為替予約が為替相場に与える影響〜/相場に変化がある時期は?

証券会社とFX会社選択の違いは?

証券会社の場合は、手数料などの差はありますが、サービスの質や量というのはほとんど差がありません。

 

これに対して、FXの場合には、会社によってサービスから商品内容に至るまでかなりの差があります。

 

よって、FXで失敗しないためにも、FX会社選びはとても重要になります。どこの会社で取引してもそう変わらないだろうなどと思わずに、FX会社の選択は慎重に行いたいところです。

中級者向けのFX会社は?

FXも中級者になると、手数料が安くて、しかも少ない資金でより多くの利益を狙いたくなるものです。

 

また、デイトレのように毎日売買をおこなって、少しずつ利益を積み重ねたい人の場合には、できるだけ手数料が安い会社を選択する必要があります。

 

ただし、手数料が安い会社の多くは、およそ数十倍〜400倍とレバレッジが高めになっています。レバレッジが高いということは、それだけ早めの損切りが必要になるということです。

 

よって、レバレッジの高い取引をする場合には、ハイリスク・ハイリターンであるということを、しっかり認識した上で資金管理を行っていかなければなりません。

日本の季節要因が為替相場に与える影響は?

日本の季節要因が為替相場に与える影響としては、次のようなことが考えられます。

 

ゴールデンウィーク・夏・年末
・ゴールデンウィークやお盆休み、年末年始には、海外旅行に出かける人が急増しますので、円を外貨に替えるという需要があります。
・具体的には、現金をもっていく場合は旅行前に、カードを使う場合であれば旅行後に、それぞれ円を売って外貨を買うという動きが活発に行われます。つまり、こうした旅行のハイシーズンの前後には、円安になりやすいということになります。

 

ボーナスシーズン
・一般的に6月と12月は、日本のボーナスシーズンにあたります。この時期金融機関が一斉に金融商品のキャンペーンを行うことから、金融商品にお金が集まりやすくなります。
・最近は、外貨預金などの外貨建て金融商品のキャンペーンも増えていますので、まとまった円売り・ドル買いがでることがあります。よって、この時期は、円安に進みやすいということになります。

 

企業の決算シーズン
・日本企業の多くは、3月が本決算、9月に中間決算が行われます。これにあわせて投資活動も行われることが多いです。
・例えば、4月や10月は、新規の投資資金を用いた投資が行われますが、このうちのいくらかは海外投資へと向かいますので、円売りドル買いが生じます。
・反対に、3月や9月は決算期末なので、その期の投資活動で得た利益を確定させるために、海外に投資している分をいったん清算して、国内に戻す動きが出やすくなります。つまり、この時期は、ドル売り・円買いの動きがでるので、円安要因になります。

 

スポンサーリンク

為替予約とは?

為替予約というのは、例えば、保有している米ドルを3か月後に売却する予定がある場合、円高が進むと為替差損を被るリスクがあるので、今のうちに、ドル売りのレートを予約しておく取引のことをいいます。

 

◆輸出入業者の為替予約が為替相場に与える影響は?
最近の輸出入業者は、年間を通じてコンスタントにヘッジを行うための為替予約をしています。

 

輸出業者の場合ですと、海外に製品を輸出してドルを受け取ることになるので、ドルの売り予約を活用して、為替差損を被るリスクをヘッジするケースが多いようです。

 

ちなみに、こういった取引というのは、比較的コンスタントに行われていますので、季節性というのはあまりないようです。

 

ただし、ゴールデンウィークや夏休みなどの長期休暇の前には、多少まとまった取引を行うことがあるので、注意が必要になります。

 

これは、この時期に相場が大きく動いてしまうと、企業としては困ったことになるからです。

 

◆輸出企業のドル売りと個人のドル買いの相殺について
日本の企業は、輸出企業の方が多いので、ネットでは、ドル売り円買いの方が多くなります。

 

これに対して、例えば、個人は、ゴールデンウィークや夏休み前には、海外旅行でドルを買います。

 

よって、個人がドルを買ったとしても、その効果は、輸出企業のドル売りによって相殺されることになります。

為替差益とは?

