外国為替市場の実需筋と投機筋の割合は?/マージンコールとロスカットの違い〜

FX取引業者選びが重要なのは?

FXでは、取引業者選びはとても重要です。FXは1998年にはじめて個人に解禁された取引ですが、当初は法整備が整っていませんでした。

 

そのような中で取引業者は1,000社を超えるほど急増し、中には法の不備を狙った悪徳取引業者も過去に存在していました。

 

それにより、FXは悪徳業者の多い危険な取引だというイメージがついてしまったのです。

 

現在では法整備も進み、悪徳業者も大分淘汰されてきていますが、それでもまだまったくいなくなったとは言い切れないのが現状です。

 

これが、FXでは取引業者選びが重要であるといわれる1つの理由です。

外国為替市場の参加者は?

外国為替市場の参加者は、大きく分けると次の2つに分かれます。

 

■実需筋 ⇒ 輸出業者、輸入業者
■投機筋 ⇒ 銀行、年金基金、生保・損保、ヘッジ・ファンド

 

そのほか、短資会社などがあります。

 

◆実需筋とは?
実需筋というのは、以下のように、貿易取引などの裏づけのもとに行われる外貨取引のことを言います。
⇒ 商社が海外からモノを輸入するのに必要な外貨を調達する。
⇒ 自動車メーカーが海外に輸出したことで得た外貨を円に替える...など

 

◆投機筋とは?
投機筋というのは、特に貿易取引などの裏づけがあるわけではなく、単に為替レートの変動によって得られる為替差益を狙って、様々な通貨の売買を行っている参加者のことを言います。

 

◆短資会社とは?
短資会社というのは、金融機関が、短期の貸付けまたは借入れを行う際の仲介役をする会社のことをいいます。

 

◆インディケーションとは?
インディケーションというのは、相場気配や市場の水準を示す参考レートのことをいいます。

 

◆基軸通貨とは?
基軸通貨というのは、世界中の貿易取引や金融取引において、決済通貨として使用するものをいいます。なお、現在の基軸通貨は、米ドルです。

 

◆外国為替市場の実需筋と投機筋の割合は?
外国為替市場における実需筋と投機筋の割合は、2対8と言われていて、投機筋の比率が圧倒的に高くなっています。

 

為替レートが短期的に大きく変動するのは、このような投機筋が頻繁に通貨の売買を繰り返しているからといえます。

 

◆投機筋の投資行動は?
外国為替市場への投機筋と呼ばれる参加者は、目先のニュースで投資行動を起こします。よって、投機筋がどのようなニュースに注目するのかを把握しておくことが大切です。

 

具体的には、次のようなものが投機筋の注目点になります。

 

■欧州や日本の通貨政策
■金利差
■紛争などの突発的事件
■インフレ動向...など

 

最終的に為替レートは、2国間の国力の差が決め手になるのですが、それはあくまでも長期的な話で、短期的な為替レートは、このような目先のニュースに左右されることになります。

 

◆買戻しとは?
買戻しというのは、保有する売りポジションを決済することをいいます。

 

◆売り持ちとは?
売り持ちというのは、外貨を売っている状態のこと、つまり売りポジションのことをいいます。

 

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FX会社の信頼性はどのように確認したらよいですか?

FX会社の選択に際しては、そのFX会社の信用状況やサポート体制を把握することが大切です。例えば、ホームページで次のような自社情報を開示しているか、

 

■本社所在地 ■役員の名前 ■財務情報...など

 

もし開示していない場合は、電話で問い合わせてみて、しっかり答えてくれるかどうかを確認してみましょう。

 

また、信用情報会社やマスメディアのデータベースで、信用情報や財務情報を調べてみたり、消費者団体などにトラブルがないかどうかを確認してみるのもよいと思います。

 

◆顧客に対するサポート体制とは?
FX会社の選択に際しては、顧客に対するサポート体制の良し悪しも重要です。

 

例えば、カスタマー・デスクの体制はしっかりしているかどうかということは、そのFX会社の経営姿勢を判断するうえで重要になります。

 

ちなみに、その判断基準としては、次のような点があげられます。

 

■メールでの問い合わせに、きちんと答えてくれるかどうか。
■問い合わせをしたいときき、きちんと電話がつながるかどうか。
■相手の受け答えがしっかりしているかどうか。...など

国力とは?

何が国力かというのを端的に示すのは難しいのですが、一般的には、経済力や軍事力、政治力などを含めて、その国が持っている力の強弱を意味しているものといえます。

 

外国為替市場では、基本的には国力の強い国が発行している通貨が買われます。

 

この点において、現状では世界で最も強い国力を持つ国は米国であるというのが、共通認識となっています。

 

◆市場参加者とは?
市場参加者というのは、為替や株式などの金融取引を行うために、それらが取引されている市場に参加している人たちのことをいいます。

 

具体的には、銀行や生損保会社、ヘッジファンドといった機関投資家や、個人投資家を指します。

 

特に外国為替市場の場合には、貿易取引などの必要性に応じて市場での取引に参加している商社やメーカーなども存在しています。

 

よって、為替レートは、このような様々な市場参加者の思惑を受けて形成されることになります。

ロスカットとは?

ロスカットというのは、ロス(損失)をカット(切る)という言葉どおり、ある一定の基準に達したら、その時点で有無を言わさず強制決済することをいいます。

 

かなりの損失が出ていても、「このまま待っていれば戻ってくるのでは…」とか「もう少しで下がり始めるのではないか…」などと考えてポジションを放置しがちです。

 

しかしながら、ロスカットになってしまうと、強制決済=損失確定となってしまいますので注意したいところです。

 

◆マージンコールとロスカットの違いは?
マージンコールには一定の猶予がありますが、ロスカットの場合には、その時点で取引終了となりますので、投資家が真に恐れなければならないのは、このロスカットということになります。

 

つまり、FX取引におけるリスク管理の最大のポイントは、このロスカットに掛からないようにすることにあります。

 

FX取引では、ロスカット(強制決済)さえされなければ、現在のポジションを持ち続けることができるからです。

 

■マージンコール ⇒ 一定の猶予期間をおいて強制決済
■ロスカット ⇒ 直ちに強制決済

 

なお、FX会社によっては、マージンコール=ロスカットのところもあるようです。

インターネット取引とは?

