ファンダメンタルズ分析とテクニカル分析〜/政策金利と雇用統計...

ファンダメンタルズ分析とは?

ファンダメンタルズ分析というのは、経済の基礎的条件とされる各種経済指標を利用して、為替を分析する手法のことをいいます。

 

といっても、実際には、対象はそれよりも広く、指標については無数にあるのですが、基本は、為替と景気・金利・株価との関連性ということになります。

 

また、各国の政策金利から、人口などの社会情勢や政治的な動向まで様々です。

ファンダメンタルズ分析は重要か?

ファンダメンタルズ分析というのは、経済等の基礎的要因、簡単に言いますと、国家や企業などの経済状況、経営状況などを分析することをいいます。

 

具体的には、次のような指標を元に、今後の為替の動きを予測する方法です。

 

■経済指標 ⇒ 経済成長率、物価上昇率、失業率、国際収支など
■金利水準
■政治情勢...など

 

しかしながら、このファンダメンタルズ分析は、FXの上級者であればともかくも、FX初心者の人であれば、時間をかけて分析しようとしても、正直時間の無駄になってしまう可能性が大きいです。

 

というのは、ファンダメンタルズ分析には、あまりにも考慮すべき事項が多すぎるからです。なので、ファンダメンタルズ分析についてはあまり気にされなくてもよいかと思います。

 

ただし、そんなに詳細に分析しなくてもよいとはいっても、すでにポジションを持っていたり、これから売買しようとしている通貨の情報に関しては、その国の基礎知識的な部分を把握しておく必要があります。

 

特に米ドルは世界の基軸通貨にもなっていますから、その動きには注意が必要です。アメリカの経済指標の発表直後には、かなり為替レートが変動することもあります。

 

これは、経済指標や金融政策などの発表が投資家の判断材料となっているためで、それによって為替相場の流れが変わることがあるからです。

 

◆ファンダメンタルズ分析で最も重視される指標は?
ファンダメンタルズ分析において最も重視される指標は、各国の政策金利です。

 

その理屈は、お金は金利が安い通貨から、金利が高い通貨に流れるというものですが、これは比較的イメージしやすいと思います。

 

例えば、あなたは年利1%のA銀行に預金しているとします。ところが、調べてみると来月からB銀行では年利2%になることがわかりました。

 

さて、このようなケースでは、あなたはどうするでしょうか?一般的な人であれば、A銀行からお金を引き出して、そのお金をB銀行に預金するのではないでしょうか。

 

これと似たような理屈で、教科書的には、世界中で金利の安い通貨から、金利の高い通貨にお金が流れ、為替相場に影響を与えると説明されるのです。

 

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政策金利とは?

基本的にFX投資というのは、異なる2国間の通貨の金利差による収益の確保と、為替レート変動による為替差益により利益を得るということになります。

 

ただし、為替レートの動きを読みきるのはかなり難しいです。

 

一方、通貨の金利差についてはそれほど変動しませんので把握はしやすいといえます。

 

この金利差をうまく利益に結びつけるためには、常に各国政府が発表する金利の変動に注意しておく必要があります。

 

というのは、ある通貨の金利が上昇するということは、金利で利益を得るためにその通貨を大量に買う、つまりその通貨の価値が上昇するからです。

 

◆雇用統計とは?
雇用統計というのは、その国の雇用状況の統計のことをいいます。

 

わかりやすく言いますと、雇用統計は雇用状況の確認ですから、失業率が低ければ、その国の雇用統計は良いということになります。

 

ちなみに、アメリカの雇用統計が良ければ、アメリカの株価や金利、ドルが上昇することになります。

 

◆政策金利の決定とは?
各国の政策金利というのは、基本的に各国の政府機関や中央銀行が決定します。特にFXで注目されているのが、米国の政策金利の発表になります。

 

これは、FRB(米国の中央銀行、米連邦準備制度理事会)が年8回、およそ6週間ごとに開催し、金融政策に基づく公開市場操作※の方針を決定するものです。

 

