スワップポイントと為替相場との関係〜/キャリートレードとヘッジファンド...

スワップポイントとは?

スワップ(Swap)というのは、「交換」という意味なのですが、スワップポイントという場合には、金利の低い通貨を売って、それよりも金利の高い通貨を買うと受け取れる金利の差額のことをいいます。

 

また、その金額は、高い通貨の金利から低い通貨の金利を差し引いたものとなります。

 

ちなみに、FXでは、買った通貨の金利については、1日ごとに受け取ることができますが、反対に、売った通貨の金利については、1日ごとに支払わなければなりません。

 

例えば、日本円の金利が1.0%で、ユーロ圏の金利が5.0%のときに、円を売ってユーロを買うとします。この場合には、5.0%−1.0%=4.0%がスワップポイントということになります。

 

なお、実際に受け取ることができるスワップポイントというのは、FX会社によっても異なりますので、各社のホームページなどでチェックするようにしてください。

スワップポイントと為替相場との関係は?

スワップポイントは、為替相場の変動とは無関係に受け取ることができます。

 

なので、仮に円高が進んで為替差損が生じた場合でも、スワップポイントにより損がある程度相殺されるケースもあります。

 

◆スワップポイントを支払う場合とは?
FXでのスワップポイントは、受け取る場合だけでなく、支払う場合もあります。このスワップポイントを支払う場合というのは、金利の高い通貨を売って、金利の安い通貨を買った場合です。

 

これは、金利の高い通貨を買う場合とは反対で、金利の高い通貨を売る場合には、その金利差を支払わなければならなくなるからです。

 

◆キャリートレードとは?
キャリートレードというのは、一般的には、金利の低い通貨を売って資金調達を行い、金利の高い通貨で資産運用をすることをいいます。

 

例えば、日本円を売って米ドルを買ったり、米国の株や債券などのドル建て金融商品で運用することです。

 

ただし、スワップポイント狙いの取引は、日本の低金利を利用する効果的な手法であるものの、為替差損が大きくなれば、スワップポイントでは到底埋められないこともありますので、注意が必要です。

 

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ヘッジファンドとは?

ヘッジファンドというのは、少数の投資家から大規模な資金を集めて運用する投資団体のことをいいます。

 

このヘッジファンドは、もともと相場動向を見ながら、売りからも買いからも収益を上げることを目指しているので、このように呼ばれています。

 

ちなみに、ヘッジとは「回避する」という意味で、この場合は、為替等の変動リスクを回避することを指しています。

 

◆スワップポイントとは?
スワップ(Swap)というのは「交換」の意味で、スワップポイントとは、通貨を交換する際に発生する金利差のことをいいます。

 

◆キャリートレードとヘッジファンド
キャリートレードというのは、金利の低い通貨を売って、金利の高い通貨を買って資産運用することをいいますが、この投資手法は、日本人投資家だけでなく、海外のヘッジファンドなども用いています。

 

2006年7月のゼロ金利解除後も、日本の政策金利は、他国と比べると依然として非常に低金利ですので、キャリートレードという手法も一定の効果は期待できると考えられます。

 

しかしながら、為替相場が急激に不利な方向に動いた場合には、スワップポイントでは相殺できないほどの為替差損が生じるリスクもありますので、注意が必要です。

レバレッジとは?

レバレッジとは、「てこ」の意味です。てこは、少ない力で大きなモノを動かしたりすることですが、レバレッジ効果もそれに由来しています。

 

つまり、FXでは、少ない資金でも大きな金額の資金を動かせることから、レバレッジ効果と呼んでいるのです。

 

このレバレッジ効果は、FXでは最大の特徴といえます。FXでは、このレバレッジ効果があるので、それほど巨額の資金を持たない個人でも取引に参加することが可能なのです。

 

なお、少ない元手ではじめられるのがFXの魅力でもありますが、はじめは少ない資金からチャレンジしてみることをおすすめします。

 

具体的には、例えば、100万円を米ドルに変えて外貨預金に預けた場合、解約時には、あくまでも100万円分に対する金額しか手に入れることができません。

 

