ユーロ/ドルはなぜお勧め通貨ペア〜/ボリンジャーバンドの見方は...

ユーロ/ドルはどのような通貨ペアですか?

ユーロ/ドルという通貨ペアは、円が介在しないことから多少混乱するかもしれません。

 

ですが、日本円の証拠金をもとにして、米ドルを売ってユーロを買う、あるいは米ドルを買ってユーロを売るというだけの話ですから、とりたてて難しいことはありません。

 

FX取引に慣れてくると、豪ドルやポンドを大きな柱に持ってくる投資家も多いようですが、対円で米ドルの上昇・下落がはっきりしている時というのは、ユーロもそれに連動した動きになることが多いです。

 

よって、FX取引の中で分散投資をするという意味においては、このユーロ/ドルは有効といえます。

ユーロ/ドルの特徴は?

ユーロ/ドルの特徴としては、次のようなことがあげられます。

 

■世界で最も多く取引されている通貨ペアなので、為替相場全体の雰囲気を掴むのに適しています。
■日本円にも大きな影響を与えますので、取引するしないにかかわらずチェックしておく必要があります。
■チャートがきれいになりやすいので、テクニカル分析が非常に有効です。

 

なお、ユーロ/ドルについては、円が絡んだ売買しか経験がないと、数字の単位などを見て感覚的にとっつきにくく感じるかもしれませんが、習慣的に値動きをチェックし、チャートを見続けていればすぐに慣れると思います。

 

◆ユーロ/ドルで収益機会が増大?
ユーロ/ドルは、円が介在しない通貨ペアの代表格ですが、日本国内の要因に振り回されることなく収益のチャンスを増やせるという意味でもお勧めの通貨ペアです。

 

また、円が絡んだ通貨ペアでしか取引していないと、円の全面高や全面安という展開になったときにリスク分散することができませんので、リスクという面からもお勧めです。

 

もちろん、保有しているポジションすべてにおいて損切りをマメにしっかりとこなしていればリスクは限定的になります。

 

ですが、本来為替差益で儲けを狙うFXにおいて、円絡みの通貨ペアしか選択肢がないと、米ドル/円やユーロ/円のレートが膠着状態になったときなどに、収益機会が減ってしまうことにもなるからです。

 

よって、米ドル/円やユーロ/円のほかにユーロ/ドルを加えていれば、米ドル/円やユーロ/円が膠着状態にあるときも収益機会が格段に増えることになります。

 

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ユーロ/ドル取引が有効な場合とは?

円相場が大きく動く要因のほとんどは、日本国内で発生するイベントによるものです。

 

例えば、日経平均が乱高下したり、政局が大きく動いたり、日本と近隣諸国との関係の変化などによって、大きく振れることになります。

 

このような円相場に大きな影響を与えそうなイベントが目先に控えている時に、誰も予測できない未来の出来事に大きく賭けようとするのは非常にリスクが高いです。

 

これは、国内の政局が大きく動きそうだけれど、不透明感が拭えないといったタイミングのときには、ちょっとしたニュースに振り回されてしまいがちになるからです。

 

よって、そのような局面から距離をおいて、冷静に収益を上げようと考えるのであれば、ユーロ/ドルのレートに注目している方が得策といえます。

 

ちなみに、ユーロ/ドルは、世界で最も多く取引されている通貨ペアであり安定していますから、円相場が不安定なときは非常に心強い通貨ペアになります。

 

◆ユーロ/ドルのチェックは必須
実際にユーロ/ドルの取引をするか否かにかかわらず、ユーロ/ドルが現在どのような状況にあるのかということをチェックするのは必須です。

 

ユーロ/ドルは、米ドル/円やユーロ/円のレートに与える影響も大きいので、円絡みの通貨ペアでしか取引しないというトレーダーにとっても、今後の相場を読む上で非常に有効だからです。

 

◆ユーロ/ドルはなぜお勧め通貨ペアなの?
ユーロ/ドル取引がお勧め通貨ペアなのは、円絡みの通貨ペアでしか取引していないと、日本国内の要因に左右されがちになるからです。

 

具体的には、日本の景気動向、日経平均株価の乱高下、要人発言、政局の混乱、テロや災害のリスクなど、日本の国内情勢によっては、円の全面高、あるいは全面安が容易に起こり得ます。

 

他方、世界一の取引量を誇るユーロ/ドルの場合には、日本国内の情勢に振り回されない値動きをします。

 

これにより、ユーロ/ドル取引であれば、日本円が不透明なリスクにさらされていたり、レートが動きづらいときでも、冷静にトレードできるというメリットがあります。

 

なお、ユーロ/ドルは、比較的トレンドがはっきり出やすい傾向にありますので、チャートに基づいた売買が有効です。

米ドル/円の重要性

米ドル/円は、日本国内に住んでいる個人投資家にとっては、最も身近な存在といえますが、実は海外の投資家にとっても、日本は類を見ない低金利政策をとっていることから、円相場が常に注目を集めています。

 

つまり、円キャリートレード※と呼ばれるものです。

 

