リスク許容度とは〜/ローソク足と移動平均線によるトレード手法...

リスク許容度はどのように考えたらよいですか?

リスク許容度というと、技術的には保証金に対するポジションの大きさであるとか、精神的なものであるなど様々な考え方があります。

 

自分にとってのリスク許容度をどのように考えるのかというのは、まさに人それぞれであり、例えば、潤沢な運用資金の人であって、しかも日々食べるに困らないだけのお金を持っている人であれば、かなりの程度のリスク資産を運用に回すことができると思われます。

 

反対に、その日食べるのに精一杯の人が、思い切りリスクを取った運用を行えば、それこそ生活に必要なお金まで失ってしまうことになります。

 

よって、どこまでリスクを許容できるのかということについては、一律に決められるものではなく、人それぞれ千差万別であるということがいえます。

リスクは枕を高くして寝ることのできる金額で

「自分が枕を高くして寝ることのできる金額」でリスクを取るべきであることは言うまでもありません。

 

これは、当然のことですが、相場が気になって夜も眠れないなどという状態では、満足のいくトレードなどできないからです。

 

睡眠不足になれば、すっきりした頭で正確な投資判断を下すこともできなくなってしまいます。

 

そして、何よりも、損失を被ったときにうろたえてしまい、自分の保有しているポジションを客観視できなくなってしまいます。

 

冷静でいれば勝てたはずの勝負に負けてしまうこともあるかもしれません。よって、リスク資産の運用は余裕資金の一部で行うことが大切になります。

 

◆行けると思ったときだけポジションをとる
外国為替市場というのは24時間動き続けており、休日を除けば常にどこかのマーケットで取引が行われています。

 

しかしながら、だからといってひっきりなしにトレードをすることだけは避けたいところです。つまり、自分が行けると思ったときだけポジションを取れば十分であるということです。

 

よって、レンジ相場には手を出さない、あるいは体調が悪いときや悩み事を抱えているときには、取引をしない方が賢明です。

 

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トレードに緩急をつけるとは?

エントリーをするときは、思い立って即、トレードするのではなく、まずはマーケットの様子を伺って、ここぞというタイミングで入っていくようにします。

 

つまり、緩急をつけたトレードを心掛けることが重要です。これは、デイトレードのスタイルで行こうと考えている投資家にこそ、肝に銘じておきたい考え方になります。

 

◆デイトレードは1日中取引することではない
デイトレードというと、値動きがある限り、常にポジションを保有してトレードに参加していなければならないという気になってしまいます。

 

しかしながら、そもそもデイトレードとは、1日中ずっとパソコンの前に座って、細かく取引を繰り返すことではなく、あくまでもポジションを翌日に持ち越さないという意味合いに過ぎません。

 

つまり、その日の取引は、その日のうちに決着をつけるという意味なのです。ですから、午前中だけでトレードをやめてもいいですし、気乗りのしない日は、取引しなくたっていいわけです。

 

そして、その方がおそらく勝てると思われます。

 

◆休むことが重要なテクニックであるとは?
FXトレードは、自分の好きなときにだけ参戦できるのが魅力のひとつですから、自分の判断で参加したり休んだりすることができます。

 

勝ち逃げもできれば、調子が悪いときには取引を休んで運気が回復するのを待つこともできるのです。

 

つまり、休むことができるということは、個人投資家に認められた最大の特権なのです。よって、休むという決断を下すことは、相場で勝つための最も重要なテクニックといえます。

ゴールデンクロス・デッドクロスのみを売買のサインにしない

一般に短期の移動平均線が長期の移動平均線を下から上に抜けた時、すなわち「ゴールデンクロス」は、相場が上昇トレンドに入ったシグナルといわれ、短期の移動平均線が長期の移動平均線を上から下に抜けた時、すなわち「デッドクロス」は、相場が下落トレンドに入ったシグナルといわれています。

 

しかしながら、このサインにはかなりダマシが多く、期間のとり方によってはほとんどあてになりませんので、注意が必要です。

 

よって、移動平均線の単なるゴールデンクロス、デッドクロスだけで、買いか売りかを判断するのは難しいですから、できるだけ他のテクニカル指標も併せて見ることが重要といえます。

 

