経済指標発表時の注文方法〜/デイトレードとロールオーバー...

IFD注文とは?

IFD注文というのは、「IF Done order」の略で、新規で指値あるいは逆指値注文を出すときに、自動的に有効となる決済注文をセットで出す注文方法のことをいいます。

 

◆OCO注文とは?
OCO注文というのは「One Cancells the Other order」の略で、新規に指値注文と逆指値注文をセットで出し、一方の注文が成立すると、他方の注文が自動的にキャンセルされる注文方法のことをいいます。

指値注文とは?

指値注文というのは、リミット注文ともいい、現在のレートよりも有利なレートを指定して注文する方法のことをいいます。

 

◆逆指値注文とは?
逆指値注文というのは、ストップ注文ともいい、現在のレートよりも不利なレートを指定して行う注文方法のことをいいます。

 

◆約定とは?
約定(やくじょう)というのは、売買注文が成立することをいいます。

 

◆決済注文とは?
決済注文というのは、売買注文後、保有しているポジションを決済して、利益あるいは損失を確定させる注文方法のことをいいます。

 

◆横ばい(ボックス)トレンドとは?
横ばい(ボックス)トレンドというのは、上昇、下降どちらの力もほぼ同じ(もみ合い)相場のことをいいます。

 

◆IFDとはどのような注文方法ですか?
IFD(If Done)オーダーというのは、ある最初の指値が約定されたら、約定されたポジションをクローズする反対売買注文が自動的に発生するオーダーのことをいいます。

 

例えば、スポットが1ドル=100円付近で推移しているときに、ドル高/円安になることを予想して、1ドル=100.50円にドル買い/円売りの指値を置きます。

 

その指値が約定されたら、最初に約定されて保有したドル買いポジションをクローズする1ドル=101.00円でドル売り/円買いをする反対売買注文を自動的に発生するように、IFDオーダーを利用して設定するのです。

 

予想通りドル高/円安の展開になり、スポットが1ドル=100.50円に達すれば、置いていた指値が約定され、1ドル=100.50円のドル買いポジションを保有することになります。

 

そして、その後もドル高/円安の展開が続き、1ドル=101.00円に達したら、反対売買が自動的に行われ、50銭(101.00円−100.50円)分の利益を獲得することができます。

 

なお、上記の例では、2つ目の注文は利益を確定させる方向、すなわちドル高/円安方向に設定しましたが、反対にドル安/円高方向に注文を設定して、ストップ・ロス・オーダーとして利用することも可能です。

 

◆ダンとは?
ダンというのは、取引成立を示す用語で、外国為替取引において取引が成立したことをいいます。ちなみに、IFD(イフ・ダン)取引の「ダン」はこれを指します。

 

◆市場動向の予測は難しい?
外国為替市場に影響を与えると考えられる政治や経済に関するニュースや統計、それらに対する市場参加者の反応も時代とともに変わりますので、市場動向を予測することは簡単ではありません。

 

むしろ予測に反した方向に為替レートが変動することは、決して珍しいことではありませんので、反対に損失を被ることもあります。

 

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OCOとはどのような注文方法ですか?

OCO(One cancel the other)オーダーというのは、すでに約定されたポジションに対して、反対売買の利食いと損切りのオーダーの2つを設定し、どちらかが約定されるともう一方が自動的にキャンセルされるオーダーのことをいいます。

 

例えば、1ドル=100円でドル買い/円売りをしたとします。

 

このポジションに対して、1ドル=101円に利食いのドル売り/円買いオーダーと、1ドル=99円に損切りのドル売り/円買いのオーダーを設定します。

 

その後、ドル高/円安が進行し、1ドル=99円のオーダーが約定されたら1円(101円−100円)分の利益を獲得し、もう一方の1ドル=99円オーダーは自動的にキャンセルされます。

 

反対に、ドル安/円高が進行し、1ドル=97円のオーダーが約定されたら1円(100円−99円)分の利益を獲得し、もう一方の1ドル=101円のオーダーは自動的にキャンセルされます。

 

◆OCOオーダーのメリットは?
OCOオーダーは、不安定な投資家の心理をコントロールする働きがあります。

 

投資家というのは、いったんポジションを保有すると心理が働いてしまい、利食いを急ぎ、損切りを先送りしてしまいがちです。

 

なので、このような場合にOCOオーダーを利用すれば、ポジションを持つ前に、あらかじめ利食いと損切りのポイントを決めておけるので、心理に左右されることが防げるのです。

 

