利益確保の逆指値注文・OCO取引〜/自動売買と損切り〜/金ETFと投資信託...

成行注文を使うときとは?

成行注文は、為替レート表示で現在の値段の動きを見て、ここで買いたい、あるいはここで売りたいと思ったところで売買を行う方法です。

 

この成行注文は、株取引にもありますが、A社の株を成行で1千株買いたい、あるいは売りたいという場合には、値段を指定することができません。

 

一方、FXでは、ネット取引を利用している場合には、今買うなら(or 売るなら)この値段というように、両方の値段が表示されます。

 

そして、その値段を確認したうえで、どちらかの値段をクリックすることによって、注文を出すことができます。

 

なので、表示された値段が気に入らないときや、値段が急に動いて注文不成立の場合には、値段を再表示させて注文を出すことも可能です。

成行注文のメリットは?

成行注文のメリットは、すばやく売買を行えることですが、その際、あわてて売りと買いのボタンを押し間違えないよう十分な注意が必要です。

 

また、スリッページによって、注文レートと約定レートに差が生じる場合がありますので、この点は頭に入れておきましょう。

 

◆指値注文のメリットは?
指値注文は、現在の値段から20銭下がったところで買いたいとか、あるいは現在の値段から20銭上がったところで売りたいという場合に使う注文方法です。

 

指値注文では、あらかじめ1ドル=115円20銭で買いたい(or 売りたい)というように、売買する値段を指定しておきます。

 

つまり、この指値注文では、自分の希望する値段で売買できるということです。

 

ただし、相場が自分の思惑と反対の方向に動いた場合には、なかなかその値段での注文が成立しない可能性もあります。

 

そのような場合は、希望する売買の値段を現在の値段に近づけると、注文が成立しやすくなります。

損失を限定させる逆指値注文とは?

逆指値注文というのは、損切りの金額をあらかじめ想定して決めておく手法です。

 

逆指値注文なら、思惑と反対に動いたときに、「損失はここまでにしておこう」という値段をあらかじめ決めておくことができます。

 

例えば、1ドル=100円でドルを買って、99円で売るという注文を出すとします。このような注文を出しておけば、思惑通りに相場が動かない場合には、損失を最小限に抑えることができます。

 

損失が少なければ、すぐに体勢を建て直して、次の売買に備えることが可能です。逆指値注文を上手く利用して、上手に損切りしていきたいところです。

 

◆利益確保の逆指値注文とは?
自分の思惑通りに相場が動いた場合は、逆指値注文の値段を上げていくことによって、利益確保に利用することも可能です。

 

例えば、ドル高を予測して1ドル=100円でドルを買い、99円で売るという注文を出していたとして、思惑通りに1ドル=102円までドル高になれば、99円で出していた逆指値注文を101円70銭など、現在の値段の少し安い金額に設定し直すことで、利益を確保することができます。

 

スリッページというのは、成行注文や逆指値注文を行った時に生じることがある、注文レートと約定レートとの差のことをいいます。

 

一般的には、スリッページの幅は1〜5銭程度となることが多く、一般に指定したレートより安く売る、または高く買うことになります。ちなみに、相場が乱高下しているときは、スリッページも大きくなりやすいです。

 

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「指値+指値」のIFD取引とは?

IFDというのは、イフ・ダン(if done)取引のことで、日本語で言うと「もし○○したら…」という意味になります。また、ダン(done)とは、ディーラー用語で取引成立を意味します。

 

つまり、IFD取引というのは、「最初に出した注文が成立すれば、その次はいくらで売ります(買います)」というところまでをセットで注文できる方法のことです。

 

例えば、IFDでは、次のような注文をセットで出すことが可能です。

 

■ドルが115円まで上昇すると予想して、1ドル=114円になったらドルを買う。
■もし、114円でドルが買えた場合には、その後、115円になったら売って利益を確定する。

 

この例の場合は、思惑通りに為替相場が動くことを想定していますが、いわゆる「指値+指値」の利益確定パターンです。

 

