新値足とポイント・アンド・フィギュア〜/ボラティリティと流動性〜/FXと株式投資の違い...

新値足の作成方法は?

新値足では、価格が上昇して高値を更新した時点で陽転を記入します。

 

その後下落して、直前の陽線3本分を下回った場合には、相場が反転したとみなして、今度は陰線を追加します。反対に、価格が下落して安値を更新すれば陰線を記入します。

 

また、その後下落して、直前の陰線3本分を上回った場合には、相場が反転したとみなして、今度は陽線を追加します。

 

これは「三本新値」といわれ、短期的なトレンドをみるために用いられます。

 

ちなみに、中期的なトレンドをみるためには「五本新値」が、長期的なトレンドをみるためには「十本新値」が用いられます。

新値足とは?

新値足(しんねあし)というのは、直近の新値が更新された場合にのみ、新たに線を記録するチャートのことをいいます。

 

この新値足は、非時系列チャートで、トレンドの転換点を判断するために利用されます。

 

◆新値足はどのように判断するのですか?
新値足は、次のポイントで売買タイミングを判断することができます。

 

■陰線から陽線に変われば(陽転)「買い」
■陽線から陰線に変われば(院展)「売り」
■陽転後、2本目の陽線が出現したら「買い」
■陰転後、2本目の陰線が出現したら「売り」

 

なお、新値足は、価格がある程度反対方向に動かないと陽転(陰転)しないので、売買のタイミングの判断は遅れる傾向にあります。

ポイント・アンド・フィギュアとはどのようなチャートですか?

ポイント・アンド・フィギュアというのは、時間の概念を排除し、その値動きのみに着目した非時系列チャートの1つで、米国でよく利用されています。

 

このポイント・アンド・フィギュアによると、売買タイミングの判断、トレンド分析、目標価格の算出などが可能になります。

 

◆ポイント・アンド・フィギュアの作成方法は?
ポイント・アンド・フィギュアでは、まず特定の値幅を決めます。

 

例えば、値幅を1ポイントと決めた場合には、値段が1ポイント上昇、あるいは下落したら「×(○)」マークを1つ記入します。このマークは、動いたポイントの数だけ記入します。

 

また、それまで動いていた方向と反対に3ポイント以上動いた場合は、次の列に、それまでとは反対のマークを記入します。

 

このようなルールに基づいてマークを記入した上で、売買ポイントを判断します。

 

具体的には、2列前の×を上回った場合は「買い」、○を下回った場合は「売り」のサインとみなされます。

 

さらに、トレンドラインを引いて、そのトレンドラインを○が上から下に突き抜けた場合は「売り」、逆に×が下から上に突き抜けた場合は「買い」のサインとみなされます。

 

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バーチャートとは?

バーチャートというのは、「棒足」ともいい、欧米で広く使用されているチャートです。バーチャートは、一目でその日の高値、安値、終値がわかるのが特徴です。

 

なお、始値も表示して、四本値をすべて表示するバーチャートもあります。

 

◆バーチャートの作成方法は?
バーチャートの描画手順としては、まず高値と安値を縦棒で結んだ棒足を描きます。そして、その左側に始値を、右側に終値を横棒で書き加えます。

ダブルトップとは?

ダブルトップというのは、チャート上で形成される値動きのパターンの1つであり、チャート上では、2つの山ができたようにみえることからこのように呼ばれています。

 

このダブルトップは、一度高値をつけた後、いったんは下落しますが、再度同じ水準で高値をつけたときにできます。

 

なお、ダブルトップを形成した後、前回の安値を下回ることなく再上昇すれば、三尊天井を形成する可能性が高いですが、安値を下回ってしまうと売りサインとみなされます。

 

ちなみに、反対に、安値を2回つけた場合は、「ダブルボトム」と呼ばれます。

 

◆ボラティリティとは?
ボラティリティというのは、特定の通貨ペアや銘柄における価格の変動率のことをいいます。

 

また、ボラティリティが大きければ、それだけ価格変動が大きく、乱高下していることになりますが、このボラティリティには、大別すると次の2種類があります。

 

■インプライド・ボラティリティ
・インプライド・ボラティリティは、「予想変動率」とも呼ばれていますが、市場関係者が予想する為替レートを元に算出された予測としての変動率のことです。
・「インプライド(implied)」とは、「暗示する」とか、「暗に意味する」などの意味です。

 

■ヒストリカル・ボラティリティ
・過去のデータを平均化して算出された変動率のことです。

 

◆ショート・カバーとは?
ショート・カバーというのは、ショート・ポジションを持った(売り持ちの)人が、買い戻すことをいいます。

下げ相場でも利益を得る方法とは?