あくまでも経験則ですが、長期の移動平均線よりも短期の移動平均線の組合せの方が、比較的精度が高いと思われます。

 

ちなみに、長期線は40日、短期線は10日か20日がトレンドを見やすいと思います。

 

◆デイ・トレーディング/トレードとは?
デイ・トレーディング/トレードというのは、ポジションを同一取引日のうちに決済する取引のことをいいます。

 

◆ローソク足はどのように見たらよいのですか?
為替チャートでは、1本1本のローソク足よりも、むしろ全体の流れとか方向の方が重要です。

 

しばらくチャートを見ていると、上昇トレンド時には、白いローソク足(陽線)が並び、下降トレンドの時には、黒いローソク足(陰線)が並んでいるのに気づくと思います。

 

ここで、陽線が並んで上昇している時にポツンと陰線が出現したら、「トレンドが転換したのかな?」と考えてしまいがちですが、トレンド転換を疑うのは、2つ以上の陰線が並んでからです。

 

また、陰線同士が重ならず、前日の安値が次の日の高値になってしまっているような陰線が続く場合は、下げの勢いが相当強いということになり、よく暴落時の陰線の並び方がこのようになります。

 

さらに、陽線と陰線が続かないときは、売りと買いが拮抗している状態なので、それほど強いトレンドではないと判断できます。

投資スタイルによるチャートの選択

基本的にチャートというのは、長期投資なのか、中期投資なのか、短期投資なのかという各々の投資スタイル※によって使い分けます。

 

具体的には、デイトレードをする人は5分足などを中心にトレードすると思われますが、その際でも、相場の全体像や大きな流れを把握するために一段、期間の長い「日足」も見るようにします。

 

また、数日から数週間で1取引を終えるくらいのペースであれば、日足を見ながら、全体の流れを見るために週足も見るようにします。

 

さらに、スワップ狙いの人であれば、週足でまずはトレンドを確認し、実際の売買は日足を見て行うのがよいと思います。

 

◆チャートでのトレンド判断
チャートでトレンドが変わったなと判断できるのは、陽線と陰線が交互に出始めるときです。

 

これは売りと買いのエネルギーが拮抗し始めたということなので、特に陰線が出始めると危険です。

 

買いで入っていた人は、利益確定をするなり、損切りをするなど、素早い対応が必要になります。

 

◆どのような手法ですか?
移動平均線を使い方には様々なものがありますが、的中率が高く簡単なものとしては、乖離を見るという手法があります。

 

乖離というのは、わかりやすくいうと、移動平均線からの「離れ具合」です。

 

為替レートは、移動平均線からはなれて「急上昇」あるいは「旧下降」しすぎると、元に戻ろうという力が生じ、その後、移動平均線に近づく習性があります。

 

つまり、移動平均線から乖離しすぎるときは、「高騰しすぎ」あるいは「下落しすぎ」であるため、利益確定による反対売買なども起こりやすくなり、中長期のトレンドとは関係なく、反転する可能性があるのです。

 

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移動平均線の乖離を狙ったトレード手法の注意点は?

ただし、この現象はあくまでも短期的な調整であって、トレンド転換とは異なりますので注意が必要です。また、その近づき方には、次の3つのケースがあります。

 

■ローソク足が下がって(上がって)移動平均線に近づくケース
■移動平均線が下がって(上がって)ローソク足に近づくケース
■ローソク足と移動平均線の両者がそれぞれ近づいてくるケース

 

なので、移動平均線から乖離しすぎの場合であっても、移動平均線の方が時間とともにローソク足に近づいてくる場合もありますから、必ずしも反転が起こるとは限りませんので、そこにも注意が必要です。

 

◆横ばいのときの戦略は?
一般にトレンドが横ばい(ボックス相場)のときには、相場がどのように動くかわかりませんので、投資額を減らすか、休むのがよいとされています。

 

しかしながら、FXの場合には、外貨の買いポジションには高いスワップがつきますので、レバレッジを下げて保有し続け、収益を上げるという戦略も有効です。

 

◆ボックス相場での売買は?
前述したように、通貨ペアにもよりますが、FXでは通貨の買いポジションには高いスワップ金利がつくことが多いですから、ボックス相場の間は保有し続けるのも有効です。

 

しかしながら、明らかに一定の水準を行ったり来たりしているボックス相場の場合には、ボックスの下限近辺まで下落すれば買い、ボックスの上限近辺まで上昇すれば売り、を繰り返すことによって、より高い収益を上げることも可能です。

 

ただし、これ以上下がったら(上がったら)ボックスの形が崩れるというポイントには、ストップ注文を出しておくようにしてください。

窓とはどのようなものですか?