一方、FXを利用した場合、同じ100万円でも、その10倍の1,000万円分、あるいは20倍の2,000万円分の取引が可能になるのです。

 

なお、このように、手持ち資金の数倍の規模で取引を行うことをレバレッジをかけるといいます。

 

例えば、100万円の資金で500万円分の取引を行う場合には、5倍のレバレッジをかけることになります。

 

◆レバレッジの倍率とは?
レバレッジの倍率というのは、各FX会社によって異なります。

 

一般的には、レバレッジの倍率は、最大でも10〜20倍に設定しているところもありますが、なかには、100〜400倍の設定が可能なところもあります。

 

なお、このレバレッジの倍率は、設定されている範囲内であれば、倍率は自分で自由に決められます。

FXの取引時間は?

FXには、何時から何時までという区切りがありません。

 

これは、月曜日にオーストラリアで取引が開始されて、金曜日にニューヨークの取引が終了するまで取引が続けられる、つまり、時差の関係で、主に取引が行われる国が次々に移動していくからです。

 

よって、投資家は、24時間いつでも取引に参加することができるのですが、これは、非常に便利なことだといえます。

 

また、24時間取引に参加できるということは、売買のタイミングを逃さずに済みます。

 

◆ライフスタイルに合わせたFX投資とは?
会社員の場合でしたら、帰宅後にじっくり取り組むことができますし、主婦の方でしたら、日中取引することも可能です。このように、FXはライフスタイルに合わせた取引ができるのが魅力です。

 

 

◆東京時間、ニューヨーク時間というのは?
東京時間とか欧州時間、ニューヨーク時間というように呼ぶのは、東京で取引が一番活発な時間帯、欧州時間・ニューヨーク時間で取引が一番活発な時間帯という意味で、便宜的にそう呼んでいるだけです。

 

◆FXの活発な時間帯は?
FXでは、重要指標の発表を待って、売買がしかけられることが少なくありません。特に米国の重要指標が発表される時間帯は、取引が集中します。

 

具体的には、日本時間の午後10時頃〜午前1時くらいまでの時間帯がもっとも活発に取引が行われます。

 

また、どちらかといえば、東京時間以降の欧州時間、ニューヨーク時間に大きく値が動くことが多いのですが、これは、この時間帯が、1日のなかでひとつの節目を迎える時間帯でもあるからということがいえます。

 

なお、FXでよく言われる「上値を(下値)を試す展開」というのも、比較的この時間帯に見られることが多いです。

 

よって、FXでは、深夜に大きく動く可能性が高いので、時間帯ごとの値動きを見ておくと、有利な取引をすることも可能になります。

 

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経済指標と為替相場の変動

為替相場は、各国で経済指標が発表されたり、何かの事件が起きたりすると、大きく動くことが多いです。

 

例えば、次のような指標が各国で発表されると、市場に大きな影響を与えること多いです。

 

<日本の場合>
■国内総生産(GDP)
■日銀短観
■鉱工業生産...など

 

なお、発表時間は指標により異なりますが、およそ日本時間の午前9時頃、または午後2時頃になります。

 

<米国の場合>
■雇用統計
■国内総生産(GDP)
■米連邦公開市場委員会(FOMC)...など

 

なお、発表時間は指標により異なりますが、およそ日本時間の午後10時30分頃から発表が始まります。

 

◆重要指標とは?
重要指標というのは、各国の経済指標の中でも、特に為替市場に大きな影響を及ぼすとされている指標のことをいいます。

 

◆堅調とは?
堅調というのは、相場が上昇基調にあって、値段を徐々に上げていることをいいます。

 

◆軟調とは?
軟調というのは、相場が下落基調にあって、値段を徐々に下げていることをいいます。

FXで利益を出すには?

