CDSとクレジット・クランチ〜/購買力平価とビックマック理論〜/イベントをこなすとは...

為替レートとは?

為替レートというのは、「為替相場」ともいいますが、通貨を売買する際の取引価格のことをいいます。

 

具体的には、円を売って、ドルを買う場合には、1ドルを何円で交換できるのかという金額のことです。

 

◆為替レートの表示は?
為替レートの表示は、対円の場合には、通常、1ドル=100円といったように、外国通貨の金額=日本円の金額とすることが多いです。

 

なお、日本円が入らない通貨ペアの場合は、ユーロ/ドルというように、ドル以外の通貨/ドルの金額で表示されることが多いです。

クロス円とは?

ドル/円以外の円と他通貨とのペアのことを「クロス円」といいます。

 

◆キャリートレードとは?
金利の低い通貨を利用して、金利の高い通貨やそのような国の債券等を買って資産運用することを「キャリートレード」といいます。

 

具体的には、日本円を調達してドルを買ったり、ドル建て金融商品※で運用するなどがキャリートレードに該当します。

 

なお、FXで、単に日本円を売ってドルを買うこともキャリートレードに含まれます。このような日本円を利用したキャリートレードのことを特に「円キャリートレード」と呼んでいます。

 

※米国の株や債券などです。

金融商品取引法とはどのような法律ですか?

金融商品取引法というのは、2006年に成立した投資家保護のための法律で、立法段階では「投資サービス法」とも呼ばれていました。

 

具体的には、次のような法律のほか、従来、規制する法律がなかった金融商品も幅広くカバーする法律となっています。

 

■銀行法 ■証券取引法
■金融先物取引法 ■商品ファンド法
■保険業法...など

 

◆金融商品取引法の目的は?
金融商品取引法では、投資家保護をその核とし、次のような義務など、市場の公正性や透明性を確保し、金融・資本市場の発展を意識したものとなっています。

 

■金融商品取引業者の義務
■上場企業の内部統制の整備・充実に関連する義務...など

 

◆ウォール街とはどのような街ですか?
ウォール街というのは、英語の発音のまま「ウォール・ストリート」とも呼ばれますが、米国のニューヨーク、マンハッタン島に位置する通りの1つをいいます。

 

わかりやすくいうと、日本の兜町に当たる金融街のような感じです。

 

また、以前、ウォール街には、ニューヨーク証券取引所や多くの金融機関の本社が集中していたので、世界の金融センターというイメージが定着しています。

 

なお、近年は、金融機関の一部で、本社機能をウォール街から別の地区に移転したところもあるようですが、「ウォール街」という言葉自体は、現在でも、米国の金融業会や証券市場を象徴する言葉として使用されるケースが多いです。

 

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CDSとはどのような取引ですか?

クレジット・デフォルト・スワップ(CDS)というのは、クレジット・デリバティブの一種です。具体的には、債権は直接移転せず、信用リスクのみを移転できる取引のことです。

 

◆クレジット・デフォルト・スワップ(CDS)の考え方は?
クレジット・デフォルト・スワップでは、プロテクション(保護)を売買して信用リスクを移転するという考え方をとっています。

 

なので、保有債権等の信用リスクを回避した場合には、プロテクション(保護)の買い手となり、プロテクションの売り手に対して、「プレミアム(信用リスクに基づく対価)」を支払うことによって、ローン債権の返済の保証を得ます。

 

◆クレジット・クランチとは?
クレジット・クランチというのは、クレジットが「信用」、クランチが「危機」という意味であることからもわかるとおり、金融システムが機能不全に陥り、危機的な状態になることをいいます。

 

◆クレジット・クランチが起こるとどうなってしまうのですか?
クレジット・クランチが起きると、金融市場で信用不安が増幅し、金融機関が貸し渋りを進め、企業等に十分な資金が回らなくなり、経済活動全体が沈滞化する恐れがあります。

ニューヨーク・ダウとは?

