移動平均線とトレンドラインの引き方〜/外貨MMFと外国債券...

移動平均線の見方は?

移動平均線というのは、ローソク足に絡むようにして描画されることがほとんどです。これは、ローソク足との組み合わせで見ると、より具体的なサインを読み取ることができるからです。

 

つまり、ローソク足が示す現在のレートが、移動平均線の上にあれば今後しばらくの上昇が期待できますし、反対に、現在レートが移動平均線の下にきていれば、下降トレンドの継続を読み取ることができます。

 

また、中長期で相場の流れを見たいときなどには、ローソク足を週足にするなどして期間を長くとるようにしますと、移動平均線もそれに見合った長期間のものになります。

 

このように、移動平均線はローソク足と常にセットで見るように意識しておきたいところです。

主要な移動平均線は?

移動平均線というのは、過去のある一定期間の終値(NYの取引終了時)を平均しグラフ化したもので、これはローソク足チャートとセットで見て使用します。

 

また、主な移動平均線としては、次のようなものがあります。

 

■5日移動平均線 ⇒ 直近5日間の終値を平均
■25日移動平均線 ⇒ 直近25日間の終値を平均
■75日移動平均線 ⇒ 直近75日間の終値を平均
なお、平均をとる期間が長いほど、長期トレードの目安となります。

 

◆移動平均線との乖離を利用するとは?
移動平均線のさらに一歩進んだ使い方として、現在レートが移動平均線から離れすぎていないかをチェックすることで、今後の相場を読むというものもあります。

 

移動平均線からレートが離れることを「乖離する」といいますが、乖離しすぎた状態というのは一時的な反発が予想されます。

 

これは、移動平均線からレートがあまりにも乖離して「急上昇」や「急下降」すると、再び移動平均線に戻ってくるという習性があるからです。

 

具体的には、移動平均線の上に乖離しすぎていると「買われすぎ」の状態である場合が多く、反対に移動平均線の下に乖離しすぎていると「売られすぎ」の状態である場合が多いです。

 

このようなチャートの習性を上手く利用すると、より一層収益機会が増えることになるはずです。

 

◆移動平均線のゴールデンクロスとデッドクロス
短期の移動平均線が長期の移動平均線を下から上に抜けるとゴールデンクロス(買いサイン)となります。

 

反対に、短期の移動平均線が長期の移動平均線を上から下に抜けるとデッドクロス(売りサイン)となります。

 

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移動平均線によるトレンドの見方は?

移動平均線は、次のようにトレンドの方向性を見るために使用するのが大前提となります。

 

■移動平均線が上向き ⇒ 上昇トレンド
■移動平均線が下向き ⇒ 下降トレンド
■ローソク足チャートが移動平均線の上で推移 ⇒ 強気相場
■ローソク足チャートが移動平均線の下で推移 ⇒ 弱気相場

 

さらに、ローソク足チャートは移動平均線に近づく傾向がありますので、あまりに離れて急上昇・急下降している場合には、元に戻りやすいといえます。

 

そのため、移動平均線から乖離しすぎていないかどうかをチェックすることは、「買われすぎ」「売られすぎ」の判断材料となります。

 

◆トレンドラインとは?
トレンドラインというのは、過去の高値あるいは安値を直線で結び、自分で引くものです。

 

FXではトレンドをつかむことが最重要であるということがは前述したとおりですが、このトレンドラインを引くことにより明確にトレンドを把握することができることから、トレンドラインに基づいてトレードを行うトレーダーは非常に多いです。

 

◆テクニカルチャート習得の注意点は?
まずはローソク足や移動平均線などの基本的なチャートに慣れ親しむことが大前提であり、その上で、ハイレベルな中・上級者向けテクニカルチャートを習得することが大切です。

 

また、特定のチャートのみをもとに売買するのは危険であり、相場局面によって使い分け、必ず複数のものを組み合わせて制度を高める必要があります。

 

◆トレンドラインの引き方は?
トレンドラインの引き方というのは、相場環境によっても違ってきます。上昇トレンドのときは、チャート上に過去2本以上の安値を直線で結びます。

 

これが、「サポートライン(下値支持線)」となります。また、下落トレンドのときは、チャート上に過去2本以上の高値を直線で結びます。

 

これが、「レジスタンスライン(上値抵抗線)」となります。もちろん、チャートをプリントアウトして作成しても構いませんが、チャートを表示しているモニター上で簡単に引くことができますので、ご自分のPCでぜひ試してみてください。

サポートラインとレジスタンスラインの特徴は?

