証券投資と直接投資〜/休日のスワップポイント〜/インターバンク市場と対顧客市場...

フィギュアとは?

フィギュアとは、為替レートの読み方です。例えば、ドル/円のレートが115.00円の場合、日本語では115円ちょうどと表現しますが、英語では、「ワン・フィフティーン・フィギュア(one fifteen figure)」と表現します。

 

◆直接投資とは?
直接投資というのは、日本企業が海外で事業を展開する目的として行う投資のことをいいます。

 

例えば、日本企業が海外に工場を建設するために、土地を購入したり、工場を建設したり、機械を購入したりといった投資が直接投資に該当します。

 

また、海外支店を開設する場合でも、事務所の確保や機器類購入のための資金が必要になります。

 

その資金を日本から外国へ送金すれば、資本収支上ではマイナス項目として計上されます。

 

反対に、海外の金融機関などが日本に支店を開設したり、外国のメーカーが日本に工場を建設したりする場合には、必要な資金が日本に入ってきますので、資本収支上はプラス項目に計上されます。

外国企業への経営参加も直接投資?

日本企業が外国企業の経営に参加することを目的に、その企業の発行済み株式10%以上を購入する場合も直接投資として分類されます。

 

ちなみに、直接投資金額は、日本から外国への方が多いので、国際収支統計上の直接投資は赤字が続いています。

 

◆証券投資とは?
証券投資というのは、投資収支を構成する要素の1つですが、これは、株式や債券などに投資して、インカムゲイン(配当金や利息)、キャピタルゲイン(値上がり益)を狙って行う投資のことです。

 

保険会社や投資信託のような機関投資家は、投資家から預ったお金を株式や債券などの有価証券に投資していますが、このときに、分散投資という側面から、国内市場だけではなく、海外の証券市場でも運用しています。

 

このように、外国の証券に投資する場合は、日本からお金が出ていきますので、資本収支上はマイナスになります。

 

反対に、外国人買いといわれるような、海外の機関投資家による日本の証券(株式・債券等)への投資は、資本収支上はプラスになります。

 

◆証券投資の収支状況は?
証券投資の収支状況というのは、その年によってさまざまです。というのは、その時々の株価や債券価格に対する上昇期待や下落期待によって、資金が国際間ですばやく移動するからです。

 

◆証券投資と直接投資の違いは?
直接投資の場合は、一度投資すると資金を引き上げるのは簡単にはいきません。

 

しかしながら、証券投資の場合、すなわち株式や債券であれば、市場で売買がすぐにできますので、資金の出入りが迅速かつ大規模に起こります。

 

◆国際収支統計のその他投資とは?
直接投資、証券投資、外貨準備高増減以外の金融取引は、国際収支統計ではその他投資として資本収支に分類されます。

 

ちなみに、その他投資の主なものは、預金と借入金ですが、これは、海外の銀行に預金すれば資本収支上はマイナスになり、海外からお金を借りればプラスになります。

 

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休日のスワップポイントは?

外国為替証拠金取引(FX)では、金利の高い通貨を買って、金利の低い通貨を売るとスワップポイントが得られます。このスワップポイントは、日々投資家のアカウントに計上されていきます。

 

例えば、木曜日には、3〜7日分のスワップポイントが1日で受け払いされますが、これは、休日分のスワップポイントが反映されているからです。

 

ちなみに、年末やゴールデンウィークなど休日が続くときにも、スワップポイントをまとめて受け取ることができます。

 

つまり、スワップポイントというのは、マーケットが開いている日だけでなく、休日も付与される仕組みになっているのです。

 

◆値頃感とは?
値頃感(ねごろかん)というのは、市場参加者が、あるレベルで売ってもよい、あるいは買ってもよいと感じることをいいます。

リーブオーダーとは?

