三角フラッグと移動平均線の見方〜/フィボナッチ指数の信頼度...

三角フラッグ(上昇トレンド)はどのように見ればよいのですか?

次のように判断します。

 

■ペナント
・保ち合いを続けながらも、上げ幅を徐々に縮小していく形です。
・上昇トレンドで出現すれば、上放れすることが多いです。

 

■上昇三角形
・抵抗線が頭を抑えているものの、徐々に安値を切り上げてくパターンです。
・ペナントよりも上放れの可能性が高いとされています。

 

■下降ウェッジ
・高値をジリジリと下げながらも、実は下げ幅も縮小している形です。
・一見すると、下降トレンドのようにも思えるのですが、実は上昇する可能性が高いパターンです。

 

■上昇フラッグ
・三角形ではありませんが、安値を直線で結んだ線と、高値を結んだ線が平行に近い形です。
・下降を示唆する感がありますが、下降ウェッジと同様に、上昇転換の可能性が高いとされています。

三角フラッグ(下降トレンド)はどのように見ればよいのですか?

次のように判断します。

 

■ペナント
・保ち合いを続けながらも、下げ幅を徐々に縮小していく形です。
・下降トレンドで出現すれば、下放れすることが多いです。

 

■下降三角形
・支持線に安値を支えられながらも、高値を削るパターンです。
・下降トレンドに転じる公算が高いです。

 

■上昇ウェッジ
・ジリジリと安値を切り上げながらも、実は上げ幅を縮小させている形です。
・一見すると上昇トレンドのようにも思えるのですが、実は買い意欲が低下しているので、下放れする可能性が高いです。

 

■下降フラッグ
・上昇フラッグの反対で、上昇しているように見えながら下落する可能性が高いです。
・値動きに騙されやすいので、特に注意が必要になります。

 

◆チャートは常にジグザグに動く
どのような通貨ペアであっても、直線的に一気に上昇したり、下降したりするチャートというのはありません。

 

市場には多くの投資家が参加しており、それぞれの人の「上昇しすぎだ」とか「下落しすぎだ」という憶測が入り込むことから、チャートは常にジグザグした線を刻んでいくものだからです。

 

なお、このジグザグが激しいと、トレンドが判断しづらくなり、相場予測に誤りをきたす原因となります。

 

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移動平均線とは?

移動平均線というのは、数日間の価格を平均化した大まかなチャートを描き、上記のジグザグの弊害を解消した分析手法です。

 

目先のジグザグとした価格の変動を見えなくすることによって、大きな価格の流れ(トレンド)が見やすくなります。

 

また、トレンドが判断しやすくなるばかりでなく、その日のローソク足が終値ベースで移動平均線を大きく下回ったら「売りシグナル」、逆に、大きく上回ったら「買いシグナル」というような活用の仕方もあります。

 

ただし、それだけでは、有効なテクニカル分析とはいえません。

 

◆移動平均線とはどのような分析手法ですか?
移動平均線というのは、過去一定期間の価格の平均を折れ線グラフにしたもので、通常は、「短期移動平均線」と「長期移動平均線」の2本を併用して用いられます。

 

◆ゴールデンクロス・デッドクロスとは?
ゴールデンクロス・デッドクロスというのは、次のように2本の移動平均線を使用してトレンドの転換点を探る手法です。

 

この手法は多くの相場で用いられており、非常に知名度の高いテクニカル分析の1つといえます。

 

■ゴールデンクロス ⇒ 短期線が長期線を上抜く(買いのポイント)
■デッドクロス ⇒ 短期線が長期線を下抜く(売りのポイント)

 

ただし、ゴールデンクロス・デッドクロスは、常に発生するものではありませんので、注意が必要です。

 

つまり、中期的なチャートから、現在がゴールデンクロス・デッドクロスが機能する地合いであるかどうかを判断することが重要になります。

 

◆ゴールデンクロスは買いサイン
ゴールデンクロスというのは、短期線が長期線を下から上に抜けた状態のことをいい、これは下落トレンドの際に出現します。

 

つまり、これは、長期的に下落していたけれど、最近は買い方の勢いが強くなってきたことを表していますので、市場参加者の多くが、下落トレンドから上昇トレンドへ転換していくと考えていると判断することができます。

