ドル、ユーロ、豪ドル、NZドル、カナダドル、スイスフラン、ポンドの特徴は?

ドル/円の特徴は?

ドル/円は、もっとも基本的な通貨ペアになります。

 

ドル/円でしたら、日本人にとって馴染み深いし、テレビや新聞などでも為替レートを毎日報道していますので、現在の為替レートがいくらであるのか知っている人も多いと思われます。

 

為替関係のニュースは、ほぼドルに関するものなので、円高とか円安とか言っていても、それはドルに対して円が高いのか安いのかを言っていますので注意したいところです。

 

つまり、例えばユーロに対しては円安になっていても、ドルに対して円高であれば、ニュースなどでは円高と言うからです。

 

ドルは世界の基軸通貨ですので、すべての通貨はドルとの取引が中心になります。

 

なので、仮にドル以外の通貨を売買する場合でも、ドルの動きには常に注意を払う必要があります。

米国内の景気動向とドルの動きは?

米国の景気がよければ、当然ドル買いです。また、雇用統計で米国の失業者が多くなると、反対に景気がよくないと判断されてドル売りの原因になります。

 

雇用統計は、毎月第1金曜日に米労働省が発表しています。

 

こういった米国の経済指標などは、FX業者が配信しているニュースなどで、速報や解説なども流れるので参考にするようにしたいです。

 

この雇用統計が発表される第1金曜日は、為替が米雇用統計の影響で乱高下することが多いので、取引する際には注意してください。

 

◆米国の為替政策とドルの動きは?
為替政策というのは、金利を上げたり下げたりなどの金利政策と、米国は今、ドル安とドル高のどちらを歓迎していて、それに沿った政策をとるのかなどのことをいいます。

 

為替の基本では、高金利通貨が買われますので、米国の金利が上がればドルが買われることになります。

 

◆ドルを動かす要因は?
ドルを動かす要因としては、次のようなものがあります。

 

■米国内の景気動向
■米国の為替政策
■テロなどの地学的リスク...など

 

◆ドル安とドル高政策とは?
為替の動向を読む際には、景気よりも政策のほうが重要です。景気が良くても悪くても、米国が政策的に為替を動かそうと思えば、景気など関係なくなるからです。

 

最もわかりやすいのが1985年の「プラザ合意」です。この政策で円高が一気に進みました。これは、意図的に米国が円高ドル安に誘導したのです。

 

しかしながら、これ以上の円高は世界経済に悪影響との判断から、1995年の1ドル=79円にまでなった円高は、協調介入によって米欧日の同意で介入が行われ、一斉に円売りが実施されました。

 

その結果、今度は為替が円安方向に振れ、1998年には1ドル=140円を超えるようになったのです。

 

このように、強引に為替レートを操作する政策が取られる場合がありますので、特に米国の政策を無視した取引はしてはいけないということになります。

 

世界の為替に最も影響を与えるのが、米国の政策ということを覚えておくとよいと思われます。なお、ドル/円は、3〜4年周期で円高と円安を繰り返す動きとなっているのが特徴です。

 

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円とユーロの関係は?

ドル、ユーロ、円は、世界の3大通貨であり、それぞれアメリカ、ヨーロッパ、アジアと世界の主要地域を代表するマネーです。

 

為替というのは、通貨ペアと言われるように、ある通貨を売って、ある通貨を買うということです。

 

つまり、為替は通貨の交換ですから、円を売ったら売りっぱなしではなく、必ず何かの通貨を買うことになるのです。

 

為替の大きな動きは、ドル、ユーロ、円のどの通貨を売って、どの通貨を買うのかで決まりますから、その動きを予測するには、ドル、ユーロ、円のどこにお金が集まっているのかを考えればよいのです。

 

ユーロが買われる場合は、ドルか円が売られている場合です。

 

このとき、ドルと円の両方の通貨が売られてユーロが買われる場合もあれば、円かドルの片方が売られてユーロが買われる場合もあります。

 

よって、ユーロ/円の取引では、ドルとユーロの関係にも注意しながら取引することが大切になってきます。

 

◆ユーロ/円の特徴は?
ユーロは、ヨーロッパのほとんどの国で導入されていますが、現在、ユーロはドルに次いで実力のある通貨となっています。

 

第2の基軸通貨として、各国が外貨準備高をユーロに切り替え始めたこともあり、ユーロはドルの価値が不安定になった時に代替となる通貨といってよいでしょう。

 