ニューヨーク・ダウ(NYダウ)というのは、米国の通信社であるダウ・ジョーンズ社が算出している平均株価のことです。

 

このニューヨーク・ダウは、米国株の動向を示す代表的な株価指数として、常に注目されています。

 

◆日本のダウ平均は?
日本では、「ダウ工業株30種平均(ダウ平均)」と呼ばれるように、30銘柄の平均株価をもとに算出されています。なお、これら30社は、世界的な優良企業です。

高金利通貨とはどのような通貨のことですか?

高金利通貨というのは、政策金利の高い国の通貨のことをいいます。

 

FXでは、投資家が、金利の低い国の通貨を売って、その通貨よりも金利が高い国の通貨を買うと、その金利差分をスワップポイントとして受け取ることができます。

 

なので、高金利通貨の動向というのは、常に市場関係者の注目を浴びています。

 

◆代表的な高金利通貨は?
高金利通貨といえば、豪ドルやニュージーランドといったオセアニア通貨が代表格です。また、ポンドやユーロなども高金利通貨として数えられています。

 

さらに、近年は、南アフリカランドやトルコリラも高金利通貨として注目されるようになっています。その他の高金利通貨としては、次のようなものもあります。

 

■メキシコペソ
■ハンガリーフォリント
■アイスランドクローナ...など

 

◆注意が必要な高金利通貨は?
次のような通貨は、高金利でもリスクが大きいですから、売買の際には注意が必要です。

 

■情報の少ない通貨
■安定性がない通貨
■南アフリカランドやメキシコペソなど特に市場規模が小さい通貨

 

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購買力平価とはどのようなものですか?

平価とは、一国の通貨の対外価値を示す基準値の意味がありますが、購買力平価といった場合には、同一の商品やサービスの値段について、各国の価格を比較した上で割り出された換算レートのことをいいます。

 

◆購買力平価とビックマック理論とは?
日本でビックマック(ハンバーガー)1個の価格が100円の時代に、米国で同様にビックマック1個の価格が1ドルとすると、ドルの購買力平価は、1ドル=100円ということになります。

 

◆購買力平価に適している商品は?
購買力平価の参考とするには、原材料やサイズなどがどの国でも同じで、世界標準となりうる商品が適しています。

 

それもあって、最近では世界的に普及しているアップル社のiPod(アイポッド)の価格で購買力平価をみる「iPod指数」も登場しています。

 

◆どのような場面で購買力平価は利用されているのですか?
購買力平価は、通貨の実質的価値を示す指標の1つであることから、各国の為替水準、物価水準、国内経済の比較分析等に使用されています。

欧州連合(EU)とは?

欧州連合(EU)というのは、1993年に、経済的な統合を目的とした欧州共同体(EC)を基盤として、経済通貨統合を進めるとともに、外交面、安全保障面、司法面などにおける協力も視野に入れて構築された団体のことをいいます。

 

ちなみに、2008年4月現在では、その加盟国は、英国、ドイツ、フランス、イタリアなど合計27か国となっています。

 

◆青天井とはどのような意味ですか?
青天井というのは、相場が上昇基調を継続し、高値を更新し続け、今後も際限なく上昇しそうな状況のことをいいます。

 

この「青天井」という言葉は、青空を天井に見立てたものであり、青空が果てしなく高いように、相場も天井知らずに上がっていくという意味で使われています。

 

とはいえ、青天井となった通貨ペアや銘柄は、その後急落することもありますので、慎重な取引が求められます。

 

◆行って来いとは?
行って来いというのは、相場が、一旦、上昇あるいは下落した後、ほどなく反転して、結局は元の水準に戻ってしまうことをいいます。

 

つまり、「行って来い」とは、一度は行った(上昇or下落した)値段が、すぐに戻って来る様子を示した用語ということです。

 

なお、この行って来いは、どちらかというと、中長期ではなくて、1日〜数日といった短期間の値動きに対して用いられることが多いです。

 

