外貨建て金融商品/証拠金とレバレッジとの関係は〜/リスクコントロールと損切り...

FX専門業者について

FX取引を専門にしている業者のなかには、独立系の業者やインターネット関連企業の子会社、海外からの進出企業、為替ブローカー会社の関連会社など、様々な業界から参入してきた企業があります。

 

なお、FX専門業者は、証券会社などと比べて小規模のところもありますが、インターネット取引を中心に、独自の展開で特徴あるサービスを提供しているところも多いようです。

兼業形態のFX業者について

兼業形態のFX業者では、特に、大豆やコーン、石油などに投資する商品先物取引業者が多く、最近では証券会社の参入も増えているようです。

 

証券会社の場合、FXは株式や他の金融商品と同様の取引窓口で取り扱われており、インターネットのホームページからも取引ができるというメリットを生かしてシェアを広げています。

 

◆受渡(うけわたし)とは?
受渡というのは、例えば、外貨を購入するのに必要な円を預ける、または預けてある外貨を円に替えて受け取るといった取引のことをいます。

 

わかりやすく言うと、ドルなどの外貨を調達することや、外貨を円に替える取引のことで、銀行の外貨両替のようなものです。

 

◆法人顧客とは?
法人顧客の場合は、個人のように為替売買でキャピタルゲインを狙うのではなく、海外との貿易で発生する外貨取引を行うためにFX会社を利用することがあります。

 

法人顧客の場合は、取引する外貨の額が大きいので、受渡取引を利用してコスト削減を行うと、その効果はかなり大きなものになります。

 

◆自己責任とは?
為替や株式など、値動きのある金融商品で資産運用を行う際には、その結果として被った損失については、すべて取引の当事者である投資家本人が責任を負うことになります。

 

これを自己責任と言います。もちろん、損失を被るリスクがある一方、預貯金などと比較すればはるかに高いリターンが期待できるのも事実です。

 

よって、価格変動型の金融商品で資産運用をする際には、このような点を十分に踏まえたうえで、損失を被るリスクを最小限に抑えるにはどうすればいいかを十分に考えたうえで、取引を行う必要があります。

 

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外貨建て金融商品とは?

外貨建て金融商品というのは、取引価格が外貨建てで表示されている金融商品のことをいいます。外貨建て金融商品には、以下のような様々な種類があります。

 

■外貨預金 ■外国債券 ■外貨MMF ■外国株式
■外国投資信託...など

 

こうしたさまざまな外貨建て金融商品が、日本国内の金融機関を通じて販売されています。

 

このような様々な外貨建て金融商品の中で、新しい外貨投資手段として最も注目されているのが、外国為替証拠金取引(FX)です。

 

◆円高とは?
円高というのは、米ドルなど他の通貨に対して、円の価値が上昇することを言います。

 

反対に、外貨の価値は下落するので、この間に外貨を保有していると、為替差損を被ることになります。

 

ただし、外貨の価値が下がる(円高)局面で外貨を売却しておけば、それにより為替差益を得ることができます。

 

FXのメリットの1つに、円高局面でも利益を得るチャンスに恵まれていることがあります。

各国通貨の略号(記号)はどのように表記するのですか?

ISO(国際標準化機構)の定めによるアルファベット3文字でも表記は、次のようになっています。

 

■日本円 ⇒ JPY ■米ドル ⇒ USD
■ユーロ ⇒ EUR ■英ポンド ⇒ GBP
■豪ドル ⇒ AUD ■カナダドル ⇒ CAD
■中国人民元 ⇒ CNY ■韓国ウォン ⇒ KRW

FXの人気の理由は?

