マージンコールと追証金〜/FXの税金と必要経費〜/ストップロスとマージンコール...

FXの手数料体系は?

FXで為替取引を行う場合には、手数料がかかります。

 

また、インターネット経由の取引とコールセンター経由の取引では、当然ですが、インターネット経由の取引のほうが手数料は割安です。

 

投資家側からすると、手数料は安いに越したことはないですが、単に手数料が安いからといって、そのFX会社がよい業者かというと、必ずしもそうとはいえません。

 

FX業者もビジネスですので、手数料、為替レート、スワップポイントのどれかで収益を上げなければ事業が成り立たないからです。

仲値とは?

仲値というのは、銀行が朝10時頃に顧客に提示する基準レートのことをいいます。

 

基本的に仲値は、その日1日のレートとして利用されますが、値動きが大きいときは再設定されます。

 

◆TTBとは?
TTBというのは、Telegraphic Transfer Buying Rate の略です。TTBは、銀行などの金融機関が顧客へ提示する外貨の買い価格のことです。

 

ドル円の場合は、基本的には「仲値−1円」で設定されますが、その他の通貨の場合は、ドル円よりも不利に設定されます。

 

TTBは、FXで提示されるレートとは異なりますが、外貨預金や海外旅行の際に関係してきます。

 

◆TTSとは?
TTSというのは、Telegraphic Transfer Selling Rate の略です。TTSは、銀行などの金融機関が顧客に提示する外貨の売り価格のことです。

 

ドル円の場合は、基本的には「仲値+1円」で設定されますが、その他の通貨の場合は、ドル円よりも不利に設定されます。

 

TTSは、FXで提示されるレートとは異なりますが、外貨預金や海外旅行の際に関係してきます。

 

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為替レートの手数料とは?

為替レートには、ビッド/アスクという、買値と売値があるのですが、この値幅は投資家側から見た場合には、手数料と同様のものとなります。

 

例えば、ドル/円で「ビッド100.20円−アスク100.25円」当為条件の場合には、1ドル=100.25円で買ったドルを、1ドル=100.20円で売らなければならないわけです。

 

で、この1ドル当たり5銭の差が投資家の負担(手数料)となるのです。また、同じように、スワップポイントにも買いと売りで差があります。

 

例えば、「買い0.35円−売り0.39円」というスワップポイントでは、1万ドルを買う場合には1日当たり35銭を受け取ることができます。

 

ですが、1万ドルを売る場合には39銭を支払わなければなりません。つまり、買いと売りの間には4銭の差があり、この差が投資家の負担(手数料)となるのです。

 

◆FXのコストは?
FXのコストは、外貨預金などと比べればかなり安いものですが、それでもコストはかかります。FXのコストとしては、主に次のようなものです。

 

■手数料 ■スプレッド ■税金...など

 

◆FXの手数料は?
FX取引業者への手数料は、一般的に1ドルにつき10銭(0.1円)程度です。よって、1万通貨の場合は1,000円、10万通貨の場合は1万円が必要になります。

 

また、手数料は保有時だけでなく決済時にも必要になりますので、2倍必要になります。

 

なので、合計では、1万通貨の場合は2,000円、10万通貨の場合は2万円が必要ということになります。ただし、手数料というのは、FX取引業者によってもさまざまです。

 

1ドルにつき3〜5銭のところもあれば、手数料無料の取引業者も存在します。また、決済時の手数料は無料という取引業者もあります。

 

当然ですが、手数料は安ければ安いほど利益を出しやすくなりますから、この手数料の金額も取引業者を選ぶ際の重要なポイントになります。

マージンコールとは?

FX取引では、口座に証拠金を預け入れて、その証拠金を元に、数倍〜数十倍もの取引ができるわけです。

 

ですが、このマージンコールは、その元になる証拠金が足りなくなったときに発生するものです。

 

ちなみに、マージンコールは、FX取引会社によっては、追証金(おいしょうきん)と呼ばれていることもありますので、詳細については各FX取引会社に問い合わせてみてください。

 

つまり、このマージンコールというのは、追加証拠金の略称で、基準の証拠金が不足した場合に、現在のポジションを保つために必要になるお金のことです。

 

◆どの程度でマージンコールになるのですか?
通常、証拠金から損失の割合を除いた部分の割合を「維持率」と言いますが、多くのFX取引会社では、この維持率が30〜70%を切ると追証金を求められます。

 

FX取引会社によっては、「何%の損失が出たらマージンコール」という表記だけでなく、「維持保証金が〜になったら」とか「取引保証金が〜になったら」という表記もあります。

 

どの表記でも基本的に内容は同じですが、わかりづらい表記をしているFX取引会社もありますので、そのような場合は直接問い合わせてみてください。

スプレッドとは?

