チャートの基本とトレンド系・オシレーター系〜/ボリンジャーバンドと一目均衡表、RCI...

テクニカル分析は短期売買向けですか?

テクニカル分析と聞くと、短期的な売買を行うための手法と考えられがちなのですが、長期的な売買においても、その役割は非常に大切なものとなります。

 

長期的な売買を行う際に、為替相場が上昇トレンドのとき、今後しっかりと上昇していくだろうというタイミングで買いポジションを持つことができれば、安心してスワップ金利を長期間受け取ることができるからです。

 

テクニカル分析を使うと、「もう少し上がるだろう、もう少し下がるだろう」などという、自分の思い込みによる売買を極力排除することができます、

 

なので、テクニカル分析はFX取引においては非常に重要であるといえます。

テクニカル分析はまず何から始めたらよいですか?

テクニカル分析の手法というのは、無数にあります。そして、ファンダメンタルズ分析が理論的に文章で表示されるのに対して、テクニカル分析というのは視覚的なものです。

 

なので、個人投資家の間ではテクニカル分析のほうが人気は高いようです。

 

ただし、FX投資を始めたばかりの方や、テクニカル分析初心者の方は、その数の多さに圧倒されてしまうかもしれません。

 

ちなみに、主要なテクニカル分析については、FX取引業者によってはサービスとして提供されていますので、まずはそれを見てみるところから始めるとよいと思います。

 

◆チャートの基本は?
チャートの基本はローソク足です。なので、ローソク足については、自分で理解できるように勉強する必要があります。

 

初めのうちは理解を深めるために、自分で計算したり、エクセルでチャートを出してみるというのもよいかもしれません。

 

その後、自分に適したテクニカル分析を見つけて使用していくとよいと思います。

 

◆トレンド系・オシレーター系とは?
テクニカル分析には、次の2つがあります。

 

トレンド系 ⇒ 大きな相場の流れを判断します。
オシレーター系 ⇒ 価格変動のブレや相場の加熱度を判断します。

 

ただし、トレンド系でもオシレーター系でも、完璧に相場を予測できるわけではなく、また、それぞれに特徴があります。

 

なので、トレンド系で大きな相場の流れを見極めたうえで、実際の仕掛けどころをオシレーター系で判断するというような使い方が重要になってきます。

 

通常であれば、為替相場のトレンドを読み、タイミングを掴むためには、トレンド系とオシレーター系の分析手法を同時に使うことが理想です。

 

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テクニカル分析をメインにした投資戦略とは?

テクニカル分析をメインにした投資戦略としては、過去のチャートやテクニカル指標を分析し、将来の値動きに当てはめて投資を行うことになります。

 

FXでは、主としてトレンドの発生を確認後にポジションを持ち、そのトレンドが継続中かどうかの確認を続けて行います。

 

つまり、過去のチャートやテクニカル指標が売買サインを出した後に、ポジションを持つことになります。

 

このテクニカル分析をメインにした投資戦略は、リスクを最小限にする受動的な投資方法といえます。

 

◆ファンダメンタルズ分析をメインにした投資戦略とは?
ファンダメンタルズ分析をメインにした投資戦略としては、情報を入手し、それを論理的に組立てて将来のシナリオを作成し、それに従った投資を行うことになります。

 

FXでは、主として各種経済指標や各国要人の発言などを根拠にして、シナリオを作成し、ポジションを持ちます。

 

このファンダメンタルズ分析をメインにした投資戦略は、リスクが高い分大きな利益を得られる可能性が高く、そういった意味では、利幅を最大限にする能動的な投資方法といえます。

自己ルールを守るとは?

FXでは、自分で決めたルールを守らないと、時として大きな損失を被ることになります。

 

例えば、1ドル=100円のときに、10万円の証拠金を入れて、レバレッジ10倍で米ドル1万ドルを買ったとします。

 

このとき、米ドルが上昇して1ドル=110円になったときには、為替差益が10万円となり、10万円の資金が2倍の20万円になります。

 

そこで、さらに円安が進むだろうと思い、前のポジションはそのままにして、利益が出た分の10万円を証拠金として、さらにレバレッジ11倍の米ドル1万ドルを買ったとします。

 