FXというのは、為替市場で利益を得る取引ですが、下げ相場でも利益を得るチャンスがあることから、株式投資や投資信託、外貨預金などが低迷している中でも注目を集めています。

 

株式投資というのは、基本的には株価が上昇しそうな銘柄を見つけますから、経済が全般的に低迷しているときにはリスクが高いといえ、実際、出来高(参加者の総量)は少なくなります。

 

これに対して、FXの場合は、例えば「円」と「ドル」を交換してその差益を稼ぐわけですから、逆の考え方もできるのです。

 

つまり、ドル/円が上昇する際には、「安いところで買って、高くなったら売る」というように株式投資と同様の感覚で行いますが、反対に、ドルが下落すると考えれば、「高いところで売って、安くなったら買い戻す」ことで利益を得ることが可能なのです。

 

わかりやすく言うと、FXでは、経済の良し悪しに振り回されることなしに、タイミングよく「買って売る」または「売って買い戻す」ことを繰り返すことによって、利益を得るチャンスがあるということです。

 

◆流動性とは?
流動性というのは、市場における取引量のことをいいます。この取引量が多いと交換相手を探す手間が省けるとともに、自由度の高い取引が可能になります。

 

◆流動性が高いとは?
取引というのは、買い手と売り手がいてはじめて成立するものですが、流動性とは、わかりやすく言うと「交換相手を探す手間」のことをいいます。

 

また、流動性が高いといった場合には、交換相手が容易に探せることをいい、流動性が低いといった場合には、交換相手を探すのが困難なことをこのように表現します。

 

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レバレッジとはどのようなものですか?

FXの魅力は、何といっても「少ない資金で大きな利益を得ることができる」ことですが、これを可能にするシステムが「レバレッジ(てこの原理)」です。

 

このレバレッジというのは、証拠金※と実際の取引額の比率のことを差します。具体的には、例えば、10万円を保証金としてFX業者に預け、2倍、3倍のレバレッジをかけるとすると、実際の取引では、20万円(10万円×2)、30万円(30万円×3)の取引ができるようになります。

 

これは、レバレッジにより投資金額が増えるということですので、利益もその分増加するということです。

 

しかしながら、その分リスクも倍増しますので、レバレッジをかける際には、損失リスクを十分に考慮してからかけるようにしたいところです。

 

※FX業者に預ける金額のことです。

 

◆レバレッジはかけなければいけない?
レバレッジは1倍、つまりかけなくてもよいものですし、いつも常に同じレバレッジをかける必要もありません。

 

自信がないときには低いレバレッジをかけておき、反対に確信のあるときには高いレバレッジをかけるなど、レバレッジを柔軟に使い分けることがFXで儲けるコツともいえます。

勝率をアップさせるには?

株式投資であれ、FXであれ、何となく投資していて、恒常的に利益を得ることは不可能です。勝率アップの前提としては、投資に使える時間の効率を上げることです。

 

具体的には、得意な通貨ペアを持つとともに、「米ドルの情報はどこで得られるのか?」とか「ユーロの情報はどこで得られるのか?」といった「情報の抽出先」を明確にして調べることをルーティン化します。

 

◆流動性リスクとは?
株の場合、小さな会社の株は売買数が限られていますので、買いたい時に売ってくれない、売りたい時に買ってくれないという状況が発生しますが、これが「流動性リスク」というものです。

 

これに対して、通貨というのは世界中で取引されていますから、そのようなことはまず起こりません。

 

◆倒産リスクについて
株の場合、会社が倒産したり、上場廃止になれば、その途端に株は紙くず同然、投資資金はゼロになってしまいます。株式投資のリスクとしては、このような「倒産リスク」があります。

 

現在のような不況下においては、このリスクはより高まっているといえます。

 

これに対して、株式と比較すると、為替は基本的には狭いレンジで変動しますから、例えば、ドルが一夜にして100円から0円になるというようなことは起こりません。

 

そのような意味においては、FXは比較的安全な取引ということができます。

FXと株式投資の違いは?

