MACDとRSI〜/ローソク足の形状とその構成...

MACDとは?

MACD(マックディー)というのは、移動平均による分析を発展させたものです。

 

具体的には、移動平均線は、過去の一定期間の平均値を単純に計算したものですが、MACDで用いられる平滑移動平均は、直近の値を重視するようにできています。

 

これは、最近の動きの方がより重要であるという考えからです。

 

◆指数平滑移動平均とは?
指数平滑移動平均というのは、MACDで用いられる移動平均のことで、「EMA」といいます。

 

ちなみに、通常の移動平均線は、正確には「単純移動平均」と呼び、「SMA(Simple Moving Average)」といいます。

RSIはどのようなテクニカル分析ですか?

RSI(相対力指数)というのは、前日よりも値上がりした日の上げ幅と、前日比で下落した日の値下がり幅の合計を比較して、相場の上昇しすぎ・下落しすぎを判断するものです。

 

ちなみに、RSIは、短期間の相場分析に有効とされている指数です。

 

◆RSI(相対力指数)の計算方法は?
RSIは、通常、14日間を基準として次のように計算します。

 

⇒ 上昇した日の上げ幅合計÷(上昇した日の上げ幅合計+下落した日の下げ幅合計)

 

そして、その結果が、80%以上であれば上昇しすぎであるから売り時、20%以下であれば下落しすぎであるから買い時であると判断します。

 

◆投げるとは?
投げるというのは、保有しているロング・ポジション(買い持ち)を損失覚悟で売ることをいいます。

チャートとはどのようなものですか?

チャートというのは、過去から直近までの為替相場の推移を、レートや時間を軸としてグラフで表したものをいいます。

 

このグラフ化したチャートを利用することによって、数字だけでなく、相場の流れを一目で確認することができます。

 

そして、これをもとにして、将来の値動きを予測して、売買のタイミングを決定していきます。

 

チャートはテクニカル分析を行う上では必須のものですから、しっかりとその見方を覚えておきたいところです。

 

◆ローソク足チャートが一般的
チャートには様々なタイプがあるのですが、その中でも「ローソク足チャート」は最も多く利用されています。

 

また、チャートは通貨ペアごとにあり、縦軸はレートの推移、横軸は期間の推移となっています。期間は分単位、時間単位、1日単位などで値動きを見ることができます。

 

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MACDはどのようなテクニカル分析ですか?

MACD(移動平均収束拡散)というのは、移動平均線を応用した分析手法です。

 

具体的には、短期間の移動平均線と、長期間の移動平均線の関係から、短期線が長期線を大きく上回れば上昇過熱、大きく下回れば下げの行き過ぎと判断し、それぞれ相場の転換を示唆するものです。

 

◆MACDの計算方法は?
MACDは次のように算出します。

 

⇒ 短期の移動平均値−長期の移動平均値

 

そして、マイナス値の大きいところからMACDが上昇に転じるところが「買い」、反対にプラス値の大きいところからMACDが下落に転じるところが「売り」とされます。

 

なお、MACD自体の計算は簡単なものですが、基準となる移動平均値には、単純平均ではなく、直近の価格を重視する「指数平滑移動平均」を用いる場合が多いです。

 

◆サポートラインとは?
サポートライン(支持線)というのは、テクニカル分析用語の1つで、チャートの形から、価格がそれ以上は下がりにくいと見て取れるラインのことをいいます。

2つの分析手法の対立

テクニカル分析というのは、過去の価格データやチャートから、将来の価格予想をするものです。

 

一方、ファンダメンタルズ分析というものは、経済分析から相場変動を予測する分析方法です。

 

テクニカル分析とファンダメンタルズ分析は、昔から対立するものとして論じられることが多いのですが、テクニカル派が「景気などの要因も、すべてが価格変動に織り込まれているのであるから、チャートの分析をすればよい」といえば、ファンダメンタルズ派は「株価や為替レートは経済の反映であるのだから、景気などの分析こそが相場を予測する最高の方法である」というのです。

 

どちらの言い分も理屈の上では正しいのかもしれませんが、現実に投資活動を行っていく上では、そう単純にはいかないというのも事実です。

 