また、そのなかで、短期金利の指標であるFF金利の誘導目標が決定されますが、これがFXでは最も注目される指標の1つになります。

 

※マネーサプライ、金利、為替水準などです。

 

◆政策金利とは?
政策金利というのは、各国政府が政策的に決定する短期金利のことをいい、FXでは特に重視されています。

 

わかりやすく言うと、ある国の政府が「今の経済情勢を考えれば、わが国は○%の金利が妥当だ」と決める金利のことです。

 

また、金利が現在何%なのかということも大切なのですが、それ以後の金利が上がるのか下がるのかといったことも、為替レートに影響を及ぼします。

 

ちなみに、2005年には、「米金利の利上げ継続」観測を材料にドル高が進みました。

 

◆GDP(国内総生産)とは?
GDPというのは、ある一定期間中に、その国内で生産されている、あらゆる財やサービスの合計金額のことをいいます。

 

ちなみに、米国のGDPは、1月、4月、7月、10月の下旬の日本時間の夜中に発表されます。

 

この米国のGDPが良ければ経済が好調と見られますので、米国の株価や金利、ドルが上昇することになります。

 

また、他の国でも同様に、GDPが良ければその国の金利や通貨が上昇します。

原油高とは?

原油の価格が上昇すると、原油の産油国や原油高の影響を受けにくい国の通貨が上昇します。例えば、資源国であるオーストラリアやカナダなどの通貨が上昇します。

 

一方、原油高の影響をもろに受ける日本の通貨は下落します。これは、日本では国内で消費する原油のほとんどを輸入に頼っているからです。

 

◆主なファンダメンタルズ要素には、どのようなものがありますか?
主なファンダメンタルズ要素としては、次のようなものがあります。

 

金利動向
・各国の政策金利の動向は、最も重視されています。基本的には、金利が高ければ買われやすく、金利が低ければ売られやすくなります。
原油価格
・現在原油価格は最も注目されています。
人民元問題
・この人民元問題というのは、政治的な問題です。一般的に人民元を切り上げた場合には、同じアジア通貨ということで円も買われやすくなります。
双子の赤字
・双子の赤字というのは、2004年に最も注目された、アメリカの財政赤字と経常赤字の通称のことをいいます。アメリカの双子の赤字により、その経済の先行きに不透明感が広がっているため、一般的にはドルが売られやすくなります。

FF金利とは?

FF金利とは、Federal Fund Rate の略で、米国の代表的な政策短期金利のことです。

 

このFF金利は、2004年初頭には1%と、ユーロ圏やカナダよりも低い金利だったのですが、2004年12月にはユーロを超え、2005年3月にはカナダドルよりも高くなりました。

 

この利上げ継続を背景に、米ドルは主要通貨に対して上昇しました。しかしながら、2007年後半からのサブプライム問題以降はドルが急落し、低金利政策が続いています。

 

◆為替介入とは?
為替介入というのは、外国為替平衡操作のことです。

 

一般的に為替介入といった場合は、通貨当局が外国為替市場において、外国為替相場に影響を与えることを目的に、外国為替の売買を行うことをいいます。

 

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為替売買益とは?

為替売買益というのは、キャピタルゲインともいい、為替変動による売買で得た利益のことをいいます。

 

◆トレール注文のやり方は?
例えば、米ドルが1ドル100円のときに1万ドルの買いポジションを持ったとします。その後、為替レートが1ドル102円まで上昇しました。

 

ここで決済注文を入れると2円の為替差益を得ることができます。しかしながら、今後為替レートがさらに上昇しそうな予感がします。

 

ただし、為替相場に絶対はありませんので、もし為替レートが下落してしまったら、現時点での2円の為替差益はなくなってしまいます。

 

そこで、このような場合に、現時点で1ドル101円に逆指値(ストップ)注文を入れておくのです。

 

