一目均衡表の雲と移動平均線〜/MACDとストキャスティクス...

一目均衡表の雲(抵抗帯)とはどのようなものですか?

一目均衡表の雲(あるいは抵抗帯)というのは、先行スパン1と先行スパン2の間にできる空間のことをいいます。

 

ローソク足(値段)が雲の上で推移しているときは、基本的には強気相場で、少々値段が下がっても反発する可能性が高いとみなされます。

 

一方、値段が雲の下で推移しているときは、基本的には弱気相場で、多少値段が上昇しても、再び下落する可能性が高いとされています。

 

また、雲が厚いほど、こうした傾向が強くなるといわれています。

雲による売買サインは?

ローソク足(値段)が雲を上抜けた場合は、上昇圧力が強くなっていることから、「買い」のサインとみなされます。

 

また、ローソク足(値段)が雲を下抜けた場合は、下降圧力が強くなっていることから、「売り」のサインとみなされます。

 

なお、ローソク足(値段)と雲との乖離が大きくなると、ローソク足(値段)が雲の水準に戻ろうとする力も大きくなる傾向にあります。

 

◆三役好転とはどのようなものですか?
三役好転というのは、一目均衡表に現れる現象の1つで、非常に強いサインとされています。具体的には、次の3つの条件が揃った場合を指します。

 

■転換線が基準線を下から上に突き抜けたとき
■値段(ローソク足)が雲を下から上に突き抜けたとき
■遅行線が値段(ローソク足)を下から上に突き抜けたとき

上放れとはどういうものですか?

上放れ(うわっぱなれ)というのは、値段が前日の取引水準を急激に上回って高くなることをいいます。

 

この上放れは、経済指標が予想外に改善されたなど突発的な要因によって起こるケースが多いです。

 

また、上放れとなった場合、急激に値段が上昇しているため、元の水準に戻ろうとする力が働くことが多く、上放れしたままの水準が継続することは比較的少ないです。

 

◆下放れとはどういうものですか?
下放れ(したっぱなれ)というのは、相場が現在の水準から、急激かつ大幅に安くなる状態のことをいいます。

 

この下放れは、前日の終値と比べて大幅に安い値段で寄り付いた場合などに使われます。

 

なお、チャートで値動きを見ると、文字通りそれまでの水準から大きく下に放たれた格好となります。

 

◆ペナントとは?
ペナントというのは、チャート上で形成される値動きのパターンの1つです。

 

時間の経過とともに最高値と最安値の間隔が小さくなっていくにつれて、上値抵抗線と下値支持線の間がだんだん狭くなっていくときに、その形がペナントのように見えることからペナント型と呼ばれます。

 

なお、ペナントが形成された後は、値段が上値抵抗線を上抜ければ買いサイン、下値支持線を下抜ければ売りサインとみなされます。

 

◆値洗いとは?
値洗いというのは、保有するポジションを時価で評価換えすることをいいます。

 

スポンサーリンク

移動平均の算出方法は?

移動平均の計算対象になる数値というのは、取引日ごとに1日ずつ進みます。

 

例えば、5日移動平均であれば、翌日の移動平均値は、新たな終値を追加して6日前の終値を除いて、そこで得られた新しい合計を5で割って、日々算出していくことになります。

 

◆移動平均線のダマシとは?
ダマシというのは、上昇トレンド(下降トレンド)でないにもかかわらず、上昇シグナル(下降シグナル)を出してしまうというような、相場の方向性を乱してしまうシグナルのことをいいます。

 

移動平均線というのは、平均する期間に応じて、次の3つに分類できます。

 

■短期線
■中期線
■長期線

 

このうち、短期線は、トレンドの転換に即座に反応するのですが、わずかな価格の上下にも過敏に反応してしまうことから、「ダマシ」が生じることがあります。

 

◆移動平均線による売買シグナル
移動平均線を使って売買タイミングを判断する代表的な手法として、現在の為替レートと移動平均線の位置関係を利用するというものがあります。

 

この手法では、現在の為替レートが移動平均線を上回ると買いシグナルとみなし、移動平均線を下回ると売りシグナルとみなします。

 

ただし、この方法の場合、明確なトレンドが出ていない、いわゆるもみ合い相場では、誤ったシグナルを出す可能性もありますので注意したいところです。

グランビルの法則で中期のトレンドをつかむ

FXトレードでは、移動平均線を使ってこれまでのトレンドを知っておくと、成功する確率も高くなると思われます。

 