◆ユーロを動かす要因は?
ユーロを動かす為替ニュースとしては、欧州の景気動向があります。

 

特にユーロは、ドイツマルクの代替としての要素も兼ねていますので、ドイツの景況感を表す指標や雇用統計などに注意する必要があります。

 

また、欧州中央銀行(ECB)の発言などにも要注目です。

 

ちなみに、ユーロ/円については、ドル/円よりもはっきりと円高、円安のトレンドが出やすいので、このトレンドに沿った取引をするとよいと思われます。

 

トレンドは数週間程度で反転しますが、日足などのチャートを見て、売買のタイミングを計れば、大きく失敗することはないでしょう。

クロス円とは?

ポンド/円、豪ドル/円などの通貨ペアというのは、ポンドと円、豪ドルと円が取引されているわけではありません。

 

実は、ポンド/円のレートというのは、ポンドドルと米ドル、米ドルと円のレートを合成して作られたものなのです。ポンド/円の交換というのはほとんどなく、取引量が極めて少ないのです。

 

ちなみに、このように流動性が低いと、為替レートが乱高下してレートがつかなくなったりもします。

 

クロス円と言われるのは、このように、ほとんどの通貨が米ドルを介して売買されていることによります。

 

◆クロス円とドルの動き
為替取引は、常に基軸通貨である米ドルを中心に行われています。また、クロス円というのは、米ドルを介して売買される通貨ペアです。

 

よって、クロス円を売買する際には、米ドルと円の関係、米ドルとポンドや豪ドルなどとの関係をチャートを見ながら確認することが大切です。

 

ドルの売買をしないときでも、ドルの動きには注意が必要であると言われるのは、クロス円のレートが合成レートだからです。

豪ドル、NZドルの特徴は?

豪ドル、NZドルといったオセアニア通貨は、高金利通貨として日本人に最も人気が高いです。豪ドルとNZドルというのは、非常によく似た動きをします。

 

◆豪ドル、NZドルが買われるのは?
豪ドルやNZドルなどの通貨は情報が少ないので、売買は難しいと言う意見もあるようですが、高金利通貨が買われる理由というのがあります。

 

基本的に、米国経済に問題がなくて、米国の金利も高いという状況であれば、世界のマネーは米国に流れますのでドル買いになります。

 

また、ユーロ圏が好調で、ユーロの金利も高ければユーロ買いになります。しかしながら、このどちらでもないような不安定な状況の場合には、高金利通貨が買われることがあります。

 

さらに、これらの国が資源国であるという特徴から買われることもあります。

 

ちなみに、日本は鉄の原料である鉄鉱石をオーストラリアから輸入していますので、過去に原油や鉄鉱石などの資源が高騰したときには、日本経済は大きな影響を受けました。

 

資源をたくさん保有している国は将来性が期待できるということから、オセアニア通貨は買いだと判断している人もいるようです。

 

さらに、地学的リスクが低いということもあげられます。南半球の島で大きな戦争が勃発するという危険性はあまり考えられないからです。

 

このような複合的な要素が、オセアニア通貨が買われる理由となっています。

 

◆豪ドル、NZドルが売られるのは?
豪ドル、NZドルが売られる要因としては、次の要因が考えられます。

 

自国の経済・政治状況
オーストラリアやニュージーランドの国自体の経済や政治がひどい状況になったときには、これらの通貨は売られることとなります。

 

米国の金利上昇
米国の景気が良くなり、米国の金利が上昇したときに、オセアニア通貨は売られる要因となります。豪ドルと米ドルの為替の動きを見ていただくとよくわかるのですが、豪ドルが下がったときには、米ドルが上がっています。

 

この豪ドルと米ドルの2つの通貨が逆の動きをすることが多いのは、米国への投資のヘッジとして高金利通貨が買われているためです。

 

よって、豪ドルやNZドルの取引だから米ドルは関係ないと考えるのは危険です。

 

円安ドル高になり、どんどん米ドルが上昇してきたときには、豪ドルやNZドルの買いポジションを保有している人は注意が必要になります。

 

とはいえ、オセアニア通貨は金利が高いので、かなりの長期戦で考えるのであれば、損をする可能性は低い通貨といえます。

 

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カナダドルの特徴は?