FXで利益を上げる方法としては、次の2つの方法があります。

 

(1) 通貨を売り買いして為替レートの変動によって差益を得る方法
(2) 2通貨間に生じる金利差(スワップポイント)で利益を得る方法

 

そして、為替差益というのは、(1)の方法になります。具体的には、例えば、日本円を100万円持っていたとします。

 

このとき、ドルが上昇して1ドルが100円から120円になったとしても、円を保有している場合には、100万円は100万円ですので、利益はまったくありません。

 

しかしながら、1ドル=100円のときに、持っている100万円を1万ドルに替えている場合には、1ドル=120円になれば、確実に円資産が増えます。

 

つまり、1ドル=120円のときに、再びドルを円に替えると120万円になり、20万円の利益が出ます。

 

為替差益というのは、このように、ある通貨Aから他の通貨Bに交換して、再び、通貨Bを通貨Aに交換したときに得られる利益のことをいいます。

 

交換した通貨Bが、当初保有していた通貨Aよりも高くなれば、為替差益が出るということになります。

 

ちなみに、新聞記事などで、「円安ドル高になり、輸出企業の経常利益が何百億円増加」といった文言を見たことがあるかもしれません。

 

この場合の利益というのは、期初に想定していた為替レートよりも円安ドル高になったので、対米向けの売上高が増加し、経常利益が増えたということを意味しています。

日本と欧米の企業の決算期は?

日本と海外と比較すると、企業の決算時期や各国の休日が異なります。日本の多くの企業では、4月から翌年3月までが1年という決算期間を採用しています。

 

一方、欧米の企業は、12月決算が多く、1月から12月までを1年としています。また、最近は11月を決算期としている企業も増加しています。

 

さらに、日本では半期決算が多いですが、欧米では、多くの企業が四半期決算を採用しています。

 

よって、日本の企業が決算に向けて為替取引をするのは、多くても年2回ということになりますが、欧米では年4回あるということになります。

 

◆日本と欧米の決算期とポジションの関係は?
機関投資家は、決算に向かってポジションを縮小することが多いので、相場も決算手前の時期は、それまでの動きと反対の動きとなることがあります。

 

具体的には、3月、6月、9月、12月のそれぞれの上旬から中旬がこうした時期に該当します。特に、年度の最終月である12月が重要になります。

 

反対に、期の初めにあたる1月、4月、7月、10月になると、新規のポジションを積極的につくり始めるため、日本では正月休みですが、海外では大きく相場が動くことになります。

 

◆米国企業の決算とドル高
米国では、企業のグローバル化が進み、雇用が政治問題化するほど、多くの企業が海外に拠点を移しています。

 

このような企業は、1年が終わりに近づくと、稼いだ利益を本国のアメリカに送金します。

 

つまり、これは、12月になるとアメリカの企業が世界中の国々で稼いだ利益をドルに替えてアメリカに送金するので、ドル買いが多く発生し、ドル高要因になるということです。

 

◆相場に変化がある時期は?
相場に大きな変化が現れるのは、次のような理由から、1年のうちでは12月から翌年の2月のあいだが多いようです。

 

12月初旬はポジション調整が行われるため、マーケットが閑散とした状態になります。

 

そのような中で、静かにゆっくりとトレンドができ始め、1月に入りマーケットにビッグプレイヤーが戻ってくると一気にブレイクして、その後1〜2か月にわたり大相場が続くというのがその理由のようです。

 

◆欧州のイースター際の相場展開は?
欧州では春先にイースター際で数日間の休みがあります。この間でも米国市場は開いているのですが、アメリカ人もあまり取引をしたがらないようです。

 

なので、通常は静かな相場展開となります。

 

◆旧正月の相場展開は?
中国系の国では、旧正月が非常に重要です。

 

なので、旧正月の間は、シンガポールや香港のマーケットが休場になります。これにより、東京時間で市場が閑散とするという傾向があることは、頭に置いておきたいところです。

 

◆休日と為替相場の動き
為替相場では、世界標準でイベントを考えておくことが大切です。米国で一番重要な休日といったら、11月後半の感謝祭と、クリスマスです。

 

感謝祭の直前やクリスマスの直前は、皆がそれまでに大きなポジションの整理を済ませておきたいと考えるために、ポジションを縮小する動きがたびたび起きます。

 

とくに12月は、外資系のディーラーなどが長期休暇に入ることが多いので、市場の流動性も薄くなりがちです。

 

よって、11月中旬と12月初旬(1〜2週目)は、ポジション調整の時期として注意が必要です。

 

ちなみに、ニューイヤーは、日本のお正月に当たりますが、元旦は休日になるものの、それ以降は通常どおりのウィークデーになりますので、あまり重要とはされていません。

 

なので、お正月はあくまでも日本独自の休日と考えておいた方がよいでしょう。

 

スポンサーリンク

上半期の相場の季節要因としてはどのようなものがあるの?

