スイングトレードとスワップ金利〜/信用リスクを避ける対策...

FXで得られる金利収入について

FXでは、毎日金利がつきますが、FXで得られる金利収入というのは、外貨預金のそれとは少し異なります。

 

FX取引によってつく金利のことを「スワップ金利」と呼びますが、これは金利であることに変わりはないものの、正確にいえば金利そのものではありません。

 

というのは、金利差がスワップ金利になるからです。

 

なお、金利差とは、為替を取引する際の、交換する2種類の通貨の間の金利の差ということであり、スワップとは「交換する」という意味です。

 

◆運用した国の金利がつく
金利は通貨によって異なります。例えば、米ドルには米国の金利が、ユーロにはユーロ圏の金利が、円には日本円の金利がついてくるからです。

 

つまり、米ドルで運用すれば米国の金利がつき、ユーロで運用すればユーロ圏の金利が自然についてくるということです。

実効レバレッジとは?

実効レバレッジというのは、取引証拠金と運用額で調整して、実際に効かせるレバレッジのことをいいます。

 

◆キャピタルゲイン・キャピタルロスとは?
キャピタルゲインとは為替差益、キャピタルロスとは為替差損のことをいいます。

 

◆スイングトレードとは?
スイングトレードというのは、数日から1週間程度の間に短期で売買を繰り返し、細かく利益を上げていく方法のことをいいます。

 

◆ドル/円表記の意味は?
FX取引で米ドル/円という通貨を買うということは、米ドルを購入して米国の金利を得ると同時に、円という通貨を借りてきて日本の金利を支払っていることとを意味しています。

 

もちろん、実際にどこかの銀行から円を借りてきたりするわけではありませんが、為替市場の仕組みというのはこのようになっているのだと覚えておくとよいと思います。

 

そして、スワップ金利というのは、結果的に次のようになるわけです。

 

◎スワップ金利(米ドルと円の金利差)=米ドルで運用した金利収入−円を借りてくるために支払う金利

 

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スワップ金利のまとめ

スワップ金利とは、次のように売買取引をする2つの通貨の間にある金利の差のことをいいます。

 

⇒ スワップ金利(金利の差)=金利の高い通貨−金利の低い通貨

 

ただし、反対に、金利の高い通貨を売った(=金利の安い通貨を買った)ときには、毎日、スワップ金利を支払わなければなりませんので注意が必要です。

 

◆スワップ金利がコストになるケースとは?
現在の日本の金利は非常に低くなっており、豪州の金利はそれを大きく上回っています。

 

そのため、豪ドル/円を買うというFX取引を行うことによって、日本と豪州の金利の違いがスワップ金利の収入となるのです。しかしながら、FXでは外貨を買うだけでなく、売ることも可能です。

 

その場合には、円高になれば為替レートの変動による利益を得られるわけですが、金利については上記とは反対になります。

 

つまり、金利の高い豪ドルなどの外貨を売って、金利が低い日本円を買うわけですから、豪ドル/円売りを行うと、次のようにスワップ金利はマイナスになるわけです。

 

⇒ スワップ金利=「円で運用した金利」−「豪ドルを借りてくるために支払う金利」

 

スワップ金利のマイナスというのは、スワップ金利を支払うことですから、こういったケースでは、スワップ金利がコストになってしまいます。

 

FXでは、円高でも利益を狙える機会はあるものの、その場合には、外貨の買いで得られる金利差の収入はなく、反対にコストになるということを頭に入れておきたいところです。

大きな損失を出す可能性とは?

FXは、大きな投資収益が期待できる一方、大きく損失を出す可能性もありますので、そういった意味では、ハイリスク・ハイリターンな投資の1つといえます。

 

FXでは証拠金が少なければ、それだけ大きな利益率が期待できますが、これは、証拠金が10分の1になれば、利益率は10倍になるというように、証拠金の大きさと利益率は反比例する関係にあるからです。

 

しかしながら、このことは、相場が予想とは反対に動いたときには、損失を大きくしてしまうことにもついてもいえます。

 

これは、利益を上げたときと同様に、損失の場合も、証拠金の額が小さければ小さいほど、損失率が急速に拡大するからです。

 

具体的には、例えば、1米ドル=100円で1万ドルを購入したとします。その後、1米ドル=90円まで円高になると、損失の額は10万円(10円×1万ドル)になります。

 