ちなみに、IFDは、あくまでも1つの注文に対して1通りの決済注文しか出せませんので、IFD注文を出した後でも、常に為替相場の動向をチェックする必要があります。

 

◆「指値+逆指値」のIFD取引とは?
FXでは、相場が思惑通りに動かないことも多いです。その場合に備えて、次のようなIFD取引もできます。

 

■1ドル=115円まで上昇すると予想して、1ドル=114円になったらドルを買う。
■もし、114円でドルが買えた場合、その後思惑が外れて113.50円になってしまったら、その時点で売って損切りする。

 

この例は「指値+逆指値」の損切りパターンですが、50銭分の損失に限定することができます。

 

なお、FX初心者の方は、最初はIFDは損切りパターンで出しておいた方が、リスクコントロールができるので安心して取引できると思われます。

 

つまり、最初のIFD注文は、損切りパターンで出しておき、最初の注文が確定して相場が思惑通りに動いたのを見計らって、利益確定する方法が無難であるということです。

OCO取引とは?

OCOは、レンジを抜け出す気配はあるけれど、まだ安心できないというような局面で使うと有効です。

 

OCO取引というのは、ワン・キャンセル・ジ・アザー(One cancel the other)取引のこといい、2つの注文を出しておいて、どちらかが成立したら、もう片方はキャンセルするという注文方法のことをいいます。

 

つまり、例えば、ドル高(円安)とドル安(円高)のどちらに進んでもおかしくない状況の時に、ドル高になった場合と、ドル安になった場合の両方の注文ができるということです。

 

例えば、今後次のような2つの動きが考えられるとします。

 

■ドルが現在のレンジを上抜けて、115円台から116円台へ向かう。
■ドルが現在のレンジを下抜けて、113円を下回ってしまう。

 

このようなとき、例えば、レンジを上抜けするケースに備えて、1ドル=116円になったら売るという注文を出しておけば、利益確定ができます。

 

また、レンジを下抜けしてしまった場合でも、1ドル=113円で売るという注文を出しておけば、損失を限定させることができます。

 

そして、レンジを上抜けた場合には、1ドル=113円で売るという注文はキャンセルされ、反対にレンジを下抜けた場合には、1ドル=116円で売りという注文はキャンセルされます。

 

◆すでに利益が出ている場合のOCO注文の出し方は?
OCO注文を、利益確定と損切りで使う方法は前述したとおりですが、OCO注文はそれ以外にも、すでにある程度利益が出ている場合にも使えます。

 

例えば、1ドル=100円のポジションを持っていて、現在103円まで上昇しているとします。そして、今後の為替相場の動きとしては、次の2通りが考えられるとします。

 

■思惑通りドル高になれば、105円あたりまでの上昇は考えられる。
■結局、行って来いで、100円まで下落してしまうことも考えられる。

 

このような場合、OCOで次のような2通りの注文を出しておきます。

 

■105円でドル売り
■102円でドル売り

 

こうしておけば、どちらの場合でも利益を確定することができます。

IFO取引とは?

IFO注文というのは、IFD注文とOCO注文を組み合わせた注文方法です。IFO注文では、まず指値注文を入れて、それが成立すれば、利益確定と損切りを同時に設定できます。

 

例えば、次のようなシナリオで注文を出すことができます。

 

■現在のレートが1ドル=112円前後のとき、もし現在のレートよりも安い111.50円になったら買う。
■そして、その後114円までドル高(円安)になれば、ドル売り決済をする。
■仮に、111円まで下がってしまえば、損切り決済をする。

 

IFO注文を出しておけば、インターネット上で注文から決済まで、すべて自動で行ってくれますので、注文の仕方さえ間違えなければ、究極の自動売買といえます。

 

また、IFDの一時注文が成立した後、上昇トレンドが明確に表れた場合には、利益確定用に行った売り注文の指値を徐々に上げていくことによって、利益幅を大きくすることも可能です。

 

ただし、あまり急に上げすぎると、その水準まで上昇しきれずに反落してしまう恐れもありますので注意が必要です。

 

