分散投資と資産運用〜/FXにかかる税金〜/豪ドル・NZドル・英ポンド・カナダドルの特徴...

分散投資というのはどういうことですか?

投資する際は、分散投資が重要であるとよく言われますが、この場合の分散というのは、リスクをヘッジ(回避)してくれる資産に分けなさい、という意味です。

 

なので、単に異なる種類の投資をあれこれすればよいという意味ではありませんので、注意してください。

インフレとデフレ期による資産運用は?

バブル経済崩壊の流れを見て実感できたのは、インフレに強いのは現物資産、デフレでは現金が強いということだったのではないでしょうか。

 

バブル期には、現物資産である不動産などがどんどん値上がりしましたので、地主は大金を手にし、不動産業界が活況でした。

 

しかしながら、バブルが崩壊し、物価が下がってくると、今度は現金を持っていた人が一番得をすることになったのです。

 

つまり、バブル期に不動産や株式に手を出していた人よりも、銀行に現金を預けていた人が一番資産を守ることができたということです。

 

ちなみに、利益が出る商品というのは、インフレやデフレだけではありません。

 

金利が上昇していくのであれば、金利変動型の金融商品がよいですし、金利が下降していくのであれば、債権などの利回りの確定のものがよいからです。

 

要は、状況によって異なってくるということです。

 

自分で資産運用を行う場合には、色々と試行錯誤しながら、自分に合ったポートフォリオを組めるようになるのが重要であり、自分に合った投資法を見つけることが大切です。

 

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FXにかかる税金は?

FXの税金というのは、株などとは異なり、「雑所得」として確定申告する必要があります。

 

ただし、年間の給与所得が2,000万円以下で、雑所得収入が20万円を超えない人は申告する必要はありません。

 

◆FXの売買で得た利益とは?
FXの売買で得た利益というのは、そこから必要経費を差し引いたものが収入金額となります。
⇒ FXでの所得=FXの売買利益−必要経費

 

つまり、次のようなものは、すべて経費として売買利益から差し引くことができます。

 

■FXでかかった手数料 ■インターネットのプロバイダ使用料
■通信費 ■セミナー費用とその交通費 ■書籍購入費
■筆記用具などの消耗品...など

 

さらに、このFXでの所得というのは、他の雑所得と合わせて確定申告することになります。ただし、雑所得で生じた損失は、他の所得と合算することはできませんので注意してください。

 

なお、FXでの利益は、雑所得として、他の所得と合算された金額に対して課税されます。

 

◆外貨取引で発生した税金は?
FXで得た利益は、個人の場合、通常は雑所得として総合課税の対象になります。

 

年間に決済した取引の売買損益を通算して20万円以上の利益となった場合には、純利益※が課税対象になり、確定申告が必要になります。

 

具体的には、年収が2,000万円以下の人で、損益を合算し、年間の利益が20万円以上であれば、雑所得として確定申告する必要があります。

 

※手数料を控除した利益です。

 

◆ユーロドルの利益は、どのように支払われるのですか?
対円の取引でないユーロドルなどの場合は、持っているポジションを決済した際に、FX会社が提示している、米ドル円のレートにて円換算され、利益は円で反映されます。

 

例えば、1ユーロ=1.2100ドルで1万ユーロの買いポジションを持ったとします。

 

その後、1ユーロ=1.2200ドルにて1万ユーロを決済した際、為替売買益は、(1.2200−1.2100)×1万ユーロ=100ドルとなります。

 

その際の米ドル円のレートが1ドル=100円だった場合※には、100ドル×100円=10,000円が為替売買益となります。

 

ただし、実際には、日々のスワップポイントもドルで付いたものが、先のレートで円に計算されることになります。

 

※この際のレートはドルを円にするので、ドル売り、すなわちBidレートとなります。

 

◆利食い(りぐい)とは?
利食いというのは、反対売買によって利益を確定することをいいます。

 

◆取引レンジとは?
取引レンジというのは、取引時間内※での高値と安値の間の価格帯のことをいいます。

 

※1日、週、契約存在中

スワップとは?

