NZドルは豪ドルの動きに追随〜/スイスフランとカナダドル...

信託銀行の収益構造

銀行というと、日本では都市銀行や地方銀行のなどの普通銀行に加えて、信託銀行という業態があります。この信託銀行は、普通銀行とは少々異なります。

 

普通銀行の基本的な収益構造というのは、預金を預かり、それを国内で貸し出しに回し、その利ザヤで儲けるというものです。

 

しかしながら、信託銀行というのは、年金のお金などを預かって運用しています。そして、生命保険会社と同様に、こうした資金の一部は外貨で運用されています。

 

そのため、外債に投資する場合であれば、購入した債券の金額分だけ、円売りが発生することになります。

 

なお、信託銀行には普通銀行部門もあって、その部門では為替取引の発生しない金融取引も行われています。

 

よって、若干わかりにくいですが、信託銀行は機関投資家に近い為替取引を行うこともあるということは頭に入れておくとよいと思います。

期待値とはどのようなものですか?

期待値というのは、為替相場等の投資に際して、1回当たりの取引に対する平均的な収益の見込み額のことをいいます。

 

また、期待値はもともとは統計用語で、ある試行を繰り返し行った際に、確率どおりの結果が出た場合の収益等の平均値を指しています。

 

わかりやすくいうと、何かの物事に対して行動をとった場合に、確率上、期待できる見返りの平均値ということができます。

 

具体的には、システムトレードを行う際など、そのシステムを利用すれば、1回あたりの取引で得られると期待される収益額の平均値のことをいいます。

 

当然ですが、高い収益を見込むためには、できるだけ期待値が高い売買モデルを構築する必要があります。

 

◆リスク・リワードレシオとは?
リスク・リワードレシオというのは、トレードを行った場合に起こりうるリスク(損失)とリワード(収益)との割合のことをいいます。

 

このリスク・リワードレシオは、システムトレードにおける売買モデルの性能を測る目的で使用されることもあります。

 

なお、リスク・リワードレシオの値が大きいほど、トレードを行った場合に負担するリスクに対して、期待収益率が大きいということになります。

 

◆政府系ファンドの種類は?
政府系ファンドには、次の2種類があります。

 

■外貨準備型 ⇒ 主として外貨準備を財源としています。
■オイル(コモディティマネー)型 ⇒ 原油等を財源としています。

 

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豪ドルには、どのような特徴がありますか?

豪ドル(AUD)というのは、オーストラリアドルのことをいいます。

 

豪ドルは、スワップポイントが魅力ですが、乱高下する傾向もありますので、はじめはレバレッジを低く抑えて売買するとよいと思われます。

 

◆豪州の経済・政策金利について
豪州は、一時、財政赤字に陥っていたことがあり、それによって国債が乱発され金利水準が高くなったといわれています。

 

その後、毎年4〜5%の経済成長率を維持し、インフレ傾向が高まってきたことから、RBA(豪州準備銀行)は、金融引き締めのため、政策金利の引き上げを続け、政策金利は2008年7月には7.25%となりました。

 

◆RBA(豪州準備銀行)とは?
RBA(豪州準備銀行)というのは、豪州の中央銀行のことです。なお、RBAでは、毎月(原則として、第1火曜日から2日間)金融政策会議で政策金利を決定します。

 

◆豪ドルが人気の理由は?
豪ドルは、高金利、資源国通貨ということで人気があります。

 

豪州の政策金利は、2008年3月に利上げを実施した後は据え置きが続いていますが、今後、再び景気が拡大局面に入れば、金利が上昇し、それが豪ドル/円の引き金になると考えられます。

 

◆豪ドルは資源国通貨
豪州は国内の豊富の天然資源、特に鉱産物の輸出が盛んであることから、資源国通貨とも呼ばれています。

 

そのため、原油高にも強く、原油高が米ドルを押し下げる一方で、豪ドルは上昇という場面もよくみられます。

 

しかしながら、あまりにも急激に原油相場が上昇した場合には、そちらの方に投機資金がつぎ込まれてしまうことから、豪ドルは若干弱含みになる傾向もあるようです。

 

よって、豪ドルの動向をみる上では、原油相場と金・銅などの鉱産物価格の動向もみておくとよいと思います。

 

◆豪ドルの上昇要因にはどのようなものがありますか?
豪ドルの上昇要因としては、次のようなものがあります。

 

■豪住宅建設許可の増加
■貿易赤字の拡大
■米ドルの金利先高感の後退
■豪ドル債の売り出し
■原油や金相場を含む商品相場の高騰
■政策金利の引き上げ...など

 

◆豪ドルの下落要因にはどのようなものがありますか?
豪ドルの下落要因としては、次のようなものがあります。

 

■アジア経済の不調
■豪住宅ローン件数の減少
■豪雇用統計の悪化
■原油や金相場を含む商品相場の下落
■GDP等の主要経済指標の悪化
■NZドルの下落...など

 

◆豪ドルの特徴は?
豪ドルには、次のような特徴があります。

 

■流通量が少ないため、比較的値動きが激しい。
■政策金利が高い。
■米ドルの動きに比較的影響されやすい。...など

 

◆豪ドルは低いレバレッジで
豪ドルは市場規模が小さい(流通量が少ない)ので、比較的値動きが激しい通貨といえます。

 

よって、比較的レバレッジを低くして、スワップポイント狙いに徹するか、あるいは短期に利益を稼ぐかなどの方法が考えられます。

NZドルが人気の理由は?

