高金利通貨とカントリーリスク〜/為替市場でファンダメンタル分析とテクニカル分析が有効な場合...

FXで投資するのはどの通貨がよいですか?

FXで投資する通貨として、どの通貨がベストであるのかという問いに対しては、絶対的な答えはないように思います。

 

ただし、情報という面から考えますと、やはり自分が状況を知っている国の通貨を運用した方が有利であると思います。

 

◆スワップ金利を重視した場合は?
スワップ金利を重視した投資戦略の場合には、基本的に高金利通貨を買うということになります。現在の高金利通貨といえば、次のようなものです。

 

■ニュージーランド(NZ) ■オーストラリア(AU) ■イギリス
■アメリカ(US) ■ユーロ

 

その中でも、特にニュージーランドとオーストラリアは、非常にスワップ金利が高いので、取引の中心になると思われます。

ニュージーランドやオーストラリアなどは、なぜ高金利なのですか?

ニュージーランドやオーストラリアなどは、ある意味でカントリーリスクの高い国であるといえます。

 

こうした国が自国に資本流入を促すためには、主要国と一定の金利格差を保たなければならないのです。

 

といっても、このカントリーリスクというのは、FXや外貨預金において投資する際には、ほとんど問題ない程度と考えてよいと思います。

 

もしそうでなかったら、大手銀行が大々的に外貨預金を宣伝することもないと思いますので。

 

◆もしカントリーリスクが心配な場合は?
このようなカントリーリスクが心配であれば、NZドル、AUドル、USドル、ユーロ、ポンドに分散して投資するという方法もあります。

 

ちなみに、日本自身、国債や地方債などの莫大な借金を抱えていますので、かなりインフレリスクの高い状況です。つまり、ある意味、日本もカントリーリスクが非常に高いといえます。

 

なので、日本円だけを資産として保有しているのは、資産ポートフォリオのバランス上もあまりよくないのではないかと考えられます。

 

◆FXでトレンドに乗るとは?
トレンドというのは、相場が上昇基調にあるのか、下降基調にあるのかを示すものです。

 

ちなみに、一般に為替相場で勝つコツというのは、このトレンドに乗る順張りであるとされています。

 

なお、このトレンドを判断するのがトレンドラインですが、このトレンドラインについては、どことどこを結ぶかで引き方が何通りもあります。

 

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ファンダメンタル分析とテクニカル分析ではどちらで判断すべきですか?

ファンダメンタル(経済の基礎的条件)分析を判断の基準にした方がよいのか、それとも、テクニカル(統計的)分析を重視した方がよいのかについては、議論の分かれるところであり、どちらがよいという答えはないように思います。

 

とはいえ、ファンダメンタル分析もテクニカル分析も、ともに重要な判断材料には違いありません。

 

なので、大きな流れはファンダメンタル分析で判断し、実際にポジションを構築する際のタイミングを判断する際には、テクニカルな指標を利用するというのが一般的なように思われます。

 

◆株式投資の場合はどうですか?
株式相場の場合は、ファンダメンタルな指標の方は、テクニカルな指標よりも、株価に対しては相関関係が低いようです。

 

これは、ファンダメンタル指標を重視する経済評論家などの翌年の株価予想などがほとんと当たらないことからも、そのようにいえるのではないでしょうか。

 

◆株式でファンダメンタル分析が機能しない理由は?
株式は個人投資家の参加も多く、市場規模が為替市場に比べて小さいので、心理的要因によって変動しやすいからと考えられます。

 

よって、心理的要因を反映するテクニカル指標の方が、的中する確立も高くなるのではないかと思われます。

 

◆為替市場でファンダメンタル分析が有効なのは?
為替市場では、投機的な動きがある一方、貿易や資本移動などにかかわる経済状況を反映した通貨の交換が行われていますので、実体経済にある程度相関関係をもって変動するといえます。

 

よって、株式相場の場合とは違い、為替レートの予想については、一部のアナリストや経済評論家の予想というのもあながち無視できないともいえます。

 

とはいえ、1年先のどうなっているのかを予想できる人などいないと思いますので、近い将来に関する予想を、参考程度に頭においておくとよいのではないかと思います。

 

