バーチャートとラインチャート、ティックチャート〜/為替と国債との違い...

テクニカル分析の種類

テクニカル分析には、様々な種類がありますが、基本的には相場の経験則をもとに考えられ、有効な方法のみが生き残ってきたようです。

 

なお、経験則だけではなく、統計学などの科学的な裏付けがなされている手法もあります。

 

◆チャートの種類について
一般的なFX業者で提供されているチャートには、ローソク足チャートのほか、「バーチャート」「ラインチャート」「ティックチャート」があります。

 

これらのチャートを、目的に応じて使い分けることによって、取引の幅を広げることが可能になります。

バーチャートとは?

バーチャートというのは、高値と安値を結んだもの(棒)に、終値を横線で追加したものです。

 

◆ラインチャートとは?
ラインチャートというのは、終値の推移だけを折れ線グラフで表したシンプルなチャートです。

 

◆ティックチャートとは?
ティックチャートというのは、瞬間の値段を時系列で表したチャートです。ちなみに、ティック(Tick)とは、「カチカチ」という時計音の英語表記です。

 

◆外国為替レートの見方は?
外国為替レートというのは、新聞やテレビ、インターネットなど、毎日様々なところで見聞きすることができます。

 

この外国為替レートの見方ですが、まず円と米ドルの為替レートを表示する場合には、例えば「1米ドル=100円」などと表示します。

 

これは、「1米ドルを持ってきたら100円と交換します」ということを表しています。

 

では、1米ドルが95円になった場合はどうなるでしょうか。

 

その前は1米ドルをもってくれば100円もらえたのですが、今は95円しかもらうことができなくなったわけですから、これは、円の価値が米ドルに対して高くなったといえます。

 

そして、この場合を「円高=米ドル安」と呼びます。反対に、1米ドルが105円になった場合はどうでしょうか。

 

この場合は、円の価値が米ドルに対して下がったことになりますから、これについては「円安=米ドル高」と呼びます。

 

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為替は通貨同士の交換

「為替」という用語は、江戸時代から用いられていたといわれていますが、もともとの意味は「モノとお金を交換する」というものです。

 

それが変化して、実際に現金と商品を交換するのではなく、「それぞれの帳簿上に記載するだけで決済する」という意味で用いられるようになったようです。

 

なので、「外国為替」といった場合には、USドルと日本円などの異なる通貨同士の交換、ということになります。

 

通貨同士を交換する場合、実際に現金を持って行って、その場で交換する「両替」もありますが、ほとんどの場合は、金融機関同士が連絡を取り合って、お互いの帳簿上で行うことになっています。

 

これが、「外貨交換」ではなく「外国為替」といわれる理由です。

 

◆外国為替市場とは?
外国為替市場というのは、電話や電子機器、インターネットなどで市場参加者をつなぎ、外国為替(通貨の売買)を行う市場のことをいい、「為替市場」とも呼びます。

外国為替取引が必要になる場面とは?

異なる通貨同士を交換する場合でまず考えられるのが、貿易のときです。例えば、日本の企業が米国に製品を輸出して代金を得る場合を考えてみます。

 

この場合、米国に輸出して販売するわけですから、支払いは当然米国の通貨であるUSドルで支払われます。

 

しかしながら、輸出した日本の企業は、USドルで支払われた代金を、日本円に換える必要があります。

 

これは、USドルのままでは、日本国内で様々な支払いをしたり、従業員に給料を支払ったりできないからです。

 

また、日本人が海外の株式や国債などに投資をしたときにも、投資の元本や得られた収益を回収するのはUSドルの形であっても、それを再び海外で投資する場合を除いて、採取的には日本円に交換する必要があります。

 

このように、国際間の取引や投資などが行われる際には、必ずといっていいほど通貨の交換(外国為替取引)が必要になります。

 

◆外国為替レートを決定する方法とは?
外国為替レートを決定する方法はいくつかあるのですが、基本的には需要と供給によって決まります。

 

つまり、この通貨が欲しいというニーズの高い通貨は高くなり、売りたいという人が多い通貨は安くなるという、市場の機能によって決まるということです。

 

なお、外国為替市場とは、通貨への需要と供給を集めて、外国為替レートを決定する場のことをいいます。

外国為替とは?

外国為替(がいこくかわせ)というのは、異なる2通貨を交換(取引)することをいい、「為替」とも呼ばれます。

 

◆外国為替相場とは?
外国為替相場というのは、異なる2通貨間を交換(取引)する際の交換比率(取引価格)のことをいい、「為替相場」「為替レート」とも呼びます。

 

◆基軸通貨とは?
基軸通貨というのは、国際間の決済や金融取引などで中心的機能を果たす国際通貨のことをいいます。

 

かつては英ポンドなどがその役割を担っていましたが、第二次世界大戦後から現在まで、米ドルが基軸通貨となっています。最近ですと、ユーロが第2の基軸通貨としてその存在感を増しています。

 

◆2WAYプライスとは?
2WAYプライスというのは、売値(ビッド<Bid>レート)と買値(アスク<Ask>レート)を同時に提示することをいいます。

米ドルを基準に表示する

一般的に、為替レートは「1米ドル=○○円」などと表示されますが、外国為替というのは通貨と通貨の交換のことですから、もう一方の通貨を基準に表示して、例えば「1円=○○米ドル」と表示することも可能です。

 

しかしながら、後者のような円を基準にした表現はまれであり、ほとんどの場合は米ドルが基準とされます。

 

これは、日本から見た場合のみならず、アメリカで表示する場合や、その他の国で表示されるときも同様で、多くの通貨では米ドルを基準として左側に置き、もう一方の通貨を右側に置く形で表示されます。

