ポートフォリオ運用はリスク分散になるか〜/個人投資家も節目は意識すべき...

FXはなぜ少額で始めた方がよいのですか?

自分で運用に回す資金のうち、その一部の少額資金でトレードを始めるメリットとしては、まずは失敗を重ねることによって経験値が高められるということがあります。

 

また、それと同時に、少額資金でトレードの回数を増やしていけば、勝つにしろ負けるにしろ、偶然性を少なくできるということもあります。

 

例えば、FXトレードで勝つことのできる確率が5割だとします(手数料などのコストは考慮しません)。

 

勝率が5割であるということは、2回に1回の割合で負けることになるわけですが、取引回数が1回だけだとすると、勝率は5割といいながらも、実際には丁半バクチであり、100%の勝ちか負けかになってしまいます。

 

そうではなくて、取引回数を1,000回にして、そのトータルで勝ち負けを決めることにした場合は、きちんとしたサイコロであれば、奇数の目と偶数の目が出る回数は半々に近づくことになります。

 

つまり、取引回数を多くすれば、それだけ理論的な確率に近づくということです。よって、FXトレードにおいて、取引回数を増やすということは非常に重要なことといえます。

 

ちなみに、取引を重ねていくと、大きな金額が儲かる大相場というのは、20回に1回あるかないかというような状況ではないかと思います。

 

ということは、その大相場を見逃さないためには、やはり取引回数を増やしていくしかないのではないかということになるのです。

ポートフォリオ運用はリスク分散になりますか?

資産運用の教科書などを見ますと、「投資リスクを軽減させるため、値動きの方向性が異なる複数の資産に分散投資することが重要である」といったことが書かれていたりします。

 

これをポートフォリオ運用といいます。具体的にポートフォリオ運用とは、例えば、輸出企業の株式と輸入企業の株式を組み合わせます。

 

そうすると、為替レートが円高になったとき、輸出企業は業績が悪化するため、株価が下落する一方で、輸入企業にとって円高は業績面では追い風になるため、株価は上昇します。

 

その結果、輸出企業の株価下落リスクを、輸入企業の株価上昇によって相殺できます。このようなことから、分散投資は有効であるといわれています。

分散投資はリスクが高い?

分散投資というのは、次のような理由から、リスク分散にはならないともいわれています。

 

■多くの資産を保有しても、すべてを注視することは困難であること。
■分散する資産のすべてをきちんと調査できないこと。
■分散資産それぞれの相関関係がわからないこと。
■資金のコントロールができなくなること。...など

 

◆多くの資産を保有しても、すべてを注視することは困難であるとは?
分散投資だからと多くの資産を保有したからといっても、それをすべて注視することはできません。

 

もちろん、2種類とか3種類程度の資産であれば、まだ継続的に注視することができるかもしれませんが、10種類とか20種類にまで増えていくと、個人でマネジメントすることは困難になってしまいます。

 

最近は、FXでも、非常に多くの種類の通貨ペアを取り扱っているFX業者が増えていますが、これだけ数多くの通貨に対して、一度に分散投資しても、おそらくすべてのレートの推移を注視することなどできませんからやめておいた方が無難です。

 

◆資産の種類が増えすぎると?
分散投資によって資産の種類が増えると、お互いの相関関係がわからなくなってしまいます。とくに通貨ともなるとなおさらです。

 

例えば、20種類の通貨に分散したとしても、お互いの通貨がどのような相関関係をもっているのか、あるいはもっていないのかがわからなければ、リスクコントロールなどはできないからです。

 

◆資金のコントロールができなくなるとは?
これは、あまりにも数多くの通貨に分散してしまうと、いくら勝ったら利食いをする、あるいはいくら損したら手仕舞うという判断がつきにくくなるということです。

 

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何種類くらいの通貨に分散するのが適当か?

人間が注視することができるものには、おのずと限界があります。もちろん、人によってその差はあるでしょうが、せいぜい3種類の通貨に分散するのが精一杯なのではないでしょうか。

 

むしろ、下手に分散する通貨の種類を増やすくらいなら、自分で熟知できる通貨を2つか3つもち、その範囲内で勝負をする、つまり、投資対象を分散させるのではなく、取引回数(金額)を分散させる方がよいといえます。

 

そのほうが、同じ分散投資であっても、リスクを軽減できますし、また効果的です。

 

◆分散する資産のすべてをきちんと調査できないとは?
分散する資産の種類が増えるほど、各資産についてきちんと調べることができなくなります。

 

投資をする上では、当然のことながら下調べが必要になってきますが、何も調べずに、どういったリスクがある資産なのかも把握せずに投資をするというのは、あまりにも無謀です。

 

やはり投資をするからには、どういう資産なのかということは、詳細に調べておきたいところです。

 

ただし、それも分散する資産の種類が少なければ何とかなるかもしれませんが、数が増えてしまうと、詳細に調べることは困難になると思われます。

FXトレードに必要な時間は?