こうすると、為替レートが下落した場合には、1ドル101円で決済されますので、1円分の為替差益は確実に得ることができるのです。

 

反対に、予測どおり、為替レートが上昇していった場合には、それに応じてストップ注文を上げていけば、為替差益は当初の2円よりも多く得ることも可能になります。

 

つまり、どういうことかといいますと、為替レートが103円になったら、ストップを102円に上げ、104円になったらストップを103円に上げていくといったようにするのです。

 

これが「トレール注文」というものです。

 

◆トレール注文の設定は?
このトレール注文を使うと、確実に利益を取っていくことが可能になりますが、設定する為替レートの幅には注意が必要になります。

 

というのは、為替レートの幅があまりにも小さすぎると、すぐにストップにかかってしまうからです。

 

特にポンドが絡んだ通貨ペアは値幅の変動が激しいですから、50銭(pips)程度ではすぐにストップにかかってしまいます。

 

とはいえ、そのあたりのところは、経験を積んでくると、この通貨ペアの場合はだいたいこのくらいというのがわかってきますので、初めのうちは機械的に行っていくのがよいと思います。

 

なお、このトレール注文は、すべてのFX取引会社で使えるというわけではありません。トレール注文を行う際には、事前にFX取引会社の方を確認するようにしてください。

テクニカル分析とはどのような分析手法なのですか?

テクニカル分析というのは、チャートや値動き、売買高などを基礎として、様々な測定結果である各種テクニカル指標を利用して、為替を分析する手法のことをいいます。

 

基本的には、分析手法は株式と同様ですが、相対取引であるFX投資の場合には、株のような売買高の測定はできません。なお、テクニカル分析は、次の2つに分類されます。

 

■トレンド追従型
■オシレーター系

 

◆トレンドとは?
トレンドというのは、一方向、あるいは別方向への価格動向(傾向)のことをいいます。

 

◆順張りとは?
順張りというのは、相場が上がっているときに買い、下がっているときに売ることをいいます。

 

◆センチメントとは?
センチメントというのは、市場心理のことをいいます。

 

◆トレンド系とは?
トレンド系というのは、為替相場の大きな流れを読むための指標で、為替相場が現在上昇傾向にあるのか、下落傾向にあるのかの方向性を見極めるために使います。

 

つまり、トレンド系は、現在の為替相場のトレンドを読むための分析手法といえます。

 

◆オシレーター系とは?
オシレーター系というのは、為替相場を相対的に見て、現在その通貨は、買われすぎなのか売られすぎなのかを判断するために使われる指標です。

 

つまり、オシレーター系は、現在の為替相場の売買のタイミングを掴むための分析手法といえます。

トレンド追従型とは?

トレンド追従型というのは、上昇トレンドなのか、それとも下降トレンドなのか、という為替のトレンドを調べるものです。

 

一般的にトレンド追従型は、長期投資に向いていると言われています。トレンド追従型の代表的なものとしては、次のようなものがあります。

 

■移動平均線 ■ボリンジャーバンド ■一目均衡表
■エンベロープ...など

 

◆オシレーター系とは?
オシレーター系というのは、為替の変動の度合いを調べるもので、一般的には、短期投資に向いているといわれています。

 

オシレーター系の代表的なものとしては、次のようなものがあります。

 

■RSI ■RCI
■モメンタム...など

 

◆テクニカル分析とは?
テクニカル分析というのは、各チャートの動きから、将来の価格がどのように動くかを予測するための相場分析手法です。

 

例えば、過去のチャートはこう動いたから、今後はこのように動いていくだろう、その結果として現在の為替相場は上昇(下落)するだろうというような感じです。

 

ただし、実際にはこのように簡単ではありません。あくまでもわかりやすく説明するための例です。

 

もう少しわかりやすく言いますと、テクニカル分析というのは、チャートの動きを読んで、売買のタイミングをはかるということです。

 

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