例えば、ドル/円で、これから円安・ドル高になると考えた場合には、安い値段でドルを買って、高い値段でドルを売ることによって、為替差益を得ることができます。

 

また、このとき、スワップポイントも受け取ることができます。

 

◆今後円・ドル安を予想する時は?
反対に、これから円高・ドル安になると考えた場合には、まず円買い・ドル売りの注文を入れます。ちなみに、FXでは、ドルを持っていなくても、ドルを売ることができます。

 

そして、ドルが思惑通りに安くなったところで、円売り・ドル買いの注文を入れれば、為替差益を得ることができます。

 

ただし、このときは、スワップポイントがマイナスになるので、儲けとして受け取る金額は、為替差益からスワップポイントを差し引いた金額になります。

 

◆為替差益とは?
為替差益というのは、為替取引で得られる利益のことをいいます。

 

例えば、円高(ドル安)のときにドル買い・円売りを行って、円安(ドル高)のときに決済した場合に、この為替差益が得られます。

 

◆為替差損とは?
為替差損というのは、為替取引により被った損失のことをいいます。

証拠金とは?

証拠金というのは、FXで取引したい金額に対して、最低準備しなければならない資金のことをいいます。

 

つまり、証拠金は、FXでポジションを持つために最低限必要な資金ということになります。この証拠金を担保にしてFX取引を行うのです。

 

なお、証拠金の金額は、最低額以上であればいくらでもOKです。

 

FX会社によっては、最低額が1万円程度のところもありますので、「FXはやってみたいけど、何となく怖い」と思っている方は、このくらいの金額からはじめてみるとよいと思います。

 

◆差金決済で利益を出すには?
為替だけでなく、差金決済取引では、「安く買って、高く売る」または「高く売って、安く買う」ことによって利益を出すことができます。

 

これは、ドルの方から見れば、「ドルが高い時に売って、ドルが安いときに買う」ということですが、円の方から見れば、「円が安い時に買って、円が高い時に売る」ということです。

 

ちなみに、このドル売りからでも取引が始められるということは、FXが外貨預金と大きく違う点です。

 

 

つまり、FXの場合には、取引するポイントさえ間違わなければ、円安になろうが、円高になろうが、利益を得ることができるということです。

 

ただし、ドル売りのポジションを建てるというような、金利の高い通貨を売って、金利の安い通貨を買う場合には、スワップポイントを支払うことになりますので、注意が必要になります。

 

◆差金決済(取引)とは?
差金決済というのは、現金の受け渡しをせずに、反対売買の差金のみで決済することをいいます。FXや商品先物は、この差金決済方式で取引が行われます。

 

なお、株の現物取引では、原則として差金決済は禁止されています。

 

◆外為法の改正とは?
外為法の改正は、金融ビッグバンの一環として行われたものです。

 

この外為法の改正によって、外国為替業務の自由化が図られ、それとともに銀行以外の一般企や個人でも、外貨に関する取引が自由にできるようになったのです。

 

そして、当時FXに関しては、急激に自由化が進んだこともあり、取り締まる法律もあいまいで、専門の監督省庁も決まっておらず、結果的に多くの悪徳業者があらわれるようになりました。

 

その後、政府はこれらの悪徳業者の撲滅のため、強い態度で法改正や取締りを強化しています。

 

その結果、自己資本規制比率を満たしていない多くの外為業者が排除されるなど、業界再編がかなり進みました。

外貨預金・外貨定期預金の取引期限

外貨預金は、普通預金であれば、国内の預金と同様、いつでも預金の引き出しは自由です。しかしながら、外貨定期預金の場合には満期があります。

 

なので、たとえドル高になってきても満期になれば、決済する必要があります。

 

また、円高になってきたので一旦決済したいと思っても、外貨定期預金を満期以前に解約した場合には、違約金等を支払わなければなりません。

 

ちなみに、外貨定期預金の場合は、預金者が亡くなったとしても中途解約できない銀行もあります。

 

仮に中途解約が認められたとしても、契約時より低い金利での利息しか受け取れないなど、不利になるケースが多いです。

 

このようなことから考えると、外貨預金は取引期間に制限があるので、流動性が低い、すなわち入出金の自由度があまりない金融商品といえます。

 

◆流動性とは?
流動性というのは、投資した金融商品や物を現金化する容易さのことをいいます。つまり、流動性が高いほど、現金化しやすいということです。

 

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