同じ外貨投資であっても、外貨預金や外国債券であれば、ひたすら放っておけばよいので、1日の時間配分など考える必要はありません。

 

しかしながら、FXの場合には、売買を能動的に行なうものですから、トレードを目的とするのであれば、放りっぱなしというわけにもいきません。

 

また、為替相場で儲けようとするのであれば、やはり1日のどこかで多少はまとまった時間をトレードに充てないと、満足のいく成果を残すことは困難であると思われます。

 

よって、1日のうち最低でも1時間くらいはトレードをしたり、そのための情報を仕入れたり、分析したりする時間をつくりたいところです。

 

◆サラリーマンの場合は?
仕事を持っている人が、空いた時間で為替のトレードをする場合は、ある程度、投資するタイムスパンを長めに取る必要があると思われます。

 

例えば、デイトレーダーが1日で取引の成果を得ることを目的にトレードするのであれば、仕事を持っている普通の人は、1週間から1か月での成果を目指すというのが目安としてはちょうどよいのではないでしょうか。

 

とはいっても、たとえ1週間から1か月のスパンで取引しようとしても、日々、何が起こっているのかのチェックだけは、絶対に継続していく必要があります。

 

つまり、上記の1日のうち1時間をトレードに費やしましょうというのは、実際に為替の売買にかける時間ではなくて、いま起こっていることのチェックや、その他のことに費やす時間であるということです。

 

◆具体的な時間配分はどのようにしたらよいですか?
次のような時間配分がよいと思われます。

 

■情報のチェック(15分〜30分)
・新聞や雑誌、あるいはインターネット上にある経済・金融情報をざっと読んでおきます。

 

■チャートのチェック(15分程度)
・自分がポジションを持っているのであれば、それがいま、どのような位置にいるのか、トレンドの方向は変わっていないか、流れはまだしばらく続きそうかなどといったことをチェックします。

 

■プランを立てる(15分程度)
・いま見た情報と自分が考えるシナリオをベースにして、考えを整理します。

 

■実際のトレード
・それほど時間を割く必要はありません。
・1週間から1か月のスパンでトレードするのであれば、瞬間、瞬間の細かい値動きのタイミングを捉えて売買注文を出す必要はありません。
・あらかじめ自分で売り買いのレンジを決めたら、そのまま指値をしておけばよいのです。
・仕事を持っている人の場合は、大雑把にレンジがどちらに傾いているのかを把握しておけば十分といえます。

 

◆FXトレードで重要なことは?
FXトレードで成功するためには、準備が最も重要です。

 

トレードをする前の準備、勉強、研究などに、どれだけ時間をかけられるかによって、トレードが成功するか失敗するかが決まるといっても過言ではありません。

◆FXトレードで重要なことは?

FXで勝つには、トレンドに乗ることが重要です。そして、このトレンドを判断するもののひとつがトレンドラインになります。

 

ただし、このトレンドラインというのは、チャート上に書き込まれた線ではなく、各々が自分で引くものですから、どうしても恣意的になったりあいまいになったりしがちです。

 

一方、同じようにトレンドを判断するものに、移動平均線を見るという方法があります。

 

この移動平均線というのは、チャート上にあらかじめ引かれている曲線で、決められた期間の為替レートの終値の平均値を出して、線で結んだものをいいます。

 

例えば、5日移動平均線といったら、過去5日間の終値を足して5で割った平均値を順に結んだものになります。

 

常に5日間の平均なので、1日増えれば5日前をはずして5日分の平均値を出します。つまり、5日移動平均線は、過去5日間にその通貨を売買した人たちの平均買いコストともいえます。

 

◆移動平均線の使用方法は?
移動平均線の使用方法としては、まずは相場の向きを見るというものがあります。具体的には、移動平均線が上向きなら上昇トレンド、下向きなら下降トレンドになります。

 

また、ローソク足が移動平均線より上にあれば上昇トレンド、下なら下降トレンドになります。

 