スプレッドというのは、買値と売値の差のことをいいます。

 

FXで実際に取引するときには、画面に売値と買値が表示されますが、このときの売値をBid(ビッド)、買値をAsk(アスク)と呼びます。

 

例えば、ドル円で「売値111.05−買値111.08」などのように表示されている場合には、これは「今ドルを買うなら111.05円で買えます。

 

ドルを売るなら111.08円で売れます」ということを意味しています。この場合、仮にドルを買ってすぐに売った場合には、0.03円の損失が生じますが、この差をスプレッドというのです。

 

外国為替市場では、常にレートは変動しているのですが、銀行などはその市場の動向にあわせてスプレッドを決めています。

 

◆スプレッドはどのくらい?
スプレッドについては、手数料と同様に取引業者によって異なります。通貨ペアによっても異なりますが、一般的には、ドル円で0.03〜0.05円程度のスプレッドが発生します。

 

◆FXで利益を出すには?
FXでは、手数料とスプレッドの合計が、取引に関わるコストになります。

 

なので、基本的にFXで利益を出すには、この手数料とスプレッドの合計よりも多くの含み益が出たときに決済すればよいということになります。

 

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マージンコールに掛かったら?

マージンコールに掛かった場合は、保証金を追加で入金するか、現在保有しているポジションを反対に売買(買いポジションの場合は売り、売りポジションの場合は買い)して、ポジションの縮小をする必要があります。

 

◆追証金を入れなかった場合は?
この追証金を入れられない場合には、即刻強制決済されるか、あるいは一定期間をおいて強制的に決済させられます。

 

この場合、今後、為替相場が反発して急上昇すると予想され、今後の為替差益が見込まれる場合であっても、その時点でマージンコールに掛かってしまうと、強制的に決済、すなわち損失が確定してしまいます。

 

なので、結果的に大きな損失を被ることになります。

 

証拠金がなくなるということは、為替取引で大きな損失が出ていることですから、取引をしている投資家は、何とか挽回しようと焦ってしまい、冷静さを失ってしまいます。

 

冷静さを失っていると、正常な為替相場の判断ができなくなり、さらに多くの損失を出してしまうというケースに陥りがちです。

 

そうならないためにも、この追証金のリスクを回避して、常に平常心で為替相場に向き合うことが、FXで利益を上げていく秘訣になります。

FXの税金は?

FXでは、為替変動による取引利益とスワップ金利での利益が、雑所得として課税対象になります。

 

そして、雑所得の合計が年間20万円を超えた場合には、確定申告しなければならないことになっています。

 

ただし、利益は決済したときにはじめて雑所得として認識されることになります。

 

◆決済しないポジションについてはどうなるのですか?
たとえどれだけ含み益があったとしても、決済さえしなければ課税対象にはなりません。

 

◆複数の取引業者でFXをしている場合は?
複数の取引業者でFXをしている場合には、すべてのFX取引が合算されます。

 

ただし、株式投資や商品先物取引での利益は申告分離課税方式なので、FXの利益とは合算されません。

 

◆FXにかかった経費は認められるのですか?
FXにかかった経費については、個々のケースによっても異なりますが認められています。

 

◆FX取扱会社のサービスは?
FX取扱会社の提供するサービスの内容やレート、手数料体系などは、事業者によってさまざまです。

 

また、単に為替の差金決済だけの取引のみを行う業者もあれば、ドルやユーロなど通貨の現物の受け渡しまで行うことができる事業者もあります。

 

◆FX取扱会社が増えているのはなぜですか?
現在、さまざまなFX取扱業者がさまざまな形で、FX(外国為替証拠金取引)に参入してきているのは、日本経済の国際化や自由化の流れの中で、外為法が改正され、それまでは銀行に独占されていた外国為替業務が自由化されたからです。

 

この外為法の改正によって、誰でも為替取引を自由に行うことができるようになったのです。

レバレッジの管理とは?

