トレンドラインを利用した分析方法とは?/時系列チャートと非時系列チャート...

トレンドラインとはどのようなものですか?

トレンドラインというのは、テクニカル分析の中で最も簡単な手法です。

 

トレンドとは、相場が上昇局面にあるのか、あるいは下降局面にあるのかという、為替相場が向いている方向のことをいいます。

 

FXトレードを行う際には、まずこのトレンドを見極めることが重要です。

 

◆上昇トレンドラインの引き方は?
具体的なトレンドラインの引き方については、例えば、上昇トレンドの場合には、ローソク足などのチャート上に、安値と安値を探して、1本の直線を引いてみます。

 

この直線がトレンドラインであり、右肩上がりであれば上昇トレンドを意味し、サポートライン(下値支持線)といいます。

 

このトレンドラインは、線を1本引いただけですが、相場の方向がわかるだけでなく、絶好の買いのタイミングをつかむことができるので非常に便利です。

サポートライン(下値支持線)の使い方は?

サポートラインは、重要な買いのポイントとして使えるケースが多いです。

 

例えば、為替レートがライン付近まで下落しても、このサポートラインの付近が下値の目安になるので、ロング(買い)ポジションを持つ仕掛けどころとなります。

 

◆上昇トレンドの上値の目安
さらに、前述したサポートラインに対して、ほぼ平行に、できればそのライン上に一点でも高値が通る直線を引いてみます。すると、このラインが上昇トレンドでの上値の目安になります。

 

また、この2本の線に囲まれた地帯を、現在の相場の値幅レンジであると仮定することができます。

 

上昇トレンドの場合は、このゾーンでの取引を繰り返しながら、相場が上昇していくケースが多いです。

 

◆下降トレンドラインの引き方は?
チャート上の高値と高値を結んでみて、それが右に下がるラインとなる場合には、下降トレンドを描くレジスタンスライン(上値抵抗線)となります。

 

また、このレジスタンスラインが下降トレンドの中での上値の目処になることから、売りのポイントとなります。

 

さらに、このレジスタンスラインに対して、ほぼ平行に安値を通るラインで下降トレンドのレンジを形成します。

 

◆トレンドラインを引く時間軸は?
トレンドラインというのは、どの時間軸で見るのかによっても、そのありようが変わってきます。

 

一般的には、トレンドラインは、日足に用いますが、デイトレードのような短期の売買のためには、15分足などが適していると思われます。

 

ちなみに、ラインを引く際には、最安値、最高値となる2点にこだわる必要はありません。これは、何点かが同一ライン上にくる線があるのであれば、そちらの方がより重要度を増すからです。

 

◆サポートラインとレジスタンスラインの内側の動きの特徴は?
トレンドとなるサポートラインやレジスタンスラインの内側では、このラインを超えないようにしようとする内向きの力が働きます。

 

なので、サポートライン(安値)に近づくほど買いの圧力が強くなり、反対にレジスタンスライン(高値)に近づくほど売りの圧力が強くなっていきます。

 

そのため、結果的にこのレンジ内で相場が動くことが多くなるのです。なお、この状態が長く続けば続くほど、それだけ強いトレンドといえます。

 

◆トレンドラインを利用した分析方法とは?
テクニカル分析の基本は、トレンドの方向をつかみ、またそのトレンドの方向が変わるときを見つけて売買のタイミングを計ることです。

 

トレンドラインを利用したものには、保合い状態から離れるポイントや、また天井や大底のブレイクポイントを分析する方法などがあります。

 

なお、天井とは、高値から下落に転じるポイントのことであり、反対に、底とは、最安値から上昇に転じるポイントのことをいいます。

 

チャートには、様々なパターンがありますので、色々と見比べて研究することが大切です。

 

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レンジブレイクとは?

しかしながら、どんなトレンドでも、必ずそのトレンドラインを突き抜けていく、すなわち、あるレンジをブレイクする局面が訪れます。

 

ちなみに、そのブレイクするまでの間は、トレンドラインのなかのレンジに収まろうとして、内向きの力が働き、そのトレンドライン付近で、多くの売買が繰り返されてきたと考えられます。

 

そして、サポートラインの付近で安値圏だと思って買った投資家にとっては、下に抜けたことで、今度その付近まで戻ってくると、そこは少ない損で逃げるための売り場へと変わります。

 

いったんこうした売りが大量に発生した場合には、一度ブレイクして下に抜けてしまうと、サポートラインは上値のレジスタンスラインへと変わってしまいます。

 

