移動平均線とトレンドライン〜/ローソク足の陽線・陰線...

移動平均と移動平均線

移動平均というのは、ある一定期間の終値の平均を取ったもので、それを線で結んだものが移動平均線となります。

 

移動平均はさまざまなテクニカル分析のうちでも基本となるもので、いわゆる市場の平均コストともいえます。

 

具体的な移動平均線の描き方は、例えば5日移動平均といった場合には、5日間の終値の平均をとった点となり、その点を結んでいくと5日線が描けます。

 

そして、それをチャートと重ねると売買のポイントが予測できるようになります。

 

つまり、移動平均というのは、一定期間内で、どのぐらい買われた(売られた)のかが把握できるものであり、それを結んだ移動平均線とは、市場の買い(売り)の流れを視覚的に把握できる非常に優れたラインであるといえます。

移動平均とトレンド

基本的に上昇トレンドの時には、移動平均も右に上がっていく線となり、下降トレンドの時には、移動平均は右に下がっていきます。

 

また、チャートに日足、週足、月足などがあるように、移動平均線もデータを集計する期間によって視覚化されるラインの質は異なります。

 

◆移動平均線とトレンドライン
移動平均は、トレンドラインと同様に、上値や下値の目処を見極める場合に使用することもあります。

 

また、移動平均とローソク足、つまりレートの値動きの関係で相場の状態をつかむ分析方法も有効です。

 

具体的には、移動平均線の上にローソク足がある場合は上昇相場、反対に下にある場合は下降相場というケースが多いです。

 

さらに、移動平均線とローソク足の乖離が大きい場合は、天井あるいは底が近いと考えることもあります。

 

◆FXで重視される移動平均線は?
為替相場の世界で一般的なのは、日足の移動平均線で、通常は、5日、20日、90日、200日の移動平均線が重視されています。

 

また、移動平均線は、短期と長期の2種類のラインを同時に見ますが、短期を5日、長期を20日という組み合わせや、短期を90日、長期を200日という組み合わせが一般的です。

 

◆移動平均線は、なぜ短期と長期を組み合わせるのですか?
それは、短期ばかりですと、相場の大きなトレンドを見失ってしまい、長期ばかりだと日々の短期的な売買のタイミングを見失う可能性があるためです。

 

短期と長期の移動平均線を組み合わせることによって、一方の不足しているところを補いながら、相場の流れをつかむことができるのです。

 

◆移動平均線は組合せで使用する
移動平均線は単独で使用するのではなく、短期と長期を組み合わせたり、移動平均線とローソク足を組み合わせて使用すると、その効果が最大に発揮されます。

 

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チャートとは?

チャートというのは、「ケイ線」とも呼ばれます。日々の値動きを記録したグラフのことをいい、相場の動向を探る判断材料として利用されます。

 

このチャートは、平均線やトレンドラインを書き加えたり、一定の法則に則って計算した指標と組み合わせることによって、売買のタイミングをはかったり、相場のトレンドを読み取るツールとなります。

 

なお、日足や週足、あるいは「ティック」と呼ばれる取引ごとに値段が表示されるチャートもあります。

 

◆移動平均線のゴールデンクロス・デッドクロス
代表的な移動平均線の見方として、短期の移動平均線と長期の移動平均線がクロスする時を相場の転換ポイントとするというものがあります。

 

具体的には、5日移動平均と20日移動平均で、短期線(5日移動平均)が長期線(20日移動平均)を下から上に抜いていく場合をゴールデンクロスといいます。

 

このゴールデンクロスは、強力な買いのシグナルとされています。反対に、短期線(5日移動平均)が長期線(20日移動平均)を上から下に抜けた場合をデッドクロスといいます。

 

このデッドクロスは、売りのシグナルとされています。

 

◆移動平均線の注意点は?
移動平均線がクロスすることは事前からある程度予想がついてしまうことと、「ダマシ」の多いことには注意が必要です。

 

特に短期売買をする際には向いていないケースもあり、必ずしも理論どおりにいかないこともあるということは頭の中に入れておきたいところです。

 

よって、ゴールデンクロスやデッドクロスは、他のテクニカル分析手法と併用して、ひとつの判断材料とするようにしたいところです。

買いシグナルにはどのようなものがありますか?