また、世界の基軸通貨が米ドルであることに変わりはありませんので、日本の投資家にとって、米ドルと円取引が最重要であることは言うまでもありません。

 

よって、FX取引の際には、この米ドル/円という通貨ペアは外すことのできないものであるといえます。

 

※円キャリートレードとは、安い金利で円資金を借り入れ、より高い利回りの通貨や株式・債券などで運用するのがその目的です。

 

◆ユーロ/円の重要性
ユーロ/円は、基軸通貨であり続ける米ドルに対して、ユーロの地位が相対的に上昇しつつあるという点から外せないペアといえます。

 

この後の米ドルの急激な信用低下リスクを想定しますと、リスク分散の観点から、ますますユーロが重要視されていくものと考えられます。

 

また、ユーロ/円は、クロス円の代表という点からも重要です。

 

クロス円というのは米ドルを除いた外国通貨と円の為替レートのことをいいますが、豪ドル/円やポンド/円などもクロス円であり、これらの動向がユーロ/円の推移を見ることによって参考になるからです。

 

つまり、米ドルを除くすべての円レートの今後を読む上で、ユーロ/円を見ておくことは必須といえます。

 

◆ユーロ/ドルの重要性
ユーロ/ドルを押さえておくと、円相場が不安定な時や膠着状態にある時でも、収益機会が増え、リスク分散にもなります。

 

また、世界のどの通貨ペアにも影響を与えますから、少なくともウォッチしておく必要があるといえます。

インターバンク市場での取引情報について

銀行には、為替取引に関するあらゆる情報が流れてくる仕組みになっています。

 

まず、インターバンク市場という主として銀行だけが取引に参加しているマーケットがありますが、ここでは、次のような者が、為替取引を行う際に、インターバンク市場での取引に参加している各銀行に対して、為替の売買注文を出してきます。

 

■輸出業者や輸入業者 ■ヘッジファンド
■機関投資家 ■投資顧問会社...など

 

このため、銀行にはあらゆる投資家の為替取引の状況を把握できる立場にあるといえます。

 

その情報量というのは驚くほど膨大で、各銀行がもっている為替取引の情報をすべて集めると、世の中で起こっている為替取引の状況は、ほとんどわかってしまうといっていいほどのものだといわれています。

 

◆銀行の為替取引の特徴は?
銀行には世界中の為替取引の動きに関する情報が入ってくるような仕組みになっていますが、銀行員というのは基本的には横並びが好きなようです。

 

よって、銀行が行う為替取引というのは、流れの方向に追随して一斉に動き出すという特徴があるようです。

 

◆銀行のポジションは?
銀行というのは、顧客から預かっている円預金を外貨に替えて投資をする、いわゆる円投はあまり行っていません。

 

あくまでも銀行は、短期市場で外貨を調達し、その資金で外国債券を買い、その債券の値動きを狙って収益を上げるという取引が中心となります。

 

よって、銀行が大量に米国債を買ったとしても、実際に為替相場に影響を与えることはほとんどありません。

 

ただし、こうした情報を勘違いしてドルが買われるということがありますが、これはあくまでも勘違いによる投資行動なので、すぐに元のレートに戻ることになります。

 

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どのようなテクニカル分析ですか?

ボリンジャーバンドというのは、米国のジョン・ボリンジャー氏が開発した正規分布という統計学を使った分析手法で、相場の反転や保合い放れを判断するのに使われます。

 

また、このボリンジャーバンドには、価格が移動平均線の周りに正規分布しているという仮定のもとで、価格分析に「標準偏差」という統計学の概念が盛り込まれています。

 

なお、ボリンジャーバンドは、あくまでも統計学に基づいた分析手法なので、突発的なアクシデントによる乱高下などには対応できないこともありますので、注意が必要です。

 

◆ボリンジャーバンドの使用方法は?
一般的にボリンジャーバンドは、ローソク足などの値動きを表すチャートと合わせて使用しますが、作成の仕方としては、21日移動平均線を中心にして、上下に1標準偏差、2標準偏差している線を引きます。

 

わかりやすくいうと、21日移動平均の中心線と上に2本、下に2本の合計5本の線ができます。

 

◆標準偏差バンドとは?
標準偏差というのは、「価格はこの範囲内で動く可能性が強い」という考え方に基づいて導かれた範囲のことで、この範囲のことを「標準偏差バンド」と呼びます。

 

ちなみに、1標準偏差の上下間、2標準偏差の上下間が標準偏差バンドであり、このバンド内で為替レートが動いていることが多いです。

 

◆ボリンジャーバンドの見方は?
ボリンジャーバンドの基本的な見方としては、21日移動平均線付近にローソク足があれば相場は安定しているとみなします。

 

つまり、標準偏差に近づくと、相場に何らかの変化が起き始めているということになります。

 

◆ボリンジャーバンドを構成する5本の線の内容は?
次のような内容です。

 