リーブオーダーというのは、指値注文や逆指値注文など、通貨・売買・レートなどの条件を指定して注文を預けるオーダーのことをいいます。

 

◆クォートとは?
クォートというのは、取引の相手方に、取引できるレート(ファーム・プライス)を提示することをいいます。

 

◆約定とは?
約定というのは、ポジションの保有および決済の注文が成立することをいいます。

 

◆成行(なりゆき)注文とは?
成行注文というのは、為替レートを指定せずに、その場で売買する注文のことをいいます。

 

◆指値(指値)注文とは?
指値注文というのは、指定したレート以下で買い、指定したレート以上で売る注文のことをいいます。

 

◆逆指値(ぎゃくさしね)注文とは?
逆指値注文というのは、指定したレート以下で売り、指定したレート以上で買う注文のことをいいます。

 

◆複合注文とは?
複合注文というのは、指値注文と逆指値注文を組み合わせるなど、複数の注文方法を組み合わせる注文方法です。

 

仕事が忙しいときや就寝中など、為替レートが見られないときでも、事前に設定した条件に沿って、自動的に注文が発注される仕組みです。

 

何となく難しそうに感じるかもしれませんが、複合注文の仕方を知っているのと知らないのでは、利便性が各段に違いますので、ぜひ身につけるようにしたいところです。

差金決済とは?

差金決済というのは、現金の受け渡しをしないで、反対売買の差金のみで決済することをいいます。FXや商品先物取引においては、この差金決済方式で取引されます。

 

ちなみに、株の現物取引では、原則として、差金決済は禁止されています。

 

◆FXとは何ですか?
近年、個人投資家の間で外貨投資に関心を持つ人が多くなっています。この外貨投資には、主として、外貨預金と外国為替証拠金取引があります。

 

ちなみに、外国為替は、英語でForeign Exchange といいますので、それを略してFXまたはFOREXなどと呼ばれます。

 

一方、外国為替証拠金取引は、英語では、Foreign Exchange Margin Trading と呼ばれますが、最近は、外国為替証拠金取引の略称をFXと呼んでいます。

 

◆外為とは?
外為(がいため)というのは、外国為替のことを略してこのように呼びます。

 

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基軸通貨とは?

基軸通貨というのは、国の対外支払準備として保有されるなど、国際取引における支配的な地位を占める通貨のことをいいます。

 

ちなみに、基軸通貨のことをキーカレンシーともいいます。現在、世界の基軸通貨は米ドルです。

 

◆米ドルというように、ドルに“米”がついているのは?
米ドルと呼ばれるのは、オーストラリアドルやニュージーランドドルなどと区別するためです。

 

◆FXで利益を得るにはどうしたらいいの?
FXでは、通貨が安い時に買って、高い時に売ることで利益を得ることができます。

 

なので、上記の場合でしたら、1ドル=100円の時にドルを買って、その後1ドル=120円になったところで売れば、その差額が利益になります。

円高・円安の捉え方は?

FXを始めるときに、最初に戸惑うことの1つが、この円高・円安の捉え方ではないでしょうか?

 

テレビやインターネットのニュースなどで、「ドル円は、前日の1ドル=105円から1円円高の1ドル=104円で推移しています」などと伝えられることがあると思います。

 

このとき、105円から104円に円は小さくなったのに、なぜ円高というのでしょうか。これが理解できないと、FXを実際に始めたときに、的確な売買注文が出せませんので、ここでしっかり理解しておくようにしましょう。

 

例えば、今、1ドルのハンバーガーを買うとします。

 

(1)1ドル=120円の時
・このとき、1ドルのハンバーガーを買うためには、日本円が120円必要になります。

 

(2)1ドル=100円の時
・このとき、1ドルのハンバーガーを買うためには、日本円が100円必要になります。これは、(1)のときより20円すくなくてすんでいます。

 

よって、(2)のほうは、(1)よりも少ない日本円でハンバーガーが買える、つまり、円の価値が高い(円高)ということになるのです。

 

