外貨預金とFXのスプレッド〜/スワップポイントとロールオーバー...

ディレイ表示とは?

ディレイ(delay)は、「遅れ」という意味なので、ディレイ表示といった場合には、リアルタイムではなく、時間差で表示するということです。

 

「5分ディレイ」は5分遅れ、「20分ディレイ」は20分遅れという意味です。

 

◆外貨預金のスプレッドとは?
外貨預金では、外貨を購入するときと、解約するときの為替レートが異なります。

 

外貨を購入する(預ける)ときのレートは、基準値よりも1円円安に、解約するときのレートは、基準レートよりも1円円高に設定されており、この差の2円が外貨預金の手数料となっています。

 

この外貨を買うレートと、売るレートの差のことを「スプレッド」というのですが、これはFXにもあります。

FXのスプレッドについて

FXでも、買いのレートと売りのレートに差があり、これが隠れた手数料(スプレッド)となっています。

 

このスプレッドは、取引をするたびに、取引をする数量に応じてかかることになりますが、FX業者にとっては、これが大事な収入源となります。

 

FX業者を比較しているウェブサイトなどで、よく各社の手数料を比較しているものがありますが、その比較の対象の多くは、表面上の手数料であり、これについては無料とする業者も増えています。

 

◆スプレッドの注意点は?
スプレッドはFX業者によって異なるほか、通貨ペアで違ったり、あるいはマーケットが大きく変動したときなどは、スプレッドが広がる、すなわち手数料が高くなることもありますので注意が必要です。

 

とはいえ、たいていの場合、FXのスプレッドは外貨預金の往復2円という手数料よりも断然安く、2〜3銭というところが多いようです。

外国為替の解禁について

1998年の外為法改正によって、外国為替が個人投資家の投資対象として解禁されました。

 

それまで個人投資家に許可されていた外国為替取引は、銀行の窓口における外貨との交換、あるいは外貨預金に限られていました。

 

すなわち、外為法改正以前は、銀行が対顧客市場の対個人向けに午前10時に公表する仲値を元に設定した、その日1日中変わらない為替レートでしか取引できなかったのです。

 

それが解禁後には個人投資家は、証拠金と呼ばれる担保に相当するお金をFX会社に預け、その預けた証拠金額に応じて外国為替取引ができるようになったのです。

 

◆取引額が最大のネック
外国為替取引を個人に提供する際に、最も問題になったのが取引額でした。

 

例えば、インターバンク市場での最低取引額は100万ドル(1ドル=100円なら1億円)であり、「1本」といったらこの100万ドルのことを意味します。

 

それを10本とか20本とかの単位で取引しているのです。

 

また、対顧客市場の対法人での取引でも、最低取引額は基本的に100万ドル※です。

 

しかしながら、個人で1億円相当の資産を運用できるのは極めて稀ですから、個人に外国為替証拠金取引を提供するには、最低取引額を下げる必要がありました。

 

そのため、10万円から始められるように設定されたのです。

 

※それよりも少額の取引もわずかですがあります。

 

◆機関投資家とは?
機関投資家というのは、生命保険会社や信託銀行、年金基金、ヘッジファンドなどのことをいいます。

 

スポンサーリンク

外国為替相場での儲け方は?

外国為替相場で儲けるには、次の2つの方法しかありません。

 

■変動する為替レートを利用して、対象となる通貨を安く買って高く売る。
■変動する為替レートを利用して、対象となる通貨を高く売って安く買い戻す。

 

外国為替も世の中のあらゆる商品やサービスと同じで、買いたい人が多ければ価格は上昇し、売りたい人が多いと価格は下落します。

 

例えば、ドル円市場において、円を売ってドルを買いたいという人が多いのであれば、ドルの価格は上昇し、相対的に円の価格は下がります。

 

なので、日本からの海外旅行者が急増する時期のように、円を売って外貨(米ドルなど)を買いたい人が多くなりますと、ドルの価値は上昇し、相対的に円の価格は下がることがあります。

 

つまり、ドル高/円安になるということです。

 

◆通貨を安く買って高く売って儲ける方法とは?
上記のように、日本の海外旅行者のニーズを見越してドル高/円安になると予想するのであれば、ゴールデンウィークやお盆、正月などの前にドル円を買い(ドル買い/円売り)、実際のドルの価格が上がって円の価値が下がったとき(ドル高/円安になったとき)に、反対売買としてドル円を売れば(ドル売り/円買い)、利益を獲得することができます。