サポートラインとレジスタンスラインは、相場があるトレンドを見せている場合には、そのラインが壁になりやすいです。

 

そして、その壁を越えてレートが変動した場合には、トレンドの転換点であることが多いです。

 

また、明確なトレンドがなく、相場がもみ合っているような場合には、ラインを突破した時が仕掛けのタイミングとなります。

 

◆トレンドラインはどのように使うのですか?
トレンドラインというのは、トレンドをより正確に把握するために、自分で引く線のことをいいます。上昇トレンド時と下落トレンド時におけるトレンドラインの引き方は、次の通りです。

 

■上昇トレンド中
・トレンドラインの引き方は、上昇トレンド中における2本以上の安値を結んで作ります。

 

・これがサポートライン(下値支持線)となりますが、わかりやすいサポートラインであればあるほど、ラインが強い壁となって安値を跳ね返しやすくなります。

 

■下落トレンド中
・トレンドラインの引き方は、下落トレンド中における2本以上の高値を結んで作ります。

 

・これがレジスタンスライン(上値抵抗線)となりますが、わかりやすいレジスタンスラインであればあるほど、ラインが強い壁となって高値を跳ね返しやすくなります。

 

◆トレンドラインを意識したトレード
通常、トレンドラインは、日足や週足チャートに線を引いて作ることが多いですが、明確なトレンドラインが形成されている時には、短期トレードにおいても非常に有効です。

 

これは、非常にわかりやすいトレンドライン、すなわちトレンドラインが明確であればあるほど、レートがそれを超えてきた瞬間にトレンドの転換点とみなす投資家が多く、一気に値が動きやすいからです。

 

なので、普段から超短期でしかトレードしないという人であっても、日足チャートを見てトレンドラインを意識しておいた方が、チャンスが増えるといえます。

 

裏を返せば、日足や週足を見ずに、5分足などの短いチャートのみを見て長短期売買を繰り返すのは、非常にもったいないだけでなく、リスクすらあるといえます。

 

特別な材料もないのに、ほんのわずかな時間で理解できないほど値が動くケースというのは、たいていこのようなサインの存在が背後にあるのです。

テクニカルチャートの注意点は?

中・上級者向けの専門性の高いテクニカルチャートを学習することも大事ですが、それはローソク足や移動平均線といった基本的なチャートについて習熟していることが大前提となります。

 

なので、より高度なテクニカルチャートについていきなり学習するよりも、より多くのトレーダーが見ている基本のチャートに慣れ親しむ方がずっと大切です。

 

これは、メジャーなチャートであればあるほど、実際の相場を動かす要因となるからです。

外貨MMFとはどのような金融商品ですか?

外貨MMFというのは、よく外貨預金と比較されますが、証券会社や一部の銀行などで販売されている外貨建て金融商品であり、外貨建て投信の一種です。

 

ちなみに、MMFとは「マネー・マーケット・ファンド」の略称です。

 

具体的には、運用担当者に任せて運用する投資信託になりますが、投資対象が安全性の高い海外の国債などで運用されますので、値動きの激しい株式などは組み入れられないという特徴があります。

 

なので、外貨MMFは、リターンの高さよりも、リスクの低減を狙った投信であるといえます。

 

◆外貨MMFは元本保証がない
外貨MMFは、安全性が高いということで外貨預金と比較されることが多いですが、外貨預金と同様、為替レートの変動を受けますので、元本は保証されていません。

 

◆外貨MMFの手数料は安い
外貨MMFの取引手数料は外貨預金よりも安くなっており、いつでも購入・解約ができる手軽さがあります。

 

また、信託報酬も1%以下のものが多くなっており、他の外貨建て投信よりも手数料が安く設定されています。

 

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為替差益とは?

為替差益というのは、外貨を購入した時のレートと、売却した時のレートの差によって生じる利益のことをいいます。

 

◆為替差損とは?
為替差損というのは、外貨を購入した時のレートと、売却した時のレートの差によって生じる損のことをいいます。

海外の株式や国債に投資するには?

