為替市場介入の資金/外貨預金とFX取引との違い/円安と円高/スワップ金利〜

為替レートとは?

為替レートというのは、通貨を交換するときの交換比率(レート)のことをいいます。

 

例えば、米ドルの場合ですと、1ドル=100円50銭というように、日本円で1ドルを買うにはいくら必要になるのかという、この1ドル=100円50銭を為替レートというのです。

為替差益とは?

例えば、米ドルを1ドル100円のときに買って、1ドル110円のときに売ったとすると、1ドル当たり10円の利益になります。この10円の利益のことを為替差益と呼びます。

 

なお、この為替レートのときに、米ドルを1万ドルで売買していた場合には、1万ドル×10円=10万円が為替差益ということになります。

 

◆為替差損とは?
為替差損というのは、為替差益の逆で、米ドルを1ドル110円のときに買って、1ドル100円のときに売った場合には、1ドル当たり10円の損失になります。

 

この10円の損失のことを為替差損と呼びます。

 

そして、この為替レートのときに、米ドルを1万ドルで売買していた場合には、1万ドル×△10円=△10万円となり、10万円の為替差損が生じたということになります。

 

このように、FX取引の場合は、通貨をいかに安く買って、それをいかに高く売るかという為替差益を稼ぐことが基本になります。

為替市場介入とは?

為替市場介入というのは、政府や中央銀行などの金融当局が、外国為替相場の安定と取引の秩序維持を目的として、臨時外国為替市場において外貨の売買を行うことをいいます。

 

具体的には、外国為替市場において、ドル売り円買いが多く、ドルの相場が円に対して著しく下落しているときには、ドルの買い操作を行うというものです。

 

逆の場合には、ドルの売り操作を行って、為替相場の乱高下を防ぎます。

 

◆為替市場介入はどこの資金で行うのですか?
為替市場介入は、外国為替資金特別会計が保有する外貨を売買することによって行われます。また、ときには外国の通貨当局と協力して協調介入が行われることもあります。

 

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外貨預金とFX取引との違いは?

FX取引の場合には、外貨預金と異なり、円高でも円安でもどちらでも利益を得る機会があるのが特徴です。

 

例えば、これから為替相場が円安に進みそうだと考えられるのであれば、米ドルなどの外貨を「買い」から入ることができます。

 

反対に、これから為替相場が円高に進みそうだと考えられるのであれば、外貨を「売り」から入ることもできます。

 

そして、どちらのケースでも、為替相場が予測どおりの動きになれば、為替差益を得ることができるのです。

 

◆FXの決済期限は?
FXの場合は、定期預金などの期限付き予期と異なり、決済期限というものはありません。

 

◆外国為替証拠金取引(FX)とは?
外国為替証拠金取引(FX)というのは、外国為替取引の自由度を上げた金融商品のことです。

 

外国為替証拠金取引(FX)は、外貨の売り買いをするという点においては、外貨預金や外貨建てMMFと同じなのですが、証拠金取引であることから、10万円程度の少ない資金でできたり、次のようなメリットのある金融商品になっています。

 

■手数料を含めてコストが安いです。
■24時間リアルタイムの為替レートで取引できます。

 

なお、外国為替証拠金取引は、外国為替市場で為替差益を狙うだけでなく、高金利通貨などを対象とした外貨預金的な取引にも有効です。

 

◆法律的には?
外国為替取引というのは、ごく最近までは、一部のプロだけが優遇されていましたので、個人が受けるサービスは、他の先進国よりもかなり劣ったものとなっていました。

 

しかしながら、1998年4月の外為法の改正によって、徹底した規制緩和が行われ、個人の外国為替市場への参加が自由になりました。

 

現在は、投資や通貨変動によるリスクのヘッジについて、銀行や一部のプロとほぼ同じ条件、環境で行うことができるようになっています。

円安と円高とは?

