外貨投資と為替変動リスク〜/外貨預金、外貨MMFとFXとの違い...

取引証拠金とは?

取引証拠金というのは、「取引証拠金」ともいい、一定額以上の資金をFX会社に預け入れる担保のことをいいます。

 

◆取引手数料とは?
取引手数料というのは、1回の注文をするごとにFX会社に支払うコストのことをいいます。

2005年の法改正について

1998年にスタートして以降、FXはしばらくの間は、質の良くない業者によるトラブルをはじめ、様々な問題が生じていました。

 

しかしながら、2005年に法改正が行われたことで、日本のFX業者は登録制になるなど、法律面からの環境整備や、業者の選別が急速に進んだことから、一般の投資家が安心して参加できる環境が整ったといえます。

 

また、それにより危険なイメージが薄れたことや、知名度の高い証券会社などの有力企業が新規参入したことなども、顧客数の伸びに貢献しているようです。

 

FXはリスクが高いと思われがちですが、リスクをできる限り抑えることによって、外貨預金と同様に高い利回りを追及することも可能になりますので、こうした要因も交じり合い、FXは様々な立場の投資家の注目を集めているのだと思われます。

 

◆外貨投資と為替変動リスクについて
外貨投資には、外貨預金から外国株投資まで、様々な金融商品があります。

 

そして、FXはこの外貨投資の1つではありますが、他の外貨建て商品とは様々な点において異なっています。

 

外貨に投資するということは、為替レートの変動による損失の危険性は免れませんので、銀行に「円」で預金するのとは異なりリスクを負うことになります。

 

ちなみに、外貨預金も「預金」と名付けられていますが、為替変動リスクを負うことになります。

 

ということで、多かれ少なかれリスクを負うことは免れないわけで、要はどうのようにリスクをコントロールし、高いリターンを得るようにするのかが重要になるのです。

 

そのためには、投資家自身が臨機応変に、相場の変動に対処できる投資環境が必要になります。

 

つまり、世界の為替市場は24時間オープンしていて、いつ何時、相場が大きく動くのかはわからないわけですから、日本においても、24時間、取引できる環境が必要になるということです。

 

◆外貨投資の優劣を決定するには?
外貨投資の優劣を決定する条件としては、次のようなものがあります。

 

まず、円高の時にも有利な外貨投資を行う上では、為替レートが円安に進んだときだけではなく、円高に向かう局面においても利益をとることができる仕組みをもっていることが重要です。

 

また、より少ない元手、低いコストで取引できる方法であれば、それだけで他の投資手段よりも優れていることになります。

 

よって、金融商品の広告などでは、様々なメリットがうたわれていますが、それらが本当に外貨投資に重要なものであるかどうかについては、注意して考える必要があります。

 

なお、24時間取引が可能で、円高のときでも利益をとれる仕組みがあり、また少額の資金で取引することが可能で、コストも安い外貨投資といった場合には、今のところはFXが最も有利ということになります。

 

◆信託保全とは?
信託保全というのは、FX会社が信託銀行などに信託して、利用者の資産を管理してもらうことをいいます。これにより、仮にFX会社が破綻した場合でも、利用者の資産は保全されます。

 

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外貨預金、外貨MMFとFXとの違いは?

かつては、外貨といえばアメリカの米ドルが定番でしたが、1998年の金融ビッグバン※以降は外貨投資がフリーになったことから、米ドルだけでなく、様々な国の通貨に投資することが可能になり、外貨投資の種類も増えました。

 

現在、世界には百数十種類の通貨がありますが、外貨預金などですと、日本の投資家が買うことができるものは、その内の数種類に限られます。

 

これは、外貨MMFでも同じです。しかしながら、FXでは、業者により品揃えは異なるものの、非常に多くの種類の通貨を取引することができるようになっています。

 

ちなみに、米ドルやユーロ、ポンドといったメジャー通貨だけでなく、タイ・バーツや香港ドルなどのアジア諸国の通貨、さらに最近では南アフリカ共和国・ランド、中国・人民元、インド・ルピーの取引をしている業者もあります。

 

このように、取引できる通貨の種類の豊富さという点においても、今のところFXが最も有利といえます。

 

※日本国内にある金融機関の国際的な競争力を高めることなどを目的とした、一連の金融制度の大改革のことです。

限られた時間を有効に使う

FX投資を行うにあたっては、ファンダメンタルズとテクニカルのどちらの情報を重視するにしても、為替レートをはじめとする様々な情報に触れる必要があります。

 