為替相場は24時間動いていますので、値動きに一喜一憂することもあるかもしれませんが、自分に合った投資スタイルで勝負し、無理のない取引をしていれば、トータル利益にもつながりやすいはずです。

 

具体的には、グランビルの法則を使って、おおよその中期的なトレンドをつかんでおきます。

 

さらに、比較的短期間の値動きの予想については、さまざまなテクニカル指標を組み合わせて活用していけば、予想の精度はさらにアップするはずです。

 

◆どのようなタイミングで売買を行えばよいのですか?
チャートの為替レートと移動平均線の推移を見ますと、グランビルの法則がとても有効に機能するところがありますので、まずはそれを見つけます。

 

為替レートというのは、株価などよりも、一方向に動きやすい傾向がありますから、現在の為替レートと移動平均線の位置関係を、グランビルの法則に出てくるパターンに当てはめてみることによって、今後の値動きを予測できるようになります。

 

例えば、25日移動平均線と75日移動平均線を表示したドル/円チャートで、75日移動平均線が右肩上がりに転換してきていれば、為替レートが上昇、すなわち円安・ドル高方向に動いていると予測できます。

 

このように、移動平均線を使うと、さまざまな買いや売りのシグナルを発見することができます。

 

◆移動平均線の乖離と売買シグナル
チャートの為替レートが、移動平均線から大きく離れた部分にも着目します。

 

なぜなら、この移動平均線から大きく離れることを「乖離(かいり)」といいますが、この乖離は絶好の売買チャンスになるからです。

 

つまり、現在の為替レートが、移動平均線から大きく乖離した状態というのは、「平均値よりも高くなりすぎている、あるいは安くなりすぎている」と判断できからです。

 

通常ですと、このような場合は、その後為替レートは移動平均線の方に近づいていきます。

 

上のチャートの下の○部分は、下に大きく乖離していますので、平均値よりも安くなりすぎていると判断できることから、買いシグナルとみなします。

 

また、チャートの上の○部分は、上に大きく乖離していますので、平均値よりも高くなりすぎていると判断できることから、売りシグナルとみなします。

 

◆乖離とは?
乖離(かいり)というのは、現在の為替レートが移動平均線から大きく離れることをいいます。

 

移動平均線は、ある一定期間の為替レートの平均ですから、このレートから大きく乖離すると、その後、為替レートと移動平均線は近づこうとする方向に動きます。

 

そのため、上方に大きく乖離した場合には、やがては移動平均線のレベルまで下がるだろう、と予想することができますので、売りのチャンスとなります。

 

つまり、上昇しすぎたから下落するはずだと考えるのです。

 

反対に、下方に大きく買い利した場合には、やがては移動平均線のレベルまで上がるだろう、と予想することができますので、買いのチャンスとなります。

 

つまり、下落しすぎたから上昇するはずだと考えるのです。

 

スポンサーリンク

大陽線と大陰線に注目する

為替チャートでは、ヒゲも重要ですが、実体部分の変化、すなわち大陽線と大陰線も見逃さないようにします。

 

特に大陽線と大陰線のように、ローソク足の実体部分が長いということは、多くの人が売買に参加した、つまり、ものすごい売買のエネルギーが働いたと考えられますので、その勢いに乗れば儲かる確率も高くなります。

 

例えば、安値圏で大陽線が出現したら、投資家の多くが「ここまで安くなれば買いたい」と考えていると判断できますので、買いサインとみなします。

 

反対に、高値圏で大陰線が出現したら、多くの投資家が高値を警戒して売りたいと考えていると判断できますので、売りサインとみなします。

 

◆移動平均線と為替レートとの位置関係に注目
上記のことに加えて、さらに移動平均線と為替レートとの位置関係にも注目します。

 

具体的には、為替レート、5日移動平均線、25日移動平均線が、ほぼ同じ位置にあるところがありますが、それ以降は、上から為替レート、5日移動平均線、25日移動平均線の順に推移しています。

 

このような、為替レートと移動平均線の位置関係が変わるときが売買チャンスになります。

 

◆大陽線とは?
大陽線というのは、陽線の中でも始値から終値までの値幅が大きいローソク足のことをいいます。買いたい人が多く、一般に上昇エネルギーが強いことを示しています。

 

◆大陰線とは?
大陰線というのは、陰線の中でも始値から終値までの値幅が大きいローソク足のことをいいます。売りたい人が多く、一般に下降エネルギーが強いことを示しています。

MACDとは?

