レバレッジとロスカット〜/FXの税金〜/ファンダメンタルズかテクニカル分析か...

レバレッジ5倍とは?

現在の水準から20%下落しても大丈夫な範囲がレバレッジ5倍になります。レバレッジ5倍といっても、特にレバレッジを設定する機能というものがあるわけではありません。

 

FX取扱会社によっては、レバレッジが1倍、5倍、10倍、20倍などと倍率が異なったり選択できたりしますが、それでもレバレッジは自分の余裕資金で調整することができるのです。

 

通常は、口座に預けてある資金の5倍までしか取引しないということが、レバレッジ5倍以内で取引するということになります。

 

ちなみに、レバレッジが嫌な人は、1倍でも問題ありません。その場合は、外貨預金と同じことですが、様々な面で外貨預金よりもFXの方が有利です。

ロスカットとは?

ロスカットというのは、一定金額以上反対に振れたときに、ロス(損失)をそこでカット(切る)ための注文です。

 

例えば、米ドルを1ドル=110円で買っている場合に、1ドル=105円を切ることになったら損失をそこで抑えるために、1ドル=105円になったら自動的に決済するように注文を設定するのです。

 

これによって、冷静なときに事前にロスの範囲を自分で設定することができます。もちろん途中で変更することもできます。

 

資金が少ない場合にロスカットをうまく使うと、例えば、ここは絶対に勝てるというときには、ロスカットを極小にし、レバレッジを大きくして取引するといったこともできます。

 

また、ロスカットは取引単位で設定できますので、あるポジションは余裕を持っておいて、一部だけのロスカットを小さくするということもできます。

 

ただし、ロスカットは、必ずしもその価格でロスカットできるとは限りませんので注意してください。

 

というのは、為替は月曜日から金曜日までは連続して推移しているのですが、土日は休みなので、金曜日の終わりの価格と月曜日の朝の価格が連続していないからです。

 

つまり、月曜日の始値が金曜日の終値と比較して大きなギャップが発生したときには、指定しておいたロスカット価格ではロスカットできなくなることがあるのです。

 

◆底堅いとは?
底堅いというのは、それまで下落基調にあった相場が、ある水準まで下がったところで、それ以上、下がらない状態のことをいいます。

 

スポンサーリンク

高金利通貨が買い?

基本的には、金利が高い通貨が買われます。なので通貨が利下げをした場合には、その通貨は安くなります。

 

高金利通貨の代表的なものとしては、ユージーランドドル、オーストラリアドル、英ポンドなどがあります。

 

また、米ドルが利上げしていくと、米ドルは買われますが、それまで金利が高かったオーストラリアドルやニュージーランドドル、英ポンドなどは売られる傾向にあります。

 

◆高金利通貨のデメリットは?
通貨が高金利であるということは、その国がインフレになっている可能性があります。インフレになっているということは、お金の価値自体が下落しているということです。

 

当然ですが、お金の価値が下がるのは国内だけではなく、外貨に対しても下落します。

 

ちなみに、ニュージーランドドルなどは、長いレンジでじわじわ上昇して急落ということが繰り返されるケースがよくあります。

 

これは金利が高いので買われて上昇していくのですが、ある程度までいくと買われすぎとともに、インフレ分の調整が急激に入り、ストンと下落するのです。

 

いずれにしても、高金利通貨は上昇局面では高金利と含み益を得ることができます。

 

なので、非常に魅力的な通貨ですが、下落するときは急激に下落しますので、資金管理など注意が必要になります。

ショートとはどのような意味ですか?

ショートというのは、売りポジションを持っている者のことをいいます。また、広義には、次のような者も含まれます。

 

■取引所において取引された売り約定、あるいは売り注文
■売ろうとする現物を持っている者
■取引所に売り物を出そうとしている者
■売りの注文を受けた商品取引員

 

◆買い増しのリスクとは?
FXで誰もが一度はやってしまうのが、この儲かった分の証拠金で買い増しして資金が飛んでしまうというものです。

 

例えば、1ドル=100円のときに証拠金100万円、レバレッジ10倍で、10万ドル(1,000万円分)の米ドルを買ったとします。

 

この場合、10%円安になり1ドル=110円になると、為替差益は100万円になります。

 