◆2つの分析手法を上手く組み合わせる
テクニカル分析は、過去の為替レートのデータやチャートから将来の価格を予測する手法であり、これは短期的な売買のタイミングを読むのに有効です。

 

一方、ファンダメンタルズ分析は、政治、経済、社会情勢などのファンダメンタルズや、さまざまな情報を分析して将来の価格を予測する手法であり、これは中長期的な為替相場の方向性を読むのに有効です。

 

よって、これらの特徴を上手く使い合わせて使いこなすことによって、現実の投資に役立つツールとなります。

テクニカル分析を戦力にする

テクニカル分析には、さまざまな種類のものがあり、最近、インターネット取引を行っているFX業者の中には、為替の詳細な価格データやチャートとともに、色々なテクニカル分析ツールを提供しているようです。

 

こうしたツールは、相場を判断する際には材料となりますので、せっかくですから是非利用したいところです。そのためにも、基本的な見方についてはある程度理解しておく必要があります。

 

◆ファンダメンタルズ分析のデメリット
ファンダメンタルズ分析の結果、米ドルが上昇するという結果が出たとしても、それがすでに為替レートに織り込まれている場合には、そこからさらに上昇する余地は小さいといえます。

 

また、ファンダメンタルズ分析のもとになる様々な経済データ自体、発表されるまでにはタイムラグがあり、必ずしも最新の状況を伝えているとは限らないということも考慮する必要があります。

 

それ以外にも、市場には様々なかく乱要因がありますので、経済分析だけで相場が予測できるとはいえないのではないでしょうか。

 

◆テクニカル分析のデメリット
一方、テクニカル分析こそが万能であるという考え方も、少し行き過ぎていると思われます。

 

というのは、チャートのみを見ているだけでは、今の流れがどのようにしてできているのかということが理解できないからです。

 

つまり、「金利が上昇しそうだ」とか「景気が拡大している」などといった状況がわからなければ、チャートが示している相場転換のシグナルを見逃してしまうことにもなりかねないからです。

 

特に、GDPやFOMC政策金利などの重要経済指標の発表というのは、市場にとって大きなイベントですから、それをめぐり価格は乱高下しやすくなります。

 

しかしながら、テクニカル分析だけで、このような市場のムードを感じることは難しいといえるでしょう。

 

◆2つの手法をミックスして役立つツールに
ファンダメンタルズ分析かテクニカル分析かという問題は対立するものではなく、2つの手法を上手く使い合わせることによって、現実の投資に役立つツールにすることができると考えるべきです。

 

つまり、ファンダメンタルズ分析であれテクニカル分析であれ、どちらかに軸足を置いたとしても、もう一方の手法にも目配りを忘れないことが大切だということです。

 

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期間を「足」と呼ぶ理由は?

チャートはローソク足チャートが多いことから、期間は「足」という言葉が使用されており、具体的には、分単位は「分足」、時間単位は「時間足」、1日単位は「日足」などと呼ばれています。

 

なお、チャートには「ローソク足チャート」以外にも、次のようなチャートがあります。

 

■バーチャート ⇒ 高値と安値を縦線で結んだものに、始値や終値を横線で追加したチャートです。
■ラインチャート ⇒ 終値の推移だけを折れ線グラフで表したチャートです。
■ティックチャート ⇒ 瞬間の値段を時系列で表したチャートです。

 

◆チャートの期間選択
FX業者のチャートにもよりますが、一般的には、期間の単位は、1・5・10・15・30分足、1・4時間足、日足、週足、月足の中から選択できます。

 

また、Bid(売値)とAsk(買値)の表示切替もワンクリックでできるところもあります。

 

なお、チャートを見るには、チャートのタイプ、期間、通貨ペア、BidまたはAskを選択して利用しますが、チャート画面については、色の変更など自分が見たいようにカスタマイズできるFX業者も多いようです。

 

◆ローソク足は期間単位ごとにある
ローソク足というのは、為替相場の推移が一目でわかるように、ローソクの形状をした図形のことをいい、ローソク足チャートとは、この1本1本を時系列に沿って並べてグラフに表したものをいいます。

 