また、反対に、例えば、生産年齢人口の変化から為替レートの傾向を予想するといった、4〜5年先の長期的な傾向に対する経済的判断については、参考にすべきことも多いかもしれません。

 

◆為替市場でテクニカル分析が有効なのは?
戦争やテロなど突発的な事業をきっかけに相場が転換することなどはよくあることですが、そうした場合には、その転換をテクニカル分析を用いて、確認・判断するとよいと思います。

 

また、為替相場は経済状況と相関関係を持つとはいえ、相場は行き過ぎることが多々あります。

 

そのような場合にも、そのトレンドはまだ継続しているのか、あるいは転換点はどこなのか、といったことを判断するには、テクニカルな指標を用いた方が有効な場合が多いと思われます。

順張りとはどのような取引ですか?

順張りというのは、例えば円安が進んでいる時に、1ドル=100円から105円まで上昇してきたので、この流れに乗ろうと考えて、1ドル105円でドルを買うような取引のことをいいます。

 

◆株式相場と為替相場の逆張りの違いは?
株式相場の場合には、コツコツと長期的に安値を拾っていくというような投資法が有効な場合もあると思われます。

 

というのは、個別企業の株価というのは、長期的にみるとある程度一定の水準のなかで上下していることが多いからです。

 

よって、そのような水準を知っている銘柄が、底値とみる水準まで下がっていれば、コツコツ買いを入れて後で大きな利益を出すことも可能になります。

 

しかしながら、為替相場の場合には、そのような水準というものが存在しません。

 

なので、これ以上は下がらないだろうという希望的観測がはずれたにもかかわらず、ロスカットもしないでいると、莫大な損失を抱えてしまう危険があります。

 

よって、FXにおいては、逆張りはすべきではないといえます。

 

◆順張りとはどのような取引ですか?
順張りというのは、例えば円安が進んでいる時に、1ドル=100円から105円まで上昇してきたので、この流れに乗ろうと考えて、1ドル105円でドルを買うような取引のことをいいます。

 

◆順張りのメリット・デメリットは?
順張りのメリット・デメリットは、次のようなものです。

 

<順張りのメリット>
■確実性 ⇒ 順張りの場合、利益は小さくなりますが、確実性があります。

 

<順張りのデメリット>
■安く買えない ⇒ 順張りの場合は、円安のトレンドができるのを確認してから買いますので、やや出動が遅れる傾向にあります。

 

また、順張りで買う場合には、円安の上昇の勢いが強かったりすると、かなり高いところで約定してしまうこともあり得ます。

 

◆逆張りとはどのような取引ですか?
逆張りというのは、例えば円高が進んでいる時に、1ドル=110円から100円にまで下落したので、そろそろ円安に向かうだろうという予想のもとに、100円のときにドルを買うような取引のことをいいます。

 

つまり、逆張りは、円高の流れが止まったことを確認する前の段階で、相場の流れに逆らってドルを買うような取引のことです。

 

◆逆張りのメリット・デメリットは?
逆張りのメリット・デメリットは、次のようなものです。

 

<逆張りのメリット>
■安く買える ⇒ 逆張りの場合は、うまくいけば底値で買うことができますので、利益が大きくなる可能性があります。

 

<逆張りのデメリット>
■リスクが高い ⇒ 逆張りの場合は、あくまでも「そろそろ円安にむかうだろう」という希望的観測に基づいた取引ですので、上手くいかなかったときには非常にリスクが高いです。

 

例えば、相場は行き過ぎるものなので、1ドル=100円が底だと思って買ったとしても、その後ズルズルと1ドル=90円まで下落していくということもあるのです。

 

なので、基本的に逆張りはオススメできません。

「頭と尻尾はくれてやれ」とは?

「頭と尻尾はくれてやれ」というのは、相場の格言です。つまり、天底は誰にもわからないので、反転を確認してから投資しても遅くはないということを言っているのです。

 

FXでは、ぜひこの格言どおり、必ず順張りで売買するようにしてください。順張りだとやや出動が遅れますので、最安値では買えないかもしれません。

 

しかしながら、FXの場合には、多少のレートの変動でも利益が出せますので、トレンドを確認してからエントリーしても決して遅くはありません。

 

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ローソク足チャートとはどのようなものですか?