そうすると、ここまでの合計で2万ドルの買いポジションを持っていることになりますが、この時点で10%以上円高に進むと、全ての資産がなくなってしまいます。

 

このように、人間の心理としては、一度利益が出てしまうと、まだまだ利益が出せるのではないかと思い、冷静な判断ができないまま、次々と新たなポジションを建ててしまうものです。

 

さらに、一度利益が出ているので、もう少しレバレッジを上げても大丈夫だろうと思い込んで、どんどんレバレッジを高くしていきます。

 

レバレッジもはじめは5倍だったのに、次第に10倍、15倍と高くなり、しかも円安が進んでいるときに買っているので、後から買うポジションほど価格が高いもの、つまり高いものほど多く買っていることになっています。

 

こうなってしまうと、利益の出るときは加速度的に増えていきますが、為替相場が下落した場合には、その損失も加速度的に大きくなっていきます。

 

なので、持っていた資金はあっという間になくなってしまいます。

 

これが、FXはハイリスク・ハイリターンといわれる所以であり、レバレッジの掛けすぎは非常に危険であるということなのです。

 

よって、常に自分の決めたルール(リスク管理)に従い、心に余裕を持ってFXに取り組むことが大切です。

テクニカル分析にはどのようなものがありますか?

テクニカル分析には、大きく分けるとトレンド追従型とオシレータ系があります。

 

ただし、具体的なテクニカル分析というのは、非常にたくさんありますので、実際に自分に合うものを見つけようとするとかなり大変です。

 

FX会社によっては、選択するだけで自動的に計算されるテクニカル分析を提供しているところもありますので、こうしたものを利用して、自分に合ったものを見つけるとよいと思います。

 

◆トレンド追従型とは?
トレンド追従型は、次のような価格変動のトレンド(方向性)をもとに判断していく分析、その指標のことをいいます。

 

■移動平均線 ■ボリンジャーバンド ■DMI ■エンベロープ
■一目均衡表...など

 

◆オシレータ系とは?
オシレータ系は、次のような価格の一時的な変動や転換点をもとに判断していく分析、その指標のことをいいます。

 

■ストキャスティクス ■MACD ■モメンタム ■RSI
■RCI ■移動平均乖離率...など

商品相場と通貨の連動はどうなっているのですか?

商品相場に連動する通貨というのは、主に原油や金など、資源相場の動きによって影響を受ける通貨のことです。

 

これについては、資源国である豪ドルやカナダドルが影響を受けやすくなります。

 

つまり、原油価格が上昇すると、豪ドルやカナダドルも上昇し、金価格が下落すれば豪ドルやカナダドルも下落するということになります。

 

このように、各通貨間や商品相場における、お互いの関係を理解していると、各ニュースなどでそのような通貨や商品相場の動きがあった場合に、その後の通貨の動きを予測することができますので、覚えておくと便利です。

 

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ローソク足の見方は?

ローソク足というのは、1日の値動きを表したもののことです。

 

一般的には、始値よりも終値が上がった場合は、陽線(白い棒)で表し、始値よりも終値が下がった場合には、陰線(黒い棒)で表します。

 

◆RSIとは?
RSIというのは、テクニカル分析の1つで、市場の過熱感や相場の転換期を判断する際に用いられます。

 

◆RCIとは?
RCIというのは、テクニカル分析の1つで、日付と価格の相関関係を見て、トレンドの状況を探る際に用いられます。

 

◆移動平均とは?
移動平均というのは、一定期間過去にさかのぼったその期間における終値の平均のことをいいます。

 

◆一目均衡表とは?
一目均衡表というのは、テクニカル分析の1つで、総合的なチャートによって相場の状況を表し、それに基づいて売買の判断を行う際に用いられます。

 

◆ボリンジャーバンドとは?
ボリンジャーバンドというのは、ジョン・ボリンジャーによって考案された技法です。このボリンジャーバンドは、移動平均を表す線を中心として、その上下に線(バンド)を引いたもので、移動平均線と標準偏差(±1.0σ・±2.0σ)で構成されています。

 

◆標準偏差とは?
標準偏差というのは、平均値からどの程度の隔たりがあるかということなのですが、それを計算して、普段見ているチャート上に表したのがボリンジャー・バンドになります。

 

具体的には、値動きが大きくなれば、値段のばらつきが大きくなりますので、移動平均からの距離や標準偏差は大きくなりますが、逆に値幅が小さければ、標準偏差は小さくなるということになります。

 

◆ボリンジャー・バンドを投資判断として使うには?
為替レートは、ボリンジャー・バンドの±2σに95%の確立で収まるといわれています。

 

そこで、ボリンジャー・バンドを投資判断として使う場合の戦略としては、この±2σラインを上にはみ出した場合には売り、逆に下にはみ出した場合には買いというのが考えられます。

米ドルの特徴は?

