スワップポイントとリスクヘッジ〜/外国為替市場でFXトレードするとは...

スワップポイントと為替差損

例えば、豪ドル/円やNZドル/円などのように、金利の高い通貨を買って、金利の安い通貨を売れば、スワップポイントが得られます。

 

このように、このスワップポイント狙いで稼ぐことができるのがFXの魅力です。

 

とはいえ、為替相場の動きによっては、得られたスワップポイント以上に為替差損が発生してしまい、せっかく得られたスワップポイントが帳消しになったり、結果的にマイナスに終わる可能性もあります。

リスクヘッジをとりつつスワップポイント得る方法とは?

リスクヘッジの「ヘッジ(hedge)」というのは、「防御物」とか「保護策」といった意味です。

 

リスクヘッジといった場合には、もともとは両建てという手法が使われるのですが、この両建てについては、取り扱っていないFX会社もあります。

 

また、これとは異なるリスクヘッジの手法としては、例えば、米ドル/円を買った場合、それに見合った量のユーロ/円を売るなどして、どちらかに損失が出たとしても、もう片方のポジションによってその損失を埋められる状態を作っておくことなどが考えられます。

 

ちなみに、海外投資家が日本株を買う時に円の先物を売るというのもこうしたリスクヘッジの1つです。

 

◆リスクヘッジとはどのようなことですか?
リスクヘッジというのは、損失を回避するために行う取引のことをいいます。また、このリスクヘッジには、両建てや先物取引を用いる方法などがあります。

 

なお、損失を防ぐためのリスクヘッジは、相場が乱高下している場合は有効ですが、手数料等のコストがかさむことも考慮しておく必要があります。

 

◆FXでリスクヘッジを行うとは?
リスクヘッジで重要なことは、自分が持っているポジションと反対の動きをする傾向を持つ通貨ペアを見つけ出すことになります。

 

具体的には、例えば、米ドル/円で考えますと、色々な通貨ペアを見て、米ドル/円が上昇したときに同様に上昇していく通貨ペアと、逆に下げる通貨ペアがあるのがわかると思います。

 

リスクヘッジでは、これをうまく利用していきます。具体的には、例えば、豪ドル/円とNZドル/円は、相互に影響力が強いので、ほぼ同様の動きをします。

 

一方、例えば米ドル/円とユーロ/ドルは、時期にもよりますが、反対の動きをすることが多いです。

 

こうしたことを利用して、例えば、NZドル/円を買ったら豪ドル/円を売っておく、あるいは、米ドル/円を買ったらユーロ/米ドルも買っておくという方法があります。

 

こうしておくと、NZドル/円が下がっても、豪ドル/円で利益が出ますし、米ドル/円が下がっても、ユーロ/米ドルで取り戻すことができます。

 

ただし、売買の際には、手数料や証拠金が必要になりますので、その点も考慮しながら取引を行うようにします。

 

◆評価損・評価益とはどのような状態をいうのですか?
評価損というのは、「含み損」ともいい為替相場が思惑とは反対に変動して、ポジションに未確定の損失が算定されている状態のことをいいます。

 

ただし、その損失は決済されるまでは確定しません。なお、評価益はその逆の状態をいいます。

 

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毎日チェックしたい欄は?

替相場の動きを予測するには、予測するための分析が必要になりますが、それには、自分が取引している通貨ペアに関するニュースを常に入手しなければなりません。

 

そこで、経済を知るための定番の新聞である「日経新聞(日本経済新聞)」が役に立ちます。

 

もちろん、他紙でも経済関係の話題が取り上げられてはいるのですが、日経新聞の場合には、為替相場についてもかなりの紙面が割かれています。

 

そんな中でも毎日チェックしておきたい欄は、次の紙面になります。

 

■夕刊の「マーケット総合2」面
■夕刊の「ウォール街・ラウンドアップ」コーナー
■朝刊の「マーケット総合2」面の「マーケットウォッチャー」コーナー

 

◆夕刊の「マーケット総合2」面のチェックポイントは?
この欄には、東京時間の主として午前中の値動き等が書かれています。

 

例えば、「円小動き、100円前後」とか「円続落100円後半」というように、そのときの動きが一目でわかる見出しがついていますので、頭の中で値動きを整理しながら読むことができます。

 

◆「ウォール街・ラウンドアップ」のチェックポイントは?
夕刊の「ウォール街・ラウンドアップ」コーナーには、ニューヨークの株式市場を含む金融市場の動きや市場参加者のコメントなどが掲載されています。