カナダドルは、アメリカに近いこともあり、米ドルの影響を受けやすい通貨です。よって、他の通貨ペアとは異なる動きをすることも多く、動きが読みにくいときがあります。

 

◆カナダドルの金利は?
カナダドルは、他の通貨と比較すると、動きは比較的緩やかで、金利も高からず低からずといった感じです。

 

ただし、カナダは資源国であり、経済成長も安定してますので、将来的には上昇余地のある通貨であると思われます。

スイスフランの特徴は?

スイスフランは、「有事のフラン買い」と言われるように、テロが発生した際などには、急激に買われることがあります。

 

ただし、スイスフランは、世界情勢が不安定なときには注目が集まりますが、それ以外では特に買われる材料は少ないといえます。

 

◆スイスフランの金利は?
スイスフランの金利は、日本に近いくらいの低金利なので、スワップ狙いの通貨としては適していないと思われます。

ポンド/円の特徴は?

ポンド円という通貨ペアは、非常にボラティリティ(変動幅)が大きく、1日でも大きく乱高下するので、ハイリスク・ハイリターンの通貨ペアであると言われています。

 

もっとも、だからこそ面白く、儲けも狙えるという見方もありますが。

 

ポンドは熱狂的な愛好者もいますが、FX初心者の場合は、よほど注意しないと悲惨な目にあいます。

 

なので、初めて取引するのであれば、別の通貨を選んだ方がよいかもしれません。

 

ただし、トレンドが出やすいので、FX初心者であっても、トレンドを見誤るということはないかもしれません。

 

もしポンド円に参戦する場合には、低レバレッジで早めの損切りで望むようにしたいところです。

 

◆ポンド円の金利は?
ポンド円も豪ドルなどオセアニア通貨に次いで金利が高い通貨です。

 

しかしながら、ポンドは激しく乱高下しますので、豪ドルやNZドルのような金利狙いの取引は、危険ですのでやめた方が無難です。

 

なので、ポンド円は、あくまでも為替差益を狙う通貨であると認識しておいた方がよいと思います。

 

◆ポンドのレートを動かす要因は?
ポンドのレートを動かす要因としては、次のようなものがあります。

 

■英政府当局などが発表する住宅価格
■英製造業景気指数
■消費者物価指数...など

キャリートレードとは?

キャリートレードというのは、高金利通貨を買って、低金利通貨を売ることで資産を運用する手法です。

 

日本はほぼゼロ金利なので、円を売って、豪ドルやNZドルなどで資産を運用する個人投資家も増えてきています。

 

◆キャリートレードは日本人の特権ですか?
円を売って高金利通貨を買うというのは、日本人だけが行っているわけではありません。円を売って高金利通貨を買う動きというのは、海外でも活発だからです。

 

ちなみに、ヘッジファンドなどは、このキャリートレードを使って円売りを仕掛けてきたりします。

 

日本人がFXで円以外の通貨ペア、例えばユーロ/ドルなどを売買できるのと同じように、海外勢も円の通貨ペアを売買できるのです。

 

現在の日本のゼロ金利というのは異常なレベルなので、円は現在、キャリートレードには最適な通貨として注目されています。

 

日本は一般的な見方としては、当分ゼロ金利が続くと言われていますので、諸外国との金利差が拡大すれば、今後ますますキャリートレードの動きが活発になる可能性があります。

 

なお、FX業者などのニュースやレポートなどで、キャリートレードという言葉に出くわしたら、高金利通貨が買われているのだと思ってください。

為替損益の計算は?

FXで実際に取引したときの為替損益をどのように計算するのかについて考えてみます。

 

為替損益から往復の手数料を差し引いたものに、スワップポイントを足したものが合計の損益になります。

 

この際の手数料には、往復手数料以外にスプレッドも含まれますが、これは為替損益に含まれますので、具体的な計算式としては次のようになります。

 

⇒ 合計損益=為替損益−往復手数料+スワップ金利

 

◆成り行きとは?
成り行き注文というのは、マーケットで現在表示されている値段で、「買い」や「売り」の注文を出す方法をいいます。

 

⇒ ドル円 100.20−100.25

 

このように表示されていたら、買う場合には100.25円で、売る場合には100.20円で注文を出すことになります。

 

ただし、成り行き注文の場合、急にレートが動いたときには、注文が成立しない場合がありますので注意してください。

 

そのような場合には、再度新たなレートで注文を出し直せば問題ありません。

 

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