◆IFOとはどのような注文方法ですか?
IFOオーダーというのは、「IFD」と「OCO」を組み合わせてものです。

 

すなわち、ある最初の指値が約定されたら、約定されたポジションをクローズする利食いと損切りの両方の反対売買注文が自動的に発生する注文方法です。

 

例えば、スポットが1ドル=100円付近で推移しているときに、ドル高/円安になることを予想して、1ドル=100.80円にドル買い/円売りの指値を置きます。

 

その指値が約定されたら、最初に約定されて保有したドル買いのポジションをクローズする利食いの1ドル=101.50円でドル売り/円買いをする注文と、損切りの1ドル=95.10円でドル売り/円買いをする注文の、2つの反対売買注文が自動的に発生するように設定できます。

 

◆OCOオーダーで半値戻しを取りに行く方法とは?
例えば、前日にロンドン・ニューヨーク市場で、ドル円が2円ドル安/円高になり1ドル=97円から1ドル=95円になっていたとします。

 

もし半値戻しが起きるのであれば、1ドル=96円辺りまで戻ってくるはずですから、欲張らずに1ドル=95.30円に最初のドル買い/円売りの指値を置き、利食いの1ドル=95.80円、損切りの1ドル=94.80円のドル売り/円買いの設定をしておきます。

 

予想通り半値戻しが生じ、最初の1ドル=95.30円の指値が約定された後、1ドル=95.80円の反対売買も約定されると、50銭(95.80円−95.30円)分の利益を得ることができます。

 

このように、OCOオーダーを利用すると、相場に張り付くことなしに半値戻しを取りに行くことが可能になります。

 

ちなみに、IFDオーダーでもよさそうな気がしますが、やはり常に損切り注文で損失拡大を防ぐ対策を講じておきたいですから、IFOオーダーを利用するほうが賢明だと思われます。

 

特に、下落幅の大きかった翌日は、引き続き値動きの激しい相場になる可能性もありますから、なおさら利食いと損切りの両方が設定できるIFOオーダーのほうがよいといえます。

アメリカ経済指標にはどのような習性がありますか?

アメリカの経済指標というのは、世界中の外為市場参加者が注目していますので、発表時に相場が動くということがしばしばあります。

 

例えば、アメリカの雇用統計は、毎月第一金曜日のアメリカ東海岸時間で午前8時※に発表されます。一般的には、失業率が改善されていればドル買い、悪化していればドル売りというのが、発表直後に起こりやすくなります。

 

ただし、例えば、現在失業率が5.2%で、新たに発表される失業率の予測が6%だった場合、実際に発表された失業率が5.6%であったならば、ドルが買われることもあります。

 

これは、5.2%から5.6%に失業率が悪化したわけですから、本来であればドルは売られるべきなのですが、予想が6%でしたから、それを見越して先にドルが売られており、予想ほど悪化していないということで、買い戻しが起きるからです。

 

このような現象のことを「織り込み済み」と呼びます。

 

また、発表結果が予想通りであった場合には、発表直後に何も起きないというケースもありますし、セオリーと逆に動くこともしばしばあります。

 

とはいえ、最終的には米国経済指標の発表後にどちらかに動くことが多いです。

 

この相場がどちらかに動く習性を利用して、アメリカの経済指標発表時に合わせてIFOオーダーを応用する方法があります。

 

※日本時間ですと午後9時(夏時間)、午後10時(冬時間)です。

 

◆経済指標発表時のIFOオーダー活用方法は?
例えば、経済指標発表前のドル円が1ドル=100.50円であったとします。

 

そして、1つ目のIFOオーダーの最初のドル買い/円売り注文を1ドル=100.60円に置き、100.80円と100.40円に利食いと損切りのドル売り/円買い注文をそれぞれ設定します。

 

一方、2つ目のIFOオーダーの最初のドル売り/円買い注文を1ドル=100.40円に置き、100.20円と100.60円に利食いと損切りのドル買い/円売り注文をそれぞれ設定します。

 

このように設定すると、ドル高/円安、ドル安/円高のいずれが起きても、20銭を獲得するトレードが可能になります。

 

◆米国経済指標以外では?
米国経済指標のほか、日々の相場においても、東京時間午前10時の仲値公示、午前0時(NY10時)のニューヨーク・カット、午前1時(LDN16時)のロンドン・フィキシング前後は、それぞれ大口の顧客取引が入りやすい時間帯で、相場も動く可能性がありますから、IFOを使ってスポットの両サイドを押さえる方法も有効です。

各市場の経済指標発表時間はどのようになっていますか?