 

なので、特にドル/円を売買している投資家はチェックしておくとよいと思われます。

 

◆「マーケットウォッチャー」のチェックポイントは?
朝刊の「マーケット総合2」面に記載されている「マーケットウォッチャー」コーナーでは、株式相場や為替相場、債券など、どの日によって注目される日本の金融情勢について掘り下げて書かれています。

 

このコーナーは、単なる事実が書かれているのではなくて、記事の筆者の分析なども含まれていますので、為替相場の予測の参考になると思われます。

 

できれば常にチェックしておきたいところですが、もし難しいようでしたら、まずは為替相場に関係のある話題が取り上げられている時だけでも目を通しておくとよいと思います。

 

◆「通貨オプション」その他の項目にもチェック
上記と同様、朝刊の「マーケット総合2」面の右側に掲載されている数値の中で、「通貨オプション」の項目に「円・ドル ボラティリティ」が掲載されています。

 

また、月曜日の朝刊に掲載される「予定・サーベイ」面には、一週間の経済指標の発表予定、政治、外交、金融に関する行事予定等が詳細に書かれています。

 

◆もう少し余裕がある場合のチェックポイントは?
前述の紙面にチェックして、さらにもう少し余裕がある場合には、「国際面」や「政治面」にも目を通しておきたいところです。

 

といっても、隅から隅まで読む必要はなくて、例えば、ドル/円を売買しているのであれば、米国に関する記事を中心に、ユーロ/円を売買しているのであれば、欧州に関する記事を中心にチェックしておくだけでもかなり違ってくると思われます。

豪ドル/円を売買している場合のチェックポイントは?

豪ドル/円を売買している場合には、「商品面」の原油や金・銅などの商品相場の動向を見ておくことをお勧めします。

 

豪ドルは、豪州が資源大国であることから「資源国通貨」ともいわれていて、商品相場が上昇基調にあると、豪ドルが買われる傾向にあるからです。

 

◆両建てとはどのような行為をいうのですか?
両建てというのは、既存のポジションを決済せずに、反対のポジションを持つことによって、その後の相場の変動による損失の拡大を一時的に防いでおこうとする行為をいいます。

 

FXで両建てといった場合には、同一通貨ペアの買いポジションと売りポジションを同時に持つことを指します。

 

◆期先とは?
期先(きさき)というのは、商品取引などの先物取引において、受渡期日が最も先の限月(げんげつ)のことをいいます。

 

◆期近とは?
期近(きぢか)というのは、商品取引などの先物取引において、受渡期日が最も近い限月のことをいいます。

FXのメリットとしてはどのようなものがありますか?

FXの大きなメリットとしては、次のようなものがあります。

 

■週末以外の24時間、いつでも取引可能
・世界の主要市場が絶え間なく開いているので、24時間途切れることなく取引に参加できます。

 

■インターネットを介して、パソコンや携帯電話から取引可能
・オンライン上で営業するFX業者のサイトを通じて、常にリアルタイムで取引できます。

 

■1万円程度の少額から取引が開始可能
・FX業者によっても異なりますが、株などと比較して、はるかに小額で売買できますので、敷居が低いといえます。

 

■為替差益だけでなく、スワップポイントでもコツコツ稼ぐことが可能
・各国間の「金利差」を利用した「スワップポイント」を利用して、売買を繰り返さなくてもコツコツと利益を上げられます。

 

FXを始めるに当たっては、さしあたっては、上記の4点を押さえておけば十分です。

 

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1万円からでも取引可能?

株式投資を始めようと思っても、まともな銘柄を買うとなると、数十万円単位の元手が必要になります。しかも、それでもやっと一銘柄買えたというところではないでしょうか。

 

これに対して、FXは、今では1万円から取引可能というのが業界標準になりつつあります。

 

なぜ、このようなことが可能なのかといえば、FXに固有のレバレッジというものがあるからです。

 

FX最大の魅力でもあるこのレバレッジというのは、元手以上の取引を可能にする仕組みのことをいいますが、レバレッジを使えば、FX会社の口座に預け入れている金額の何倍もの大きな金額の取引を行うことができます。

 

そのため、たとえFX会社には1万円しか預け入れていなくても、レバレッジを効かせてうまく売買することによって、元手の1万円をはるかに超える為替差益を手に入れることが十分に可能なのです。

 

ただし、最低初回入金額は、FX会社によって異なりますので、口座を開設する前に確認するようにしてください。

 