 

これが、通貨を安く買って高く売ることによって利益を得る方法(為替差益)になります。

 

◆通貨を高く売って安く買い戻すことにより儲ける方法とは?
例えば、ドル円相場において、ドルを売って円を買いたい人が多ければ、ドルの価格は下がり相対的に円の価格は上がります。

 

具体的には、日本の貿易黒字が拡大して、トヨタなどの輸出企業が海外販売で獲得した外貨(米ドルなど)を円に交換したい人が多くなると、ドルの価格は下がり相対的に円の価格は上がることになります。

 

つまり、ドル安/円高となります。

 

このようなときに、日本の貿易黒字拡大を見越してドル安/円高になることを予想するのであれば、貿易収支※が発表される前にドル円の売り(ドル売り/円買い)をしておいて、実際にドルの価格が下がって円の価格が上がったとき(ドル安/円高になったとき)に、反対売買としてドル円を買えば(ドル買い/円売り)、利益を獲得することができます。

 

これが、通貨を高く売って安く買い戻すことによって利益を得る方法(為替差益)になります。

 

※貿易に関する経済指標です。

スワップ金利とはどのようなものですか?

FX取引で利益を獲得する、もう1つの方法としてスワップ金利があります。

 

FX取引では、取引ごとに決済するのではなく、ロールオーバーと呼ばれる決済繰り越しが行われていますが、このロールオーバーは、FX会社が「翌日物 vs 翌々日物」のスワップ取引を行うことによって実現されていることから、翌日物と翌々日物の金利差が発生します。

 

この金利差がスワップ金利と呼ばれているものです。

 

◆スワップ金利を受け取るには?
FX取引では、次のようなケースでスワップ金利の受け払いが発生します。

 

■スワップ金利の受け取り
・金利の高い通貨を買い、金利の低い通貨を売ると、2通貨の金利差分だけスワップ金利を受け取ることができます。

 

■スワップ金利の支払い
・金利の高い通貨を売り、金利の低い通貨を買うと、2通貨の金利差分だけスワップ金利を支払うことになります。

 

ただし、このスワップ金利は常に一定というわけではなく、為替相場や金利が変動することにより変動します。

 

◆FX会社が計算する
スワップ金利は常に一定というわけではなく、為替相場や金利が変動することにより変動しますが、このスワップ金利については、個人投資家が計算する必要はありません。

 

というのは、スワップ金利については、FX会社のほうで日々を計算し、ポジション管理機能によって各個人投資家の証拠金に加算・減算し、為替差損益と一括して管理しているからです。

 

なお、スワップ金利は、FX会社によっても異なります。

 

◆スワップポイントとは?
スワップポイントというのは、異なる2通貨を交換する際に発生する金利差調整分のことをいいます。

 

スワップポイントのスワップは「交換する」、ポイントは「(2つ以上の)数値の差」の意味で、スワップ金利とも呼ばれます。

 

具体的には、低金利通貨を売って高金利通貨を買うとスワップポイントを受け取ることができますが、高金利通貨を売って低金利通貨を買うとスワップポイントを支払うことになります。

ロールオーバーとはどのようなものですか?

インターバンク市場では、外国為替取引を行うたびに、2営業日後に決済を行っています。

 

取引した当日ではなく2営業日としているのは、銀行といえども何百億円、何千億円もの大金を送金するのは大変なことなので、余裕を見て2営業日後決済という慣例になっているのです。

 

例えば、インターバンク市場の取引で、A銀行とB銀行がドル円の取引を3月1日(月曜日)に10本※行ったとします。

 

A銀行がドル買い/円売り、B銀行がドル売り/円買いだとしますと、2営業日後の3月3日(水曜日)にA銀行はB銀行の口座に10億円を送金し、B銀行はA銀行の口座に1,000万ドルを送金します。

 

FXでは個人投資家を対象としていますので、このような決済を取引ごとにしていては大変な手間がかかってしまうことから、ロールオーバー方式が採用されたのです。

 

※1,000万ドル、1ドル=100円ですと10億円です。

 

◆ロールオーバー方式について
上記の例ですと、ロールオーバー方式では、本来の決済日である3月3日(水曜日)を1日先送りして4月3日から4月4日(木曜日)に繰り越していくのです。

 

なお、この繰り越し作業では、個人投資家が何か特別なことをする必要はありません。

 

これは、例えば、自分が行ったドル円の取引分を、FX会社が「翌日物 vs 翌々日物」というスワップ取引をすることによって、自動的に繰り越されていくからです。

 

スポンサーリンク

評価損益とは?

