移動平均線とグランビルの法則〜/原油価格とGCC〜/FRBと地区連銀...

米国の金利について

米国の金利については、2008年の金融危機を受けて、0.25%の枠内で収まるほぼゼロ金利政策を実施しています。

 

また、長期金利については、景気の動向のほかに、世界中にばらまかれている米国債の売却などのニュースに注目する必要があります。

 

ちなみに、新興国などでは米国債の売却が検討されているようですから、これが事実として公になったときには、米ドルの大きな下落要因につながっていくと思われます。

米国にはどのような特徴がありますか?

次のような特徴があります。

 

■主要産業
・工業、農業、金融・保険・不動産業、サービス業

 

■主要輸出品目
・自動車、同部品、半導体、コンピュータ関連製品、航空機、電気機器

 

■主要輸入品目
・自動車、同部品、原油、コンピュータ関連製品、医薬品、衣料品

 

■主要貿易相手国
・カナダ、メキシコ、中国、日本、イギリス、ドイツ

 

◆米国について今後注目しておくべき点は?
次のような動向には注視していきたいところです。

 

■2008年以降大打撃を受けた、金融機関の業績と倒産
■世界中にばらまかれた米国債の売買の具合
■国家的政策である「クリーンエネルギー産業」の動向

 

スポンサーリンク

EUにはどのような特徴がありますか?

ドイツ、フランス、イタリアなどの主要国中心にまとめますと、次のような特徴があります。

 

■主要産業
・化学、化学品、機械、食品、食品加工、繊維、農業、自動車、宇宙・航空産業、原子力産業、ファッション、精密機器、電子工学、環境技術、光学、医療技術、バイオ、遺伝子工学、ナノテクノロジー、鉄鋼、石油精製、天然ガス、観光産業

 

■主要輸出品目
・電気機器、プラスチック製品、自動車、自動車部品、航空・宇宙機材、機械類、化学製品、電気・電子製品、石油および同調製品、医薬品、農産物、繊維製品、石油・石油副産物、鉱産物

 

■主要輸入品目
・自動車、自動車部品、機械類、輸送機器、電気機器、電気製品、電子部品、化学製品、医薬品、コンピュータ、原油、石油・石油副産物、繊維製品、鉄鋼、通信設備、プラスチック製

 

■主要貿易相手国
・ドイツ、イタリア、オランダ、ベルギー、トルコ、米国、中国、メキシコ、ロシア

移動平均線でトレンドを判断するとは?

移動平均線というのは、過去の一定期間の為替レート※の平均値を出して、それをつないだ線のことをいいますが、これは、現在のトレンドを判断するのに有効です。

 

つまり、移動平均線は、一定期間の為替レートを平均化することによって、日々の価格のブレを取り除き、なめらかな曲線にすることで、相場のトレンドを明確にしてくれるものといえます。

 

さらに、わかりやすく言うと、移動平均線が上向きであれば上昇トレンド、下向きであれば下降トレンドと判断できます。

 

※通常は終値です。

 

◆グランビルの法則とは?
移動平均線は、米国の著名なアナリストであるグランビル氏により普及しましたが、このグランビルの法則も彼が考案したものです。

 

グランビルの法則というのは、移動平均線と現在の価格の位置関係から、売買のシグナルをつかみ、買いや売りの時期を判断するものです。

 

◆グランビルの法則の売買シグナルは?
グランビルの法則には、次の4つの買いシグナルと売りシグナルの8パターンがあります。

 

<買いシグナル>
■移動平均線が下降から横ばいに推移し、為替レートが移動平均線を突き抜けたとき
■移動平均線が上昇している局面で、為替レートが移動平均線を下回ったとき
■上昇している移動平均線より上で為替レートがいったん下落したが、移動平均線を下回ることなく反発したとき
■為替レートが下降している移動平均線を大幅に下回り、乖離が大きくなったとき

 

<売りシグナル>
■為替レートが上昇していると移動平均線を大幅に上回り、乖離が大きくなったとき
■移動平均線が横ばい、あるいは下降している局面で、為替レートが移動平均線を下回ったとき
■為替レートが下降している移動平均線より下で上昇したが、移動平均線を上回らずに下落したとき
■移動平均線が下降している局面で、為替レートが移動平均線を上回ったとき

「原油価格」とはどの価格を指すのですか?

「原油価格」と新聞などで記述されている場合には、特にことわりがなければ、WTI※の価格を指しています。

 

原油は、ガソリン等のエネルギー製品の原材料として、各国の生産活動になくてはならないものとなっていることから、原油価格は、各国の経済に大きな影響力を持っています。

 

◆WTI(ウェスト・テキサス・インターミディエイト)とは?
米国のテキサス州とニューメキシコ州で産出される世界を代表する高品質の原油です。硫黄分が少なくガソリンを多く取り出せるのが特徴的です。

 

◆原油価格の変動は?
原油の産出量というのは、OPEC(石油輸出機構)の会議で決定されますが、その内容によっては、原油価格が大きく変動する可能性もあります。

 

最近では、質への逃避として、株式や為替相場への投資資金の多くが、原油相場に流れ込む現象もみられるようになっています。

 

◆GCCとはどのような組織ですか?
GCCというのは、1851年に結成されたペルシャ湾岸地域における地域協力組織のことをいい、湾岸協力理事会(会議)と呼ばれています。

 

◆GCC(湾岸協力理事会)の本部は?
GCCの本部は、サウジアラビアの首都リヤドに設置されています。

 

◆GCC(湾岸協力理事会)の加盟国は?
GCCに加盟しているのは、次の6か国です。

 

■サウジアラビア ■クウェート ■バーレーン ■カタール
■アラブ首長国連邦 ■オマーン

 

◆近年のGCCの影響力は?
GCCは、かつては、イランの影響力拡大に対抗するために結成されたものですが、地域の経済協力を促進する連合体という意味合いも強いため、1983年には域内の貿易を自由化し、2003年には関税撤廃を決めています。

 

また、石油輸出国の集まりでもあることから、長期化する原油高を背景に、近年、国際的な力を増しています。

 

スポンサーリンク

ジャスダックとはどのような取引所ですか?