スワップというのは、2つの金利差を表します。高金利通貨を買い、低金利通貨を売ることで、金利の差額分を受け取ることができます。

 

◆米ドルを売るとスワップがマイナスになるのは?
スワップというのは、2種類の通貨の売買によって発生するものであり、2国間の金利差調整のことを指します。

 

なので、金利の安い通貨を売って金利の高い通貨を買っているときには、その金利の差額分の受け取りが発生し、反対に金利の高い通貨を売って金利の安い通貨を買う場合には、金利の支払いが発生するのです。

 

昨今の金利情勢では、米ドル買い円売りの場合には、受け取りの金利が発生します。反対に、米ドル売り円買いの場合には、支払いの金利が発生します。

売りポジションとは?

売りポジションというのは、外貨を買うのではなく、売ることから取引を始めること、また、実際に売り建てている外貨の金額のことをいいます。

 

売った通貨の金利が高い場合には、売りポジションを建てるとスワップポイントが差し引かれるので、証拠金の額が目減りするリスクがあります。

 

ただし、将来的に日本の金利水準が上昇し、売りポジションを建てた通貨の金利よりも高くなった場合には、反対にスワップポイントを確保できるようになります。

 

つまり、現在は外貨を買うことにより得られるスワップポイントですが、将来の金利動向如何によっては、その状況が逆転することもあり得るということです。

 

よって、FXで資産を運用する際には、実際に取引している通貨ペアの金利動向にも注意しておく必要があります。

 

◆長期投資での外貨の売りは?
FXのメリットの1つに、外貨の「買い」だけでなく、「売り」からも取引できるということがあります。

 

なので、外貨を売った(円買い)後、思惑通りに円高が進めば、為替差益を得ることができます。

 

しかしながら、外貨の長期投資を前提にする場合には、基本的に外貨の売り(円買い)は考える必要はありません。

 

というのも、外貨で長期投資をする一番の目的は、スワップポイントを得ることにあるからです。

 

外貨の売りを行った場合には、反対にスワップポイントを支払わなければならなくなってしまいますが、これは、FX会社に預けた証拠金から支払う形になります。

 

つまり、外貨の売りポジションを持った状態が長期化するほど、どんどん証拠金の額が目減りしてしまうのです。

 

しかも、豪ドルやニュージーランド・ドルなどの高金利通貨になるほど、負担するスワップポイントは高いものとなります。

 

これは、高金利通貨の売りポジションを持つことが、非常に高いコスト負担となるということです。

 

よって、外貨の売りから取引する場合には、短期間のうちに円高が進むという確信がなければ、手を出すべきではないということになります。

 

特に、日本の金利が海外の金利よりも低い時には、外貨の買いを前提に取引するのが無難といえます。

 

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長期投資と高金利通貨について

FXには様々な通貨ペアがありますので、FX初心者の方は、どの通貨を選択すればよいのか悩むこともあると思われます。

 

このうような場合、スワップポイント狙いの長期投資であれば、豪ドルやニュージーランド・ドルなどの高金利通貨を狙っていくのがよいと思います。

 

◆南アフリカランドのランドや東欧の高金利通貨は?
FX会社の中には、南アフリカランドのランドや東欧の通貨といった高金利通貨を取り扱っているところもあります。

 

確かに金利はかなり高いので魅力的ではありますが、一方で通貨発行国の経済情勢などの情報が入手しづらいというデメリットもあります。

 

よって、こうした通貨については、遊び感覚で投資する分にはよいと思いますが、ポジションがこの手の通貨に偏ってしまうのは避けた方が無難です。

 

ちなみに、豪ドルやニュージーランド・ドルでしたら、日本国内にいても比較的情報が入ってきますし、金利水準も高めです。

 

年間10%程度の金利収入を得ることを目的とする場合には、この2通貨をカバーしておけば十分と思われます。

 

◆豪ドル・NZドル・英ポンド・カナダドルの特徴は?
豪ドル・NZドル・英ポンド・カナダドルは、代表的な高金利通貨といえます。

 

これらの通貨は、比較的通貨発行国の信用は高いのですが、取引量が少なく、経済情報も入りにくいというデメリットがあります。

 

◆高金利通貨のデメリットは?
高金利通貨のマイナス面は、マーケットでの取引量そのものが少ないために、ちょっとした売りや買いによって、為替レートが大きく変動する恐れがあることです。

 

高金利通貨で運用する際には、こういったリスクがあることを念頭におきつつ、そのリスクをコントロールするためにも、レバレッジを低めにして投資する必要があります。

 

また、投資する通貨の種類を絞っておくと、自分の管理が行き届きますので、次第に値動きのクセなども見抜けるようになり、運用しやすくなると思います。

値動きのクセとは?