評価損益というのは、未決済の保有ポジションを、ある時点のレートで評価して計算上でいくら損益が出ているかを表した数値のことをいいます。

 

ちなみに、評価益を含み益、評価損を含み損ともいいます。なお、そのポジションを決済して、利益を確定すれば実現益、損失を確定すれば実現損といいます。

 

◆FX会社はどのようなスワップ取引をしているのですか?
例えば、個人投資家が1,000ドル分のドル買い/円売りをしたということは、FX会社は1,000ドル分のドル売り/円買いをしたということになります。

 

つまり、個人投資家のドル買いポジション1,000ドル、FX会社はドル売りポジション1,000ドルということです。

 

個人投資家が反対売買をせずに、ポジションを1日持ち越すと、FX会社は「翌日のドル買い1,000ドル vs 翌々日のドル売り1,000ドル」というスワップ取引をし、直物のドル売りとドル買いを相殺させます。

 

そして、1営業日先物のドル売り1,000ドルだけが残るようにして、個人投資家がドルを買っている状態を維持するのです。

 

このように、FX会社は、スワップ取引により個人投資家が反対売買をしてポジションをクローズするまで、為替リスクをヘッジしながら決済日をどんどん翌日に繰り越しています。

ポジションとは何ですか?

ポジションとは、次のいずれかの状態にあることをいいます。

 

■買い持ち(ロング)
■売り持ち(ショート)
■スクウェア(買いと売りが均衡)

 

例えば、ドル円市場でドル買い/円売りをしますと、ドルを主体に「ドル買い持ち」=「ドル・ロング・ポジション」、円を主体に「円売り持ち」=「円・ショート・ポジション」、あるいは通貨ペアを主体に「ドル円のロング・ポジション」と呼びます。

 

逆に、ドル売り/円買いをしますと、ドルを主体に「ドル売り持ち」=「ドル・ショート・ポジション」、円を主体に「円買い持ち」=「円・ロング・ポジション」、あるいは通貨ペアを主体に「ドル円のショート・ポジション」と呼びます。

 

また、買い持ち高と売り持ち高が均衡にした状態にすることを「ポジションをスクエアにする」といいます。

 

なお、最後に持ち高すべて反対売買することで手仕舞うことを「ポジションをクローズする」といいます。

移動平均線とは?

移動平均線というのは、過去のある一定期間の為替相場の平均値(終値)を算出してグラフ化したものをいいます。

 

◆ストキャスティクスとは?
ストキャスティクスというのは、過去の一定期間における高値・安値に対して、当日の終値がどのような位置にあるのかを、数値に表すことによって、値段の推移や傾向を分析するテクニカルチャートのことをいいます。

 

具体的には、ストキャスティクスは、「売られすぎ」や「買われすぎ」の状態を0〜100%の範囲で示します。

 

なお、値動きに敏感な指標の「ファースト・ストキャスティクス」は%Kと%Dを、比較的滑らかな指標の「スロー・ストキャスティクス」は%DとSDを用います。

 

◆MACDとは?
MACD(マックディー)というのは、「Moving Average Convergence Divergence」の頭文字を取った略称で、日本語では「移動平均収束拡散(発散)法」と呼ばれるテクニカルチャートのことをいいます。

 

具体的には、MACD(短期EMA−長期EMAの値)とシグナル(MACDの移動平均)を用いて、主として短期的なトレンドの変化を分析します。

 

◆一目均衡表とは?
一目均衡表というのは、一目山人(細田吾一)によって考案されたテクニカルチャートのことをいいます。

 

この一目均衡表は、ローソク足(レート)と基準線、転換線、先行スパン1、先行スパン2、遅行スパンの5本の補助線で構成されています。

 

なお、2本の先行スパンに囲まれた部分は「雲」と呼びます。

 

スポンサーリンク