ローソク足チャートは、テクニカル分析(統計的分析)の基本です。このローソク足は、江戸時代に米相場において本間宗久が発明し、活用したとされています。

 

また、ローソク足チャートというのは、為替や株価の値動きをわかりやすく視覚化したものをいいます。

 

単なる数字の羅列ですと、現在のレートが相対的に高いのか安いのか、または、トレンドは上なのか下なのかということがわかりにくいものです。

 

このようなときにローソク足チャートを用いると、現在のレートがどの辺りにあるのか、あるいは、現在の相場が上昇トレンドなのか下降トレンドなのかということが一目瞭然でわかりますので大変便利です。

 

◆ローソク足チャートの見方は?
ローソク足には、1本のローソク足をどれくらいの期間にするかによって、日足、週足、月足、1時間足、5分足などがあります。

 

◆ローソク足の始値・終値・高値・安値とは?
日足の場合ですと、1日の最初の値を始値(はじめね)、最後の値を終値(おわりね)といいます。また、高値というのは、1日のうちで最も高い値のことをいいます。

 

そして、安値というのは、1日のうちで最も低い値のことをいいます。

 

ちなみに、このローソク足は、江戸時代に米相場において本間宗久が発明し、活用したとされているもので、これら4つの値を視覚化したものになります。

 

◆ローソク足のひげとは?
ローソク足のひげというのは、ローソク足の実体(色のついた部分)からのびている線のことをいいます。

 

また、上についているひげのことを「上ひげ(うわひげ)」といいます。そして、下についているひげのことを「下ひげ(したひげ)」といいます。

 

◆ローソク足の陽線とは?
始値よりも終値の方が高ければ赤色(白色の場合もあります)で示しますが、これを陽線といいます。また、このローソク足のときは、上昇傾向にあることを意味しています。

 

なお、大陽線(だいようせん)という、長くてひげのない陽線は、相場の上昇パワーが強いため、相場が上昇することが多いサインとなります。

 

◆ローソク足の陰線とは?
始値よりも終値の方が低ければ青色(黒色の場合もあります)で示しますが、これを陰線といいます。また、このローソク足のときは、下降傾向にあることを意味しています。

 

なお、大陰線(だいいんせん)という、長くてひげのない陰線は、相場の下降パワーが強いため、相場が下落することが多いサインとなることがあります。

 

◆相場の反転を示すローソク足は?
長い下ひげをもったローソク足が、底値付近で出現したときは、相場のトレンドが反転し上昇する可能性があります。

 

これは、1日のなかで、始値よりも安いレートまで売られたものの、買い戻されてレートが戻ってきたことを表しているからです。

 

反対に、長い上ひげをもつローソク足が、天井付近で出現したときは、相場のトレンドが反転し下降する可能性があります。

 

◆ローソク足の十字線とは?
十字線というのは、始値と終値が同じで、その上下にひげがついているものをいいます。

 

この十字線がでているときは、相場が方向を見定めようとして迷っている段階であることを示しています。なので、天井や底値付近でこの十字線が出たら反転する可能性があります。

トレンドがある相場とは?

為替相場の特徴として、トレンドが形成されると、そのトレンドがある程度の期間持続することが多いということがあります。

 

つまり、為替相場では、陽線や陰線が連続して素直に動くときが多いということです。

 

なので、一般的には、株式相場よりも相場の動きが素直でトレンドが読みやすいということがいえます。

 

◆トレンドラインとは?
トレンドライン(傾向線)というのは、ローソク足チャート上で、高値同士、あるいは安値同士を結んでラインを引いたものをいいます。

 

また、このトレンドラインは、ローソク足のつながりを結んだものですが、トレンドラインの傾きが相場のトレンドを把握するのに役立ちます。

 

つまり、トレンドラインが右肩上がりなら上昇トレンド、トレンドラインが右肩下がりなら下降トレンドということです。

 

株の場合にもこうしたラインを引いて、方向性を見ることが多いですが、為替相場においても参考になる部分があります。

 

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