FXと株式投資では、取引銘柄の数において大きく異なります。

 

株式の場合は、東京証券取引所(第1部)に上場している銘柄だけでもおよそ1700種類もありますから、毎日、その中から動きそうな銘柄をチェックするだけでも大変です。

 

これに対して、FXの場合は、通貨ペアを決め、その2つの通貨の価格変動に注目していればいいので、銘柄選択の悩みは少ないといえます。

 

◆FXにおける銘柄選びとは?
FXの場合、主要通貨である「米ドル」「ユーロ」「円」の3つの通貨の中での組み合わせで取引している人が圧倒的に多いようです。

 

とはいえ、一見簡単そうに見えるかもしれませんが、通貨の上昇・下落要因というのは無数に存在しますので、利益を上げるためには、この動きをいち早く察知して売買する必要があります。

 

なので、何となく投資しているだけでは、恒常的に利益を得ることは難しいといえるでしょう。

 

◆外国為替市場は通貨の交換場所
外国為替市場というのは、わかりやすく言うと「通貨を交換する場所」のことをいいます。

 

ただし、「場所」といっても、株式における東京証券取引所や大阪証券取引所のように、物理的な取引所が存在するわけではありません。

 

というのは、FXは株式とは異なり、通貨を買いたい人と売りたい人の間で合意に達すれば成立する「相対取引」が基本なので、市場参加者がインターネットや電話を使って取引をしたすべての場所が「外国為替市場」ということになるからです。

 

◆インターバンク市場とは?
インターバンク市場というのは、信用度の高い銀行などの金融機関が、相互に資金の運用と取引を行う24時間体制の市場のことをいいます。

 

このインターバンク市場では、為替レートの基準(ベンチマーク)が決められており、電話回線や専用ネットワークを通じて相対形式で取引が行われています。

円高と円安とはどういう意味ですか?

新聞やテレビのニュースで毎日のように「円高・ドル安」とか「円安・ドル高」などと報じられていますが、これはどのような意味なのでしょうか?

 

例えば、1ドル=110円から120円になったときは「円安」です。

 

これは、以前でしたら110円支払えば1ドルを買うことができたけれど、120円支払わないと1ドルは買えなくなってしまったということですから、すなわち、円の価値が10円分下がってしまったということを意味してます。

 

つまり、円の価値が下がった(安くなった) ⇒ 「円安」ということです。

 

反対に、1ドル110円だったものが100円になったとすれば、10円分、円の価値が高まった、すなわち「円高」ということになります。

 

ちなみに、ニュースなどで報じられる「円高・円安」は、一般的に「前日の同時間比」です。

 

◆1ドル=100円は円高?円安?
1ドル=100円というだけでは、円安とも円高ともいえません。これは、通貨の価値が「過去と比較してどのようになったか」で決まるからです。

 

つまり、1時間前、1日前に比べてどうかという考え方になります。

 

◆どのようにして為替レートは決まるのですか?
為替レートというのは、普通の商品と同様、需要と供給の仕組みによって決まります。

 

例えば、オークションで商品を買う場合だったら、「この商品が欲しい→どうしても欲しい→自分以外にも欲しい人がたくさんいる→少しくらい価格が高くても買おう…」というように価格が決まると思いますが、為替レートも同じです。

 

欲しい人が多ければその通貨は上昇し、反対に欲しい人が少なければ下落していくという非常にシンプルな仕組みになっています。

 

とはいえ、通貨の場合は、通常の商品よりも価格が上下する理由が複雑であり、その見分けには多少の学習が必要になります。

 

◆米国のサププライムローン問題と米ドル下落
2007年夏頃から米国でサププライムローン問題が表面化し、続いて2008年には米証券大手のリーマン・ブラザーズが破綻しました。

 

その後、米国経済に対する不安感が増大→ドルを持ちたくない、という人が増えたことから、円やユーロと交換したい人が増加し、ドル安が進んだのです。

 

◆景気と通貨の関係は?
景気というのは、「気」というだけあり、一般の人々の経済に対する気分のようなものです。

 

つまり、景気とは、「今は何となく経済が悪い感じがする」とか「経済の調子がいいな」などといった心理的な状態を差す言葉ということです。

 

調子の良いときというのは、様々な物事が上手くいきます。そして、経済の調子の良い国というのは魅力的に映るものです。

 

通貨というのは、その国の「強さ」を表すバロメーターのようなものですから、国の調子が良ければその国の通貨は買われやすくなり、通貨高になります。

 

反対に、国の調子が悪ければその国の通貨は売られやすくなり、通貨安になります。

 

ちなみに、現代はグローバル経済であり、他国との取引なくしては経済成長を持続できる国などないわけですから、1つの国の景気の良し悪しが、海を渡って他国に影響を及ぼすということを、頭に入れておきたいところです。

 

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