直接、海外の株式や国債に投資することは、投資信託を経由しなくても可能です。

 

自分で直接、海外の資産を運用することになるのですが、現在では証券会社などのサービスも充実していますので、購入しやすくなっています。

 

◆外国債券とはどのようなものですか?
外国債券(外債)というのは、海外の国(政府)や企業、あるいは世界銀行などの国際機関が発行する債券※のことをいいます。

 

特に、外国政府が発行する外国債は、信用度が高く、発行量も多いので、日本の投資家に人気があるようです。

 

※借金の借用証書に該当するもので、第三者に譲渡することもできる証券です。

 

◆外債は外貨建て?
典型的な外債は、外貨で発行して、償還(返済)期間がきたら外貨で返済し、金利も外貨で支払うというものです。

 

しかしながら、外債だからといってすべて外貨建てかというと、そうでもありません。

 

というのは、他にも、円建てで発行して、円で償還・利払いをする円建て外債や、利息は円で支払い、償還金は外貨で支払うもの、反対に、利息は外貨、償還金は円で支払うといった、円と外貨の2通貨の組み合わせで発行されるデュアルカレンシー債という種類の債券もあるからです。

 

◆外貨建ての外債の注意点は?
外貨建ての外債は、海外の高い金利が得られる反面、為替変動のリスクも負いますので注意が必要です。

 

なお、円建て外債は、為替リスクがない代わりに、日本の低い金利になり、デュアル債は組み合わせによって為替リスクと金利の関係が変わってきます。

 

◆外国債にはどのようなものがありますか?
外国債というのは、海外の国(政府)や企業などが発行する債券のことをいいますが、主に次のようなものがあります。

 

■外貨建て外債 ⇒ 買ったときにと比較して円高になると為替差損が、円安になると為替差益が発生します。
■円建て外債 ⇒ 為替変動リスクはありません。
■デュアルカレンシー債 ⇒ 投資元本の払い込みと利息の支払いは円で行い、償還金は外貨で支払われます。

 

◆外貨建て外債にはどのようなリスクがありますか?
外貨建て外債のリスクというのは、発行元が破綻する信用リスクに加え、為替変動によるリスクがあるわけですが、それ以外にも金利変動リスクに注意する必要があります。

 

債券の利回りは、他の金利に連動して変動します。具体的には、金利が下がると債券の価格は上昇しますが、金利が上がると債券の価格は下がってしまいます。

 

なので、償還期限まで保有する場合には、このリスクから逃れることができますが、途中で転売や解約するときには、金利が上昇していると、価格の下落による損失を受けることがあります。

 

なお、アメリカ国債やドイツ国債などは別にしても、外債の中には転売しにくいものもありますので注意が必要です。

 

<外債の3つのリスク>
■発行元の信用リスク
■為替変動リスク
■金利変動リスク

格付けとは?

格付けは、外債を評価する際に参考とされるものですが、具体的には、債券の発行元が破綻して償還されないリスクを評価するものです。

 

当然のことながら、政府の発行する国債が最も高い格付けとなりますが、同じ国債であっても国によって格付けが異なり、新興国の国債などは格付けが低くなる傾向があります。

 

◆格付けと利回りの関係は?
格付けが高いほど利率は低く、格付けが低いほど利率は高くなります。つまり、信頼度と利回りは、相反する関係にあるということです。

外債(がいさい)とは?

外債とは、外国の債券のことで、具体的には、海外の政府や企業、あるいは国際機関などが発行する債券のことをいいます。

 

外債は、必ずしも外貨建てではなく、発行者と通貨が異なる、例えば、海外企業が円建てで債券を発行する「円建て外債」も外債になります。

 

◆海外の企業に投資する方法とは?
最近は海外で取引されている株を買う人が増えているようですが、証券会社でも外国株式を取引できるサービスを充実させていますので、今後も外国株を買う人が益々増加すると予想されます。

 

海外の企業に投資する方法にはいくつかあるのですが、日本の証券取引所でも海外の企業が上場されていて、円建てで取引が行われています。

 

この場合は、通常の日本の株を買うのと同様の感覚で投資できますが、株価は本国市場での株価に加えて為替レートにも連動しますので、為替リスクがあります。

 

また、円建てで手軽に買えることはいいのですが、上場会社の数が少ない※ことから選択肢が狭く、十分に外国株投資のメリットを享受することはできないといえます。

 

※2009年6月1日現在では、東京証券取引所に上場されている外国株の銘柄数はわずか15社となっています。

 

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