一般的には、相場というのは、少なくとも1日間は同じ基調を維持することが多いのですが、それでも、1日の途中で相場を反転させる材料がでたり、大口の買い・売りが出た場合には、「行って来い」の動きになることもあります。

 

◆通貨バスケット制とはどのような制度ですか?
通貨バスケット制というのは、自国通貨をドルだけでなく、ユーロや日本円など、複数の通貨対象に連動させて評価する固定相場制のことをいいます。

 

これとは反対に、ドルペッグ制というのは、ドルのみに連動させる固定相場制のことをいいます。

 

◆上値とはどのような意味ですか?
上値(うわね)というのは、現時点の値段よりさらに高い値段のことをいいます。

 

◆上値追いとは?
相場が上昇基調にあるときに、続けて買い注文を入れた場合、1番目の注文よりも2番目の注文、さらに3番目の注文と時間の経過とともに成立値段が高くなっていきます。

 

上値追いというのは、それでも市場参加者が買い注文を入れようとすることをいいます。

 

◆上値が重いとは?
上値が重いというのは、ある程度買いが一巡すると、現時点の水準で停滞することがありますが、こうした状況のことをいいます。

元本割れとは?

元本割れ(がんぽんわれ)というのは、為替相場や株式相場などが投資家にとって不利な方向に動き、決済した時点で投資した資金が元金を下回ってしまうことをいいます。

 

ちなみに、元本とは、利益を得る目的で投じられる元手のことです。

 

◆FXの元本割れのリスクは?
外貨預金を除く銀行預金に資金を預けた場合は、元本割れすることはありませんが、為替などの相場に投資した場合には、相場の動きによっては、元本割れのリスクがあります。

 

◆買い戻しとはどのような行為ですか?
買い戻しというのは、あらかじめ売っていた通貨ペアや銘柄を買って、ポジションを決済することをいいます。

 

この「買い戻し」という用語は、FXや商品先物取引などで空売りしたポジションに対して用いるものですので、新規に買いポジションを持つときには、買い戻しとはいいません。

イベントとはどのような意味ですか?

イベントというのは、重要な行事や注目すべき事件を意味する用語ですが、FXでは、相場の動きに大きく影響する出来事や行事などのことをいいます。

 

具体的には、市場関係者に注目度の高い、次のようなものが該当します。

 

■経済指標の発表
■国際会議
■中央銀行による金融政策の会合
■テロや天変地異等の事件...など

 

◆イベント待ちとは?
イベントというのは、相場に何らかの影響を与えることが多いことから、イベント前は取引を控える市場参加者も多いです。イベント待ちというのは、このような状況のことをいいます。

 

◆イベントをこなすとは?
一般に、イベントを経験すると、相場は一時的に反応を示しますが、再び前の状態に戻っていくケースが多いです。これを、イベントをこなすといいます。

 

◆織り込み済みとはどのような状態のことをいうのですか?
織り込み済みというのは、本来は、将来の相場に影響するはずの好材料や悪材料が、前倒しに為替相場に反映されている状態のことをいいます。

 

ちなみに、「織り込む」という言葉は、もともとは「物事の影響を加味する、組み入れる」という意味で使われます。

 

具体的には、例えば、日銀金融政策決定会合が開催される前に、日銀の利上げがほぼ確実視されている場合、会合の前であっても、すでに利上げが決定されたと仮定して円買いが進むこともあります。

 

このような場合に、「相場は、日銀の利上げを織り込んでいる」などと表現されます。

 

◆中古住宅販売件数とはどのような指標ですか?
中古住宅販売件数というのは、米商務省が発表する、1か月間で中古住宅が販売された件数のことをいいます。

 

◆中古住宅販売件数の注目度は?
件数自体は、新築住宅よりも中古住宅の方がかなり多いのですが、注目度に関していえば、新築住宅ほどは高くありません。

 

ただし、他の住宅指標と同様で、住宅販売件数が増加すれば、建設資材だけでなく家電や家具などの消費に影響を与えることから、個人消費、さらには景気全体にその影響が及ぶと考えられます。

 

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