例えば、1ドル100円から110円になった場合には、1ドル買うのに日本円で100円でよかったものが110円必要になります。

 

つまり、1ドルを買うためには、今までよりも10円分余計に支払わなければならないということです。

 

この今までよりも余計にお金を支払わなければならないということは、言い換えれば、日本円の価値が下がった状態(=円が安くなった状態)であるということになりますので、これを円安というのです。

 

1ドル100円から110円になると、数字が大きくなるので円高と間違えそうですが、円の価値が下がっているということで円安というのです。

 

円安とか円高というのは“円の価値が高いや安いか”ということで考えると分かりやすいと思います。

 

反対に、1ドル100円から90円になった場合には、1ドル買うのに以前は100円必要だったのが、90円ですむようになったわけですから、円の価値が高くなった状態=円高ということになります。

 

◆円高・円安とは?
円高や円安というのは、簡単に言うと、円が他の通貨に対して強いのか、それとも弱いのかを表す指標といえます。

 

例えば、1ドル=110円が1ドル=100円になったとした場合について考えてみます。これまでは、1ドルを買うには100円玉1枚と10円玉2枚が必要でした。

 

ところが、その後は同じ1ドルを買うのに、100円玉1枚ですむようになったのです。これは、同じ1ドルを買うのに、少ない円で買うことができるようになったということです。

 

つまり、それだけ円が強くなったことになります。これが円高ドル安です。

 

反対に、1ドル=100円が1ドル=120円になったとしたら、それだけ多くの円を支払わなければ1ドルを買うことができませんので、これは円安ドル高が進んだということになるのです。

為替レートはいつも変動しているのですか?

外国為替市場のニュースなどを見聞きしていると、この為替レートは常に変動していることがわかります。

 

これは、為替レートが様々な要因によって、円高になったり円安になったりを繰り返しているからです。実は、そこに外国為替投資で利益を得るチャンスがあるのです。

 

◆FXの仕組みは?
そもそもFXというのは、株式市場のような証券取引所があるわけではありません。

 

確かに外国為替市場という言葉はありますが、これ自体は、外国為替市場という特定の建物や場所を指しているのではなく、世界中で行われている外国為替の取引全体を総称してこのように呼んでいるのです。

 

また、外国為替取引というのは、土日を除く24時間、電話やインターネット端末を利用して世界中で取引が行われています。

 

この点においても株式取引とは異なりますので、早朝や夜間など日中が忙しいサラリーマンの方でも、十分に取引が行えます。ちなみに、外国為替取引というのは、次の2つに分かれています。

 

■インターバンク市場 ⇒ 主に、銀行と銀行の間で取引が行われています。
■対顧客市場 ⇒ 銀行や証券会社が対顧客との間で行っているものです。

 

通常、外国為替市場という場合は、インターバンク市場のことを指しています。そして、対顧客市場の為替レートは、このインターバンク市場の為替レートを基準に決定されています。

 

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購買力とは?

購買力というのは、1単位の通貨を通貨を用いて財やサービスを購入することができる能力のことをいいますが、為替レートはその典型です。

 

例えば、1ドル=100円という為替レートの場合は、1ドルを用いて100円を購入することができることを意味します。

 

◆購買力平価とは?
購買力平価というのは、まったく同じ財やサービスを購入する場合、通貨単位は異なっても、同じ価値を持つという観点から、為替レートの適正水準を割り出すという考え方をいいます。

 

例えば、同じ牛肉100グラムの値段が、米国では5ドル、日本では500円だとすると、5ドルと500円は同じ価値を持つと考えて、1ドル=100円という為替レートを算出するのです。

 

ただし、基本的に市場で形成される為替レートというのは、購買力平価で求められた為替レートとは乖離しています。

 

しかしながら、中・長期的には、徐々に購買力平価に収斂されていくと考えられています。

為替手数料は安い?

一般的に、外貨の取引には為替手数料というものが発生します。

 

これは銀行の外貨預金の場合ですと、日本円から米ドルや米ドルから日本円に換えるには、為替手数料としておよそ1円(1%)取られます。

 

さらに、これは片道1円なので、往復ですと2円になります。

 

しかしながら、FXの場合ですと、各FX会社によっても異なりますが、片道0.05円(5銭)などと、銀行の外貨預金と比較すると、はるかに為替手数料が安く、約1/20ほどになります。

 

ちなみに、FX会社の中には、手数料無料というところもありますから、そのようなところと比較すると1/100ということになります。

 

例えば、銀行の外貨預金の為替手数料が片道1%の場合、米ドルが1ドル100円のときに1万ドル買った場合の為替手数料は、1万円(100円×1万ドル×1%)になります。

 

これが、FXの場合には、片道5銭ですと、500円(100円×1万ドル×0.05%)となり、その差は9,500円にもなります。

 

この例をみると、銀行の外貨預金の手数料がいかに高いかというのがわかると思います。

外国為替市場とは?