スワップ金利も累計で10万円になっていたとすると、利益は110万円で資金は2倍以上になっています。

 

そこで、この儲かった資金の110万円分を証拠金として、さらに10倍の10万ドル(1,100万円分)の米ドルを買ったとします。

 

そうすると、合計で20万ドル(2,200万円分)を買っていることになります。この場合、ここから10%円高になると資金はすべてなくなります。

 

人間の心理としては、勝ち続けていくと自分の腕を過信して、どんどんレバレッジを高くして買っていってしまいがちです。

 

特に上記の例のような買い増しの仕方ですと、後から買うものほど価格は高くなり、高いものほど多く買っているので、平均取得価格はどんどん高くなっていることには注意する必要があります。

 

上記の例のようになってしまうと、儲かるときは加速度的に儲かるのですが、下落時の為替差損の加速度も同様にすごいものになり、慌てふためいているうちに最後には資金が飛んでしまうということはよくあるパターンです。

 

FXが危険であるというのは、このレバレッジにあるわけですが、逆に言えば、自分の欲さえ抑えられれば、FXは危険なものではありません。

 

よって、儲かっても大きく買い増ししないのが鉄則です。

FXの税金は?

FXでの利益である為替差益とスワップは、すべて雑所得として総合課税になります。

 

原則として、1年間を通しての損益を他の雑所得と合算し、翌年確定申告をしなければなりません。ちなみに、株式投資の損益とは通算できませんので注意してください。

 

◆雑所得とは?
雑所得については、各個人の所得の状況によっても税務上の取扱いが異なります。

 

例えば、サラリーマンなどの給与所得者で、給与以外に所得がなく、収入の金額が2,000万円を超えない場合には、為替取引での損益を含めた雑所得が、年間20万円以下であれば申告しなくてもよいことになっています。

 

なお、ここで言っている為替差益というのは、あくまでもポジションを決済して利益が確定したときの損益ですので、年をまたいで持ち越したポジションについては課税されません。

 

◆経費は認められますか?
FXに関する書籍などは経費として認められます。その他についても認められることがありますので、詳しくは税務署で聞いてみるとよいと思います。

 

◆FX投資では必要な金額の全額を用意しなくてもいい?
少ない資金しかなくても、その何倍もの取引が可能なのがFX投資の魅力の1つです。

 

例えば、銀行に100万円を預ける際に、10万円だけを入金して100万円を預金したことにするなんてことはできません。

 

あるいは、株を購入する場合でも、購入代金が不足しないように十分な資金を用意しておかなければなりません。

 

しかしながら、様々な投資手法の中には、必ずしも必要な代金を100%用意していなくても可能なものがあります。

 

株の「信用取引」というのは、少々特殊な株式投資の方法ですが、手元に100万円の代金が全額なくても、30数万円も出せば100万円分の株を購入することが可能です。

 

そのほかにも、先物取引という金融商品では、投資資金を多く持っていなくても、投じた資金の何倍もの投資が可能です。

 

FXもこのようなものと同様で、取引に必要な全額を用意していなくても、少ない手元資金で大きな金額の取引ができる種類の金融商品といえます。

 

◆FXの節税対策は?
FXで為替差益が出ていても、含み益には課税されません。

 

一方、日本円を売って高金利通貨を買うという取引の場合には、スワップ金利は受け取るのみですので課税対象になります。

 

そこで、もし年末に為替差損が出ているポジションがあれば、それをスワップ利益の同額まで反対売買して、利益を相殺させることが可能です。

 

その後また同じポジションを買えば同じことです。

 

また、20万円以下のため確定申告しなくてもよい人の場合には、スワップ金利が20万円以下であれば20万円以下の範囲で、為替差益を決済して、新たにポジションを持ち直すということもできます。

 

つまり、年間の利益を税金のかからないぎりぎりのところまで出して調整すればよいということです。

 

◆利益を先送りするには?
利益を先送りする方法としては、以下のようなものあります。

 

大きく動きそうな相場の中で両建てのポジションを同時に持ち、相場が大きく動いたら、損失が出たポジションだけを一旦決済し、再度同じポジションを持ちます。

 

そして年を越した段階で両方決済するのです。こうすると、最初の年には損失だけが出てきますので、含み益は翌年に繰り越すことができます。

 

クリック365を除き、現在の税制では、利益が出ると税金を取られますが、損失が出たときには戻ってきませんから、利益を先送りするメリットはあります。

 

スポンサーリンク

FXと商品先物取引との違いは?