 

つまり、最も強い通貨と言われる米ドルを、物差しとして用いているわけです。ただし、これには例外もあります。

 

例えば、ユーロは、ユーロを基準にして「1ユーロ=○○ドル」と表示します。

 

また、英国ポンドやオーストラリア(豪)ドル、ニュージーランド(NZ)ドルも同様に表示するのが通例です。

 

ちなみに、日本円はほとんどの場合、右側に置かれ「外貨=○○円」という表示方法になります。

 

◆通貨ペアとは?
通貨ペアというのは、売買における2種類の通貨の組み合わせのことをいいます。

 

◆通貨ペアの表示について
外国為替レートは、ある通貨の絶対的な価値ではなく、ある通貨を別の通貨で換算したレートです。なので、ある通貨が単独で表示されることはありません。

 

すなわち、別の通貨との組み合わせによって表示されます。これを通貨ペアといい、具体的には、米ドル/円、ユーロ/米ドル、ポンド/円などとなります。

 

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投資対象としての為替の特徴は?

株式の場合、価格が変動することから元本が保証されません。このため為替は株式と比べられることが多いです。

 

しかしながら、為替と株式では、次のような決定的な違いがあります。

 

まず株式というのは、会社が事業を行うのに必要な資金を調達するために発行する証券であることから、会社が利益を拡大させて成長すれば、株式の価値も上がり、それを反映して株価も上昇します。

 

つまり、株式は持っていれば成長する可能性がある金融商品といえます。それに対して為替というのは、株式のような成長がありません。

 

つまり、外国為替というのは、異なる通貨と通貨の交換であって、その価格を表す為替レートは、一方の通貨を別の通貨を表現したものであり、あくまでも相対的なものであるといえます。

 

◆対顧客市場とは?
対顧客市場というのは、インターバンク市場に参加している業者など、一般企業や個人が取引する外国為替市場のひとつです。

為替と国債との違いについて

為替というのは、国債とも大きく異なります。

 

国債というのは、日本の場合ですと、日本国政府が国民からお金を借りて、一定期間後に利子をつけて返済することを約する証書のことをいいます。

 

なので、国債は、発行者である国が破産して支払不能にならない限りは、借りたお金と利子は出資した人に支払われることが保証されています。

 

しかしながら、通貨の価値というのは、何年か後に、いくらになっているのかは保証されていません。そのような意味では、為替は決して安全な資産ではないといえます。

 

◆外国為替・株式・債券にはどのような違いがありますか?
次のような点で異なります。

 

<投資の対象>
■外国為替
・通貨同士の相対的な価値を表す為替レートに投資します。

 

■株式
・企業の将来性に投資します。

 

■債券
・国や地方公共団体、民間企業などにお金を貸して利息を得ます。

 

<投資の元本>
■外国為替
・元本保証はありません。

 

■株式
・元本保証はありません。

 

■債券
・発行体が破綻しない限りは、償還まで保有すれば元本割れはありません。

 

<安全性と収益性>
■外国為替
・ハイリスク・ハイリターン

 

■株式
・ハイリスク・ハイリターン

 

■債券
・ローリスク・ローリターン

外国為替市場はどこにあるのですか?

株式については、東京証券取引所(東証)などの市場がありますが、外国為替についても、取引が成立するためには市場が必要です。

 

海外と取引するために通貨を交換したい人が、そのたびごとに通貨を交換してくれる相手を探すのでは、取引が進まないからです。

 

しかしながら、同じ目的を持った多くの人が集まれば、すぐに取引の相手は見つかります。

 

外国為替市場というのは、このように通貨を交換するニーズを持った人が多く集まって、常時、取引を行っているところをいいます。

 

ただし、「市場」とはいっても、この場合は、外国為替取引を行うための土地や建物があるわけではありません。

 

これは、通貨を交換したいというニーズは、世界中のあらゆるところにありますので、世界のどこか一ヶ所に集まるというわけにはいかないからです。

 

よって、外国為替市場はいつでも、世界のいくつもの場所に存在しているといえます。

 

◆インターバンク市場とは?
インターバンク市場というのは、銀行、証券会社、金融仲介会社などの金融機関の間で取引される市場のことをいいます。

 

◆為替は値動きが小さい
成長という要素のある株式のほうが、為替より値動きは大きいといえます。

 

これは例えば、米国のマイクロソフト社の株式を、20年前に買ってそのまま保有していれば、現在ではドル建てで70倍以上になっていますが、通貨のドル/円はその間、大きく振れても80円〜150円程度の値動きにとどまっていることから考えてもわかると思います。

 

◆インターバンク市場と為替ブローカー
株式市場のように取引所が管理する市場とは少々異なり、外国為替取引というのは、世界の銀行同士が互いを取引相手として、プロ同士で行われる相対取引の市場です。

 

また、銀行同士で相手を見つけて取引することから、これを「インターバンク市場」ともいます。

 

なお、取引相手を迅速に見つけてスムーズに取引するために、取引を仲介してくれる業者がいるのですが、これを「為替ブローカー」といいます。

 

テレビのニュースなどで、外国為替市場として、何人かの人がテーブルを囲んで取引している光景を見かけたことがあるかと思いますが、あれが為替ブローカーです。

 

といっても、これは取引所ではありません。また、現在では、テーブルを囲んで人が行うブローカーは少数であり、一般的にはそのほとんどがコンピュータを通じて行われています。

 

◆カバー取引とは?
カバー取引というのは、FX会社が、カバー先の金融機関において、投資家の売買注文とは反対の売買を行う取引のことをいいます。

 

このカバー取引は、為替市場のリスクを相殺する働きがあることから行われます。

 

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