このとき、最初に100万円の全額を証拠金として投資していれば、投資金額に対する損失の割合は、10%(10万円÷100万円)にとどまります。

 

しかしながら、もし証拠金が10万円であったとすると、損失率は100%となってしまい、全額を失ってしまうことになります。

 

それだけでなく、もっと証拠金の額が小さく、さらに円高が進んだとすると、投資金額を上回る損失となってしまう可能性すらあるのです。

 

ここまで極端なケースは稀だとしても、証拠金の額が小さければ、それだけ1円、あるいは数銭動くことによるダメージは大きなものとなるのです。

 

このようなことから、FXでは、レバレッジ効果は最も大きなメリットであるとともに、最も注意すべきリスクであるといわれています。

 

◆自分でコントロールすることが可能
為替レートの動きを操作することはできませんが、レバレッジ効果のリスクについては、自分でコントロールすることができます。

 

つまり、まずレバレッジの負の効果をしっかり認識し、これから行う取引において、最大限どれくらいの損失の可能性があるのかを把握し、自分が許容できる損失の範囲と考え合わせて、証拠金と取引額を決めるようにするのです。

 

こうすることによって、例えば、証拠金を多めに入れておき、レバレッジを1倍に近いところに設定しておくことで、10円の円高という、めったにない大きな動きがあったとしても、10%程度の損失率で済ますことができます。

レバレッジ倍率は高いほど良いわけではない

FX取引では、業者によっては100倍、200倍のレバレッジ倍率が可能なところもあります。

 

しかしながら、これはあくまでも高倍率の取引が可能であるということであって、必ずレバレッジを限界まで高めなければならないというわけではありません。

 

レバレッジのかけ方については、人によっても異なりますが、一般的にはせいぜい10倍程度もあれば十分といわれています。

 

ちなみに、特にFX取引をはじめたばかりの人であれば2〜3倍、あるいは1倍に近いところに設定しておくことをおすすめします。

 

◆リスクは為替変動だけではない
FXでは、為替レートが予想した方向と反対方向に動けば損失が生じます。つまり、投資の元本と利益は保証されていません。

 

FX投資家としては、こうしたリスクを覚悟した上で取引をする必要がありますが、実はリスクというのはこのような相場変動によるものだけではありません。

 

というのは、取引しているFX業者が倒産してしまうというリスクがあるからです。

 

つまり、相場の予想が当たって、取引では利益を上げることができたけれども、預けている先の業者が倒産してしまえば、得られたであろうはずの利益や、預けているお金が戻ってこないということもありえるのです。

 

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FX業者が倒産するとどうなるのですか?

FX業者が倒産すると、その業者にお金を貸している銀行や取引先が債権の取り立てをします。

 

もちろん、取引口座に資金を預けている投資家も債権者には違いありませんが、もし取引口座の資金とFX業者自身の資産が分けられていない場合には、投資家もその他の債権者と同じような立場となり、資金を100%回収することは不可能となってしまいます。

 

このような事態を避けるために、ほとんどのFX業者では取引をする顧客の資金を自社の資産とは別にして、信託銀行に預けています。

 

こうしておけば、たとえそのFX業者が倒産したとしても、信託銀行に分別管理して預けられている顧客の資金は、他の債権者から守られることになるからです。

 

このような仕組みのことを「信託保全」といいますが、FX業者のすべてが信託保全をしているわけではありませんので、口座を開く際に注意しておくことが大切です。

 

◆信用リスクを避ける対策とは?
FX業者の信用リスクを避ける対策としては、異常事態に陥った際にも、顧客に支払う資産を十分に持っている業者を選ぶということがあげられます。

 

現在では、一定の要件を満たさないFX業者は、営業することができなくなっているのですが、その要件の1つに、自己資本規制比率というものがあります。

 

この自己資本規制比率は、様々なリスクが発生した場合に、それに対処できるよう、すぐに処分できる資本が十分にあるかどうかを表す数値のことであり、これが100%を下回ると、FX業者として営業できなくなります。

 

なので、自己資本規制比率は、大きいほうが安全性は高いといえます。

 

FX業者の選択にあたっては、サービス面などで比較することも重要ですが、できるだけこの数値が高い業者を選ぶようにしたいところです。

 

なお、この自己資本規制比率は、インターネットなどで確認することができます。

 

◆信託保全とは?
信託保全というのは、顧客から預かった資産を金融機関に信託し保全することをいいます。

 