ジャスダック(JASDAQ)というのは、ベンチャー企業※を対象とした日本の証券取引所のことです。

 

かつて、ジャスダックといったら、株式市場における情報伝達や取引の迅速化を目的としたシステムの名称でしたが、2004年12月に証券取引所の免許を取得し、株式会社ジャスダック証券取引所となりました。

 

なお、2007年12月には、大阪証券取引所(大証)と一体化する合意がなされました。

 

※新しい技術やアイデアを携えて設立された急成長を目指す新興企業のことです。

 

◆エマージング市場とはどのような市場ですか?
エマージング市場というのは、経済新興国※とされる中南米、東南アジア、東欧、中国、インド、ロシアなどの市場をいいます。

 

なお、エマージング市場には、最近注目されている、BRICs(ブリックス)やネクスト11も含まれます。

 

ちなみに、エマージング(emarging)には、「新たなものが台頭する、出現する」などの意味があります。

 

※経済が成長段階初期にある地域や国のことです。

 

◆証券化とは?
証券化というのは、不動産やローン等の債権など、それ自体は証券ではないものを、証券の形に変えて売買しやすくするシステムのことをいいます。

 

◆証券化の対象は?
証券化の対象は、次のようなものをはじめ多岐にわたっています。

 

■不動産 ■住宅ローン
■リースの債権...など

 

◆証券化の手順は?
証券化は、その証券化の対象となる不動産などの資産を、それを保有している企業からSPC(特定目的会社)※に譲渡します。

 

投資家は、SPCが発行する証券を取得し、その資産が生み出す利益を配当として受け取ります。

 

ただし、その資産に何らかの損失が生じた場合には、投資家も損失を負担することになります。

 

※証券の発行を目的とした会社のことです。

地区連銀とは?

地区連銀というのは、FRBの下に位置する12の地区連邦準備銀行のことをいいます。

 

地区連銀は、実際の中央銀行業務を行う機関であり、月に一度、各地区連銀は管轄地区の報告書である「ベージュブック(地区連銀経済報告)」をFRBに提出します。

 

◆地区連銀のメンバーは?
地区連銀のメンバーは、次の12の地区連銀です。

 

■ニューヨーク ■サンフランシスコ ■シカゴ
■リッチモンド ■ボストン ■アトランタ
■ミネアポリス ■ダラス ■セントルイス
■クリーブランド ■フィラディルフィア ■カンザスシティー

 

◆FRB(米連邦準備理事会)とは?
FRB(米連邦準備理事会)というのは、米国の中央銀行のことで、金融政策の最高意思決定機関としての役割を果たす機関です。

 

また、FRBは、FOMCを6週ごとに開催し、政策金利に関する決定などを行いますが、これに関する動向は、常に世界中の投資家から注目されています。

 

なお、FRB議長は、FOMCが開催された後など、様々な場面で発言しますが、この発言については、相場情報などで「FRB議長発言待ち」と記載されるほど市場の注目度は高いです。

デリバティブとはどのような金融商品ですか?

デリバティブ(金融派生商品)というのは、1998年の金融ビッグバン(日本版ビッグバン)で解禁されたもので、既存の金融商品である株式、債券、為替等から派生してできた商品のことをいいます。

 

◆デリバティブの契約形態は?
デリバティブでは、原油や金、穀物などの商品先物や、株式、債券などは、価格変動のリスクがあることから、リスク回避のために、契約時にあらかじめ価格を決めておいて、将来その価格で売買する契約になります。

 

デリバティブの代表的なものとしては、次のようなものがあります。

 

■先物取引
■スワップ取引
■オプション取引

 

◆東京証券取引所とは?
東京証券取引所というのは、有価証券の売買、市場デリバティブ取引を行うための市場施設を提供している取引所のことです。

 

ニューヨーク証券取引所やロンドン証券取引所と並び、「世界三大証券取引所」にも数えられています。

 

◆東京証券取引所の事業内容は?
東京証券取引所の主な事業内容は、次のようなものです。

 

■相場の公表
■有価証券の売買等の公正の確保
■その他の取引所金融商品市場の開設...など

日本銀行とは?

日本銀行というのは、略して日銀(にちぎん)と呼ばれることが多いですが、日本の中央銀行のことであり、1882年に日本銀行法に基づいて設立された認可法人のことをいいます。

 

◆日本銀行の業務は?
日銀の業務は、銀行券の発行、流通、管理などがありますが、為替相場に関連する業務としては、次のようなものがあげられます。

 

■経済や物価の安定をはかるための金融政策の決定・実行
■国際金融業務
■調査・研究・統計...など

日本貿易振興機構(JETRO)とは?

日本貿易振興機構(JETRO)というのは、2003年に、日本の貿易振興に関する事業を総合的に実施するために設立された独立行政法人のことです。

 

一般的には、略称のJETRO(ジェトロ)で呼ばれることが多いです。ちなみに、JETROは、1958年に設立された前身の日本貿易振興会を引きついでいます。

 

◆JETROの業務内容は?
JETROでは、次のような業務を行っています。

 

■海外ビジネスに関する情報提供
■外国企業誘致
■中小企業等の輸出支援
■開発途上国支援
■貿易投資相談...など

 

スポンサーリンク