FXが注目されている理由は、他の外貨建て商品よりも、次のような有利な条件で外貨を取引できるからです。

 

取引コストが割安
・まず、FXは何といってもコストが割安です。

 

外貨建て金融商品を有利に運用しようと考えた場合には、表面的な金利よりも、まずはコストがいかに割安かということが重要になってきます。FXの場合、その条件を満たしているのです。

 

解約の自由度
・FXの場合は、外貨定期預金のように、満期がこなければ解約できないということもありませんので、いつでも自由に取引をやめることもできます。

 

高い金利収入
・FXの場合、スワップポイントと呼ばれる金利差収入については、他の外貨建て金融商品よりも高い数字を出しています。

 

売りからの取引が可能
・他の外貨建て金融商品は、外貨を買うことから取引が始まりますので、取引終了時にかけて円高が進むと、為替差損が発生する可能性があります。

 

しかしながら、FXの場合には、外貨を売ることから取引を始めることができますので、円高が進んでも一定の利益を得ることが可能です。

 

・例えば、現在の為替レートが少々ドルが高すぎると判断すれば、ドルを売り、予測どおりに円高ドル安が進めば、その時点で売ったドルを買い戻すことによって、為替差益を得ることができるのです。

 

このように、FXはあらゆる相場環境に対応できることも人気の背景となっています。

 

◆FX会社とは?
FX会社は、「FX業者」とも呼びます。FXを始めるには、FX会社の口座を開設することが第一条件となり、またパソコンでのネット取引が基本になります。

 

◆FXとは?
FX(エフエックス)というのは、「Foreign exchange=外国為替」の英略であり、日本語では、「外国為替証拠金取引」と呼ばれています。

 

<最低投資金額は?>
■FX ⇒ 証拠金ベースで5〜10万円程度です。
■外貨預金 ⇒ 定期預金の場合には、10万円程度からが多いです。
■外国債券 ⇒ 債券の種類にもよりますが、50〜100万円です。

 

<運用期間は?>
■FX ⇒ いつでも自由にポジションを解消することが可能です。
■外貨預金 ⇒ 定期預金の場合には、最長1年程度が多く、中には3〜5年物もあります。
■外国債券 ⇒ 20年物もありますが、原則としていつでも市場で売却可能です。

 

<取引通貨は?>
■FX ⇒ 対円で米ドル、ユーロ、英ポンド、カナダドル、スイスフラン、豪ドル、NZドルなどがあります。また、米ドルでユーロやその他の通貨も取引可能です。
■外貨預金 ⇒ 米ドル、ユーロ、英ポンド、カナダドル、スイスフラン、豪ドル、NZドルなどがあります。
■外国債券 ⇒ 米ドルが中心ですが、その他にユーロ、豪ドル、NZドルがあります。

 

<円高時の対応は?>
■FX ⇒ 外貨を売ることもできますので、円高でも為替差益を狙うことが可能です。
■外貨預金 ⇒ 基本的には、外貨の買いからしか取引できませんので、円高が進むと為替差損を被ります。
■外国債券 ⇒ 基本的には、外貨の買いからしか取引できませんので、円高が進むと為替差損を被ります。

 

<為替手数料は?>
■FX ⇒ 米ドルの場合で、片道3〜10銭です。
■外貨預金 ⇒ 米ドルの場合で、片道1円程度です。ネット銀行だと格安になることもあります。
■外国債券 ⇒ 米ドルの場合で、50銭〜1円です。

 

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FXの仕組みと証拠金

FXは、証拠金を担保にして、外貨の売買に必要な資金を借り入れて投資する金融商品です。

 

わかりやすく言うと、FX(外国為替証拠金取引)の証拠金というのは、この取引を始めるにあたって、FX会社に納める担保のようなものです。

 

例えば、取引を始めるにあたって、最初に預ける証拠金の最低額が10万円で、これにより1万通貨単位の取引ができるとします。

 

米ドルであれば1万米ドルです。仮に為替レートが1ドル=100円だとすると、外貨預金などの既存の外貨建て金融商品で運用する場合には、1万米ドルを買うには100万円が必要になります。

 

しかしながら、FXの場合には、最初に10万円の証拠金を預けるだけで、1万米ドルを売買することができるのです。

 

これは、10万円の証拠金を担保にして、1万通貨単位の外貨を売買できる信用を供与されているために、できる仕組みであるといえます。

 

◆キャピタルゲインとは?
キャピタルゲインというのは、為替変動による売買で得た利益のことをいいます。また、キャピタルゲインは、為替売買益ともいいます。

 

