スプレッドの注意点〜/外貨預金の利息とFXのスワップポイント...

FXのコストは?

そもそも外貨建て金融商品というのは、取引コストの高い金融商品です。

 

例えば、外貨預金の場合には、円を外貨に替えて預け、満期などが到来したら外貨を円に替えて現金を受け取ります。

 

この「円から外貨」、あるいは「外貨から円」という為替取引を行う際に、為替手数料というコストが生じます。

スプレッドの注意点は?

FXには、為替手数料だけでなく、もう一つのコストとしてスプレッドがあります。

 

このスプレッドというのは、外貨の買いと売りのレート間にある差額のことですが、この差額が大きくなればなるほど、スプレッドの負担は重くなります。

 

よって、FX会社を選択する際には、為替手数料が安いことも大切ですが、それに加えてスプレッドが小さいかどうかについても、十分検討する必要があります。

 

なお、FX会社のなかには、為替手数料を無料にして、スプレッドで大きくコストを取るところもありますので、注意が必要です。

 

◆スプレッドはコストである
例えば、ドル円市場で、1ドル=100.00円−100.05円という5銭のスプレッドがある場合には、100.05円でドル買い/円売りをした直後に100.00円でドル売り/円買いをしても、100.00円でドル売り/円買いした直後に100.05円でドル買い/円売りをしても、コストは5銭かかることになります。

 

つまり、このスプレッドというのは、投資家にとってはコストになりますので、スプレッドは狭ければ狭いほど個人投資家には有利であるといえるのです。

 

また、スプレッドの狭いFX会社は、よいレートを提供している会社ということになります。

 

◆為替手数料はどれくらい?
為替手数料は、通貨によって異なります。外貨預金などでは、例えば、米ドルであれば、1ドルにつき買いで1円、売りで1円というように、往復で2円かかります。

 

よって、外貨預金の利率が3%とか4%というように高めでも、為替手数料を加味した実質の利率は、かなり低くなってしまいます。

 

しかしながら、FXの為替手数料は、他の外貨建て金融商品よりも安いというメリットがあります。

 

FX会社によっても為替手数料の料率は異なりますが、1ドルにつき5〜10銭で済みますので、外貨預金の為替手数料と比べると、20分の1にもなります。

 

ちなみに、為替手数料が安いということは、短期売買を繰り返しても、為替手数料がそれほど負担にならないというメリットにつながります。

 

なお、、無理に短期売買をする必要はありませんが、FXは短期売買をしたいという投資家にも適した商品内容を持っているということが重要なのです。

 

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FX業者によって、通貨単位は異なる

FX業者の取引通貨単位については、常に意識したいところですが、通貨単位というのは、FX業者ごとに異なります。

 

また、最低通貨単位が大きい業者で取引するメリットはあまりありませんし、現在は1,000通貨単位から売買可能な業者が主流になりつつあります。

 

なので、ビギナーのうちは、1,000通貨単位での取引から始めるとよいと思われます。そして、少額取引から始めて、慣れてきたら取引額を増やしていくのが理想です。

 

◆1万通貨単位から取引可能なFX業者は?
1万通貨単位ごとのFX業者の場合は、ある程度まとまった資金での取引が前提となります。

 

また、少しずつ買い増ししたい場合など、小回りがきかずに不便なこともあり、分散投資がしづらいといったデメリットもあります。

 

◆1,000通貨単位から取引可能なFX業者は?
1,000通貨単位ごとのFX業者でしたら、少額の証拠金で売買ができます。また、もし1万通貨単位で取引することが増えたとしても、細かい単位で売買できるのは何かと便利です。

 

ただし、同じ業者で複数の取引コースを用意している場合、1,000ドル単位のみ手数料がかかるケースもありますので、事前によく確認してください。

 

◆取引コストとは?
外国為替だけでなく、例えば株式であれば、委託手数料がコストになりますが、色々と金融商品を取引する際には、コストがかかってきます。

 

◆FXの取引コストは?
FX(外国為替証拠金取引)の場合には、通貨の売買にかかる為替手数料のほかに、売りと買いのレート差に相当するスプレッドがコストになります。

 

当然ですが、取引コストは、安いに越したことはありません。

 