「窓」というのは、売り注文、あるいは買い注文が大量に出たときに、チャート上にあく空間のことをいいます。そして、その後、窓があいた方向へ大きく動くケースが多いです。

 

ただ株の場合とは異なり、為替の場合は「窓」が出ることはあまりありません。しかしながら、G7などで、要人が為替に関する発言をしたりすると、たまに窓があくこともあります。

 

◆ボックス相場の後の窓はチャンス
ボックス相場の後に、上に窓があいたときには買い、下に窓があいたときには売りというように、窓があいた方向にどんどん値が進むことが多いです。

 

なので、こういうときにポジションを持ってトレンドについていけば、かなり利益が得られると思います。

分別方法のチェック

現在、FX会社は100社を超えていますので、これだけあるとどの会社を選んだらよいのか迷ってしまうかもしれません。

 

しかしながら、FX会社を選択する際に最も重要なことは、会社の信用度です。

 

まず、法律によって、顧客の保証金と取扱会社の経費や資産とは分別して管理することが義務付けられているので、分別方法についてチェックします。

 

信託銀行に信託されていれば問題ありませんが、そうでない会社もありますから、しっかり確認するようにしてください。

 

◆会社の信用度をチェック
また、信用度では、やはりネット証券会社やネット銀行でFXを取り扱っているところ、あるいは短資会社系、例えば外為どっとコムなどの会社がよいと思います。

 

短資会社というのは、銀行同士で行われる短期資金の貸し借りや、外貨取引を仲介する会社のことをいいますが、銀行を相手に商売している会社ですから信用度は高いです。

 

◆手数料をチェック
当然、手数料は安いことに越したことはないのですが、一番安いところを探せばよいというわけではありません。

 

これは、取引通貨や金額によっても異なりますし、各社、料金体系が微妙に違い、比べるのは簡単ではないからです。

 

あまり、悩みすぎても取引をスタートできませんから、次のようなところを総合的に見て、納得できる業者を選べばよいとおもいます。

 

■情報サービスは充実しているか
■取引画面は使いやすいか
■取引したい通貨ペアはあるか
■スワップポイントの金額は低くないか
■サポート体制は万全か...など

レバレッジをチェック

レバレッジに関しては、高くかけられるのがよいFX会社とは限りません。むしろ、1倍や2倍でも取引できるところ、せいぜい10倍もかけられればよいのではないでしょうか。

 

ちなみに、デイトレやハイリスク・ハイリターンに挑戦したい人には、200倍以上のレバレッジがかけられるFX会社もあるようです。

 

なお、1万通貨からという会社も少なくありませんが、FX会社の中には1,000通貨から取引可能な会社もありますので、そういった会社であれば、少額から取引を開始できます。

 

◆FX会社を選ぶ際のポイントは?
前述したようなことを総合すると、FX会社を選ぶ際には、次のようなことがポイントになると思われます。

 

■会社の信用度はどうか
■適切な手数料になっているか
■売買したい通貨ペアがあるか
■1,000通貨から取引できるか
■情報サービスや取引画面は充実しているか...など

 

◆FX会社の勧誘について
2005年7月に施行された金融商品取引法では、FX取扱会社の電話による一方的な勧誘が禁止されています。

 

なので、この法律に違反するようなFX会社は、当然のことながら選択の対象からは外すようにしましょう。

 

◆レバレッジとは?
レバレッジというのは、梃子(てこ)のことをいいます。

 

株の信用取引や外国為替証拠金取引などは、このてこの原理(レバレッジ効果)を使って、小額の投資資金に対して、数倍〜数十倍、時として数百倍の金額の取引を行います。

 

ただし、大きなリターンを得ることができる一方、同様に大きな損失を被る可能性もありますので注意が必要になります。

 

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