同じように、レジスタンスラインでは、それと反対のことが起こります。

 

つまり、一度ブレイクしてしまうと、これまでとは反対の力が働き、サポートラインがレジスタンスラインに、レジスタンスラインがサポートラインへと変わります。

 

よって、トレンドライン付近では逆張りで臨み、逆にブレイク直後では、順張りで付いていく方がよいということになります。

 

◆上値抵抗線とは?
上値抵抗線というのは、レジスタンスラインともいい、チャート上において、ローソク足の上値を抑えるラインのことをいいいます。

 

上値抵抗線となるのは、チャート上の高値と高値を結んだラインです。ある程度値段が上昇しても、この上値抵抗線の水準では上抜けしにくいことが多いです。

 

ただし、大きく上抜けた場合は、上昇基調への転換の可能性が高いとされています。

 

◆下値支持線とは?
下値支持線というのは、相場がある程度下がっても、それ以上は下落しないと思われる水準のことをいいます。

 

チャート上では、ローソク足(値段)の下値を支えるラインで示すことができることから、サポートラインとも呼ばれます。

 

また、下値支持線となるのは、チャート上の安値と安値を結んだラインです。

 

なお、ローソク足(値段)がこの水準まで下落しても、底堅く推移することが多いです。仮に大きく割り込んだ場合には、下落基調に転換する可能性が高まります。

 

ちなみに、移動平均線や一目均衡表の基準線、転換線などが下値支持線の役割を果たすこともあります。

時系列チャートとはどのようなチャートをいうのですか?

時系列チャートというのは、時間の経過を横軸にとったチャートのことをいいます。

 

トレンド系の時系列チャートとしては、ローソク足チャートや一目均衡表があり、これらのチャートを描く場合は価格を横軸にとります。

 

また、オシレーター系では、RSIやストキャスティクスがあり、これらのチャートを描く場合には、縦軸に価格の変動幅(変動幅)をとります。

 

◆非時系列チャートとはどのようなものですか?
非時系列チャートというのは、時系列チャートとは反対で、時間軸を持たないチャートのことをいいます。この非時系列チャートには、次のようなものが含まれます。

 

■ポイント・アンド・フィギュア
■新値足
■逆ウォッチ曲線...など

MACDの売買タイミングは?

MACDというのは、順張り系の指標ですが、MACDと呼ばれるラインと、シグナルと呼ばれる2本のラインから、今が買いなのか売りなのかというタイミングを判断します。

 

具体的には、MACDのラインが0より上にある状態で、シグナルラインを上から下に抜けた場合は「売り」、0より下にある状態で、シグナルラインを下から上に抜けた場合は「買い」と判断されます。

 

また、MACDでは、何日と何日の移動平均線の乖離線をとるか、そのラインの何日の移動平均線をシグナルラインとするかによって※、その位置や曲がり方も変わってきますが、はじめは一般的な12日、26日、9日という組合せで十分だと思われます。

 

※このような設定のことを「パラメーター」といいますが、これは、多くのFX会社のチャート画面では、自分で自由に変えられるようになっています。

 

◆スローストキャスティクスの売買タイミングは?
スローストキャスティクスというのは、逆張り系の指標で、現在の価格が過去何日かの相場の動きから見て低すぎないか、あるいは高すぎないかを判断するものです。

 

100%に近いほど、今のレートが高値圏(買われすぎ)にあることを示唆し、0%に近いほど、今のレートが安値圏(売られすぎ)にあることを示唆しています。

 

一般的には、85%以上が「買われすぎ」、15%以下が「売られすぎ」と判断します。

 

◆MACDとスローストキャスティクスを組み合わせた売買サインは?
MACDとスローストキャスティクスの組み合わせでは、この両方で買いシグナル(売りシグナル)が出た場合には、ダマシにあう確率が非常に少ないとされています。

 

なので、MACDとスローストキャスティクスを組み合わせて使用する場合には、スローストキャスティクスで安値圏にあることを判断し、MACDが買いサインを出したら買い出動します。

 

また、スローストキャスティクスで高値圏にあることを判断し、MACDが売りサインを出したら売り出動します。

 

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相場エネルギーとはどのようなものですか?

相場エネルギーというのは、相場に参加している人々の「買いたい」あるいは「売りたい」というエネルギーのことをいいます。

 

つまり、上昇トレンドの場合には、買いのエネルギーが優勢の状態であり、下降トレンドの場合には、売りのエネルギーが優勢の状態になります。

 

他方、もみ合い時というのは、買いと売りのエネルギーが拮抗しながら貯まっていて、何かのきっかけで一気に上昇、下降のどちらかへ向かおうとしている状態になります。

 

通常こういった場合の「きっかけ」後の上昇(下降)エネルギーは、相当強いものとなります。

ボリンジャーバンドは順張りか逆張りか?