FXというのは、株に比べて値動きは小さいですし、取引対象通貨が0になることも10倍になることもないですので、本来はローリスク・ローリターンの商品です。

 

なので、手持ちの資金の範囲内で取引している分には、元手をすべて失うというようなリスクはほとんどありません。

 

しかしながら、レバレッジを利用する場合には、少々事情が変わってきます。

 

というのも、このレバレッジは、通常多くの取引業者では10倍程度まで可能ですが、取引業者の中には、元手の400倍の金額を運用することができるところもあるからです(法人口座の場合です)。

 

400倍ということは、100万円を元手に4億円相当の取引が可能ということです。

 

もちろん、うまくいけば多大な利益を得ることができますが、もし失敗すれば一瞬で元手を失うリスクがあります。

 

一般的には、証拠金の25%まで含み損が膨らんだ場合には、取引業者による強制ロスカットが行われたり、追加証拠金が必要になります。どちらが行われるかは業者によって異なります。

 

◆安全なレバレッジは?
取引業者による強制ロスカットが行われたり、追加証拠金が必要になるような状況に陥らないためにも、投資を始める前に自分の希望する利回りを決めて、それに見合ったレバレッジで取引することが大切です。

 

一般的には、レバレッジは3〜5倍以下で取引するのが目安となります。

 

例えば、1ドル=100円の場合は、100万円を元手に、レバレッジ1倍なら1万ドル、3倍なら3万ドル、5倍なら5万ドルということになります。

 

レバレッジ1倍の場合は、まず強制ロスカットや追加保証金が必要になることはないでしょう。

 

しかしながら、レバレッジ5倍の場合には、14円程度不利な状況になるとリスクが高まります。

 

一番高いところで買って、一番安いところで売るというような最悪の取引をした場合には、強制ロスカットや追加保証金が必要になる可能性があります。

 

そこまで最悪の取引はしないにしても、FXに慣れるまでは、レバレッジは5倍以下に抑えて取引するのが無難です。

インターネット注文のミスは?

FXの注文ミスについてですが、インターネット注文の場合は、投資家が自らパソコンを操作して注文を出しますので、そのミスは投資家の自己責任となります。

 

◆コールセンターの注文ミスは?
コールセンターの場合は、「言った」「言わない」のトラブルが生じないように、FX会社では、すべての注文を録音しています。

 

なので、顧客が注文した内容と違う売買が執行されたのであれば、その責任を問うことも可能ですが、自分の発言ミスの場合には裏を取られていますので、自己責任となります。

 

他の金融商品と同様、為替の世界でも、営業マンが顧客の売買を勝手に行うことはできません。

 

もし、勝手に売買する業者があれば、それは悪徳業者ですからすぐにFX業者に乗り換えた方がよいです。

 

しかしながら、営業マンと相談したうえで、それを納得して売買注文を出した場合には、すべて自己責任となります。

ストップロスとマージンコール

外国為替取引では変動値幅に制限がないうえ、24時間取引が継続しているので、リスク管理が非常に重要となります。

 

そこで、FXでは、多額の損失の発生を未然に防ぐための独自のリスク管理システムが採用されています。

 

そして、多くのFX会社で導入されているのが、ストップロスとマージンコールです。

 

このストップロスとマージンコールが、預託証拠金を大きく超えた損失の発生を未然に防止するような取引システムになっているのです。

 

◆ストップロスとは?
ストップロスというのは、一定時間ごとにインターバンクのレートを基準に未決済ポジションの値洗いを行って、評価損の合計額が預託証拠金の一定割合を上回った場合には、その直後にすべて未決済ポジションを自動決済するという仕組みのことです。

 

◆マージンコールとは?
マージンコールというのは、評価損の合計額が預託証拠金の50%を上回った場合に、注意を喚起するメールが送信されることをいいます。

 

◆強制ロスカットとは?
強制ロスカットというのは、評価損が発生して、証拠金維持率が一定レベルを下回った場合に、強制的に反対売買をすることによって保有している通貨を決済し、損失を確定させることをいいます。

 

一般的には、時価評価を行った時点での必要証拠金の維持率が25%を下回った場合に行われます。

 

ちなみに、強制ロスカットによって精算された場合には、残金は手元に残ります。

 

◆追加証拠金とは?
追加証拠金というのは、取引を継続するためにする担保補強のことで、証拠金を追加で預託しなければならないことをいいます。

 

一般的には、時価評価を行った時点での必要証拠金の維持率が25%を下回った場合に行われます。

 

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