インターネット取引とういのは、インターネットをインフラとして、電子的にモノやサービスの取引が行われることをいいます。

 

1990年代後半から登場したネット証券会社によって、個人の間でもインターネットを介して株式取引や為替取引などが活発に行われるようになりました。

 

ネット証券会社をはじめ、金融取引がインターネットを通じて行われるようになったことから、現在では、株式や為替などの金融取引も簡単にできるようになり、かつ取引コストも低下傾向をたどるようになっています。

 

◆本人確認書類とは?
本人確認書類というのは、口座開設を申し込んだ人が、本人であるかどうかを確認するための書類になります。

 

具体的には、運転免許証やパスポート、健康保険証などがこれに該当します。ちなみに、金融機関に提出する際には、これらの本人確認書類は必須になります。

 

◆FXの契約書とは?
証券取引と同じように、FX取引でも、取引にあたっては契約書が交わされます。

 

基本的には、契約書の内容について、事業者と顧客双方が十分理解していれば、その後のトラブルも減るはずです。

 

しかしながら、現実には、約款などを十分理解しないで取引を行う顧客も多いようで、様々なトラブルが発生しているようです。

 

FX会社は、顧客とのトラブルを防止するため、また法令上問題がないように取引約款を整備しています。

 

そして、実際に取引を始める際には、顧客が取引の内容を把握し、約款について理解した旨を一筆とることにしています。

 

これは、顧客がすべての取引内容や取引にかかわるリスクを十分理解していることを前提として、取引が行われているからです。

 

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コールセンター注文とは?

コールセンター注文というのは、電話を通じて、コールセンターのスタッフに注文を出すという注文方法です。

 

実際にFXを始めるに際しては、電話注文ができるFX会社を選択した方が、何かと使い勝手の面でメリットがありますので安心かもしれません。

 

◆コールセンター注文のメリットとは?
コールセンター注文のメリットとしては、次のようなものがあげられます。

 

■誤った注文が避けられる
FXを始めたばかりの場合、なかなか取引画面の見方がわからないということがあります。

 

ですが、そのようなときに電話での取引が可能であれば、わからないままに誤った注文を出してしまうといったリスクを避けることができます。

 

■パソコンのトラブルの場合
パソコンにトラブルが生じた場合でも、コールセンター注文であれば注文が出せます。

 

複数のパソコンを使って取引しているような、いわゆるセミプロ級の投資家であれば、1台が故障したとしても、別のパソコンを使って取引を継続することができます。

 

しかしながら、そこまでの取引環境を自宅に備えているという個人投資家はまれだと思われます。

 

なので、もしその1台のパソコンがトラブルを起こしてしまったら、大事な取引機会を失ってしまいます。

 

そういう場合には、やはりコールセンター注文が可能なFX会社を選択した方が有利と言うことができます。

 

ちなみに、コールセンター注文が可能なFX会社の中には、コールセンターでも24時間電話からの取引が可能なところもあるようです。

通貨ペアとは?

基本的に為替取引というのは、異なる2国間の通貨について、一方を買い、他方を売るというものです。

 

つまり、常に2つの通貨を同時に売買することになるので、どの通貨とどの通貨を売買するかということを「通貨ペア」という言葉で表現しているのです。

 

外国為替市場では、基軸通貨である米ドルの取引量が最も多いので、米ドルと円、米ドルとユーロ、米ドルと豪ドル…というように、通貨ペアの一方は米ドルであるのが一般的です。

 

◆クロス取引とは?
もちろん、円とユーロといった通貨ペアもありますが、直接取引するケースは少なくて、例えば、円売りユーロ買いの取引を行う場合には、円売り米ドル買いを行うとともに、米ドル売りユーロ買いを行うという形になります。

 

このように、米ドル以外の通貨ペアの取引の場合には、流動性を高めるために、間に米ドルを介在させています。こういった取引をクロス取引といいます。

FXの契約書を理解しなければならないのは?

FXは、証券取引法による規制や監督官庁(金融庁)の指導のもとで取引される株式とは違い、あくまでも当事者同士の契約によって取引される金融商品です。

 

なので、当然、顧客である投資家は、その契約内容を十分に理解しておく必要があるのです。

 

なお、取引業者ごとに約款の内容というのは異なりますが、実際に取引をする前に、契約する事業者の約款の内容については、しっかりチェックしておきたいところです。

 

◆FXの約款の内容は?
FXの約款は権利義務、債権債務などの法的諸問題に対応するように記述されています。

 

こうした法律用語が頻繁に出てくる文章というのは、どうしても読みにくいので、ざっと斜め読みしたり、あるいはまったく読まずに、文書に署名したり捺印してしまう投資家も少なくないと思われます。

 

しかし、現実には、外国為替の自由化後、為替取引をめぐるトラブルは後を絶ちません。

 

もちろん良心的な取引を行うFX会社も存在していますが、投資家としては、どの事業者が安心で、どの事業者が危なそうなのかという目を養っておくことは大切です。

 

約款や規定には、取引を行う際に問題となりそうな箇所が必ず含まれているものです。

 

つまり、万一トラブルが生じても、それに法的に対処するためのショック・アブソーバーが内包されているのです。

 

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