MACDというのは、Movingu Average Convergence and Divergence の頭文字をとったもので、「マックディー」とも呼ばれています。

 

また、日本語では「移動平均収束拡散法」といい、オシレーター系の逆張り投資に有効な分析手法の1つとされています。

 

◆MACDの見方は?
MACDは、為替の短期的なトレンドの変化を見るのに最適な指標といえます。

 

具体的には、MACDが0(ゼロ)ラインより上(プラス圏)にあれば上昇トレンド、下(マイナス圏)にあれば下降トレンドと判断します。

 

また、MACDとその移動平均線であるシグナルの方向や絡み具合によって、上昇トレンドの勢いが弱まっているとか、下降トレンドに拍車がかかってきたなど、トレンドの微妙な変化を察知することができます。

 

◆MACDの売買サインは?
MACDの基本的な売買サインは、次のようなものです。

 

■MACDがプラス圏でシグナルとクロスしたら売り ⇒ MACDが0ラインより上のときに、シグナルを下に突き抜けたら売りサインとなります。

 

■MACDがマイナス圏でシグナルとクロスしたら買い ⇒ MACDが0ラインより下のときに、シグナルを上に突き抜けたら買いサインとなります。

 

◆MACDの売買戦略は?
MACDがプラス圏にあるものの、シグナルを上から下に抜けて下向きになったときには、上昇トレンドが続いているものの、上げの勢いが弱くなったと判断し、売りで勝負します。

 

逆に、MACDがマイナス圏にあるものの、シグナルを下から上に抜けて上向きになったときには、下降トレンドが続いているものの、下げの勢いが弱くなったと判断し、買いで勝負します。

 

なお、単純にMACDの値が0ラインを超えたら買い、0ラインを下回ったら売りと判断する方法もあります。

ストキャスティクスとはどのような分析手法ですか?

ストキャスティクス(Stochastics)というのは、米国のチャート分析家であるジョージ・レーンにより考案された分析方法です。

 

このストキャスティクスは、現在の価格は買われすぎでないか、あるいは売られすぎでないかといった、価格の行きすぎを示唆してくれます。

 

また、過去のある一定期間における最高値と最安値のレンジの中で、現在の価格がどれくらいの位置にあるのかということをパーセンテージで表してくれますので、為替レートの推移や傾向を判断することができます。

 

◆ストキャスティクスのみによる分析は危険
現実的には、相場は行きすぎることが多いものです。

 

つまり、ストキャスティクスも万能ではありませんから、MACDなど他の指標とも併用しながら相場の流れを見ていくようにしたいところです。

 

ちなみに、FX上級者の中では、ストキャスティクスは逆張りの際の分析手法としてよく使用されているようです。

 

◆ストキャスティクスはどのように判断するのですか?
ストキャスティクスでは、値動きが比較的急な「%Kライン」と、比較的緩やかな「%Dライン」という2本のラインを使用します。

 

そして、この2本のラインの動きや位置関係をもとにして、トレンドを判断し、売買のタイミングをつかみます。

 

また、この2本のラインは、理論的には0%〜100%の範囲で推移しますが、実際には、およそ15〜85%の間で推移しています。

 

◆ストキャスティクスの売買シグナルは?
%Kラインと%Dラインは、ともに0%〜100%の間で推移しますが、一般的には0%に近づくほど「売られすぎ」と判断し、100%に近づくほど「買われすぎ」と判断します。

 

具体的に売買をする際の基準としては、30%以下で「買いシグナル」、70%以上で「売りシグナル」と考えるとよいと思われます。

 

つまり、両方のラインが70%以上の買われすぎゾーンにあるときに、%Kラインが%Dラインを上から下に突き抜けたときは「売りシグナル」、逆に、両方のラインが30%以下の売られすぎゾーンにあるときに、%Kラインが%Dラインを下から上に突き抜けたときは「買いシグナル」と判断します。

 

◆ストキャスティクスとは?
ストキャスティクスというのは、為替レートの買われすぎ、あるいは売られすぎを示唆する指標です。

 

ストキャスティクスの%Kライン、%Dラインには、ともに計算式がありますが、複雑なものですから、特に覚える必要はないと思われます。

 

ただし、ストキャスティクスなどのオシレーター系指標は、相場が一貫して上昇しているときには、たえず「買われすぎ(売りシグナル)」が出てしまうなど、ダマシも多いですから注意が必要になります。

 

なお、ストキャスティクスは、どちらかといえば、もみ合い(ボックス)相場のときに威力を発揮する指標といえます。

 

スポンサーリンク