外国為替市場というのは為替の取引を行う市場のことですが、それはどこにあるのでしょうか?株式の場合は、証券取引所という建物があってそこで取引が行われています。

 

しかしながら、外国為替市場には、株式のような取引所というものは存在しません。

 

外国為替市場はテレフォンマーケット、またはスクリーンマーケットと呼ばれるように、取引に参加している人たちの間に電話やパソコンがつながっていて、そこを通じて取引注文が飛び交う仕組みになっているのです。

 

テレビのニュース番組などでみたこともあるかもしれませんが、例えば、銀行のディーラーと呼ばれる人たちのデスクには、様々なモニター画面が設置されていて、そこに時々刻々と、現在の為替レートなどが映し出されています。

 

この電話やパソコン画面を通じて取引相手を呼び出し、通貨を売ったり買ったりしているのです。

 

なので、外国為替市場はどこにあるのかといわれれば、それは世界中にあるということになるのかもしれません。

 

◆外国為替証拠金取引の証拠金とは?
外国為替証拠金取引というのは、FX取引を行う際の担保として、FX会社に一定の証拠金(保証金)を預けて、その数倍〜数十倍の取引を行うことをいいます。

 

わかりやすく言うと、外国為替取引を少ない証拠金のみで売買することが可能であるということです。

 

例えば、米ドルが1ドル100円のときに、10万円の証拠金で1万ドル(100円×1万ドル=100万円)買ったとします。

 

しかしながら、実際にはFX会社に証拠金を10万円しか預けていませんので、実際の売買の際には、1万ドルを買うための資金が足りないということになります。

 

そこで、将来的にお金を返済しますという形で1万ドル分の円貨、このケースですと100万円を借りてきます。

 

そして、次にこの借りてきた100万円を支払って、1万ドルを買ってFX会社にこの1万ドルを預けるのです。

 

ただし、これはあくまでも考え方なので、実際には、1万ドルを買うという取引以外にはこのようなやり取りは行われていませんので注意してください。

 

ちなみに、10万円の証拠金で、その10倍の100万円分の米ドルを買っているということを、小さな力で大きなものを動かすテコの原理になぞらえて、「レバレッジ」と呼んでいます。

 

この例では、10万円の証拠金で、その10倍の100万円分の米ドルを買っていますので、レバレッジは10倍ということになります。

 

なお、実際に取引できるレバレッジの倍率は、FX会社によってことなりますのでFX会社のサイトなどで確認してみてください。

 

◆主要な外国為替市場は?
外国為替市場のメインとなっているところをあげると、アジア・太平洋地域では、オーストラリア、日本、香港、シンガポールが代表的です。

 

また、中東であればバーレーン、欧州ではドイツやフランスなどが、ドーバー海峡を越えるとロンドンがあります。

 

そして、大西洋を越えたところでは、米国・ニューヨーク市場があり、世界の外国為替市場の中心地といっても過言ではありません。

 

このように、外国為替市場は世界中に存在していて、それらがリアルタイムでつながっているので、ほぼ24時間の取引が可能になっているのです。

スワップ金利とは?

先ほどの例で見ていきますと、借りてきた円貨100万円については金利を支払わなければなりません。

 

しかしながら、借りてきた円貨で買った1万ドルの米ドルについては、金利を受け取ることができます。

 

このとき、「支払う金利 < 受け取る金利」であれば、金利の差額分が利益になりますが、この国内外の金利差(日本と米国など)に基づく調整分のことを、FX業界では「スワップ金利」と呼んでいます。

 

現在日本は、超低金利時代になっていますので、この日本円に対して相対的に高金利な海外の通貨を買った場合には、同時に低金利の日本円を売っていることになります。

 

なので、この2つの通貨間の金利差をスワップとして受け取ることができるのです。

 

また、逆に、高金利な海外の通貨を売った場合には、同時に低金利の日本円を買っているということになりますので、スワップ金利を支払わなければなりません。

 

ちなみに、このスワップというのは、FX会社に預けた証拠金ではなく、証拠金を元にした取引金額に応じて発生しますので、レバレッジ効果により、より高い利回りでの運用が可能となります。

 

◆外貨預金との違いは?
スワップ金利が、銀行の外貨預金とは決定的に違うのは、銀行の外貨預金の利息は1年定期であれば1年後にまとめて利息を受け取るのに対して、スワップ金利は毎日受け取ることができるということです。

 

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