◆移動平均線の乖離もチャックする
移動平均線については、現在の為替レートが、移動平均線から乖離していないかどうかも見るようにします。

 

為替レートは移動平均線から離れて「急上昇」、あるいは「急下降」しすぎると調整しようとする力が生じ、移動平均線に近づく傾向があります。

 

つまり、移動平均線から上に乖離しすぎると買われすぎの状態、下に乖離すると売られすぎの状態と判断できますので、そこから反転する可能性が大です。

 

◆ゴールデンクロスとデッドクロス
短期の移動平均線が長期の移動平均線を上抜くことを「ゴールデンクロス」といい、これは買いサインとされます。

 

反対に、短期の移動平均線が長期の移動平均線を下抜くことを「デッドクロス」といい、これは売りサインとされます。

 

ただし、これらのサインの信頼性は必ずしも高いものではありませんので、注意が必要です。

 

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移動平均線にはどのようなものがありますか?

移動平均線には、5日、13日、25日、75日など様々な期間のものがありますが、一般的には、短期線なら10日や20日、長期線なら40日というのがトレンドの判断にはよいようです。

 

また、一般的な為替チャートを見ますと、ローソク足と一緒にこの3本が表示されていることが多いようです。

 

◆短期線・長期線とは?
移動平均線には、5日線、25日線、75日線などがありますが、常に2本以上をセットで使用するのがポイントです。

 

また、5日線と25日線の移動平均線が描かれている場合には、期間の短い5日線の方を短期線、期間の長い25日線を長期線といいます。

 

◆ゴールデンクロスとデッドクロスとは?
ゴールデンクロスというのは、短期の移動平均線が長期の移動平均線を下から上に抜けることをいいます。

 

反対に、デッドクロスというのは、短期の移動平均線が長期の移動平均線を上から下に抜けることをいいます。

 

一般的に、ゴールデンクロスは買いサイン、デッドクロスは売りサインといわれていますが、売買サインとしては実際のトレンド転換より遅れて出ることから、ダマシが多く信頼性に欠けるともいわれています。

 

◆揉み合いとは?
揉み合いというのは、比較的狭いレンジ内で、売り買いが交錯し、小幅な値動きを繰り返すことをいいます。

個人投資家も節目は意識すべき?

節目というのは、為替ディーラーやヘッジファンドの運用者など、相場に参加している投機家がとくに意識しているものです。

 

為替の場合は、株よりもオプション取引が多いので節目が出やすく、そこはプロたちが注目しているポイントでもありますので、当然、個人投資家も意識すべきといえます。

 

◆節目とは?
節目とは、わかりやすく言えば、それまでの流れを変えるターニングポイントです。

 

この節目では、上昇しているときには、その時点まで上昇してくると売りが出やすく、反対に下降しているときには、その地点まで下落すると買いが入りやすくなります。

 

そして、この節目がどこにあるのかを探すことができれば、売買価格を決める目安にもなるはずです。

 

これは、上昇しているときには、上にある節目が利益確定の売りポイントになり、下降しているときには、下にある節目が損切りポイントになるからです。

 

◆どのようなところが節目として意識されるのですか?
節目として強く意識されているポイントは、次のようなものです。

 

■過去にもみ合った価格帯
■過去の高値、安値
■トレンドライン
■移動平均線...など

 

なお、上記以外にも、ボリンジャーバンドや一目均衡表などのテクニカルチャートに描かれる様々な線も、節目として意識されることがありますので注意が必要です。

 

◆節目は突破されるとどうなるのですか?
為替の場合は、いったん動き始めると一方向に進みやすいという特徴がありますから、節目を突破した場合には、その方向へトレンドが発生した、あるいは継続したと判断します。

 

具体的には、節目を上に抜けて上昇した場合には、強い買いの力が働いていると判断できますから、その流れについていくようにします。

 

また、反対に下に向かう力が強い場合には、売りで勝負するのもよいと思われます。ただし、中長期的に見た節目水準では、投機筋が仕掛けることも多いです。

 

つまり、これ以上の損失は避けようと節目で損切りを入れた途端に、そこから反転して戻っていくということも多いということです。

オプション取引とはどのようなものですか?

オプション取引というのは、通貨を一定の期間内に、一定の価格で買う(売る)「権利」を売買する取引のことをいいます。

 

また、オプション取引には、「コールオプション(買う権利)」と「プットオプション(売る権利)」があり、それぞれの権利に対して売買が行われています。

 

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