◆外国為替市場の仕組みは?
FX取引というのは、世界中の外国為替市場で刻々と変わり続けるレートをもとに、為替差益を狙って通貨を売買するのが基本です。

 

ちなみに、為替市場といっても、株式市場における証券取引所のような場所があるわけではありません。

 

銀行などの金融機関が提示し合うレートをディーラーが取りまとめ、その時々のレートを決定します(インターバンク市場)。

 

そして、ここで決定された為替レートをもとに、各FX会社が顧客に対しての最終的なレートを提示する、というのがおおよその仕組みです。

 

なお、インターバンク市場で取引が行われている間、その国の為替市場が開いているということになります。

 

◆為替市場の流れは?
日本時間の月曜早朝に、日付変更線から最も近いニュージーランドのウェリントン市場が開き、世界で最も早く為替レートが決定されます。

 

そして、ウェリントン市場に始まり、東京→ロンドン→ニューヨークといった主要な為替市場がリレーするように開場・閉場していきますので、24時間途切れることなく為替レートが変動し続けるのです。

 

なお、日本時間では、ウェリントン市場(ニュージーランド)の月曜朝5時〜ニューヨーク市場の土曜7時まで絶え間なく為替レートは動き続けています。

 

ただし、株式市場とは違い、取引所が存在しているわけではありませんので、各市場の取引時間が厳密に決まっているわけではありません。

インターネットを介してFXトレードするとは?

株式投資といえば、今はオンライン取引以外は考えられませんが、FXもまた同様で、FX専業の会社に口座を開き、その業者の用意したサイトや取引ツールを通じて、パソコン上で売買を行います。

 

なお、FX会社によって、次のようなものに大きな差がありますので、FX事業者の選択が重要になります。

 

■取引ツールの使いやすさや操作性
■システムの安定性
■スプレッド
■レバレッジ...など

 

◆初回最低入金額とは?
初回最低入金額というのは、FX取引をするのに最低必要な金額のことをいいます。

 

この初回最低入金額は、FX会社によっても異なりますが、一般に1〜10万円から始められる会社がほとんどです。ちなみに、この初回最低入金額の設定がない会社も多数あります。

最低取引可能額とは?

最低取引可能額というのは、特定の通貨を売買するのに、最低必要な証拠金額のことをいいます。

 

なお、この最低取引可能額は、FX会社によって大きく異なりますが、一般には通貨単位、証拠金率、レバレッジなどの兼ね合いで変化します。

 

◆FX取引ができるのはいくらくらいからですか?
初回最低入金額というのは、これ以上の金額が口座に入金されていないと取引ができないという金額のことをいいますが、この金額についてはFX会社によって異なります。

 

いまだに30万円以上入金しないと取引させてもらえないというFX会社もあるようですが、最近では、高くても5万円〜10万円というのが主流のようです。

 

ちなみに、1万円で即取引可能という業者もかなり多くなっています。

 

よって、FXをすぐにでも始めたいけれど、元手があまりなくて…と躊躇している人は、このような初回最低入金額の安さで際立っているFX会社で取引を開始してみるのもよいと思われます。

初回最低入金額とレバレッジの関係は?

元手を少なく始める※という状態で、なおかつ高いレバレッジに設定して取引するのであれば、その分リスクは高まります。

 

これは、レバレッジを高く効かせるほど、ほんのわずかなレート変動で含み損を抱え「強制ロスカット」の可能性が大きくなるからです。

 

よって、初回最低入金額が少なければ元手は安く済みますが、その場合はレバレッジを高く設定しすぎないように注意する必要があります。

 

しかしながら、逆に言えば、この点をしっかり押さえて、無理のない範囲内で取引をすれば、証拠金が1万円でも大きく儲ける勝算は高まるといえます。

 

※証拠金が小額ということです。

証拠金が少額だとなぜレバレッジに注意する必要があるの?

最低入金額で取引している場合には、特に「証拠金率」には注意する必要があります。

 

というのは、FX業者ごとに定められた一定の率を下回ってしまうと、追加で証拠金を入金しない限り取引が不可能になってしまうからです。

 

つまり、レバレッジを高く設定していると、証拠金率は下がり、リスクが高くなるということです。よって、少額取引の場合には、レバレッジをできるだけ低く抑えることが鉄則となります。

 

ちなみに、レバレッジを高くしすぎると、わずかな為替レートの変動によって、強制ロスカットの危険が高まります。

 

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