信託保全がされている場合は、万が一の事態が発生しても、保全されている資産は返還されます。

スワップ金利がコストになる場合は要注意

海外の高い金利を低コストで手に入れられるというのがFXの大きな特徴ですが、金利の低い通貨を買って米ドルやユーロなどを売る取引では、反対に金利を支払わなければなりません。

 

つまり、金利がメリットではなくコストに変わってしまうということです。また、それ以外にも金利の水準は一定ではないというリスクがあります。

 

これは特に、FXのスワップ金利として適用される短期金利(取引期間が1年未満の金利)は、各国の金融当局による金融政策によって、しばしば急激に変化します。

 

特に、テロや戦争、経済の大きな変動などがあると、それに対応して金利が大きく変動することがあります。

 

政策金利が変更されると、すぐに金利が大きく動きますので、取引する当初に考えていた金利が受け取れなくなったり、反対に思ったよりも金利が多く受け取れるということもあります。

 

ちなみに、スワップ金利を受け取れる取引であるのでしたらまだしも、スワップ金利がコストになっている場合には、金利高になったときにはコストが一気に上昇してしまいますので注意したいところです。

金利リスクとは?

金利リスクとは次のようなリスクです。

 

■金利の低い通貨を買って、金利の高い通貨を売ると、金利の差を支払わなければならない。
■金利は社会情勢の変化によって急激に変わることがある。

 

◆流動性リスクとは?
流動性リスクとは、注文を出しても取引が成立しないことがあることで、これにより損失が大きくなるリスクのことをいいます。

 

◆金利が変更された場合の影響は?
政策金利の変更がなされたときの影響としては、前述したように、すぐに金利が大きく動きますので、取引する当初に考えていた金利が受け取れなくなったり、反対に思ったよりも金利が多く受け取れるということもあります。

 

しかしながら、影響はそれだけではありません。金利が変更されたことにより、投資家は当然行動を起こすからです。

 

つまり、為替レートも大きく影響を受けますので、その価格変動により損失が発生するケースもありますし、反対に利益が拡大するケースもあるということです。

 

なお、金利政策の変更が事前の予想を裏切るような場合には、その時点での動きは非常に激しくなりますので注意が必要です。

 

◆流動性リスクはどのようなリスクですか?
FX取引を行う際には、流動性リスクについても注意したいところです。流動性リスクとは、わかりやすく言うと、取引注文が執行されないリスクのことです。

 

外国為替市場では、毎日膨大な取引量がありますので、通常ですと、個人投資家レベルの注文であれば、指定どおりの価格、数量で執行できます。

 

しかしながら、価格が大きく変動しているときには、売りと買いの注文が実際取引されている価格とかけ離れてしまい、取引そのものが成立しないことも起こりえますので注意が必要です。

 

また、こうなってしまうと、あらかじめ入れておいた新規の買い・売り注文が執行されず、みすみすチャンスを逃すことになってしまいます。

 

チャンスを逃すだけならまだいいですが、損失を確定させる注文が執行されない場合には、急激な変動局面で取引を終了させることもできず、損失が膨らみ続けるという事態にも陥ってしまいます。

 

よって、注文が必ず執行されることが確約されているわけではありませんので、大きく相場が動きそうなときには、流動性リスクについても十分な注意を払っておくことが大切です。

手数料について正確に知る

FXは、他の外貨建て金融商品と比較すると、格安の手数料で取引することができます。

 

手数料というのは、どのFX業者と取引するのかを決める際の重要な要素の1つになりますので、どのような手数料がいくらくらいかかるのかということについては、正確に知っておく必要があります。

 

◆FXの手数料とは?
FXの手数料は、次のように大きく2つに分けることができます。

 

■取引の一定数量に対する手数料
⇒ 一般的にもわかりやすいもので、取引の一定数量に対して、いくらかかるという手数料方式です。

 

これは、具体的には、例えば、1,000ドル/円、1,000ユーロ/円など、1,000通貨単位ごとに50円、1万通貨単位で500円といったもので、取引の数量ごとに口座から徴収される方式です。

 

なお、この方式は、株式の取引手数料などと同様であり、表立って表示されるものですからわかりやすいと思います。

 

■スプレッド
⇒ 顧客が、買うときの為替レートと売るときの為替レートにつけた価格差のことであり、買いと売りのレートの中に、あらかじめ「隠れた手数料」が含まれています。

 

このスプレッドは、FX業者の収入となるものですが、通貨ペアによっても異なります。

 

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