具体的には、最新の情報を仕入れ、テレビや新聞、インターネットなどでニュースをチェックしたり、プロの分析やディーラーの投資方法・分析方法を学ぶことが必要になります。

 

FX投資は、注文を入れたり損益を確認するだけでも、かなりの神経を使いますが、損失を抱えている場合であれば、なおさらだと思います。

 

そのうえ、情報の収集や分析もしなければならないとなれば、必ずしも負担小さなものとはいえません。

 

しかしながら、多くの個人投資家は、FX以外に仕事や用事を抱えており、為替市場に関する情報を分析する時間が十分にあるわけではありません。

 

そこで、できるだけ労力を少なく、効率的に情報の収集・分析が行えるようなやり方を投資方法の一環として考えていきたいところです。

 

◆為替関連情報の収集・分析方法は?
かつては、為替市場に関する情報源というのは限られていて、しかもそれはプロ向けであり、一般の投資家は読み解きにくいものばかりでした。

 

しかしながら、現在ではFXが普及したことから、個人のFX投資家向けの正確でわかりやすく解説された為替の専門情報も増えました。

 

よって、まずは、インターネットのFX関連サイトや、各FX会社が発信する為替関連情報に触れて、それらに慣れるところからはじめてみるとよいと思います。

 

市場関連の情報というのは、一見すると難解に思えるかもしれませんが、実は限られた種類の言葉で構成されています。

 

また、重要経済指標や金融政策など、為替市場に影響を与えるものは発表時期が決まっており、パターン化されているものが多いです。

為替レートは理屈どおりには動いてくれない

外国為替レートを変動させる要因として、金利差や貿易収支といった要因を抑えておくことは不可欠ですが、実際の為替市場というのは、そのような基本的な理論どおりに動いてくれるとは限りません。

 

というのは、世界の金融・経済環境は常に変動しており、特にここ数年は大激動の時代に入っているからです。

 

◆2007〜2008年を境に激変した外国為替市場
外国為替市場の状況というのは、2007〜2008年を境にして激変したといえます。

 

それまでは、世界的な景気の拡大と日本以外の先進国、新興国の高金利によって、各国通貨は対円で上昇を続けていました。

 

これは、ユーロやポンド、資源国通貨で特に顕著に見られました。ちなみに、この時期の各通貨を強弱で表しますと、ユーロ・ポンド・その他通貨>米ドル>円といった感じでした。

 

相対的に米ドルの地位が低下して通貨の多極化が進む一方で、円はどの米ドルに対してさえも下落する、最も弱い通貨だったのです。

 

これは、日本の金利が2000年代に入っても0〜0.5%と極めて低かったことがその理由です。

 

◆投資は自分のペースで学ぶ
情報の収集や分析を、はじめから一生懸命にやり過ぎると、それが苦になり為替市場やFX取引そのものが嫌になってしまうかもしれません。

 

なので、無理せず自分のペースでやっていくことが重要です。

 

長く継続していくことで、やがて為替関連の情報を収集・分析すること自体が楽しくなり、常に市場情報にアンテナを張っていられるようになるはずです。

 

大切なことは、為替市場に関する情報を楽しめるようになることですから、そのためには、最初から高度な情報を求めず、少しずつ感度を高めていけばいいのです。

円が最強通貨に

2007年から深刻さを増していた米国のサブプライム問題が世界金融危機につながり、2008年9月にはアメリカの大手投資銀行リーマン・ブラザーズが破綻するにいたり、為替市場の環境も大きく転換しました。

 

具体的には、アメリカ、ユーロ圏、イギリスなどの中央銀行は急激な利下げを行ったことにより、それまであった円と他通貨との金利差は急速に縮小し、金利狙いの外貨投資の妙味は薄れることとなりました。

 

また、世界的な金融・経済混乱により、それまでの投資を手仕舞いする動きが広がったことが、為替の大きな変動を引き起こしました。

 

すなわち、2008年以降の動きとして、円キャリートレード※と呼ばれる取引を投資家が一斉に手仕舞いしたことから、円が最強通貨になる(円高になる)という展開になったのです。

 

※円を売って高い金利の通貨を買うという投資手法です。

 

◆今後の為替市場は?
アメリカなどでの金融機関への資本注入や財政出動によって、パニック的な状況は何とか沈静化されたようですが、今後の焦点は、世界経済がどのように立ち直るかということに移るものと思われます。

 

金利差を狙い外貨を買っておけさえすればよいという時代は終わりましたが、日本の株式市場の回復が遅れていることから、再び外貨投資に注目が集まる可能性は高いといえそうです。

 

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CFDとはどのような金融商品ですか?