 

なので、ゴールデンクロスは、基本的に上昇転換のシグナルと捉えられています。

 

◆デッドクロスは売りサイン
逆に、デッドクロスというのは、上昇トレンドを作っている際に見られるシグナルであり、短期線が長期線を上から下に突き抜ける状態のことをいいます。

 

これは、短期線が長期線を落ちていくような形になりますので、これまでは上昇トレンドであったけれど、最近は売り圧力が強いと多くの市場参加者が考えます。

 

その結果、市場参加者の多くが売りに出ることになり、実際に相場は、上昇トレンドから下降トレンドに入るきっかけになるのです。

移動平均線の周期とはどのようなものですか?

通常、移動平均線というのは、2本同時に使用することで、ある強いサインを抽出できるのですが、この2本の線が「長期移動平均線」と「短期移動平均線」です。

 

「長期移動平均線」は、6週、13週、26週程度の長い周期で価格を平均化した線のことをいい、また、「短期移動平均線」は、5日、8日、10日、20日間程度の短い周期で価格を平均化した線のことをいいます。

 

なお、移動平均線の周期はあくまでも参考であり、特に決まりはありません。これは、相場は常に変動しているからです。

 

◆移動平均線の活用の仕方について
移動平均線を用いると、トレンドが判断しやすくなるばかりでなく、その日のローソク足が終値ベースで移動平均線を大きく下回ったら「売りシグナル」、逆に、大きく上回ったら「買いシグナル」というような活用の仕方もあります。

 

ただし、それだけでは有効なテクニカル分析とはいえませんので、注意が必要です。

 

◆移動平均線活用のポイントは?
移動平均線を活用するポイントとしては、次のようなものがあります。

 

■自分の取引スタイル、すなわち短期投資なのか、あるいは長期投資なのかによって使い分けること。
■実際の相場に合致するように、2本の移動平均線の平均化の周期を合わせること。

 

◆最適な周期を発見する
2本の移動平均線の周期を変えながらやっていくと、過去にトレンドが転換した位置に、ちょうどゴールデンクロスやデッドクロスが形成される周期を発見することができることがあります。

 

そのような場合には、その周期で移動平均線を固定して、次のサインを待つのが得策です。

 

ただし、いくらやっても移動平均線のサインが実際の相場と関係しないというケースもあるかもしれません。

 

そのようなときには、今の相場は市場参加者の多くが、ゴールデンクロスやデッドクロスを気にしていないのだなと考えて、いつまでもその手法に固執せず、別のテクニカル分析を試してみるのがよいと思われます。

RSIとはどのようなテクニカル分析ですか?

RSI(Relative Strength Index)というのは、オシレーター系分析の代表的なものであり、「買われ過ぎ」と「売られ過ぎ」のポイントを測る指標です。

 

具体的には、RSIは、米国のJ.W.ワイルダー氏が考案したテクニカル分析で、日本では「相対力指数」と呼べれます。

 

◆RSIの使い方は?
RSIは、ゼロから100%のレンジを持つ数値で、30%以下になれば「売られ過ぎ」を示し、もっと買われるべきであると考える人が多いので価格は上昇する傾向にあります。

 

一方、70%以上になれば「買われ過ぎ」を示し、価格はもっと抑えられるべきであると考える人が多くなり、下落していく傾向にあります。

 

ただし、過信は禁物です。というのは、RSIと価格には「逆行現象」が発生することがあるからです。

 

◆RSIの逆行現象とは?
逆行現象は、RSIと価格が反対に動く現象のことをいい、数字が70%以上(30%以下)の時に起きた場合、一般的にはトレンドの終息、あるいは転換のサインとみなされます。

 

なお、通常ですと30%以下になると「売られ過ぎ」、70%以上になると「買われ過ぎ」と認識されますが、相場によっては20%以下、80%以上とその振れ幅を広げることもあります。

 

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フィボナッチ・リトレースメントとはどのようなものですか?