ある特定の通貨の値動きを長期にわたって監視し続けていると、一定のクセがあることに気がつきます。

 

当然、突発的な事件が起きたときなどは、こうした値動きのクセを無視して大きく変動することもありますが、平時の状況下では、一定のレンジで動くケースが多いです。

 

いくつかの通貨について、このような値動きを把握していると、例えば、1ドル=100円を割り込んで円高ドル安に進んだら、そろそろ円安ドル高に向かうだろうとか、1ドル=110円を超えて円安ドル高に進んだら、そろそろ円高ドル安に転じるだろうというように、おおまかな予測がたてやすくなります。

 

ちなみに、このような予測をもとにして、一定のレンジ内での売買をするという投資戦略もあります。

 

◆南アフリカランド・東欧諸国通貨の特徴は?
南アフリカランド・東欧諸国通貨というのは、金利水準が非常に高いのが魅力です。

 

しかしながら、取引高が少ないというだけでなく、経済情報もほとんどありませんので、非常にリスクが高い通貨といえます。

休むも相場とは?

FXは24時間いつでも取引に参加することができますので、とかく1日中、売買を繰り返してしまうことになりがちです。

 

しかしながら、このような取引を繰り返していると、最終的には、マーケットの値動きに翻弄されてしまい、損失だけが膨らんでいくといったことにもなりかねません。

 

なので、基本的に、自分自身でわからない相場展開になったときには、一旦ポジションを清算して、様子を見ることが重要です。

 

特に個人投資家の場合は、いつまでにいくらの収益を稼がなければならないといったノルマもありませんから、いつでも休めるというメリットがあります。

 

ちなみに、相場の見通しに対して、かなり高い確信が持てるときだけ取引に参加するというように割り切るのも大切です。

 

そうすれば、ここぞという確信が持てる相場展開になったときには、思い切って高めのポジションを取るなどできますので、最終的には大きなリターンを得られることになるからです。

米ドル・ユーロ・スイスフランの特徴は?

米ドル・ユーロ・スイスフランは、円金利よりは若干高い金利が得られます。また、特に米ドルとユーロには、取引量が多く、経済情報も比較的入手しやすいというメリットがあります。

FX会社の選択とは?

現在、FX会社は100社を軽く超えるほど存在していますが、これからFXを始めるのであれば、まずどこのFX会社に口座を開設するかというところから考える必要があります。

 

この最初のFX会社選びで失敗してしまうと、想定外のリスクを負うことにもなりかねませんので、慎重に行うようにしてください。

 

◆FX会社選びのポイントは?
FX会社の選択のポイントとしては、次のようなものがあります。

 

資産の安全性
・FX会社の資産の安全性が、しっかりと保たれているかがポイントとなります。FX会社が破綻した場合でも、預けた証拠金が保全される仕組みを持っているかどうかということが重要になります。そのためには、信託方式を採用しているFX会社に口座を開設するとよいと思います。

 

株主の構成
・FX会社の株主に、大手金融機関が入っているかどうかをチェックします。
・短資会社や証券会社など、メジャーな金融機関が株主に名を連ねているFX会社であれば、とりあえず安心してよいと思います。
・反対に、金融機関の後ろ盾のない独立系FX会社に口座を開設する場合には、FX会社の信頼性という点で若干注意が必要になります。

 

取引のしやすさ
・一般的に多くのFX会社では、インターネットを利用して取引しますが、同時にコールセンターを通じて取引できるのかどうかということも重要になります。
・自分が使用しているパソコンの故障や、FX会社のサーバーダウンなどが発生した際に、電話で取引できる仕組みを持っていると、滞りなく取引を継続することができます。

 

インターフェイスの使いやすさ
・実際に取引画面が使いやすいかどうか、また、仕組みがわかりやすいかどうかをチェックします。日々使用するものですから、利用の際にストレスを感じないのが大切です。

 

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