◆証拠金とレバレッジとの関係は?
FX取引では、取引に必要な全額ではなく、その一部の資金のみで取引を行うことができるのですが、この際に必要なお金のことを証拠金、あるいは保証金などと呼びます。

 

ちなみに、FXのことを「為替証拠金取引」と呼ぶのも、この証拠金からきています。

 

証拠金というのは、FXでどれだけ利益を上げることができ、どの程度のリスクがあるのかを決定する非常に重要な要素といえます。

 

というのは、FXのレバレッジ効果、あるいはFXや株式信用取引などの投資の特徴として、証拠金が小さいと、投資に成功した場合の利益率が高くなるということがあるからです。

 

また、これは失敗したときの損失率も同様で、証拠金が小さければ小さいほど高いものとなってしまうからです。

 

つまり、FX投資の利益率と損失率は、証拠金の取引金額に対する割合に反比例するということです。

 

具体的には、証拠金率が10分の1であれば、利益率・損失率はともに10倍に、反対に5分の1であれば5倍になります。

 

なお、レバレッジ倍率といった場合には、この20倍、5倍・・・のことをいい、FX取引のリスクとリターンを測る物差しとなっています。

FXの収益は?

外貨建て金融商品の収益というのは、為替差益と金利収入ですが、これはFXでも同様です。

 

為替レートの値動きによって得られる為替差益に加えて、スワップポイントと呼ばれる金利収入が、FXの主な収入源になります。

 

当然ですが、為替差益は、為替相場が自分の予想した方向へ動いたときに得られるものですので、自分が予想したのとは反対の方向へ動いたときには、為替差損を被ることになります。

 

なお、FXというのはリスクのある金融商品ですので、実際に取引を始める際には、自分なりのリスクコントロールをしっかり身につけておく必要があります。

 

◆リスクコントロールとは?
想定されるリスクを最小限に抑えるためには、リスクをコントロールする手段を事前に考えておく必要があります。

 

特に、価格変動リスクの場合は、異なる複数資産に分散投資するという手段もありますが、自分の想定したシナリオがはずれた場合には、いったんポジションを解消することにより、損失を最小限に抑える損切りも重要になってきます。

 

◆損切りとは?
損切りというのは、含み損が生じているときに、それ以上の損失を防ぐために、損を確定することをいいます。損切りは、ストップロスともいいます。

 

◆スプレッドは狭いほど有利?
外国為替では、2WAY(ツーウェイ)プライスと呼ばれる買値と売値の2つのレートがあります。

 

そして、この買値と売値の差のことを「スプレッド」と呼び、このスプレッドが狭いほど、個人投資家には有利となります。

 

ちなみに、もしこのスプレッドがなく、買値と売値が同じプライスであったとしたら、買った直後に売ったり、売った直後に買ってもまったくコストがかからないことになります。

FXのリスクとは?

リスクというのは、資産運用に際しての危険要素のことをいいます。一般的なリスクとしては、次のようなものがあります。

 

■価格変動リスク ⇒ 為替レートの変動により損失を被るリスクのことです。
■信用リスク
■流動性リスク

 

FXの場合には、特にレバレッジを高めて運用するほど、価格変動リスクには注意が必要になります。

 

もちろん、リスクの高さと引換えに、高いリターンも期待できますので、典型的なハイリスク・ハイリターン型投資といえます。

 

◆塩漬けとは?
塩漬けというのは、例えば、短期売買で買いポジションを保有しているものが、思惑が外れて下落している場合に、将来の値上がりを期待して、保有し続けることをいいます。

ストップオーダーとは?

ストップオーダーというのは、逆指値注文のことをいいます。

 

◆ダマシとはどのような意味ですか?
ダマシというのは、相場が、一般にいわれているテクニカル指標の法則と異なる動きをする現象のことをいいます。

 

具体的には、一般に移動平均線がゴールデンクロスを形成すると、相場が上昇する可能性が高まるとされています。

 

ところが、実際にゴールデンクロスが形成されても、相場が上昇せずに下げてしまうような場合です。このようなときに、ゴールデンクロスはダマシだったなどと表現されます。

 

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