CFDとは、FXとよく似ている新しい金融商品のことです。CFDは「コントラクト・フォー・ディファレンス」の略で、日本語では「差金決済」と訳されることが多いようです。

 

差金決済取引というのは、投資対象となる資産を実際に保有することなく、取引が終了したときに売買した価格の差額のみを取引する方法のことあり、この点はFXと同じです。

 

現時点では、まだ取扱い業者も少ないようですが、FXと同様に広がると予想する意見もあるようです。

 

ちなみに、CFDは、レバレッジが高く、少ない証拠金で高い収益を上げられる一方で、失敗したときの損失が大きいことや、手数料が安く、買値と売値の差額であるスプレッドのみの業者もあるなど、FXの仕組みを知っていると比較的わかりやすいと思います。

 

◆CFDの取引の流れは?
CFD取引の流れは、投資家の注文を直接、取引所や市場につなぐのではなく、業者は「カバー先」と呼ばれる金融機関に注文をつなぎ、カバー先の金融機関が市場に参加して間接的に投資家の注文を発注するという形です。

 

なので、これについてもFXの注文の流れとほぼ同様です。

 

◆CFDとFXが異なる点は?
CFDがFXと異なるのは取引対象です。

 

FXは通貨ペアのみですが、CFDでは国内外の個別の株式や株価指数、さらに金などの商品や原油などの商品先物など非常に種類が多いのが特徴となっています。

 

◆テクニカル分析とは?
テクニカル分析というのは、為替相場における過去の値動きのパターンから、将来の動向を分析・予測する方法のことをいいます。

外国為替取引とはどのようなものですか?

外国為替取引というのは、世界およそ200か国と地域で流通している各通貨を交換することをいいます。

 

もう少しわかりやすくいいますと、海外旅行に行く際に、銀行か空港の銀行ブースで手持ちのお金(円)を旅行先の国のお金に換えたことがあると思います。

 

このように、ある国のお金(通貨)を別の国のお金(通貨)に交換することを外国為替といいます。例えば、アメリカのニューヨークに旅行に行くとします。

 

ニューヨークはアメリカの1州ですから、流通しているお金は米ドルです。

 

出発当日までに銀行で、円を米ドルに交換するか、あるいは空港に着いてから銀行のブースに寄って円を米ドルに交換するわけですが、これについては、円を米ドルに両替している感覚かもしれませんが、実際には、円で米ドルを購入しているということなのです。

 

つまり、アメリカ旅行をする際に、円で米ドルを購入するというれっきとした外国為替取引を行っているということです。

 

このように、海外旅行をした経験のある方でしたら、必ず外国為替には関わっていますし、実際に意識していなくても、意外と身近なところで、すでに外国為替取引を行っているのです。

為替ディーラーとは?

為替ディーラーというのは、銀行など金融機関の外国為替部門で直接、外国為替取引を担当する人のことをいいます。

 

顧客注文を市場に取り次ぐほか、自己勘定で取引することもあります。

 

◆為替レートは需要と供給で決まる
為替レートというのは、刻一刻と変動しているわけですが、これは、セリやオークションと同様で、買いたい人が多いと価格が上昇し、売りたい人が多いと価格が下落するからです。

 

すなわち、円を米ドルに交換したい(円を売って米ドルを買いたい)人が多いと、米ドルの価値が上がって円の価値が下がる、つまりドル高/円安になります。

 

逆に、米ドルを円に交換したい(米ドルを売って円を買いたい)人が多いと、米ドルの価格は下がり円の価値が上がる、つまりドル安/円高となります。

 

◆大型連休は円高に?
ゴールデン・ウィークやお盆、年末年始などは、日本からの海外旅行者が急増しますが、このとき何十万人という人が数万〜数百万円というお金(円)を外貨(米ドルなど)に交換するため、円を売って米ドルを買う圧力が働いて、ドル円の為替レートもドル高/円安になる場合があります。

 

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