ボリンジャーバンドは、非常に有効なテクニカル指標ですが、やはり単独で使用するとダマシが多くなりがちです。

 

具体的には、ボリンジャーバンドは逆張り系の指標なので、トレンドが発生した時にダマシが多くなります。

 

どんどん上昇していく相場では、+2σに張付いたまま、売りサインを出し続けた状態で上昇して行きますし、反対に、どんどん下降していく相場では、−2σに張付いたまま、買いサインを出し続けた状態で下降していきます。

 

よって、トレンドが発生している時には、ボリンジャーバンドを順張り系の指標として使うのがよいと思われます。つまり、+2σで買い、−2σで売りと判断するということです。

 

◆ボリンジャーバンドとMACDを組み合わせる
ただし、ボリンジャーバンドだけでは、トレンドが発生しているのかどうかはわかりませんから、これだけでは、教科書どおりに逆張り指標として使用するべきか、それとも順張り指標として使用するべきかの判断が困難となります。

 

ここで、MACDを補助として併用するのです。具体的には、ボリンジャーバンドの+2σ、−2σにタッチした時に、MACDを見て、トレンドが継続しているのかどうかを見ればよいのです。

 

このように、ボリンジャーバンドで買いか、あるいは売りか自信が持てない時には、MACDを組み合わせてトレンドを見るとわかりやすいです。

強弱レシオとは?

強弱レシオというのは、篠原正治氏が考案したことから「篠原レシオ」とも呼ばれていますが、一日の値幅から「エネルギー」と「人気」を読み取り、相場水準を判断するオシレーター系のチャートのことをいいます。

 

◆強弱レシオの具体的な求め方は?
強弱レシオのエネルギーと人気には、それぞれ「強」と「弱」があるのですが、これは次のように算出します。

 

■強エネルギー=当時の高値−当日の始値
■弱エネルギー=当日の始値−当日の安値
■強人気=当日の高値−前日の終値
■弱人気=前日の終値−当日の安値

 

次に、これらを使って、以下のようなAレシオとBレシオという2通りの計算を行います。

 

■Aレシオ=26日間の強エネルギー÷26日間の弱エネルギー×100
・Aレシオというのは、相場のエネルギーの度合いを示します。
・Aレシオの値が大きければ蓄積された相場エネルギーが高く、小さければ相場エネルギーが低いとされます。
・Aレシオは、相場に対して先行性があり、強弱レシオが動いた後に相場がつれて動く傾向にあります。

 

■Bレシオ=26日間の強人気÷26日間の弱人気×100
・Bレシオというのは、人気の度合いを示します。
・Bレシオの値が大きければ、その銘柄に対する人気が高く、反対にその値が小さければ、人気が離散していると判断されます。

 

◆ブレイクとは?
ブレイクというのは、突破すること、あるいは壁となっていたポイントを突き抜けていくことをいいます。

グランビルの法則とはどのような法則ですか?

グランビルの法則というのは、ウォール街の通信社で記者をしていたグランビル氏が開発した、移動平均線と実線(ローソク足)を利用して売買タイミングをはかる法則です。

 

買いシグナルと売りシグナルは、それぞれ次のようになっています。

 

<買いシグナル>
■買い1 ⇒ 下降していた移動平均線が、上昇しそうな兆候がみられるようになったときに、ローソク足(実線)が移動平均線を上抜く。
■買い2 ⇒ 移動平均線の上昇中に、ローソク足(実線)が一度は移動平均線を下回ったが、すぐに下回る。
■買い3 ⇒ 買い2の変形パターンで、ローソク足(実線)が移動平均線に近づきながらも、下回らないまま、再び上昇する。
■買い4 ⇒ ローソク足(実線)が移動平均線から大きく下に離れている。

 

<売りシグナル>
■売り1 ⇒ 上昇から下落へと転じる兆しが出ている移動平均線をローソク足(実線)が大きく下抜いた。
■売り2 ⇒ 移動平均線の下降中に、ローソク足(実線)が、一度は移動平均線を上回ったが、すぐに下回る。
■売り3 ⇒ 売り2の変形パターンで、ローソク足(実線)が移動平均線に近づきながらも、上回らないまま、再び下降する。
■売り4 ⇒ ローソク足(実線)が移動平均線から大きく上に離れている。

 

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