なお、投資のパフォーマンスを低下させる要因には、様々なものがありますが、このうち手数料の安い金融機関を選択すれば、投資家の工夫や努力次第で、確実にパフォーマンスの低下を最小限に抑えることにつながっていきます。

 

とはいえ、FX会社の選択にあたっては、手数料が安いだけでなく、情報提供なども充実しているかどうかをチェックすることは大切です。

 

◆通貨単位はどれくらい?
FXでは、注文を出すたびに取引単位について意識する必要があります。

 

というのは、同じ米ドルを買うにしても、1万ドルのポジションをとるのと、1,000ドルのポジションをとるのとでは、損益には桁違いの差が生じてくるからです。

 

一般的には、1万通貨単位ごとの取引が基本となっていますが、その10分の1である1,000通貨単位での取引が可能なFX業者も多いです。

 

また、個別の注文ごとに通貨単位を選択できるFX業者も増えています。

 

◆通貨によって取引単位も異なる
取引単位は、通貨によって異なる場合も多いです。

 

米ドルは1,000通貨単位ごとの売買が可能なのに、マイナーとされている通貨に関しては、1万通貨単位でしか取引できない業者もありますので、必ず事前に確認することが必要です。

 

なお、FX初心者が、1万通貨単位しか取り扱っていない業者で取引することは、あまりメリットがありません。

 

まずは1,000通貨単位で取引できる業者で、少額トレードから始め、慣れるに従い取引額を増やしていくのが理想的です。

外貨預金や外貨MMFの場合は?

通常、外貨建て金融商品というのは、外貨預金であれ外貨MMFであれ、すべてにおいて外貨を買うことから取引を始めます。

 

つまり、手持ちの円を外貨に替えて、外貨預金にお金を預けたり、あるいは外貨MMFを買ったりすることになるわけです。

 

そのため、円安・外貨高になれば為替差益を得られますが、反対に、円高・外貨安になると為替差損が生じることになります。

 

◆FXの場合は?
FXの場合も、外貨を買った後に円高・外貨安が進んだ場合には、為替差損が発生することになります。

 

これは、外貨を買っている以上、外貨預金など他の外貨建て金融商品と同様のことがいえます。

 

しかしながら、反対に円高・外貨安が進んだとしても、FXなら為替差益を得ることが可能です。

 

この点が、FXと他の外貨建て金融商品の仕組み、収益構造とが大きく異なるところです。というのは、FXの場合、外貨を売ることから取引を始めることができるからです。

 

例えば、1ドル=100円の時に、今後ドルが値下がりするという予測をたてたのであれば、ここでドルを売ります。

 

そして、ドルが予測通りに下落し、1ドル=95円になった時に買い戻したとしたら、1ドルにつき5円の為替差益を得ることができます。

 

◆強含みとは?
強含みというのは、相場の地合いが堅調な状態のことをいいます。

FXでは取引の自由度が高いとは?

FXは、低コストに加え、取引の自由度が高いというメリットがあります。価格変動型の金融商品でキャピタルゲインを得るためには、安く買って高く売るのが基本になります。

 

通常は、まず買いから取引を始めて、価格が上昇したら売ることになりますが、その順序は逆でも同じことになります。

 

つまり、高い時に売っておいて、安くなった時に買い戻すということです。

 

FXならそれが可能なので、為替レートがどの方向へ動こうとも、見通しさえ当たれば為替差益を得ることができるのです。

 

◆外貨の売りとは?
FXでは、外貨を買うことからだけでなく、売ることからも始めることができます。なお、売りのことを専門用語では、ショートと言います。

 

◆ロングとは?
ロングというのは、ある通貨の買いポジションを保有している状態のことをいいます。

 

◆建玉(たてぎょく)とは?
建玉というのは、取引において成立した未清算取引の総額、あるいはその一部のことをいいます。また、建玉とは、ポジションを保有することをいいます。

 

◆弱材料とは?
弱材料(よわざいりょう)というのは、相場が下がると予想されるような、あるいは下がった要因のことをいいます。

 

◆じり高、じり安とは?
じり高というのは、文字通り、価格がじりじりと徐々に高くなる状態のことをいいます。じり安というのは、その反対で、徐々に安くなる状態のことをいいます。