基本的には、短期の移動平均線が中・長期の移動平均線を下から突き抜けたときがゴールデンクロスであり、強力な買いのシグナルとされています。

 

具体的な買いシグナルとしては、次のようなケースがあります。

 

■移動平均線が下降から上昇に転じる時、レートが突き抜けるケース。
■移動平均線が上昇中に、レートがいったん下回るがすぐに突き抜けるケース。
■移動平均線が上昇中に、レートが下回らないまま上昇するケース。
■レートが移動平均線と大きく下に乖離しているケース。

 

◆売りシグナルにはどのようなものがありますか?
基本的には、短期の移動平均線が中・長期の移動平均線を上から突き抜けたときがデッドクロスであり、強力な売りのシグナルとされています。

 

具体的な売りシグナルとしては、次のようなケースがあります。

 

■移動平均線が上昇から下降に転じる時、レートが下抜けるケース。
■移動平均線が下降中に、レートがいった上回るがすぐに下抜けるケース。
■移動平均線が下降中に、レートが上回らないまま下降するケース。
■レートが移動平均線と大きく上に乖離しているケース。

 

◆値動きによる売買シグナルにはどのようなものがありますか?
移動平均線が下降を続けた後に、横ばいまたは上向きかけている状態で、現在の相場が移動平均線を上に抜いてきた場合には、買いのシグナルとされます。

 

反対に、移動平均線が長い期間上昇を続けた後に、横ばいまたは下向きかけている状態で、相場が移動平均線を下に抜いてきた場合には、売りのシグナルとされます。

 

また、上昇している移動平均線に向かって、相場が下降したものの、移動平均線を割ることなく上昇に転じた場合は買いのシグナルとされます。

 

反対に、下降している移動平均線に向かって相場が上昇したものの、上に抜けることなく下落した場合には売りのシグナルとされます。

 

このように、移動平均線と値動きとの相関関係から買いシグナル・売りシグナルを予測する方法もあります。

 

◆ゴールデンクロスとは?
ゴールデンクロスというのは、短期の移動平均線が長期の移動平均線を下から上に突き抜けるポイントのことをいいます。

 

一般的にゴールデンクロスは、上昇トレンドへの転換を示すといわれ、買いサインとみなされます。

 

ただし、ゴールデンクロスが形成されるまでは上昇していたのに、形成直後に下落するケースもありますので、あまり過信しない方が無難です。

 

◆デッドクロスとは?
デッドクロスというのは、短期の移動平均線が長期の移動平均線を上から下に突き抜けた状態のことをいいます。

 

一般にデッドクロスの形成は、下降トレンドへの転換を示すといわれ、売りサインとみなされます。

 

ただし、デッドクロスが形成されるまでは下降しながら、形成直後に上昇に転じるケースもありますので、トレンドの判断には慎重さが要求されます。

移動平均線とはどのようなテクニカルですか?

移動平均線というのは、ある一定期間の終値の平均値を折れ線グラフで描いたチャートで、相場のトレンドを示します。また、終値の平均を算出する期間によって、次のように呼ばれます。

 

■短期線 ⇒ 7日、15日など
■中期線 ⇒ 50日、90日など
■長期線 ⇒ 200日など

 

◆移動平均線によるトレンド判断は?
例えば、移動平均線が上昇しているときは上昇基調、下降しているときは下落基調にある、というように相場のトレンドを判断するのに利用されます。

 

また各平均線の位置関係も、トレンドの転換や売買のタイミングをはかる判断材料として利用されます。

 

◆移動平均線のゴールデンクロス・デッドクロス
移動平均線のゴールデンクロス・デッドクロスというのは、次のようなものです。

 

■ゴールデンクロス
・短期の平均線が長期の平均線を下から上に突き抜けるポイントです。
・一般に上昇トレンドへの転換を示すといわれ、買いサインとみなされます。

 

■デッドクロス
・短期の平均線が長期の平均線を上から下に突き抜けるポイントです。
・一般に下落トレンドへの転換を示すといわれ、売りサインとみなされます。

 

◆チャートとは?
チャートというのは、過去から直近までの為替レートの動きをグラフに表したもので、これには、1年、1か月、1日、1分など期間に応じたものがあります。

 

このチャートを読み取ることで、相場の流れを把握することができますので、テクニカル分析を行う上では必要不可欠のものといえます。

 

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ローソク足チャートについて

最もポピュラーなチャートの1つが「ローソク足」です。ローソク足チャートは、為替レートの値動きが一目でわかるようにローソクに似た形で表したものです。

 

なお、ローソク足の形状や、複数のローソク足の組み合わせパターンを覚えていくと、今後の為替レートがどのように動くのかが次第に予想できるようになってくるはずです。

 

◆ローソク足の種類は?
1日の値動きの場合には「日足(ひあし)」といいますが、この日足の形状を見ることによって、その日の始値、高値、安値、終値の4つの値段(4本値といいます)を知ることができます。

 

