなみに、IFO注文を使う場合には、トレンドの方向には注意するようにしてください。

ロングとは?

FXでロングというのは、通貨の買い持ち状態のことをいいます。例えば、ドル円のロングといった場合には、ドルを買っている状態のことをいいます。

 

◆ショートとは?
FXでショートというのは、通貨の売り持ち状態のことをいいます。例えば、ドル円のショートといった場合には、ドルを売っている状態のことをいいます。

 

◆ドルコスト平均法とは?
ドルコスト平均法というのは、等金額投資ということです。

 

つまり、毎月同じ金額でドルを買えば、ドルが安い時にはたくさん買えるけれど、高いときには少ししか買えないので、平均単価は安くなるというものです。

 

ドルコスト平均法は、有名な投資手法なので、その優位性については、色々な本などでも解説されています。

 

しかしながら、このドルコスト平均法は、かなりリスクの高い投資法ですので注意が必要です。

 

というのは、確かに、ドルコスト平均法は、相場が一定の間隔を上下するもみ合いの状況ではそれなりに機能するのですが、下落相場ではまったく役に立たないからです。

 

値段がどんどん下がっているときに、どんどんナンピン買いをして損失を拡大させていくわけですから、資金が無限にあれば別ですが、非常にハイリスクな理論といえます。

 

なので、一般的には良いといわれている理論であっても、それをそのまま使ってしまうと痛い目にあってしまいますので、自分できちんと検証してみることが大切です。

 

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通貨のリスク分散とは?

投資の基本に、リスクを分散させなければならないというものがあります。

 

しかしながら、リスク分散というのは、投資の種類を分ければそれでよいというわけではありませんので、注意が必要です。

 

例えば、株式投資の場合に、日経平均採用銘柄など日経平均と連動性の高い株ばかりを多く持っていると、日経平均が下がると自分の持っている株も、同じように下がってしまうということが起きるからです。

 

これですと、まったくリスクヘッジにはなっていないことになります。

 

これと同様に、通貨についても、例えば、オーストラリア・ドルとニュージーランド・ドルのように似たような動きをする通貨に集中投資してしまうと、リスクヘッジにはなりません。

 

リスク管理を考えた場合には、米ドルとニュージーランド・ドルを持つとか、米ドルとユーロを持つなど、異なる動きをする通貨を併せて持った方が、ポートフォリオとしてはよいのです。

 

ちなみに、統計の用語を用いれば、「相関関係の低い」通貨に分散するということになります。

為替差損とは?

為替差損というのは、為替差益の反対で、ある通貨Aから他の通貨Bに交換し、再び、通貨Bを通貨Aに戻したときに被る損失のことをいいます。

 

自国通貨である円を、他の通貨に交換した後、円が他の通貨よりも高くなれば(=円高)為替差損が生じることになります。

 

例えば、1ドル=100円のときに、手持ちの100万円を1万ドルに交換したとします。その後、円高が進み1ドル=90円になってしまったとします。

 

そして、ここでドルを円に交換すると、90万円(1万ドル×90円)にしかならず、結果として10万円の損失を被ってしまいます。これが為替差損ということになります。

 

◆為替リスクとは?
為替リスクというのは、外国為替市場に影響を及ぼす様々な要因のことをいいます。

 

為替レートは常に変動していますので、サブプライム問題のように、日本以外の国で起こった出来事が、外国為替市場に影響を及ぼすケースも少なくありません。

 

また、為替リスクには、政治的・経済的なものから、国内外の問題まで幅広く存在しています。

 

例えば、最近では、電気自動車の開発やバイオ燃料などの新技術開発が、産油国の経済に大きな影響を与えるとして、為替を動かす要因にもなるのです。

 

よって、為替リスクが存在する金融商品に投資をする際には、新聞報道やインターネットなどで情報を入手して、リスクに対処できるようにしておくことが大切です。

スワップポイント狙いとは?

FXで利益を上げる方法には、為替レートの変動により差益を得る方法と、スワップポイントによる方法があります。

 

スワップ(=SWAP)というのは、交換を意味していますが、このスワップポイントというのは、金利の異なる2種類の通貨を売買するときに、2通貨間に生じる金利差調整分のことをいいます。

 

わかりやすく言うと、円を他の通貨と交換する場合は、日本の金利とその国の金利との差額がスワップポイントということになります。

 

そして、金利の高い通貨を買って、金利の低い通貨を売った場合には、その金利差額分のスワップポイントを受け取ることができます。

 

反対に、金利の高い通貨を売って、金利の低い通貨を買った場合には、その金利差額分のスワップポイントを支払うことになります。

 

よって、投資家としては、金利の高い通貨に注目していくことになります。なお、スワップ狙いの通貨ペアとしては、オーストラリアドルやニュージーランドドルなどが人気です。

 

◆スワップポイントはいつから受け取れるのですか?
スワップポイントは、取引成立から1日以上経過すると発生し、その後毎日受け取ることができます。

 

当然、金利が通貨を買った日のそれよりも高くなれば、スワップポイントも大きくなります。

政策金利とは?

政策金利というのは、各国の中央銀行が決定している金利です。そして、この政策金利は、それぞれの国の基本的な金利であり、金利体系のもとになる短期金利のことをいいます。

 

◆短期金利とは?
短期金利は、インターバンク市場と呼ばれる金融機関同士がお金を貸し借りする市場で適用される金利のことです。

 

ちなみに、インターバンク市場で、この政策金利から大きく逸脱するような金利が適用される場合には、中央銀行は公開市場操作(オペレーション※)を行い政策金利付近に落ち着かせます。

 

※単にオペともいいます。

 

◆日本と米国の政策金利の呼び方は?
政策金利の呼び方は、それぞれの国によって異なります。

 

例えば、アメリカでは中央銀行であるFRB(Federal Reserve Board:連邦準備制度理事会)が決めるフェデラル・ファンド・レート(FFレート、FF金利)のことをいいます。

 

ちなみに、日本では、コールレートのことをいいます。

 

◆日本の政策金利は?
日本の政策金利は、コールレートのことをいいます。

 

かつては、日本銀行が市中の金融機関に直接貸し出す際に使用される公定歩合を政策金利としていたのですが、市場重視の立場から、コールレートに変更されました。

 

◆政策金利の権限は?
日本と同様に、海外でも、政策金利についての権限は、それぞれの中央銀行がもっています。

 

◆政策金利と国民生活の関係は?
政策金利が引き上げられたとしても、直接的には国民生活に影響を与えることが少ないので、実際のところ、あまり関心のない人も多いのかもしれません。

 

この辺は、消費税の引き上げなどとは異なるところです。

 

しかしながら、実際には、政策金利が上昇すると、金融機関に預ける金利が上がる一方で、金融機関から借りる住宅ローン金利が上がります。

 

このように、政策金利というのは、生活に大きな影響を与える、もとになる金利ということがいえます。

 

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