米ドルは、現在の基軸通貨です。以前はイギリスのポンドが基軸通貨だったのですが、2度の大戦後、その地位を奪いました。

 

よって、現在では世界中で、石油など様々な取引がドル建てで行われています。

 

そのため、当然ですが、各国や各企業は、取引のためにドルを買わなければならず、各国の外貨準備の大半がドル資産となっています。

 

最近は、サブプライム問題でドルの信頼が低下しているとの指摘もありますが、アメリカが双子の赤字を抱えようが、経済に不透明感があろうが、アメリカは覇権国であり、覇権国であるドルが基軸通貨であることについては、今後も変わらないものと思われます。

 

◆アメリカと世界の景気の関係は?
現在の世界の好不調は、アメリカ国民の消費にかかっているとも言われます。これは、アメリカ人が借金をしてでも消費をしてくれるおかげで、世界経済は成り立っていると言われるほどです。

 

◆アメリカの軍事力は?
アメリカの軍事力は、世界最大のものです。2001年の911事件の際には、アメリカ本土も戦火になる可能性が指摘されましたが、それでもドルへの信頼は高いといえます。

ボラティリティとは?

ボラティリティというのは、価格の変動率のことですが、相場を考える際にはこのボラティリティが非常に重要になります。

 

というのも、投資家が相場を通じて利益を得られるのは、その金融商品にある程度ボラティリティがあり、その時々に相場にトレンドが発生するからです。

 

ちなみに、ボラティリティもほとんどなく、しかも相場にトレンドが発生しない金融商品ですと、利益を出すのはかなり困難となります。

 

こうした点から考えても、為替というのは、一度トレンドが発生すると、しばらくはその動きが継続します。

 

なので、この動きをつかめると、おおむね利益と損失がどの程度になるのかがわかるようになります。

 

といっても、投資家が判断することができるのは、あくまでも相場の過去の動きなので、将来も同様に動くという保証はないのですが。

 

過去にどの程度の変動があったのかがわかると、それに伴って損益がどの程度になるのかということを把握することができます。

 

その結果を見れば、建て玉枚数が1枚(1万通貨単位)の場合、あるいは10枚(10万通貨単位)の場合に、それぞれどの程度の損益が発生するのかという目安が立てやすくなります。

 

◆思惑とは?
思惑というのは、対象通貨が上がるのか、あるいは下がるのかを考えることをいいます。

 

◆下落相場の方がとりやすい?
一般に相場は、上昇よりも下落の方が速度が速いので、とりやすいという傾向があります。

 

これは為替相場も同じで、世界中のほとんどの投資家にとって、チャートの上昇はドルの上昇、チャートの下落はドルの下落を意味するからです。

 

つまり、ドル/円チャートにも、相場の上昇速度よりも下落速度の方が急になるという傾向が表れるのです。

ユーロが基軸通貨になる可能性は?

ユーロは1999年に誕生した通貨ですが、このユーロの誕生は、2度の大戦で世界の中心的地位を奪われたヨーロッパの政治的な、対アメリカ戦略の1つといわれています。

 

ユーロが将来基軸通貨になる可能性があるという見方も多く、実際に、各国はドル中心の外貨準備高をユーロにシフトしているという噂も頻繁に市場に流れています。

 

ちなみに、2004年のイラク戦争は、イラクが石油取引をドルからユーロに移したことが原因とも言われています。

 

よって、将来的に世界政治の中心が、アメリカからヨーロッパ諸国に戻る場合には、ドルの価値も低下する可能性はあります。

 

しかしながら、その反対に、アメリカは戦略的な国家であり、今後も当分の間はその覇権は揺るがないという見方もあります。

 

実際に、中東の石油の決済は、再びドルに戻っているようです。

 

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