また、日足のほかにも、1か月単位で表す「月足(つきあし)」や1週間単位で表す「週足(しゅうあし)」、5分や1分など分単位で表す「分足(ふんあし)」など、さまざまな種類があります。

 

◆ローソク足の使い分けは?
各ローソク足は、長期間の値動きを知りたいときと、短期間の値動きを知りたいときとで使い分けます。おおよその使い分けは、次のようなものです。

 

■月足・週足 ⇒ 中長期の大きなトレンドをつかむときに使います。
■日足・分足 ⇒ デイトレードや短期売買、中長期投資であっても、その日の売買タイミングを判断するために使います。

 

◆ローソク足のヒゲとは?
始値と終値でできたローソクの実体部分から上下にのびた線のことを「ヒゲ」といいます。また、高値までのヒゲを「上ヒゲ」、安値までのヒゲを「下ヒゲ」といいます。

 

◆ローソク足の4本値とは?
ローソク足というのは、ある期間の値動きを4つの情報をもとにビジュアル化したものです。

 

そして、期間中、最初についた値段が「始値」、期間中の最も高い値段が「高値」、安い値段が「安値」、最後についた値段が「終値」になります。

 

この4本値の位置関係を表したローソク足から、その期間中の為替レートの値動きがどのようなものだったかを判断することができます。

 

ちなみに、チャート分析というのは、さらに何本かのローソク足を組み合わせて見ることによって、為替レートの方向性や勢いを考えることになります。

 

◆ローソク足の陽線・陰線
ローソク足には、次の2種類があります。

 

■陽線(ようせん)
・陽線というのは、始値よりも終値が高かったときのローソク足のことをいいます。
・例えば、日足であれば、1日の値動きが結果として右肩上がりであった状態といえます。

 

■陰線(いんせん)
・陰線というのは、始値よりも終値が安かったときのローソク足のことをいいます。
・例えば、日足であれば、1日の値動きが右肩下がりであった状態といえます。

トレンドの種類

トレンドというのは、チャートに示された為替相場の傾向や方向性のことで、大別すると次の3つがあります。

 

■上昇トレンド ⇒ 下降よりも上昇の力が強い相場のことです。
■下降トレンド ⇒ 上昇よりも下降の力が強い相場のことです。
■横ばい(ボックス)トレンド ⇒ 上昇、下降どちらの力も同じくらいで、細かい上下動を繰り返す相場のことです。

 

◆トレンドラインとは?
投資をする上で、決してしてはいけないのが、トレンドに逆らった売買をすることです。そこで、トレンドを判断するために、トレンドラインを引くことをお勧めします。

 

トレンドラインというのは、チャートの方向性を見るための補助線のことで、このラインの向きから現在のトレンドを読み取ることができます。

 

◆トレンドラインの引き方は?
トレンドラインは、次のように引きます。

 

■サポートライン(下値指示線)
・上昇トレンドにおいては、並んだローソク足の下側にある安値が2つ以上接するように線を引きます。

 

■レジスタンスライン(上値抵抗線)
・下降トレンドにおいては、ローソク足の上側にある高値が2つ以上接するように線を引きます。

トレンドラインを引くポイントは?

トレンドラインを引く際には、次のようなことに注意する必要があります。

 

■ヒゲは無視する ⇒ 為替は24時間動いているので、ヒゲの信頼性は高くないからです。

 

■正確すぎない ⇒ トレンドラインには、特にこれが正解といった引き方はありませんので、自分がわかりやすいように引けばよいのです。よって、あまり正確に引こうと思わなくて大丈夫です。

 

なお、より有効なトレンドラインを引くためには、3つから4つの安値あるいは高値を結べるようなラインが引ければ、確度がさらに増します。

 

ちなみに、多くの安値あるいは高値を結べるということは、過去において何度もそのトレンドラインが示す価格以上には下がらない、またはそれ以上まで上がらないということなので、サポートライン、あるいはレジスタンスラインとして十分に機能していることになるのです。

 

◆これらの売買サインは?
上昇トレンドでは、サポートライン(下値指示線)まで為替レートが下がったときが「買い」サインとなります。

 

逆に、下降トレンドでは、レジスタンスライン(上値抵抗線)まで為替レートが上昇したときが「売り」サインとなります。

 

ただし、為替レートがトレンドラインを突き抜けてしまった場合は、新たなトレンドに転換した可能性が高くなります。

 

つまり、為替レートがサポートラインを下に抜けたら、上昇トレンドから下降トレンド入りしたと判断し、また、レジスタンスラインを上に抜けたら下降トレンドから上昇トレンド入りしたと判断します。

 

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