◆自動売買と損切り
FXは、IFD、OCO、IFOと自動売買のパターンを選べるのが魅力です。

 

ただし、FXでは、利益を出すことはもちろん重要なのですが、それよりも損失を出さないことがそれ以上に重要です。

 

そこで、FXにまだ慣れていないうちは、どの注文方法を使う場合でも、常に損切りを意識した売買をするようにしてください。

 

といっても、損失をできるだけ小さくしようと、損切りの水準を現在のポジションに近づけすぎてしまうと、ほんの少し相場が動いただけで、わずかな評価損でも決済されてしまいますので注意してください。

 

損切りの決済がされた後で、また相場が戻ってしまったということはよくあることで、それでは、せっかくのチャンスを逃してしまうからです。

 

なので、損切りの水準は、チャートである程度トレンドを見極めたうえで決めるようにします。

 

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ペッグ制とは?

ペッグ制というのは、自国の通貨を他の特定の通貨、例えば米国のドルと連動させ、為替レートを一定の値に固定する制度のことです。

 

なお、連動していないその他の通貨との為替レートは変動します。

 

◆レンジとは?
レンジというのは、ある一定期間、高値と安値が一定の値幅内で上下動を繰り返している場合に、その値幅のことをいいます。

 

また、レンジは、ボックス圏内といわれることもあります。なお、一定の値幅内で上下している値動きのことを「レンジ相場」といいます。

 

◆天井とは?
天井とういのは、最高値ともいいますが、上昇基調が続いた後、値段が上がりきって、下落に転じる前の水準のことをいいます。

 

◆底値とは?
底値というのは、最安値ともいいますが、下落基調が続いた後、値段が下がりきって、上昇に転じる前の水準のことをいいます。

 

◆行って来いとは?
行って来いというのは、相場がいったん上下した後、何らかの理由で反転して、結局は元の水準に戻ってしまうことをいいます。

 

◆為替レート(表示)とは?
為替レート(表示)は、FX業者によっては、取引レートとも呼ばれています。為替レート(表示)というのは、各通貨の2WAYプライスのリアルタイム表示のことです。

 

◆ディーラー用語とは?
ディーラー用語というのは、為替ディーラーが取引で用いる用語のことです。ダン(done:取引成立)、マイン(mine:買った)、ユアーズ(yours:売った)などがあります。

ETFとはどのような投資信託ですか?

ETFというのは、「Exchange Traded Funds」の略です。また、ETFは、取引所に上場されている投資信託のことで、日本語では「上場投資信託」といいます。

 

具体的には、ETFは、次のようなものに連動するように作られています。

 

■株価指数 ■商品価格
■商品指数...など

 

◆株価指数連動型上場投資信託とは?
株価指数連動型上場投資信託は、ETFのうち日本で有名なものです。これは、日経平均株価やTOPIXなど、特定の株価指数に連動されるように設計されている投資信託です。

 

◆ETFのメリットは?
ETFも他の金融商品と同様に価格変動リスクはありますが、次のようなメリットもあります。

 

■取引所に上場されていますので、価格がつかみやすく、また取引時間中はいつでも取引することが可能です。
■株価指数に連動しますので、結果として複数の企業に分散投資することになります。よって、個別の株を購入するのと比べて、コストが安くリスクが低減される効果が期待できます。

金ETFとは?

金ETFというのは、日本語で「金価格連動型投資信託」といいますが、金地金(現物)のみで運用する投資信託を有価証券化し、証券取引所に上場した金融商品のことです。

 

◆もし金ETF破綻取扱会社が破綻したらどうなるのですか?
金ETFでは、投資家の購入額に応じて、金ETFの設定会社が現物の金を保管します。なので、万が一取扱会社が破綻したとしても、投資家の資産は保護されます。

 

◆日本でも金ETFは取引できますか?
金ETFは、すでに米国、英国、豪州、南アフリカ等に導入済みです。わが国では、2007年に上場され、大阪証券取引所で金ETFの取引ができるようになっています※。

 

さらに、2008年には東京証券取引所にも上場されています。

 

※金現物の裏付けはありません。

 

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