また、ローソク足は期間単位ごとにあり、1日の値動きを表す「日足」のほか、分単位で表す「分足」、週単位で表す「週足」、月単位で表す「月足」、年単位で表す「年足」があります。

 

なお、短期的な為替相場を見たいときには「日足」や「分足」を、中長期的に見たいときには「週足」「月足」「年足」などを使用します。

ローソク足の形状とその構成について

ローソク足の形状というのは、期間単位ごとに次の4本値で構成されています。

 

■始値(はじめね) ⇒ 最初についた値段
■終値(おわりね) ⇒ 最後についた値段
■高値(たかね) ⇒ 最も高い値段
■安値(やすね) ⇒ 最も安い値段

 

また、始値や終値から上下にのびた線のことを「ヒゲ」と呼び、さらに、高値までのヒゲを「上ヒゲ」、安値までのヒゲを「下ヒゲ」と呼びます。

 

◆寄引同時線とは?
寄引同時線というのは、寄り付き(始値)と引け値(終値)が同じで上下にヒゲのあるものをいいます。

 

なお、基本的にローソク足は、チャートでは色分けされて表示されますが、色については特に決まっているわけではなく、設定によって色の変更は可能です。

 

◆寄り付き・引け値とは?
寄り付きというのは、取引で最初についた値段のことをいい、始値と同じ意味で用いられます。

 

また、引け値というのは、取引で最後についた値段のことをいい、終値と同じ意味で用いられます。

 

◆ローソク足にはどのような種類がありますか?
ローソク足には、大きく分けて次の2種類があります。

 

■陽線(ようせん) ⇒ 始値よりも終値が高かったとき、つまり値動きが右肩上がりのローソク足のことです。
■陰線(いんせん) ⇒ 始値よりも終値が安かったとき、つまり値動きが右肩下がりのローソク足のことです。

 

◆ローソク足にはどのようなパターンがありますか?
ローソク足は、値動きによって様々な形状に変化しますが、それぞれ次のような特徴があります。

 

<陽線>
■大陽線 ⇒ 上昇継続
■小陽線 ⇒ 上昇維持
■下影陽線 ⇒ 上昇継続、すぐに反転なら転換示唆
■上影陽線 ⇒ 上昇継続、すぐに反転なら転換示唆

 

<陰線>
■大陰線 ⇒ 下降継続
■小陰線 ⇒ 下降維持
■下影陰線 ⇒ 下降継続、すぐに反転なら転換示唆
■上影陰線 ⇒ 上昇継続、すぐに反転なら転換示唆

 

<寄引同時線>
■十字線 ⇒ 転換示唆
■四値同時線 ⇒ 転換示唆
■上十字 ⇒ 上昇継続、すぐに反転なら転換示唆
■下十字 ⇒ 下降継続、すぐに反転なら転換示唆

 

◆どのように分類されますか?
トレンドというのは、為替相場の傾向や方向性のことをいい、次の3つに分類されます。

 

■上昇トレンド ⇒ 上昇する力が強い相場です。
■下降トレンド ⇒ 下降する力が強い相場です。
■横ばい(ボックス)トレンド ⇒ トレンドは上昇、下降どちらの力もほぼ同じ(もみ合い)の相場です。

トレンドをより明確にするには?

上記のトレンドをより明確にする手法として、次のようなトレンドラインという補助線を引く方法があります。

 

上昇トレンド
・2つ以上並んだローソク足(陽線)の下側(安値)を結びます。これをサポートライン(下値支持線)といいます。

 

下降トレンド
・2つ以上並んだローソク足(陰線)の上側(高値)を結びます。これをレジスタンスライン(上値抵抗線)といいます。

 

横ばい(ボックス)トレンド
・もみ合い状態で並んでいるローソク足の高値と高値、安値と安値をそれぞれ結びます。この場合は、上がレジスタンスライン、下がサポートラインとなります。

 

◆もみ合いとは?
もみ合いというのは、レートが一定の範囲内で推移し、相場が細かく上下動を繰り返してトレンドの方向性が決まらない状態のことをいいます。

 

◆ダマシとは?
ダマシというのは、例えば、本当は上昇トレンドではないのに、上昇線を描いてしまうような誤ったサインを出してしまう現象のことをいいます。

 

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