◆なぜ円高・円安で混乱するのでしょうか?
円高・円安で混乱するのは、ドルが基軸通貨ということもありますが、外国為替市場では、基本的にドルと円の通貨ペアの場合、ドルを基準として相場が捉えられるからです。

 

つまり、ドルを基準に考えると、1ドル=100円と1ドル=120円では、1ドル120円のほうが「ドル高」ということになるのでわかりやすいのです。

 

なので、ドル/円の場合には、どっちが円高なの?と迷ってしまった場合には、どっちがドル安なのかということを考えれば、答えがでてくると思います。

 

■円高=ドル安
■円安=ドル高

 

と覚えておくとようにしましょう。ちなみに、この原理は、他の通貨と日本円との関係でも同じです。例えば、ユーロ/円の場合は、次のようになります。

 

■円高=ユーロ安
■円安=ユーロ高

外国為替はどこで取引されているのですか?

株式というのは、証券取引所で取引されていますが、それでは外国為替はどこで取引されているのでしょうか。

 

一般的には、建物としての外国為替取引所での取引というのは行われていません※。

 

よくテレビのニュースなどで、ディーラーが紙をやりとりしている光景が映し出されていますが、あれは、銀行のディーリングルームや外国為替仲介業者(為替ブローカー)の一室であって、取引所ではありません。

 

では、外国為替はどうやって取引されているのでしょうか。実は、外国為替の場合は、相対取引(あいたいとりひき)で行われています。

 

※2005年7月からは、東京金融先物取引所で取引ができるようになっています。

 

◆相対取引とはどのような取引ですか?
相対取引というのは、わかりやすく言うと、通貨を売りたい人と買いたい人が直接やり取りを行う方法のことをいいます。

 

ちなみに、そのやり取りの際には、電話回線やコンピュータ回線が使用されます。このため、FXは「テレフォン・マーケット」とか「スクリーン・マーケット」などと呼ばれています。

 

FXの場合、一箇所に注文が集まる場所というのはないのですが、実際には、これらの回線網が外国通貨に関する取引を行う市場ということになります。

 

◆FXの為替レートはどうなるのですか?
外国為替取引は、株取引とは異なり、基本的には「相対取引」で行われます。なので、為替レート(相場)もFX業者ごとに違うことになります。

対顧客市場とはどのような市場ですか?

対顧客市場というのは、銀行と顧客が取引する市場のことです。対顧客市場における為替レートは、毎日、午前10時頃のインターバンク市場における為替レートを参考にして決定されます。

 

ちなみに、対顧客市場での取引レートは、TTSとTTBで表されます。

 

◆インターバンク市場とはどのような市場ですか?
外国為替市場には、インターバンク市場と対顧客市場の2つの種類があります。インターバンク市場(銀行間市場)というのは、銀行同士が取引する市場のことです。

 

また、インターバンク市場における為替レートは、刻々と変化します。

 

◆インターバンク市場での取引はどのように行われるのですか?
インターバンク市場では、例えば、A銀行で保有している10万ドルをB銀行に売りたい場合には、A銀行がB銀行に1万ドルを売りたいと持ちかけることになります。

 

ただし、実際には、パソコンのディスプレイにB銀行を呼び出すというものです。すると、B銀行は、アスク(売値)とビッド(買値)を提示します※。

 

例えば、アスク(売値)が1ドル=110円30銭で、ビッド(買値)が1ドル=110円15銭という場合には、「B銀行が110円30銭なら売りたい、あるいは、110円15銭で買いたい」という意味になります。

 

ここで、A銀行が、1万ドルを1ドル=110円15銭で売ってもよいと判断すれば、取引が成立します。ちなみに、この取引は強制ではありません。

 

なお、一般投資家が外為取引を行うときには、このインターバンク市場でのレートを参考に取引が行われます。

 

※この売値と買値は、B銀行からみた言い方です。

 

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