NZドル(NZD)というのは、ニュージーランドドルのことです。

 

NZドルは、豪ドルよりもさらに高いスワップポイントが魅力ですが、乱高下する傾向もありますので、はじめはレバレッジを低く抑えて売買するとよいと思われます。

 

◆NZドルの景気動向は?
NZドルは、以前は好景気を続けていました。

 

牛乳やバターなどの豊富な乳製品の輸出が堅調なこと、また、「ロード・オブ・ザ・リング」など、数々のハリウッド映画の舞台となった場所を見に行きたいと観光客が増加したことなどがその主な理由です。

 

しかしながら、2008年の第1四半期のGDP伸び率は、マイナス0.3%となるなど、景気減速の兆しも見え始めましたので、今後は、中央銀行などの通貨当局がこうした事態をどのように切り抜けていくのかがポイントとなります。

 

◆NZドルは豪ドルの動きに追随
ニュージーランドというのは、オーストラリアの隣りに位置することもあって、豪ドルの動きに追随することが多いです。

 

ただし、常に豪ドルと同じように動くというわけではありませんので注意してください。

 

また、NZドルは豪ドルよりも市場規模が小さいことから、豪ドルよりもさらに乱高下するリスクがありますので、売買の際には注意が必要になります。

 

◆NZドルの上昇要因にはどのようなものがありますか?
NZドルの上昇要因としては、次のようなものがあります。

 

■小売売上高の上昇
■豪ドルの上昇
■原油相場を含む商品相場の高騰
■政策金利の引き上げ...など

 

◆NZドルの下落要因にはどのようなものがありますか?
NZドルの下落要因としては、次のようなものがあります。

 

■小売売上高の下落
■豪ドルの下落
■政策金利の切り下げ観測
■GDP等の主要経済指標の悪化...など

 

◆NZドルの特徴は?
NZドルには、次のような特徴があります。

 

■流通量がかなり少ないため、値動きが激しい。
■豪ドルの動きに追随する傾向がある。
■米ドルの動きに比較的影響されやすい。
■政策金利が高い。...など

 

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スイスフランどのような通貨ですか?

9.11テロ以降、かつて「有事のドル買い」と言われていたものから、「有事のスイスフラン買い」という言葉が聞かれるようになりました。

 

この理由としては、スイスが永世中立国であることから、テロなどの海外の紛争の影響を受けにくいと多くの投資家が判断するからです。

 

実際、9.11テロが起きた時には、ユーロとスイスフラン(CHF)が買われ、それ以降、スイスフランは、有事の資金逃避先の1つとなっているようです。

 

このため、スイスフランは、どちらかといえば、米ドルよりユーロに近い動きをすることが多いといえます。

 

◆スイスの金利政策は?
スイスは日本と同じように精密機械等の輸出に対する依存度が高い国です。

 

なので、できれば自国通貨はあまり高くない方が輸出しやすく、スイス経済には好都合といえます。

 

しかしながら、スイスフランは、9.11以降、高水準となってしまい、今後は中央銀行がスイスフラン高を抑制することも考えられます。

 

◆スイスフランの上昇要因にはどのようなものがありますか?
スイスフランの上昇要因としては、次のようなものがあります。

 

■ユーロ圏の景気改善
■他国のテロ懸念 ⇒ 資金逃避先となりやすいからです。

 

◆スイスフランの下落要因にはどのようなものがありますか?
スイスフランの下落要因としては、次のようなものがあります。

 

■国際情勢の安定
■政府によるスイスフラン高の抑制政策実施の可能性

 

◆スイスフランの特徴は?
スイスフランには、次のような特徴があります。

 

■米ドルと逆の動きをする傾向もあります。
■「有事のドル買い」から「有事のスイスフラン買い」へ。
・永世中立国なので、ユーロと同じで、有事の資金逃避先となっています。
■政策金利が日本の次に低いです。

 

◆CHFとは?
CHFは、スイスフランの略号であり、Confoederatio Helvetia Franc※に由来します。なお、Swiss Franc(SFR/SFr)と表示する場合もあります。

 

※ラテン語でスイス連邦の意味です。

カナダドルはどのような通貨ですか?

カナダというのは、原油や金など豊富な資源に裏打ちされた経済力を持った国です。また、治安も良く、比較的値動きも安定した通貨であるといえます。

 

◆カナダドルは資源国通貨?
カナダドルは、資源国通貨であることから、豪ドルほどではないものの、比較的商品相場の影響を受けやすいといえます。

 

また、カナダは、地理的に米国との結びつきが強いことから、米景気の動向に左右されやすいという側面も持っています。

 

具体的には、カナダの輸出量のおよそ8割、輸入量のおよそ5割は米国を相手先としているといわれています。

 

◆カナダドルの上昇要因にはどのようなものがありますか?
カナダドルの上昇要因としては、次のようなものがあります。

 

■雇用情勢の改善
■政策金利の引き上げ
■商品相場の高騰
■GDP等の主要経済指標の改善...など

 

◆カナダドルの下落要因にはどのようなものがありますか?
カナダドルの下落要因としては、次のようなものがあります。

 

■GDP等の主要経済指標の悪化
■年金基金の外貨建て資産の上限枠(現行30%以内)の除去
■米国の利上げ ⇒ カナダに投資されていた資金が米国に戻っていくためです。
■人民元相場の切り上げ...など

 

◆カナダドルの特徴は?
カナダドルには、次のような特徴があります。

 

■比較的小さい変動率
■比較的高い政策金利
■豊富な資源
■安定的な経済成長...など

 

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