上半期の相場の季節要因は、次のようなものです。

 

■1月
・1月の相場は12月後半の流れを受け継ぐことが多いです。
・1月は欧米企業の決算期初めで、日本が正月休みに入っている間に、大きく相場を動かしにきます。

 

■2月
・2月のイベントに相場を動かす要因はあまりないのですが、実際には結構大きく動くことが多いです。
・1月中旬から後半にかけて、米国大統領の教書が発表されるので、それを受けて2月に動きが本格化します。

 

■3月
・3月は、欧米企業の四半期末に相当します。
・3月は日本の多くの企業の決算期なので、前半は決算期末に向け、海外投資で得た利益を確定するための外貨売りなどの決算対策が行われます。

 

また、後半には、期末の決算数字を固めるために、企業の動きが鈍くなり、相場が閑散となることが多いです。

 

■4月
・日本企業の決算期初めということもあり、3月31日の午後から4月1日にかけて、相場が急変動することが多いです。
・4月上旬はイースター休暇があるので、相場の動きは穏やかになります。
・4月後半は、日本ではゴールデンウィークが始まることもあり、海外旅行者が円売りを活発化させます。

 

■5月
・5月の初旬は日本ではゴールデンウィークです。
・ゴールデンウィークが明けると、一部の国内機関投資家が、年金など新規投資資金による投資を開始します。

 

■6月
・欧米企業の四半期決算です。
・6月は少々調整の起きやすい時期といえます。

下半期の相場の季節要因としてはどのようなものがあるの?

下半期の相場の季節要因は、次のようなものです。

 

■7月
・とくに大きなイベントはありません。

 

■8月
・8月は夏休みシーズンですが、欧米では、1か月程度の休暇をとる人もいるため、企業の活動は鈍化し、全体的に、相場は比較的閑散となります。
・基本的に、6〜8月は、相場は閑散とすることが多いです。ただし、数年に1回ですがロシア危機などの大事件が起きていますので、そういう年は大きく動きますので注意が必要になります。

 

■9月
・9月は日本企業の中間決算期です。それと同時に、欧米企業では、四半期決算期です。
・相場の動きは、3月に似たような動きとなります。

 

■10月
・日本企業は下期の始まりなので、4月と似たような動きとなると考えておくとよいです。

 

■11月
・一部の欧米企業では決算期にあたりますので、11月中旬は注意が必要になります。
・11月後半は、米国の感謝祭によって休暇となります。そのため休暇前はポジション調整の動きが起こることが多いです。

 

■12月
・12月は欧米企業の決算期なので、前半は決算に向けて、機関投資家のポジション調整が起こります。これによって、それまでの相場の動きとは反対の動きになることも多いです。
・12月中旬以降は、外資系金融機関のトレーダーが休暇に入るなど、閑散としてきます。また、クリスマス前後はほとんど動きがなくなります。
・欧米企業の自国内への利益送金が起こるので、円安になりやすいといえます。
・12月28、29日頃から本格的に相場が動き始め、年末年始の動きにつながっていきます。

為替相場の1日の値動きは?

為替相場というのは、世界中がつながっているので24時間休みなく動いています。よって、1日を区切るために、ニューヨーク時間の午後5時を1日の終わりとしています。

 

これを1週間で見ますと、月曜日にシドニー市場がオープンとなる朝5時から、金曜日のニューヨーク市場がクローズとなる午後5時までとなります。

 

東京時間では、夏時間と冬時間とでは1時間のズレが生じますが、月曜日の朝3時(or 4時)くりから、土曜日の朝7時(or 6時)までとなります。

 

スポンサーリンク