次のようになっています。

 

■東京市場
・8時:経済指標発表
・9時55分:仲値公示
・12時:政策金利発表
・14時:経済指標発表

 

■ロンドン市場
・17時:英国経済指標発表
・18時:欧州経済指標発表
・20時45分:英国政策金利発表
・21時:欧州政策金利発表
・1時:ロンドンフィキシング

 

■ニューヨーク市場
・21時:米国経済指標発表
・23時:米国経済指標発表
・24時:オプションカット
・3時15分:米国政策金利発表

 

◆FOMCとは?
FOMC(連邦公開市場委員会)というのは、アメリカの金融政策を決定する会議のことをいいます。

 

また、FOMCは、FRB正副議長を含むFRB理事7名とニューヨーク連銀総裁1名、地区連銀総裁4名の合計12名で構成されます。

 

なお、FOMCは、通常、年8回開催されますが、緊急時には臨時会議もあります。

 

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デイトレードとはどのようなトレードですか?

デイトレードとは、経済指標を利用した取引など、その日のうちに反対売買をしてポジションをクローズする取引のことをいいます。

 

このデイトレードであればスワップ金利は発生しませんが、数日間保有する短期売買をする場合には、スワップ金利対策としてロールオーバーの特性を知っておきたいところです。

ロールオーバーとは?

ロールオーバーは、スワップ金利1日分ずつ加減されていきますが、土日の週末をまたぐポジションを保有すると、週末2日分も合わせてスワップ金利が加減されます。

 

具体的には、水曜日にポジションを持ち、そのまま決済せずに翌日の木曜日になるとスワップ金利が加減されます。

 

ただし、木曜日の2営業日後は土曜日ではなくて月曜日になるので、土・日・月の3日分のスワップ金利が加減されることになるのです。

 

つまり、高金利通貨買い/低金利通貨売りをしてスワップ金利を受け取る場合には、水曜日以降の週の後半にポジションを持つと、週末をまたぐことになるので、スワップ金利を3日分受け取れるということになります。

 

逆に、高金利通貨売り/低金利通貨買いをしてスワップ金利を支払う場合には、月・火曜日の週の前半にポジションを持つと、支払うスワップ金利は1日分でいいということになります。

 

しかしながら、水曜日以降にポジションを持つと、スワップ金利は1日分ではなく、3日分支払うことになりますので注意が必要です。

 

◆ロールオーバーの特徴は?
ロールオーバーの特徴として、ロールオーバーを判定する時刻が決められているということがあります。

 

その時刻については、FX会社によってもまちまちなのですが、一般的にはニューヨーク市場がクローズする時間に合わせて、日本時間の午前7時をロールオーバーの時刻としているケースが多いようです。

ロールオーバーを利用してスワップ金利を受け取る

金利というのは、通常「時間」に対する対価なので、スワップ金利もポジションを保有してから24時間経過後に発生してするしかるべきです。

 

しかしながら、システムがそこまで対応できていないことから、ロールオーバーの時刻をまたぐとスワップ金利が発生することになっています。

 

つまり、ロールオーバー判定時刻の日本時間午前7時直前に高金利通貨を買い/低金利通貨売りをして、判定時刻直後に反対売買をすれば、ほんの数分だけポジションを持つことでスワップ金利を受け取ることができてしまうのです。

 

例えば、ドル円の1日のスワップ金利の受け取りが、1万ドル中り50円のとき、手数料0円のFX会社を通して、6時59分59秒に1ドル=100.00円で1万ドル分ドル買い/円売りをして、7時00分01秒に同じレートの1ドル=100.00円で1万ドル分ドル売り/円買いをすることができれば、1日分のスワップ金利50円を受け取ることができてしまいます。

 

とはいえ、為替レートは秒単位で動いていますから、同じレートで反対売買できる保証はありません。

 

しかしながら、日本時間の朝一番のレートがその日の最高値であったという日は珍しく、多くの日で朝一番のレートをまたいで高値・安値がついているので、比較的高い確率でスワップ金利のただ取りは実現できてしまうというのが実際のところです。

 

ちなみに、6時59分59秒と7時00分01秒は極端ですが、自動売買システムなどを利用して、7時5分前と5分後などに売買するように設定し、手数料0円のFX会社などを通じて、為替変動リスクを避けるためにできるだけ早い時間帯に、同じレートで反対売買することさえできるのであれば、スワップ金利だけを毎日受け取ることも可能になります。

 

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