■21日移動平均線 ⇒ 21日間の終値の平均
■1標準偏差(上) ⇒ 63.8%の確率で価格の上値となる
■1標準偏差(下) ⇒ 63.8%の確率で価格の下値となる
■2標準偏差(上) ⇒ 95.5%の確率で価格の上値となる
■2標準偏差(下) ⇒ 95.5%の確率で価格の下値となる
■1標準偏差バンド ⇒ 価格は63.8%の確率でこの範囲内で推移する
■2標準偏差バンド ⇒ 価格は95.5%の確率でこの範囲内で推移する

 

◆標準偏差バンドとは?
標準偏差というのは、「価格はこの範囲内で動く可能性が強い」という考え方に基づいて導かれた範囲のことで、この範囲のことを「標準偏差バンド」と呼びます。

 

ちなみに、1標準偏差の上下間、2標準偏差の上下間が標準偏差バンドであり、このバンド内で為替レートが動いていることが多いです。

ボリンジャーバンドは順張り戦略で

ボリンジャーバンドの基本的な考え方は、1標準偏差の間で為替レートが推移する確率が63.8%、2標準偏差の間で為替レートが推移する確率が95.5%であるというものです。

 

よって、2標準偏差内で推移する確率が95.5%であるとすれば、そのバンドの上限に近づいてくれば売り、バンドの下限に近づいてくれば買い、というのが基本的な売買戦略となります。

 

しかしながら、ボリンジャーバンドは、逆張りよりも、順張りをする際に使用されることが多いです。

 

これは、例えば、確率的には63.8%に収まるはずの1標準偏差を離れてくるとすれば、相場では何か違うことが起こっているということになるからです。

 

つまり、この場合は、積極的に順張りでバンドから離れる方向についていくというアクションをとるわけです。

 

具体的には、1標準偏差の線を超えて、為替レートが上昇あるいは下落した場合には、2標準偏差までのレンジの動きとなるとみて、2標準偏差の位置まで順張りでついて行くというアクションをとります。

 

◆逆張りと順張りのどちらで使うか?
ボリンジャーバンドを、逆張り、順張りのどちらの投資スタイルで使用するにしても、1標準偏差と2標準偏差、為替レートの関係を、どのように読みこなすかが重要となります。

 

つまり、逆張りの場合には、価格が2標準偏差を抜けそうな場面が、順張りの場合には、価格が1標準偏差を抜けそうな場面が判断のポイントとなります。

 

そして、その後、価格がどの方向に動くのかについては、それはローソク足と基準となる21日移動平均線の位置などを見極めながら判断することになります。

 

◆バンドの幅にも注目
1標準偏差と2標準偏差の線の距離が離れていて、全体のバンドの幅が広くなっているところがありますが、そこは、それだけ値幅が大きいということですから、変動率(ボラティリティ)も大きいといえます。

 

反対に、1標準偏差と2標準偏差の線の距離が狭くて、全体のバンドの幅が小さい場合には、それだけ値幅のレンジが小さくなり、変動率は小さくなります。

 

また、狭いバンドが大きく広がる時というのは、変動率が高まることになりますので、上昇あるいは下降トレンドがはっきりと現れる時だとされています。

 

なので、この場合には、そのトレンドに乗っていくことが有効なケースが多いです。

 

◆どのようなテクニカル分析手法ですか?
ボリンジャーバンドというのは、移動平均線を軸として価格の動く範囲を予測するチャートのことをいいます。

 

このボリンジャーバンドは、米国の投資研究家ジョン・ボリンジャー氏によって考案されたものです。

 

ボリンジャーバンドでは、まず一定期間の移動平均線を描き、その上下にそれぞれ2本のライン(標準偏差)を加えます。

 

この標準偏差に挟まれた箇所がバンドと呼ばれるもので、価格はこのバンド内で推移すると考えられています。

 

ちなみに、標準偏差は上1本目を+1σ、2本目を+2σ、下1本目を−1σ、2本目を−2σといいます。

ボリンジャーバンドが拡大傾向にある時の売買戦略

ボリンジャーバンドのバンド幅が拡大傾向にあるということは、値動きの変動率が大きいことを示していますから、こうした時に、下の2標準偏差に近づいているからといって、それをトレンド転換点であるとみなして、安易な買いを入れるのは危険なこともあります。

 

つまり、変動率が高まる時というのは、上昇あるいは下降トレンドがはっきり現れる時でもありますから、ボリンジャーバンドが拡大傾向に入った時は、トレンド出現の可能性も大きいので、チャートをよく見て判断するようにしたいところです。

 

◆ボリンジャーバンドに適した通貨ペアは?
ボリンジャーバンドというのは、「標準偏差内で価格は推移するだろう」という観点から示されている、あくまでも統計的なテクニカル分析手法です。

 

ですから、短期的に乱高下する可能性のある通貨ペアなどには、不向きな分析手法といえるのかもしれません。

 

しかしながら、比較的安定感のある通貨ペアなどには、有効な判断材料となると思われます。

 

◆ボリンジャーバンドの見方は?
ボリンジャーバンドは、基本的には次のように判断します。

 

■価格が標準偏差−2σを下抜けたら「買い」
■価格が標準偏差+2σを上抜けたら「売り」

 

なお、バンドの幅が狭くなった後は、新たなトレンドが形成されやすいとされています。

 

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