 

◆見通しとは?
見通しを立てるというのは、今後、マーケットが上昇するのか、それとも下落するのかを予測することをいいます。

 

基本的に、株式であれ為替であれ、見通しが確実に当たるという保証はありません。

 

なので、見通しははずれる可能性もあるという心づもりで、リスクを上手くコントロールする方法を考えることが重要です。

 

なお、見通しが当たって利益が出ているときでも、いつ相場が反転して損失を被るかわかりませんので、ある程度利益がでたら決済するのが無難です。

 

◆ストップロスとは?
ストップロスというのは、相場が不利な方向へ進んだ場合に、ある指値でポジションを清算し、損失を確定させる行為のことをいいます。ストップロスは、いわゆる損切りのことです。

 

◆スペキュレーションとは?
スペキュレーションというのは、投機のことで、実需を伴わずに、思惑で売買差益を得るための取引のことをいいます。

 

◆好材料とはどのような材料のことですか?
好材料というのは、投資家が保有している銘柄やポジションの値段が有利な方向に動く材料のことをいいます。

 

といっても、一般的に「買い」から入る投資家が多いことから、通常「好材料=価格を上昇させる要因」という定義づけがなされています。

 

なお、好材料は、「強材料」「強気材料」「上げ材料」「買い材料」などといわれることもあります。具体的には、次のようなものが好材料となります。

 

■経済指標の改善
■要人による景気回復・拡大を示唆する発言
■政情不安やテロ(未遂、懸念)が収束した、あるいは収束に向かっている報道がなされること...など

 

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FXのスワップポイントの収益とは?

外貨取引は、米ドルを買うために円を売るというように、常にある通貨を買う場合には、同時に他の通貨を売るという取引になります。

 

このとき、買う通貨の金利が、売る通貨の金利よりも高い時にえられるのがスワップポイントになります。

 

例えば、米国の金利が3%で、日本の金利が1%という状況で、円を売って米ドルを買ったとすると、両者の金利差である2%が得られることになります。

 

◆外貨預金の利息とFXのスワップポイント
外貨預金の場合は、利息は満期を迎えた時に元本とともに得られます。これに対して、FXのスワップポイントは、金利の高い外貨を保有している期間に応じて、日割りで入ってきます。

 

よって、外貨預金とは違い、日々現金が入ってくる感じになります。ちなみに、1年間の金利差収入は、スワップポイントを365倍するとわかります。

 

◆長期保有のスワップ派はレバレッジを効かせればさらに有効
スワップポイントが一気に吹き飛んでしまうほどのレートの急変もあり得ますので、注意が必要なことは言うまでもありません。

 

が、長期保有を前提とする「スワップ派」が、非常に有効な投資スタンスであることには変わりありません。

 

しかもレバレッジを効かせていれば、実際の取引量に応じたスワップポイントを受け取ることができますから、元手に対しての利率は桁違いといえます。

 

今の日本は依然として世界に例を見ない低金利政策をとっていますが、これは、世界中どの国の通貨に対しても「買いで保有」している限り、スワップポイントを受け取れるということです。

 

◆日本円の金利が上回るときもあるのですか?
世界の主要通貨よりも日本円の金利が上回るという日が、近い将来やってくるとは思えません。

 

なので、レート変動による為替差損に注意しながら取引している限りは、どの通貨に対しても「スワップ派」スタンスでコツコツ稼ぐ手段はあり得るといえます。

外貨定期預金の利息とFXのスワップポイント

外貨定期預金のように、満期前に解約するとペナルティで利息が減ってしまうということはありません。

 

なので、あくまでも外貨を保有している期間に相当するスワップポイントが受け取れます。

 

◆スワップポイントの支払いとは?
FXでスワップポイントが受け取れるのは、あくまでも金利の高い外貨を購入した場合のみですので注意が必要です。

 

反対に、金利の高い外貨を売って、金利の低い通貨を買った場合には、スワップポイントが差し引かれることになります。

 

つまり、円金利よりも高い金利の通貨を売った場合には、スワップポイントがコストになってしまうということです。

 

よって、コスト負担を減らすためにも、外貨の売りから取引を始める場合には、短期で勝敗を決める必要があります。

 

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