フィボナッチ・リトレースメントというのは、12〜13世紀のイタリアに実在した数学者であるレオナルド・フィボナッチが考案したある数字を使った分析手法です。

 

また、次のような自然の摂理を司る数が、フィボナッチ数列に合致していると言われています。

 

■カタツムリの殻の溝の広がり方
■松ぼっくりやパイナップルのかさの数
■螺旋に沿ったひまわりの種の数
■ウサギのつがいの増え方や細胞の増加の様子...など

 

具体的には、ある一点を100%として、価格変動幅の38%、50%、62%など決められたラインを「押し目買いポイント」とする分析手法です。

 

◆フィボナッチ・リトレースメントによる目標値
フィボナッチ・リトレースメントも他のオシレーター系分析と基本は同様ですが、このような数字を利用して、次のような目標値を探ります。

 

■押し目 ⇒ 上昇相場からいったん下落した場合、どこまで下がるのか?
■戻り ⇒ 下落相場からいったん上昇した場合、どこまで上がるのか?

 

◆フィボナッチ指数の信頼度は?
フィボナッチ指数の信頼度は、トレンドの勢いによります。つまり、トレンドが強い場合は38%、弱い場合には62%や半値戻しの50%などを売買タイミングとします。

 

◆フィボナッチのポイントについて
直近の高値や安値にラインを引いて、そこから「24%」「38%」「50%」「62%」「76%」のポイントで、戻りの位置になるということです。なお、強いポイントとしては次のように示されます。

 

■38% ⇒ トレンドの勢いが強い場合
■62% ⇒ トレンドの勢いが弱い場合
■50% ⇒ 半値戻し

 

◆フィボナッチのラインの引き方は?
フィボナッチのラインを引く際には、次のような点に注意して引くようにします。

 

■市場参加者の思惑
・自分以外の不特定多数の市場参加者が意識すると思われるラインを選択するようにします。

 

■自分の取引スパンで決める
・短期のデイトレードやスウィングトレードを中心にしている場合であれば、日足や週足などの比較的短期のチャート上におけるラインを引くなどです。

 

・仮に中長期の取引をメインにしているのであれば、短期チャート上でフィボナッチラインを引いても意味がないわけで、自分の取引タイミングに合わせてラインを引くことが重要です。

 

◆為替市場に取引所はあるのですか?
株式取引の場合は、東京証券取引所などの映像をテレビで見たことがあるかもしれませんが、外国為替取引では取引所の映像を見たことがないと思います。

 

これは、外国為替市場には取引を行う人が一同に介するような物理的な取引所が存在しないからです。FXはすべて相対取引といい、1対1で行われます。

 

例えば、インターバンク市場では、A銀行がB銀行に取引の依頼をして、B銀行が買値と売値をA銀行に提示し、A銀行が買いたいのであればB銀行の提示した売値で、あるいは売りたいのであればB銀行の提示した買値で取引を締結しています。

 

このような取引が、世界中の銀行同士でメールや電話、専用回線などを通して行われているのです。そして、これらを総称したものがインターバンク市場と呼ばれます。

相対取引とは?

世の中にある商品やサービスの取引形態には、大きく「相対取引」と「取引所取引」の2つに分けられます。

 

FXは相対取引ですが、身近な例ですと例えば、家電量販店などが相対取引です。

 

消費者は、どの家電量販店でも同じ商品を買うことができますが、その判断の基準は価格のみならず、サービスやアクセス、あるいは馴染みがあるなど価格以外の要因も影響し、売りたい店と買いたい消費者が、個別に1対1で行う取引形態、すなわち相対取引になっています。

 

◆ロイター、ブルームバーグとは?
ロイター、ブルームバーグともに、世界の金融市場やメディア向けに幅広い情報やニュース、技術を提供している国際通信社です。

 

一般に、ロイターは、幅広く情報を提供していて、ブルームバーグは、金融経済情報に強いといわれています。

 

◆取引所取引とは?
取引所取引というのは、ネットオークションや築地市場などと同じで、売買したい人たちがある場所に集まって売買を行う形態のことをいいます。

 

この取引所取引の場合は、判断の基準は価格のみとなりますので、最も安く売る人と最も高く買う人同士が取引することになります。

 

ちなみに、株式投資は証券取引所を介する取引所取引なので、同時刻に行う取引において個人投資家に提示される株価は、どの証券会社と取引してもすべて同じです。

 

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