FXと商品先物取引というのは、同じような取扱いを受けていると思われがちですが、以下のような様々な違いがあります。

 

<流動性について>
■商品先物取引
・商品先物のリスクの1つに、注文しても約定しないということがあります。
■FX
・為替取引では、成り行きで注文して約定しないということは基本的にありません。ストップロス注文も基本的には有効です。

 

<期限について>
■商品先物取引
・商品先物取引の場合には、必ず反対売買をして決済する必要があります。商品先物取引では、現引きといって現物を引き受ける取引もありますが、投資目的の場合には反対売買をします。なお、現引き不可の取引業者もあります。
■FX
・為替取引の場合には、ポジションをいつまでも保有することができます。

 

<動きについて>
■商品先物取引
・商品先物取引にはインサイダー取引はありませんが、仕手的な動きはよくあります。よって、素人投資家は騙されやすいです。また、商品先物の動きはダイナミックに大きく動くのが特徴的です。
■FX
・為替取引にはインサイダー取引はありませんし、基本的に仕手的な取引はありません。また、為替取引は比較的動きが少なく、ボックス内で動くことも多いです。

間違ったリスク分散とは?

FXに慣れてくると色々な通貨ペアで取引したくなるものです。しかしながら、リスク分散と言いつつも、実はメリットがほとんどないという組み合わせもありますので注意が必要です。

 

例えば、以下のような2つのポジションを買った場合です。

 

■米ドル/日本円 ⇒ 米ドル買いの日本円売り
■英ポンド/米ドル ⇒ 英ポンド買いの米ドル売り

 

何となく、2つともスワップ金利が受け取れる通貨ペアなので、リスク分散されてよさそうに見えます。

 

しかしながら、よく見ると、このポジションは米ドルに関しては、買いと売りの両方が入っているので、米ドルに関しては中立です。

 

つまり、米ドルに関しては、買ってもいないし、売ってもいないということです。

 

厳密には、完全に同じだけ保有することはできないので誤差はありますが、それを考慮しなければ、単純に、英ポンド/日本円を保有しているのと同じことです。

 

よって、この取引のように、本来は1つのポジションですむものを2つにしてしまうと、手数料は2倍支払わなくてはならないですし、スワップも少なくなってしまいますので、メリットは何もないということになります。

ファンダメンタルズかテクニカル分析か

FXトレードには、ファンダメンタルズ分析が重要であるとか、テクニカル分析の方が有効であるなどと、専門家の間でも意見が対立しています。

 

また、長期投資をすべきであると紹介している本があるかと思えば、デイトレードの方が確実であると主張する本もあります。

 

さらには、株の方が儲かるとか、為替の方がやりやすいなど、要するに人によって考え方は違うということです。

 

しかしながら、トレードの世界には、数学のように絶対的な正解というのは存在しませんので、どの方法も正解であり、要はその方法が自分に合っているのかが重要なのです。

 

よって、多くの方法論の中から、自分に合ったものを見つけ、それをさらに工夫し、自分の形を得意技として身に付けることが、トレードでの勝利につながることになります。

ドルコスト平均法とは?

ドルコスト平均法というのは、一定期の金額でコンスタントに購入すると、平均購入価格が低く買うことができるという投資法です。

 

ドルコスト平均法は、株や金などの相場物において、積み立てを促す際によく使われます。

 

ただし、このドルコスト平均法は右肩下がりの相場で使用すると、損がどんどん拡大していきますので注意が必要です。なお、右肩上がりの相場においては有効な投資手法です。

FXの証拠金は安全?

現在は、ペイオフ制度がとられていますので、1,000万円以上の預金については、銀行がつぶれても保証されません。また、外貨の場合には1,000万円以下でも保全されません。

 

しかしながら、FXの証拠金については、きちんと信託されているFX取引会社であれば、ペイオフの上限に関係なく、FX取引会社や信託会社が倒産しても全額保護されます。

 

ただし、これは完全に信託保全された会社に限られますので注意してください。

 

スポンサーリンク